株式会社meeting 代表取締役の貝野です。

2018年、プラスチックリサイクル事業を右も左もわからない状態からスタートしましたが、

今ではペレット(フィルムや成形品の原料となる粒状の合成樹脂)作りにおいて、
日本でトップクラスの技術を身につけることができました。現在は、現場でお困りの会社様に向けて、

機械選定から機械納入のフォロー、ペレットの製造方法、人材育成、アフターフォローまで、

一連の製造工程がスムーズに稼働するようにお手伝いをする仕事をしています。現在はプラスチック原料のリサイクルのみに特化しているmeetingですが、今後は様々なマテリアルリサイクルも行っていきたいと考えています。

詳細は以下で触れていますが、そのためには、
各分野に特化した本物のSDGsの知見を持つプロ集団を作りたいと思っています。今回のプロジェクトをきっかけに、

環境問題やプラスチックリサイクルに興味関心をお持ちの方や、実際に現場でどのようなことをやっているのかを知りたい企業様などいらっしゃいましたら、

ぜひご縁をいただけるととても嬉しいです!

応援資金に関しては、情報発信を目的とした広告費と活動費に活用させていただく予定です。

少しでも私たちのプロジェクトに共感・賛同いただける方がいらっしゃいましたら、

ぜひ温かいご支援のほど、よろしくお願い致します!私たちが行うプラスチックリサイクルは、国内でもまだまだスタートしたばかりの事業。

現在はまだリサイクルの仕事が労働とは認められておらず、その対価や補助金は一切ないため、まだまだ一つの産業として成り立っていません。

本来は、農業や漁業といった産業のように、現場で動きながら知識を身につけ、きちんと対価が発生することで、商い・生業としてやっていける状態が理想です。

また、そんな大人の姿を見た若者が「将来は自分もリサイクル産業で仕事がしたい!」と言ってくれるよう、次世代に繋いでいく環境づくりも必要です。現場で実際に行われている業務が世間にしっかりと評価され、そこに対価が発生するようになれば

「今プラスチックリサイクルの会社経営してるんだよね!」

「きちんと家族を食べさせていける仕事なんだよね!」
と胸をはれる次世代の担い手、
若者たちがこの業界に入ってきてくれることでしょう。

そうして何世代か先に、マテリアルリサイクルが本物の産業として大きく進展していってくれると嬉しいです。

私は今、そんなビジョンを描いています。昨今SDGsという言葉を耳にしますが、実際に活動している現場のことをよく知る人はほとんどいません。

その一方で、SDGsの流行に乗るためだけのイメージ戦略ビジネスが、あまりにも世の中に横行しているようにすら感じています。私の考える本物のSDGsとは、技術やノウハウといったお話しをしたいのではありません。

実際に現場を知る人間が、こういったクラファンやSNSの活用で声を上げ、マテリアルリサイクルの認知を拡大させることで

「環境課題の解決に興味がある」
「本物のリサイクルに関わりたい」

といった考えをお持ちの方や企業様に、私たちの仕事の価値や魅力が伝わればとても嬉しく思います。ここで質問です。

新品の商品とリサイクル製品が同じ値段で並んでいたとします。

あなたはどちらを選びますか?おそらく日本人の大半の方は、新品を選ぶと思います。
「リサイクル」や「環境に優しく」といった言葉はよく耳にしますが、実際の日本には
「リサイクル=使用済みのもの」といった価値観が根強くあるため、なかなかリサイクルが定着していません。

一方の外国では、リサイクル品を選ぶ方が大半です。「環境問題に貢献している」
「社会貢献に参加している自分は素晴らしい」

という誇りを持っていますし、

「リサイクルしている物のほうが優れている」
といった考えが定着しています。

ヨーロッパでは数年先に
「プラスチック製品は、必ずリサイクルした原料を30%使用して作る」
というルールが制定されることが決まっています。これまで日本のプラスチックごみは、
すべて外国でリサイクルされていました。

プラスチックごみは外国でまた原料に戻し、製品にしていくというリサイクルが世界中で行われていたのです。

特に日本製のプラスチック原料「ナフサ」は非常に高品質であるため、日本のプラスチックごみは世界中で大人気商品でした。しかし、バーゼル条約の改正により、
その後国外へのごみの輸出入は禁止となりました。自国で出たごみは各国でリサイクルをし、
循環させるといったルールが制定されたのです。このタイミングで、日本では「もしかしたら素晴らしい産業になるのでは?」と多くの企業がプラスチックリサイクル業界に新規参入しました。

そしてその参入は今現在も続いています。

ところが日本には、プラスチックを自国でリサイクルするという技術がまだ確立されておらず、
いまだにほとんどの会社がうまくいっていません。「これだったら何でもできるよ」という外国の機械ブローカーの安易な言葉を信じ、用途違いの機械を購入してしまったり、

「外国ではこの機械が使用されている」と噂を聞けば、それを信じて数億円以上の機械を購入し、輸入するのが常識でした。機械の購入には国から補助金が出るので、多くの会社は機械をどんどん購入する。

ところが、いざ仕入れてみるとうまく稼働せず「聞いていた話とは違う…」とつまずく。

工場も建てたが技術が一向に追いつかない…。

今現在、こういうことが日本全国で起きていて、
多くの会社が困っています。かくいう私たちも、この事業をスタートして2〜3年は、まさに試行錯誤の日々でした。

社員は全員素人の若者ばかり。

もちろん私にも経験が無く、まさにゼロからのスタートでした。

「何故うまくいかないのか?」時間だけが過ぎていく時期もありました。プラスチックの種類が何千〜何万種類とある中で、その日の天気や湿度によって品質に大きな影響が出たり、他の成分との混ざり方などで全く違うことが要求されたりと、初めて知ることの連続。

いろんなサンプルを作っていく過程であらゆる模索を繰り返しながら、ノウハウやデータを蓄積していきました。普通の会社なら「もうこんなのできないよ」と判断するであろう常識すら知らなかったため

「絶対にいつかは必ずできるだろう」そう思い込んで取り組み続けた結果が、弊社の現在に至ります。弊社では機械を購入する前に「何を作るのか」を決めてから、その内容にベストマッチする機械を選定します。

独自で外国の機械メーカーとの繋がりがあるので、直接現地に向かい、その際には日本から原料を持って行き、現地で試作も行います。私たちの仕事は、洋服で例えるなら完全オーダーメイド。

会社様の希望をお聞きし、その内容に沿ってきちんと製造現場を作っていくのです。こういったステップを踏むことで、機械選びでミスが起きるというそもそもの問題を防げます。

また、外国に試作に行く際には必ず会社の主力となる方にも御同行いただき、一緒に技術も輸入して帰国します。

また、次の段階で大切なのが人材育成。

輸入した機械を一人だけが使用できても意味ないので、私たちが直接現地に出向き、機械担当のチーム作りから育成までをサポートしています。実際に今お手伝いをしている会社様では、

機械購入からペレットの製造までに、本来は1年以上かかるところ1ヶ月目から製造・流通できています。また、外国人を雇用しているのですが「辞めたい」と考えていた彼らが楽しく働けるよう育成。

その結果、有難いとのお声をいただいています。✅技術をサポートした企業、数十社
✅製造ラインの提案をした企業、数十社
✅人材育成および製造ラインチームの構築 数十社
✅他社がやっていないサンプル製造50種類以上▼サンプル例

・牛乳パックからプラスチックが作れる
・工場から出たプラスチックごみ(おむつや生理用品の端材)をもう一度原料にして不織布マスクに作り替える
・農業で使用されるビニールハウスなど

今現在、日本で機械選定からプラスチックペレットを作るまでの工程を教えて、それをお仕事にしている会社は当社だけです。実際に、毎日新しいペレットを作り出しています。私たちは、SDGsという大きなくくりの中の、

リサイクルという小さなくくりの中の、さらに小さなくくりの中にあるプラスチックの原料の一部だけに特化しています。同じように、リサイクル業界の各専門分野に特化した志を持つプロが何十人も集えば、今後様々なリサイクルの取り組みができるのではと考えています。

そのために現場で実際に培ってこられた本物のSDGsの知見を持つプロ集団を作りたいと思っています。世の中では日々何百種類ものごみが排出されていますから、それぞれの匠が一ヶ所に集い、各分野のごみに関する窓口ができたり、企業様が抱えるリサイクル問題を相談すれば誰かが解決できる場が必要です。

また、日本がリサイクル先進国になるための研究開発に取り組める環境を整備し、マテリアルリサイクルが一大産業として次世代に残っていくよう、新しい担い手の育成ができる施設を作りたい。

そんなビジョンを掲げ、熱意のあるプロフェッショナルと共にリサイクルの現場を盛り上げていきたいです。今後、次世代の若者が憧れる産業になるためには、
現場を知る私たちが本物のリサイクル(SDGs)についての情報を伝えていき、

業界への理解が深まり、現場に興味を持つ人が増え、価値が浸透し、働く人が増え、
リサイクル業を一つの産業と成して次世代につなげていく必要があります。

そのきっかけ作りとして、弊社がすべきことは3つ。今回のクラファンのプロジェクトも含め、今後は地元静岡を巻き込みながら、商工会議所や異業種が集まる場所にもアプローチをしていく予定です。

このプロジェクトの成功と同時に、本物のSDGsが世に浸透することを切に願いつつ、世の中のリサイクルに対する意識向上が実現し、マテリアルリサイクル業が全国に広がる足がかりとなれるよう、

今後も精進してまいります!

【今後のスケジュール】

2024年1月30日 クラウドファンディング終了

2024年2月 リターン発送  

2024年2月訪問エリアの選定、HP制作開始

2024年3月活動開始予定


【資金の使い道】

HP制作費:約50万円

人件費:約50万円

広報費:約30万円

リターン発送費用

CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料

▼大口のご支援

・小学校、幼稚園、事業所で出るごみをサンプルペレットを作る

▼団体様

・ごみからリサイクルした原料と商品をお送りします
例:牛乳パックからできたプラスチック、自動車部品、
  食品トレイ、ストレッチフィルムなど
・現場にあるトイレットペーパーから出るごみの現物をお送りします
・お礼のお手紙
・お名前の掲載
・静岡県内でランチ会
・企業にお伺いし、資料を用いて講義
・オンラインでリサイクルに関するお話し会

▼その他、ご支援者のメリット

プラスチックリサイクルについて詳しくなれる
本当のリサイクルの環境状況がわかる
工場のお仕事に興味が出て働きたいと思う

それぞれの企業から排出されるプラスチックごみを従業員様と実際にマテリアルリサイクルを行うことで、環境への意識、企業様の環境への配慮を実感、体験してもらう。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください