プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

北海道北見市にて

グループホームの代表をしている筑田幸子と申します。

日本の社会課題として、

重度の障がいを持つ方の受け入れ施設が不足していることをご存じでしょうか?

日本には約503万人の身体障がいや知的障がいを持つ方がいます。

そのうち約485万人が自宅で家族とともに暮らしています(内閣府「平成30年度 障害者白書」より)。

現在はご家族が介護していますが、家族がいなくなったあと彼らは1人では生きられず生活の場を失います。

重度の障がいを持つ方は、特に行き場がなく社会問題になっているのです。

重度だと、アパートや市営住宅等の一般の居住者とトラブルになる可能性が高く、大家さんから入居を断られます。

また統合失調症の方は病状も人それぞれで、グループホームから介護施設へ行くことはかなりハードルが高く、介護者が精神疾患への理解のある方でなくては対応は困難です。

結果、

「将来を考えて家族にできるだけ依存せず、1人暮らしをしたい」
「プライベートな空間でできるだけ1人で生活したい」

という想いを叶えられない方が増えています。

極度のストレスを抱えやすい苦手な集団生活を強いられる施設に入居するしかありません。

加えて、親がいなくなった後の不安もあります。

この社会課題をどうか解決したいと思っています。

どうかみなさまの温かいご支援とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

『療育』ができる介護士として約20年従事し、たくさんの症例と悩みに対応してきました。

24時間支援体制で軽度、利用者さんをサポートしています。

【資格】
・サービス管理責任者
・介護福祉士
・保育士
・幼稚園教諭2種
・同行援護従事者
・強度行動障害支援者
・有償福祉運転従事者

きっかけは、昔からずっとサポートしている利用者さんがご高齢となり、中度から重度の障がいへと変わったことです。

この方だけではなく、障がいを持つ方はご高齢になられるとともに、障がいの重度に変わります。

そうすると、現在のグループホームの機能では対応できず、介護施設にいかないとならず、環境が大きく変わってしまいます。

もっとも、軽度や中度の障がい向けグループホームが多く、重度の障がいとなると北見市内には受入先が1事業所しかありません。


環境変化は私たちでさえストレスを伴うものです。

精神疾患や知的障がいを持つ方ならなおさらです。

自身を殺傷しかねません。

そして、私がプロジェクトにかけた想いは2つあります。

入居者さんとお話ししていると、やはり「病院や介護施設で寝たきりが最後になる」とお考えの方が多いです。

本当に悲しい面持ちで話してくれます。

「コミュニケーションが苦手で、無理して集団生活をしないといけない…」

特に、統合失調症をお持ちの方は、幻聴や幻覚を感じやすく共同生活者が敵になることも多いです。

普段は薬でセーブしていますが、できるだけプライベートな空間にいたい利用者さんもいらっしゃいます。

現状を受け入れなければならない障がい福祉の現状を変えるべく、

既存の軽度と中度に加えて、重度まで対応できるグループホームを運営するに至りました。

2つ目は、私のこれまでの実体験から〈長く寄り添い、最後はいつもの部屋で迎えられるようにしたい〉という想いです。

私は、10歳で父を事故で亡くし、ひとり親世帯でした。

その後、間も無くして母はアルコール依存症に…

中学生から母の介護をし、20歳までいわゆるヤングケアラー(病気や障がい、高齢の家族をケアしている18歳未満の子どものこと)でした。

当時は〈母のそばにいてあげること〉が自分の役割だと思い、学校へ行くよりも介護している方が多かったです。

しかし、苦ではありませんでした。

祖父母に育ててもらいながら、先生の協力もあり無事に高校を卒業しました。

そして短大へ進学し、夢だった幼稚園の先生として働き始めました。

その後も結婚して5人の子どもを持ち、祖父母の高齢介護もできました。

祖父母は最後に「自宅で最後を迎えられて嬉しい」と言ってくれ、看取ることができて私も幸せでした。

この経験から、現在の幼稚園の先生では子どもたちを送り出すだけで、長く寄り添うことができないと感じ、介護福祉士になりました。

介護福祉士の資格取得後、障がい福祉サービスで、高齢者でも自立した生活を送る事が出来ていればグループホームで生活して行く事が出来るサービス(平成30年より)があり、

対応しているグループホームが少なく、

「家族に迷惑かけずに生活したい」
「介護施設には行きたくない」

等、寝たきりや認知症にならない限りはグループホームで生活したい方の希望を叶えるため、本プロジェクトを開始しました。

グループホーム利用者がご高齢になられても、最後まで支援できるように24時間見守り付きグループホームを運営します。

目的は、精神疾患や知的障がいを持ち

「自立生活したいけど、一人暮らしができない」
「親が高齢になり、将来が不安」
「プライベート空間で、できるだけ苦手なコミュニケーションをせずとも生きていきたい」
「家族から離れて社会復帰したい」

という方々のサポートをするためです。

一人ひとりのご要望に合わせて柔軟に対応できるように、24時間見守り付きのグループホームです。

グループホームには24時間体制で世話人・生活支援員が滞在し

今後は支援が必要な時やトラブルがあっても迅速に対応可能です。

各部屋にトイレとキッチンが付いており(希望があれば洗濯機の設置も可能)、

集団生活を強いられず、コミュニケーションが苦手でも一人ひとりのペースに合わせて生活可能です。

入浴・シャワーは各部屋にありますが、

共有のお風呂もあり見守りある中、安心して入浴する事も出来ます。

防犯対策された環境で生活することで、安心という方も多いです。

またアパートタイプだと家事、調理、掃除ができない方は、不衛生で病気が悪化してしまう恐れがあります。

一方で、下宿タイプはプライベート空間を確保しながら、スタッフが食事提供、掃除支援もできます。

不衛生な部屋で病気が悪化しないために、あらゆる支援をいたします。

障がい者グループホームでは保育士の経験もあることから、重宝される療育ができる体制を整えています。

療育は、障がいのあるお子様の能力的な成長を支援し、障がいの度合いを軽減させていくことです。

発達状況に合わせて、困りごとの解決や将来の自立を目指します。

ネグレクト・虐待を受けた女性の支援をした経歴があります。

典型的な育児放棄で親から罵声を浴びせられ、養育されず身だしなみを整える事や部屋を掃除する事もできず、お菓子等を食べて生活していました。

避難する流れで当グループホームに入居されましたが、30歳で歯磨きが日常生活で取り組むことと認識されていない状況でした。結果、虫歯で25本の歯を抜いたほどです。

ネグレクトで養育されていないことで社会生活に馴染めず、人間関係が原因で精神疾患になる方、

生まれつき知的障がい・発達障がいがある方も社会生活に馴染めず、あらゆる二次障がいになり精神疾患を発症しています。

ネグレクトを受けた方を支援するグループホームも同じく少なく、私たちはどんな方も受け入れて支えたいと思っています。

また家族が養育・介護に疲れてしまった場合の一時預かり(ショートステイ)体制も新設予定、家族のレスパイトケア(家族の介護疲れ)の対応もいたします。

・行事イベント等の参加
・笑顔で生活している、入居者さんの現況をお伝えいたします

今回ご支援いただいた全額を、以下の費用に充てます。

・グループホームリフォーム資金

私が成し遂げたいことは、長く寄り添っていつもの場所で最後を迎えられるよう支援することです。

そのために24時間見守りのあるグループホームを運営したいと思いました。

そして、重度障がいに対応したグループホームは数が足りておりません。

このプロジェクトを通して、重度の障がいを持つ方の受け入れグループホームが不足している現状も変えていきたいです。

うつ病や統合失調症、双極性障害、知的障がい、発達障がい、ネグレクト、虐待、DV被害等で日常生活にお困りの方のために、私が力になれることをまっとうしようと思っています。

ぜひ皆さまの温かいご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

代表 筑田幸子

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