<松坂屋静岡店>SNSで応援!地下MIRUI告知看板にて紹介!MIRUI展示ブースにて紹介!
7月24日(水)〜9月13日(金)「旧カトリック清水教会解体資材展」開催!
<静岡PARCO>SNSで応援!地下MIRUI告知看板にて紹介!MIRUI展示ブースにて紹介!
<静岡新聞SBS>静岡新聞にて紹介!(7月22日)
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ついに700万円突破!
本当に、本当にありがとうございます!
最終日の10月9日(水)23:59まで、引き続き応援をお願いいたします!
2024年10月7日
みなさまのあたたかいご支援をいただきまして、700万円に到達することができました。
本当にありがとうございます。
「旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会」が建物を譲り受けてから約1年。
どうしたら皆さんにこの素晴らしい建築物のことを知っていただけるのか、再建に向けて何をどうすればいいのかと、ずっと試行錯誤してまいりました。
年齢も職業も立場もバラバラな「活かす会」のメンバーが、手を取り合って少しずつ活動していく中で、だんだんとメディアにも取り上げていただくようになり、仲間も増えていきました。
そして右も左も分からないまま挑戦したこのクラウドファンディング。
一人でも多くの方々にこの建物を知っていただき、再建の未来へと繋ぐためには、まだまだ多くの活動資金と仲間が必要です。
最終日の10月9日まで、引き続き応援をよろしくお願いいたします!
我々のこの挑戦が、静岡の文化発展の未来への一助となりますように。
★リターン品追加しました!【ポストカードコンプリートセット】
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「一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会」が目指す未来、それは希少な重要建築物を清水の地に活かすこと。
旧カトリック清水教会は、全国でも大変希少な“木造ゴシック様式聖堂”であることから、地域にとっての重要建築物と言えます。そのような価値ある建築物を清水の地に活かすことが、私たちの活動目的です。
ステンドグラスや瓦などの資材として使えるものをできる限り再利用し、新天地にて元の姿を再建することで、その建築的価値を後世に伝えていきたいと考えています。
また、これまで信徒のみなさんを中心に支えてきていただいた旧カトリック清水教会ですが、今後は教会聖堂としてではなく公共的な文化施設として、一般の方々にとってひらかれた建物にしていく未来を、活かす会は描いています。現段階では、コンサートや美術展などの文化芸術での“ホールとしての利用”や、一般の方々による“結婚式”の催行、学童などをはじめとした“育児での活用”などを想定しています。
約100名もの人数を収容でき、西洋の建物でありながら懐かしさを感じるアーチ状の空間は、迎え入れる人たちを和やかな気持ちにしてくれることでしょう。そしてその空間で開催されるコンサートやアートイベントはきっと、人々の心に響くものになるに違いありません。
西洋と日本の文化が融合した地域のシンボルとして皆さんに愛され、清水の新しいランドマーク的存在になることを期待しています。
また、清水港は大型客船の停泊地でもあり、清水は海外の方々が訪れることの多い街です。清水に立ち寄った海外の皆さんが、木造ゴシック様式の教会という希少な建築物に興味を持ち訪れていただくことで、清水にとっての新たな観光資源として活躍することを見込んでいます。
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今回のクラウドファンディングを行うにあたり
今回のクラウドファンディングを行うにあたり、活かす会は以下の前提に則り活動することをご承知おきください。
【活かす会の活動について(必ずお読みください)】
●現在解体中の建築物(旧カトリック清水教会)を清水の別の地で再建することを目指しています。
●現在清水地区内で新しい再建場所を探しており、再建できるかについては確定しておりません。
●新しい場所での再建した建築物は教会としての機能を持たず、一般の方にひらかれた公共的な施設となる予定です。
※現在の旧カトリック清水教会の土地(静岡県静岡市清水区岡町1-34)には、現建物が解体された後に新しく教会が建つ予定ですが、それは本活かす会の活動とは別のものであり、本プロジェクトの新しい場所での再建には該当しないことをご理解ください。
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今回のクラウドファンディングでは以下の目的を掲げ、PRしてまいります!
①日本で希少な木造ゴシック様式建築物が清水に存在していることを多くの方に知っていただくこと
②活かす会として新しい場所での再建を目指しており、その活動費用および協力してくださる仲間を集めること
③旧カトリック清水教会に関するメモリアルグッズを返礼品とすることで、少しでも多くの方々に旧カトリック清水教会の思い出を大切にしていただき、再建の未来へと繋ぐこと
建築技術者をも魅了する木造のゴシック様式
この教会の価値として、真っ先にあげられるのは建築的意匠の価値です。驚くべきことに、西洋で確立されたゴシック様式が木造の建築技術によって再現されているのです。外観を見れば 1 階と2 階の境界にはフリーズ状の帯が回り、トリグリフ(3つの平行な縦の溝のある石)の装飾が施されています。
室内から入口を見返せば、両開きの扉上部に尖頭アーチのステンドグラスとキリスト像。
2 階部分は楽廊となり、梯子が達して尖塔内のベルタワーへ。
見上げる壁には薔薇窓(ステンドグラスを用いて作られた円形の窓)と尖頭アーチの上下窓。
あらゆる部分にロマネスク、ゴシックの様式の要素が見られます。
西洋ではレンガや石材を積み上げていく組積造。この様式を木造に置き換え、清水の宮大工や船大工たちが日本の木造建築技術によって完成させたことを思うと実に圧巻で、建築設計者、建築技術者の心さえも奪うほどの魅力があります。
また、聖堂内の床には畳が敷かれていたり、ステンドグラスは障子を思わせるデザインであったりすることから、「日本人にとって親しみやすいカトリック教会」を意識して造られたこともうかがえます。
老朽化による耐震問題
88年にもわたる長きにわたって清水の街を見守り続けた旧カトリック清水教会聖堂。しかし激しい老朽化のため、安全を第一に考え、2021年9月29日付教区決定通知を受け、翌10月末に聖堂が閉鎖されました。
2014年の調査開始当初は聖堂はそのまま使用する予定でしたが、建物の耐震性も低く、大きな地震には耐えられないとの調査結果に従うこととなったのです。
この長い歴史の価値ある建築物を守ろうと建物保存のための署名活動も行われ、約8千名もの方々に署名をいただきましたが、耐震上の問題は越えることができず、取り壊されることが決定しました。
歴史を継承するため、活かす会を発足。新天地での再建のため解体へ。
私たちは2014年より継続して重要建築物(旧カトリック清水教会聖堂)の建物保存に向けて活動してまいりましたが、現地でのそのままの保存は難しく、新しい場所で望みをつなげるべく「旧カトリック清水教会の木造ゴシック建築を活かす会」の法人設立にいたりました。
解体直前には地域の皆さんを中心に、県外からも多くの方に足を運んでいただき、旧カトリック清水教会聖堂の最後の姿を見ていただきました。そして、2023年末より解体作業が始まり、新たな場所での再建に向けて構想も進んでいます。
現在の場所には、横浜教区の新しい教会が建てられる予定です。
旧カトリック清水教会の建物は、清水の別の場所への再建予定地の探索を進めています。
■解体進捗状況はこちら
解体調査
解体調査では、これまで漆喰の中に隠されていた、戦前の大工たちが施したさまざまな意匠に出会うことができました。
壁面を覆っていた漆喰の中から現れたのは無数の細い板状の木。漆喰がしっかりと食い込むように、数ミリずつ間隔が空けられていました。
柱の中はこのようにして細い板を組み合わせ、見事な円柱を作り上げていました。
そして驚くことに、10mもの高さの柱は複数の木をつがずに、一本木からとられた板が使用されていました。
まだトラックが一般的ではなかった昭和初期当時、清水区は水運業が盛んだったと言われています。
恐らくこの大木も、安倍川や巴川を使って船で運搬していたことが考えられます。
そして天井のアーチの中からは、細い板によって構成された船のような形が現れました。
この見事なカーブを木だけで作り上げている技術は、民家を作る一般の大工たちでは到底できないような、船大工たちの極めて高度な技巧を物語っています。
こうしたいくつもの"木の船"が、ゴシック様式聖堂のリブ・ヴォールドの天井を作り上げていたのです。
屋根裏の中には、大工たちのひたすらな執念をすら感じるほどの無数の木が複雑に入り組んでいました。
聖堂内の全ての箇所に戦前の大工たちの手仕事の息吹が感じられ、90年後の今それを目の当たりにした私たちは、この偉業を見事に成し遂げた大工たちへの畏敬の念を抱かずにはいられませんでした。
解体期間中に開催したイベント
■第一回「旧カトリック清水教会解体資材展」(2024年4月10日〜5月10日)/松坂屋静岡店
■解体資材展開催記念特別トークイベント(2024年5月5日)/松坂屋静岡店
■解体現場見学会(第一回:2024年4月13日、第二回:6月1、2日)
■瓦降ろしボランティア(2024年6月29日)
■福島綾子氏講演会「旧カトリック清水教会聖堂の魅力」(2024年7月20日)
「旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会」(前:カトリック清水教会聖堂を活かす会)について
●公式サイト
●公式X
●公式Facebook
●公式instagram
私たちは、2014年からの活動の末、2023年5月27日に「一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会(前:カトリック清水教会聖堂を活かす会)」を発足しました。一級建築士の塩見寛氏を理事長におき、その他建築士や地域プロデューサー、ステンドグラス作家などが参画して一丸となり、希少な木造ゴシック建築が解体され歴史から姿を消してしまう運命から、新天地での復活再生に向け新たな道を歩み始めました。
そして同年、横浜司教区から「旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会」へと思いを受け取り、活かす会が建物(旧カトリック清水教会)の所有権を持ち、管理を行うことになりました。
旧カトリック清水教会とは
静岡市の海の玄関口であり、国民的アニメの舞台でもある静岡市清水区。
清水港へと続くなだらかな坂道の途中に、日本では珍しい二つの尖塔を持つ教会があります。
88年もの間、清水の街を見守り続けたその教会が、旧カトリック清水教会です。
この教会が建築されたのは1935(昭和10)年。
太平洋戦争の中で静岡が受けた大空襲では、清水の街が焼け野原となり、多くの命が失われました。
カトリック清水教会は、その激しい戦禍の中を生き延びた建物のひとつです。
建設に奔走されたドラエ神父
1884年、フランスのブローニュに生まれたルシアン・アドルフ・ドラエ神父は、
今から115年前の1909(明治42)年、25歳のときにフランスから宣教師として来日しました。
ドラエ神父は前橋での仕事の後、1914(大正3)年、静岡に着任し、のちに静岡市に二つの教会を建てました。
まず初めに建てたのは1917(大正6)年、谷津(葵区)という田舎のごくごく小さな教会堂でした。
国の登録有形文化財でもあったこの教会堂は、火事により、跡形も無く全焼してしまいました。
ドラエ神父は1931(昭和6)年にフランスへ帰国し、清水教会建設のための資金調達に奔走します。
やがて自らの私財をも投じたドラエ神父の強い想いによって、1935(昭和10)年、徳川家康の別荘「御浜御殿」跡地に、カトリック清水教会聖堂が完成しました。
静岡・清水は1944年の暮れから敗戦までの間に、米軍による空襲と艦砲射撃を26回受け、住民に多くの犠牲者を出しました。
そんな激しい戦禍の中、旧カトリック清水教会の聖堂は、負傷者の救護所として使われました。
ドラエ神父は、信者であるかないかは関係なく、負傷者を救助し看護し続けました。
苦しむ人々のうめき声の上がるなかでミサを行い、戦争の終結を祈ったといいます。
ドラエ神父にはもう一つ心にかけていたことがあります。それは地域の子どもたちのことです。今となっては共働きの家庭は一般的ですが、当時の日本には働く母親を助ける幼児の保育所はわずかしかありませんでした。1938年のパリ外国宣教会年次報告では、「民衆は、彼に幼稚園を建ててほしいと願っている」とあり、ドラエ神父もこの要望になんとか応えようとしましたが実現には時間を要しました。
体調を崩したドラエ神父は1948年(昭和23年)10月下旬に退任し、フランスに帰国しました。そして、この社会的要望を後任の主任司祭フォンテノ神父に託しました。地域社会からも歓迎される清水聖母保育園の開設を、フォンテノ神父は一年足らずで実現し、1949年(昭和24年)9月10日に開園式が行なわれました。
地域の皆さんがドラエ神父に要望し、フォンテノ神父に引き継がれた保育園開園の願いは叶い、開園以来70年以上にわたって清水の働くお母さんたちをサポートし、その子供たちが旧カトリック清水教会でお祈りをささげ、大きく成長し、旧カトリック清水教会での卒園式を経て地域社会に巣立っていっています。
パブリックスペースとしての可能性
旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会では、解体前の建物をみなさんに見ていただくことで、一人でも多くの方たちに木造ゴシック聖堂の素晴らしさを感じていただきたいと、朗読劇やコンサートなどのイベントを企画し、開催しました。
■聖堂de朗読劇(2023年10月9日、10月14日)
■オペラコンサート「海と祈り」(静岡第一テレビ 2023年11月18日放送)
■柴郭恵ピアノリサイタル(2023年12月8日)
■クリスマスコンサート(2023年12月9日)
また、白い折り鶴の空間アート「プロジェクト白い鳥」では、ボランティアでご来場くださったみなさんの手によって折られた鶴を聖堂に展示するというイベントも行いました。
折られた鶴たちは約1700羽にものぼり、ゴシック様式の天井へと美しく羽ばたきました。
信徒以外の方々が足を踏み入れづらい空間であった聖堂という場をパブリックホールとして利用することで、皆さんにお越しいただき、その価値ある建築物に触れていただく機会を作ることができました。再建後もこうしたイベントを企画していくことによって、多くの方々に希少な木造ゴシック様式建築の魅力を感じていただけるのではないかと考えています。
地域住民から愛されてきた、希少な木造ゴシック建築
清水区岡町という住宅街に存在してきたこの美しい建築物は、地域住民に長く愛されてきました。
希少な木造建築物が彩ってきた清水の街。その姿を眺めてきた私たち。
春には桜が咲き誇り、行き交う人々に安らぎを与え続けてきた建築物。
地域のみなさんに、この旧カトリック清水教会の建物はずっと愛されてきました。
またSNS等では、旧カトリック清水教会の建物取り壊しを惜しむ声もたくさんいただきました。(一部抜粋)
解体・保管・新しい場所での再建にかかる費用は総額1億5千万円
建物の再建を実現させるためには、1億5千万円もの費用がかかります。
活かす会では、この多額の費用を募る寄付金の募集や、解体前のイベントの開催、また、建物が存続の危機にあることをメディアやSNS等で発信する活動を行なってきました。
メディア掲載歴
■静岡新聞 2023年 5月28日 第一回総会
■朝日新聞 2023年 6月8日 聖堂解体及び法人の紹介
■毎日新聞 2023年7月1日 残せ貴重な文化遺産
■静岡新聞 2023年 10月17日 朗読劇
■静岡新聞 「この人」2023年11月7日 塩見理事長掲載
■静岡第一テレビ 2023年 11月18日 オペラコンサート
■エフエムしみず「トワイライトナビ」2023年11月30日 塩見理事長出演
■静岡新聞 2023年 12月10日 ピアノコンサート
■テレビ静岡「ただいま!テレビ」2023年12月 ピアノコンサート、活かす会の紹介
■静岡新聞SBS 2024年2月24日
カトリック清水教会 築90年・聖堂の解体進む 4月から移築費用CF
■静岡新聞 2024年 3月26日 聖堂解体現場紹介
■静岡新聞 2024年4月19日 旧カトリック清水教会解体資材展
■テレビ静岡「ただいま!テレビ」2024年 4月25日 解体・移築事業紹介
■NHK静岡「たっぷり静岡 だもんで静岡」2024年 4月26日 解体現場見学会及び活動の紹介
■静岡新聞「窓辺」2024年4月26日 静岡理工科大学広報部長 久保田香里氏による解体資材展の紹介
■SBS「LIVEしずおか」2024年 6月3日 解体現場見学会
■カトリック新聞 2024年6月11日 教会の歴史及び聖堂移築事業紹介
■NHK「解体キングダム」2024年6月26日「戦前の傑作 木造教会を解体せよ」
そしてこの度、活かす会の活動の一環として、旧カトリック清水教会という重要建築物の魅力や歴史を後世に伝えること、そして活動費用の一部をまかなうことを目的とし、クラウドファンディングを行うことにいたしました。
新しい場所での再建に向けて、新たな未来へ。
このクラウドファンディングは、貴重な建築物を未来に残すことで地域の文化発展を願い、立ち上がった地元静岡の有志たちが始めたプロジェクトです。
みなさんと旧カトリック清水教会の思い出を共有し、この重要建築物が清水区内で新たに再建される未来に向けてみなさんと一緒に歩んでいけたらと考えています。
リターンには、旧カトリック清水教会をモチーフにしたグッズをはじめ、活かす会理事の松永和廣氏(一級建築士)が作成した旧カトリック清水教会の図面デザイングッズ、聖堂の解体資材を使ったグッズ、清水のアーティストによる教会アート作品など、旧カトリック清水教会を愛する有志によってたくさんのメモリアルグッズをご用意いたしました。
旧カトリック清水教会が復活再生すること、それは清水の街に豊かな未来をつれてきてくれることだと私たちは信じています。
あの美しい建物が見守る清水の街を、一緒に築いていきませんか?
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
このクラウドファンディングは購入型クラウドファンディングであり、寄附金控除の対象にはなりません。
領収書の発行は可能です。
応援メッセージ
<活かす会特別顧問 難波喬司さまより>
旧カトリック清水教会の聖堂は、レンガなどを積み上げて建てる西洋建築の様式を、日本の大工が木造技術を駆使して再現した教会建物として、高い評価を受けています。また、戦時中は、救護所として地域の方々を受け入れ、戦火を潜り抜けてきた歴史的な価値のある、地域のシンボルとも言える建物です。
市民の皆様の力で、この貴重な建物が後世に引き継がれることは、大変意義のあることだと思っています。
<フリーアナウンサー 小沼みのりさまより>
子供の頃から当たり前にあった清水の風景が、歴史的建造物としては勿論、戦争遺跡の側面も持つ貴重なものだったのだと、大人になって知りました。
ぜひ皆さまにもご協力頂き、正確に近い形で復元し、またどこかで再会できますよう願っています。
<鹿児島大学名誉教授 土田充義さまより>
旧カトリック清水教会は、外観を双塔と窓のトンガリア-チ、それに8本の円柱で見事に飾っています。西洋では柱を美しくすることが建築を美しくすることでした。特に内部の柱身と柱頭そこから延びるリブヴォルトは見事です。
この美しさを次の世代に繋げて、多くの方々に味わっていただきたい思いで皆さんは取り掛かっています。
<元静岡県庁対外関係補佐官 東郷和彦さまより>
私は2011年から約10年間、静岡県知事の対外関係補佐官の仕事をしてきました。初めて旧カトリック清水教会を訪れた時、正直息をのみました。
旧カトリック清水教会は、往時私が外務省で勤務し、フランスで在勤した時に訪れた、石創りのゴシック教会の荘厳さと、木造建築の例えようもない柔らかさを兼ね備え、私たちの魂を包み込む美しさをもっていました。
これこそ「美の国静岡」にふさわしいシンボルだと思った私は、その保存運動のお役に立ちたいと微力をつくしてきました。いま市民や内外の観光客の賑わいの場として、旧カトリック清水教会が見事に再生されることを、心から祈っています。
<九州大学准教授 福島綾子さまより>
ゴシック様式の教会堂は19世紀半ばから20世紀初頭にかけて世界中で流行し、日本にも伝えられました。しかし、モダニズムの出現、建築材料の転換に伴い、1930年代にはゴシック・リバイバルは終焉を迎えます。そのような時代背景にも関わらず、1935年に献堂された旧カトリック清水教会は、精緻な木造のリブ・ヴォールト天井を持つゴシック様式であり、ドラエ神父がゴシックに対する強い思いを持って完成させたことをうかがわせます。ゴシックこそがカトリック信仰を良く伝える様式であり、清水の教会は何としてもゴシックで、と考えたのではないでしょうか。「最後のゴシック教会群」に属する旧カトリック清水教会は、教会建築史においても重要です。私も旧カトリック清水教会の保存・再生に最大限の協力をいたします。
<常葉大学教授 土屋和男さまより>
旧カトリック清水教会は、西洋で生まれた教会建築を、日本の木造技術で実現させた建物で、日本建築学会東海支部からも保存要望書が出されています。移築のため解体することになりましたが、その過程では、驚くべき技術が明らかになりました。中でもリブヴォールト天井は木材で複雑な3次曲面をつくり出していました。この貴重な文化財を後世に伝えるため、プロジェクトを応援します。
資金の使い道
今回みなさまからご支援いただいた資金につきましては、旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会の活動費用として使用させていただく予定です。
最新の活動報告
もっと見るご支援のお礼
2024/10/27 11:57こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
残り36時間!・現在の聖堂の様子
2024/10/08 12:02支援者数500名まで目前!このプロジェクトで蒔かれた種が、どんどん成長しますように。今年の1月4日から始まった旧カトリック清水教会聖堂の解体工事は、9月5日をもって全ての搬出作業を終了しました。最初は測量・調査から始まり、移築再建へ向けた極めて慎重な解体作業を経てここまで来ました。搬出された解体資材は、現在は市内の倉庫にて保管されています。リブヴォールト天井の一部一つ一つナンバリングされた資材88年もの間教会として働き続けた解体資材たち。また清水のどこかでその美しい姿を見られる日まで、しばらくお別れです。★リターン品追加しました!「ポストカードコンプリートセット」静岡の写真スタジオ「LOCA STUDIO」撮影の、解体前の聖堂の思い出がぎゅっと詰まった美しい20枚です。クラウドファンディング終了まで36時間をきりました!地元住民が立ち上がってできた「活かす会」。本クラウドファンディングプロジェクトの準備は、昨年の11月より始まりました。この長きにわたる挑戦は、いよいよ明日で終了となります。どうぞ最後まで応援いただけましたら幸いです。一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会2024年10月8日 もっと見る
【残り4日!】返礼品制作メンバー紹介
2024/10/05 09:49支援額700万円まで目前!皆様の応援のおかげでここまで来ることができました!現在の支援者数はなんと460名にものぼっています!元々は一人一人の「聖堂を残したい」という思いで始まったこのプロジェクト。少しずつの力が集まって静岡を越え、全国的な大きな力になってきているのを実感しております。今回は漆喰画と絵画作品を担当くださった静岡市清水区出身で美術家の薩川紗央氏にリターン制作への思いをお聞きしました。職人が漆喰を剥がしている様子(今年2月)剥がされた漆喰剥がされた漆喰はアート作品へQ.初めて聖堂に入ったとき、どんなことを思いましたか?A.私が初めて聖堂に入ったのは子供の頃で、聖母保育園の卒園生でもなければ信者でもないのに、勝手に忍び込んでいました。“おばあちゃんち”みたいな古い日本家屋にいるような懐かしさと、カトリックの長い歴史と信仰が築き上げてきた西洋美術の圧倒的な美しさ。あの清水の「聖域」が心に一本の芯を通すような感覚は、今でも忘れられません。そして近所に当たり前のようにあの教会があったので、子どもの頃は“各地域にあのレベルの教会があるものだ”と勘違いしてしまい、市外の他の教会に訪れた時には「やけに質素だな、、」と思うようになってしまっていました。油絵制作途中の様子Q.どんなことを意識してリターン品を制作されましたか?A.私が「活かす会」の活動に参加したのは昨年末からでしたが、旧聖堂のお話を色々な方から聞いていく中で多かったのが、「あの教会はかわいい」という声でした。清水区出身のさくらももこさんが、清水のことを「のん気な港町」とおっしゃっていましたが、旧聖堂のデザインはまさに清水のそんな可愛らしさがある気がします。絵画を制作するにあたっては、活かす会のロゴやグッズの原画を担当された挿絵作家の山田ケンジさんのイラストがすごすぎて、プレッシャーで私も胃がキリキリしていました。でも私はモネに憧れて美術を志し、油絵を専門に学んできたので、故郷の教会を油絵で描けるなんてモネの代表作「ルーアン大聖堂」みたいで素敵だな、こんな機会二度とないなと思い、担当させていただきました。この度はこのプロジェクトに参加させていただくことができて、大変光栄です。私の制作した絵画をお選びくださったご支援者の皆様にも深く感謝申し上げます。心を込めて仕上げさせていただきます。「旧カトリック清水教会解体資材展」展示の様子(現在は展覧会は終了しております)クラウドファンディングは10/9(水)23:59まで!引き続き皆様の温かいご支援、応援、情報拡散のご協力をお願い申し上げます!一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会2024年10月5日 もっと見る
NHKの番組「解体キングダム」で拝見しました。古の船大工さん達の技術とそれを継承される現代の職人達の為に、微力なからお手伝いさせて頂きます。