革職人が追求した美フォルム名刺入れ

無駄な装飾を全てなくし、『シンプルで美しい』名刺入れが完成しました。

「シンプルで美しい」が叶う5つの理由

見た目も、革色も、素材も、「美しさ」にこだわって出来上がった今回の名刺入れは、

シンプルだからこそ、細部までこだわり抜いて作っています。


①革の特性に合わせた緻密なサイズ設計


革本来の柔らかさと革表面の美しさを利用し、無駄な装飾をなくすことで薄く・コンパクトな名刺入れを実現。

■製品スペック

10.5cm×6.5cmと限りなくコンパクトなサイズを維持しながら、名刺は50枚まで収納可能です。(推奨枚数〜40枚程度)


②手断ちならではの湾曲設計

UNROOFでは商品サンプルを作るときにまず手断ち(てだち:手で革を切る)で設計しています。

手断ちで設計・成形をすることで、手間はその分かかりますが、ポケット部分の絶妙な湾曲を少しずつ少しずつ角度を変えながら、最も美しく見える角度、湾曲の深さを追求していきました。

手断ちで形を整えている様子

③素材を惜しまない裏張り設計

名刺入れの内装にもすべて本革を使用。ポケットの内部分、裏部分にも革を張り合わせ、開いても美しい見た目をキープ。素材を惜しまず美しさ最優先で裏張り設計を採用しています。

④コバ(革の断面)の仕上げ/捻入れ

革製品の見た目を大きく左右する重要なパーツ、コバ。(コバ:革の裁断面のこと)

このコバをしっかり磨き上げ、さらにトコノール(のり)を革の裁断面に塗ることで、革のほつれを防いだり、革の貼りあわせ部分のはがれを防いでいます。シンプルだからこそ細部の細部まで丁寧に仕上げていきます。


▼上側:コバ処理をしていない / 下側:コバ処理をしている


下側のコバ処理をしているほうは革の張り合わせ部分のボソボソ感がとれています。この工程があることで、仕上がり、商品のもちが変わってきます。さらに装飾として捻入れという工程を行います。

捻入れの目的は全体の印象を引き締めることと、縁を丈夫にすること。こちらも一つ一つ手作業で、丁寧に施していきます。

⑤肉盛り(にくもり)

そしてシンプルな名刺入れを美しくみせてくれる重要な工程が『肉盛り』という手法をつかった形づくりです。

革本来の柔らかさ、硬さを活かしながら『肉盛り』をし、名刺を収納するポケット部分を完成させていきます。

▼肉盛りを施しているところ

綺麗なシルエットを作るために専用の型を作成し、一つ一つ手作業で肉盛り作業を行っていきます。

▼Before(肉盛り前)

▼After(肉盛り後)

このシルエット作りをじっくり、時間と手間をかけて行うことで、美しいシルエットを実現させました。

使い勝手

シンプルで美しさを追求した設計ですが、もちろん使い勝手にもこだわりました。

名刺入れポケットは2ヶ所あり、各25枚ずつ入るサイズなので、自分用ともらった用の仕分けもしっかりできます。

開けたときの”特別感”

表革と内革の素材を変えることで、開いた瞬間に目を引くデザインに。

開いた時に中から見える種類の違うレザーでシンプルな表デザインがより映える組み合わせになっています。

永く使える設計

今回の名刺入れは金具を一つも使わない設計にしています。

装飾としての金具ボタンを付けると、どうしてもその部分から革が傷んだり、ヘタリが目立ってきたりしてしまいます。

革の表面にいい味がでてきた頃に、金具部分周辺の革が伸びてしまったり、へたったり、まれに取れてしまう可能性もあります。

そのため、少しでも永く使っていただけるように、金具ボタンや金具ホックなどがなくても革だけの重みでしっかりと蓋がしまるように設計し、金具を使わない設計で仕上げました。


レザーについて

上質なイタリアンレザー「マレンマ」×「ミネルバボックス」

上質イタリアンレザーの『マレンマ』から日本では希少なカラーのブルーを加えたブルー、グリーン、ブラック、バーガンディの4色をご用意しました。

透き通るような奥深い色合いはどこまでも深く、独特な色合いとなっています。

深い色の理由はもともとのオイルレザーであるブッテーロにさらに2倍のオイルをしっかりと染み込ませているため。オイルそのものの深みが綺麗な色合いを表現しています。

重厚で上品な印象を与える『マレンマ』の内装にはイタリアンレザーの『ミネルバボックス』を選びました。

鮮やかな色合いの中に落ち着いた雰囲気を備えている姫路レザーは手元を明るくするパートナーとして最適です。


カラー詳細

グリーン

ブルー

ブラック

バーガンディ


リターンについて

年内・クリスマスに間に合うスケジュールでプロジェクト終了後順次発送させていただきます。

プロジェクト終了:2023年12月15日

リターン品の発送:2023年12月15日〜2023年12月20日

お手元へのお届け:発送から1日〜2日


【1個の方向け】

先着30名様:20%off 

【2個セットの方向け】

先着10名様 :22%off 先着30名様


オリジナル化粧箱

UNROOFオリジナル化粧箱に入れてお届けいたします。

外寸(120mm×137mm×高さ35mm)
内寸(112mm×127mm×高さ34mm)

(箱のサイズは変わる可能性がございます)

ギフト対応のリボン掛けもおこなっておりますので、ご希望の方はご購入時のオプションにてお選びください。

▼リボン掛けイメージ


UNROOFについて

私たちUNROOF(アンルーフ)は2017年に東京都東村山市に自社の革工房を設立いたしました。

現在UNROOFの工房では精神、発達、身体障がいのある革職人がハンドメイドで1つ1つ丁寧に作り上げています。

設立からこれまで、確かな技術力と高品質な製品づくりを目指し、これまで様々なブランドさまとのコラボレーション商品をお任せいただき、技術を磨いてきました。

実績①株式会社シップス様 :「UNROOF×SHIPS made in Japan」

実績②株式会社中川政七商店様 :こはぜ留めのコンパクト財布

実績③株式会社ヤマップ様(めぐるしかプロジェクト):鹿革スマホポーチ

これからは培ってきた技術を活かして、自分たちのブランドを立ち上げ、より多くの方に商品をお届けしていきたいと思っています。本プロジェクトを通して、品質の高い革製品を手に取っていただけると嬉しいです。

UNROOFの工房

緑が多く、全面から光が差し込む明るい雰囲気の工房です。

工房横では商品の展示(一部販売)を行なっております。

今回の名刺入れの展示も行っておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ。


■UNROOF久米川工場へのアクセス

住所 :久米川工場東京都東村山市栄町3-3-2ナズ久米川レックス1FOPEN:月曜日/木曜日 10:00-17:00

最寄り駅:①西武新宿線久米川駅より徒歩7分②西部多摩湖線八坂駅より徒歩10分


■自社工房ならではのアフターケア

本製品ご購入の方へ、修理サービスを行わせていただきます。

アフターケアをしていただくことで、より永く使っていただくことができますので、修理・メンテナンスについて、お気軽にお問い合わせください。


最後に

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

革職人一同、改良に改良を重ね、今回の商品が出来上がりました。

そしてより永く使っていただくほど愛着が湧き、自分色に表情を変えていく革の様子を楽しみながら大切に使っていただけることを願っております。

生産の様子や工房の様子はInstagramでも随時お伝えしていきます。

UNROOF公式Instagram:UNROOF

ぜひ覗いていただけると嬉しいです!よろしくお願いいたします。


ご注意点

※本製品は天然素材の牛革を使用しており、革が本来持つ色ムラ・キズ・しわなどが見られます。

また、入荷時期やロットにより、同じカラーでも色の濃淡が異なります。ムラ・キズ・しわなどは天然素材ならではの個性としてご理解いただけましたら幸いです。


※モニター環境により、実際の商品の色合いと異なってみえる場合があります。

※革は最初硬く、使いにくさを感じるかもしれませんが、使用を重ねるたびに馴染んでき、お使いやすくなっていきます。

※ご購入の数が想定を上回った場合、材料の確保や製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。その場合は活動レポートにてご報告させていただきます。

※本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。ご支援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。

※原則として、配送遅延に伴うご購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヶ月を超えた場合には、ご希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください