初めまして、民泊だんねだんね(福井弁で、いいよいいよ気にしないで~という意味)のオープンを目指します、オーナーの小木曽と申します。本ページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

実家の玄関にて

 私は現在、メガネ産地で有名な福井県鯖江市で暮らしています。実家は福井県大野市にあり、高校生までの時期をそこで過ごしました。結婚後は夫と3人の子供たちと共に全国各地を転々とした後、故郷の福井に戻ってきました。

 この度、大野市の空き家となった実家を貸切の民泊として運営するために必要な設備更新費の一部をご支援いただけたらと思い、クラウドファンディングに挑戦させていただきました。

 返礼品には名水仕込の醤油や福井の名石「笏谷石(しゃくだにいし)」をご用意しました。醤油は福井のB級グルメ醤油カツ丼のタレを生み出したお店としても有名で、県内唯一の大本山永平寺から御用達の免可を与えられた野村醤油株式会社【リンク:野村醤油】のオリジナル醤油です。また、笏谷石は日本遺産や福井県の石にも認定されている美しい石で、現在は採掘されていなため、とても希少な石材として注目されています。

 一人でも多くの方に福井県、そして名水のまち越前大野の魅力をお伝えできるような宿泊施設を目指しています。初めての挑戦ですが、何卒よろしくお願いいたします。

笏谷石は青色を基調として様々な色みや模様があり、福井の景観を形作ってきた特別な石材です

みんなが再び集まれる思い出の詰まった実家を民泊で維持する

 全国で問題となっている空き家ですが、解体費用の高騰とそれに伴う固定資産税の増加を理由に、解決の糸口が見えていません。例にもれず、我が家もこの問題に直面していました。

 実家は、JR越前大野駅から直線距離で300mほどの「美濃街道」と呼ばれる歴史ある街道沿いに面しています。両親が元気だった頃はとても賑やかで、転勤族だった私や子供たちは、親戚が一堂に会する大野への帰省をいつも心待ちにしていました。


祖父と実家にて(1960年)

長女の誕生に際して両親と祖父とともに(1982年)

子供達がお世話になったホストファミリーとともに(2011年)

 両親が他界してからは、各地にバラバラとなった親戚一同が集まる機会も減ってしまいましたが、私は比較的近くに住んでいるため、掃除や換気などの管理を行ってきました。

 ただ、古い家をいつまで残すべきかについては悩んでおり、取り壊しや売却も検討していましたが、「あの家を頼む」という父親の遺言がずっと引っかかっていました。

 そんな中、子供たちから「大野の家を民泊として維持しては?」との提案がありました。その後、子供たちと共に民泊について調べていくうちに、民泊には家の修繕が伴い、結果として家の寿命が延び、大切な家を維持できることが分かりました。さらに、豊富な観光資源のある大野市ですが、貸切の宿泊施設がほとんどないため、家族や友人など大人数が気がねなく利用できる宿が実家で提供できることも分かり、本格的に開業へ向けて準備をすることになりました。

 本プロジェクトは家族総出で企画しています。手前みそですが、「元気が出るテレビ」というテレビ番組の「ど根性家族 日本一決定戦」という企画に当時中学1年だった長女が勝手に申し込み、過酷な企画を家族一丸で制覇して「ど根性家族 日本一」となった家族です。本プロジェクトをきっかけとして越前大野の魅力をお伝えできるような宿泊施設の開業を家族一丸で目指します。

テレビロケにて(1994年)

 大野市は「北陸の小京都」とよばれる歴史ある街並みと、なんといっても綺麗で美味しい湧き水(地下水)があります。私の住む福井県鯖江市の水でさえ、都会と比べると美味しいものですが、塩素・金属処理がされていない大野の湧き水は格別です。

【リンク:えちぜんおおの観光ガイド

家から歩いて数分にある本願清水イトヨの里

大野市内には至る所に湧き水があります

御清水

 実家の蛇口から出る水も綺麗な地下水です。関東に住む長女の子供はアトピー性皮膚炎ですが、大野の家のお風呂に浸かった後には身体が痒くならないと言っていました。

 近くには歴史ある銭湯もあり、車で少しのところには比較的新しい入浴施設もあります。街中にはそのまま飲める清水(しょうず)が点在しており、都会の方には是非、大野の「水」を体験していただきたいと思います。

 観光面では、恐竜博物館化石発掘体験施設スキージャム勝山(西日本最大)、六呂師高原(星空日本一)、永平寺(曹洞宗大本山)、大野城(天空の城)、荒島岳(日本百名山)などが近く、四季を問わず面白い体験のできる施設があります。

 食に関して大野市は美味しいお店がたくさんあります。宿泊されるお客様のご要望があれば近くのお勧めのお食事処をご案内できます。

 大野のお土産には「ホルモン(とんちゃん)」、「芋きんつば」、「水羊羹(でっちようかん)」、「地酒」は是非、県外の方にも味わっていただきたい逸品です。

 玄関を含む北側の一番古い部分は昭和35年に建築し、平成元年に南側の大規模な増・改築を行いました。総二階建てで、部屋数が無駄に多いため、民泊には一階部分を使用し、二階は物置とする予定です。

一階平面図

つい先日、塗装屋さんに北側の外壁を塗装していただきました

ベンガラ色で正面が華やかになりました。外回りは痛みも目立ってきており、手を加えたい箇所はまだまだありますが、DIYも交え予算の許す範囲で直していこうと思います

南側部分の建前の様子(1989年)

現在の南側部分(雨樋や瓦の痛みが見られます)

浴槽には傷が目立ちます

トイレは先行して交換が必要です

突板フローリングの表面には劣化が見られます

畳には色褪せが見られます

窓ガラスや網戸、障子も交換が必要な箇所が多く見られます

シートフローリングの劣化も見られます

特定防火対象物対応:30万円

ポンプ交換:15万円

トイレ交換:15万円

寝具備品購入:50万円

エアコン交換:50万円

給湯器交換:50万円

浴室修理:10万円(交換100万円)

床・畳修理交換:150万円

外回り(屋根、雨樋、外壁、窓ガラス、土間コンクリート):現時点では未見積

その他:お客様に、より快適な滞在をしていただくための環境整備(例えば空気清浄機やアメニティ類の充実など)には優先的に資金を使用させていただきたいと考えております。

 営業形態は年間180日以内の営業制限がある民泊新法に準拠した家主不在型としました。この場合、夜間トラブルなどに対応するため、管理業務を委託する必要があります。これについては豊富な経験を持つ有限会社恐竜不動産様と契約しました。また、家主不在型の場合、建物は「特定防火対象物」となるため、自動火災報知設備などを設置して消防署の検査を受け、「消防法令適合通知書」を取得する必要がありました。なお、本プロジェクトに先立ち、消防署からの消防法令適合通知書ならびに保健所からの民泊営業許可は無事に取得完了しています。

 宿泊予約の方法は楽天Vacation STAY(Booking.com)のほか、立ち上げ予定の当宿ホームページ【リンク:だんねだんね】からも可能とする予定です。

2023年7月 消防署立ち入り検査(消防法令適合通知書取得済)

2023年9月~2023年10月 福井県への民泊申請(民泊第M180036497号取得済)

2023年12月~2024年1月 クラウドファンディング

2024年2月~2024年3月 返礼品発送、設備更新工事、備品購入

2024年3月26日 開業予定

・笏谷石(しゃくだにいし)を使用したクラウドファンディング特別品

 淡い青色をした福井県の石「笏谷石」は一乗谷朝倉氏遺跡など、福井の景観を形作ってきた独特の色みと温かい質感を持った非常に美しい石です。新たな笏谷石はもう採掘されていないため、とても希少性の高い石材として再び注目されています。返礼品に使用する笏谷石は我が家に大切に保管してあったものの中から、ヒビや錆のないものを使用いたします。

 笏谷石無地プレートは表面を平滑にしているため、お好きな文字や絵を描くキャンバスとしてもご使用いただけます。比較的柔らかい石材ですので、粗目の耐水紙やすり(60~100番)を使用すれば、ペンキなどで描いた文字なども除去することが出来ます。プレートの厚みは1.5㎝ありますので、何度もリセットして綺麗な笏谷石模様の無地キャンバスとして使用可能です。プレートの角部分は面取りを行っています。

笏谷石無地プレートは上写真のような手描きのキャンバスにもなります。笏谷石の色みは上写真左と右下のプレートがグレー寄り、右上がブルー寄りです(お好きな色みをお選びいただけます)。

笏谷石ネームプレート

レーザー彫刻と耐水インクを使用したオリジナルのネームプレートもご用意しました

笏谷石は(有)南越石佛の橋詰様によって、湿式で丁寧にカットしていただきます

※笏谷石は基本的に青みがかった色をしていますが、その中でも色みがブルー寄りの石、グレー寄りの石がございます。色味はお選びいただけますが、その中でも個体差はございますので、ご了承ください。
※水を吸収しやすいため、水分量や光の当たり方によって色みはかなり異なります。
※一部に軽石も含むため、その部分がカットの際、角部分にきてしまった場合には小さな欠けが生じることがございます。また、カット面には1㎜程度の浅い穴が見られることもございますのでご了承下さい。

福井市自然史博物館にある笏谷石のバリエーション展示 ・名水仕込みの醤油


 実家のお隣にある「野村醤油株式会社」は福井のB級グルメ「醤油カツ丼」のタレを生み出したお店で、県内唯一の大本山永平寺から御用達の免可を与えられた醤油醸造場です。コクと甘みのある醤油が特徴で我が家でも昔から愛用しています。どんなお料理とも合いますが、特にお刺身とは相性は抜群です。小分けして、ご家族やご友人ともシェアしてみてください(醤油の容器はペットボトルもございます)。

 越前大野に貸切の民泊を開業するため、皆様のご支援をお願いいたします。大野市は美しい自然環境や観光資源に恵まれており、この地域の魅力を最大限にお伝えできるような宿泊施設を目指しています。どうぞ、よろしくお願いいたします!

  • 2024/04/28 09:44

    2024年4月25日、だんねだんねに初めてのお客様(アメリカ国籍のお二人)がお越しになりました。チェックアウト後にとても心温まるメッセージを発見し、感動しました。また、家族連れのご予約も数件入り、私どもの目指していたアットホームな貸切民泊が形となり大変嬉しく思います。今後とも初心を忘れずに営業...

  • 2024/04/06 15:11

    障子張替えの量が多くて大変です雪見障子がうまくハマらず苦労しました余った障子紙で行燈を作りましたペンダントライトも手作りです床下の確認です上敷きを敷きました光回線工事プライバシーフィルムを貼りました孫に手伝ってもらいトタン屋根の塗装をしました大工のお父さんによる購入テーブルの高さ調整お風呂の塗...

  • 2024/03/07 07:47

    障子も全て貼り替えますステンレス浴槽の塗装剥がしダイニングテーブル、イスも新調しました大昔の汲み取り式トイレについていた換気用パイプも撤去します細かい塗装剥がれも修復してますトイレ廊下の壁も塗り直します無垢床の角はノミで削ってウレタン塗装を剥がします正面一階の雨樋は全て交換です

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