みなさんこんにちは。
福島県いわき市の老舗鮮魚店「おのざき」四代目の小野崎雄一です。東京からUターンして2020年より家業に参画しています。

福島県の水産業は苦境に置かれていましたが、みなさまの応援により、オンラインショップからのご注文が増えています。本当にありがとうございます!一方で、応援消費が落ち着きつつある今、2024年こそが福島の水産業にとって真価が問われる一年になるのではと考えています。

持続的なふくしまの水産業の発展のためには、ふくしまが世界に誇る本当に美味しい魚「常磐もの」(じょうばんもの)を食べに福島県まで足を運ぶ人が増えるほどにならないといけないと考えています。

福島県いわき市といえば「おのざき!」と言ってもらえるくらいの、この街を背負おう体験型の鮮魚店をつくりたい!そして、「常磐もの」を発信する拠点にする!

そこで100周年の記念事業として、鮮魚店として東北最大級の売場面積を持つ旗艦店「鮮場やっちゃば平店」を2024年春に大規模改装(リモデル)することに決めました

今回の取組みを短編映画のようにまとめたので、まずはご覧ください👇 
(私の活舌の悪さがポイント。)

「常磐もの」が全国各地の食卓を彩り、笑顔が生まれる。
新しい旗艦店が「常磐もの」を通して地域と人をつなぎ、ここ、ふくしまを多彩に面白い街へと変えていく。
美味しさを起点に広がる幸せの波紋が、ふくしまに住む人々にきっと自信を与えてくれる。

その最初の一滴として「鮮場やっちゃば平店」リモデルプロジェクトを始動します!

JR常磐線いわき駅徒歩14分『鮮場やっちゃば平店』



ところで「常磐もの」(じょうばんもの)ってなんだろう?と思っている方もいますよね。

福島県で水揚げされる魚介類や、伝統的な製法と工夫によって作られる水産加工物のことを、ふくしまでは「常磐もの」と呼んでいます

親潮と黒潮がぶつかる“潮目の海”である福島県沖は、宝の海ともいわれ、魚のえさとなるプランクトンが大量に湧きあがり、質の良い魚がたくさん水揚げされます。いわば、美味しさの必然がここふくしまにはあるのです

水産物の取り扱い世界最大級の築地市場で水産関係者におこなった調査(※)では、99%が「常磐ものは美味しい」と回答。高い品質と味わいを誇る、プロが認める水産資源です。(※)電通「平成27年水産関係者調査」より

これほどまでの評価を受けているのに、残念ながらその魅力は世の中にまだ十分に伝わっていません。だからこそ、「常磐もの」を発信する拠点が必要です。

リモデルプロジェクトについて詳しくお話しする前に、私たち「おのざき」のことを紹介したいと思います。

創業は1923年の大正時代。私の曽祖母にあたる小野崎ウメが、10人の子どもを養うために鎌田町で始めた小さな魚屋が出発点。
並べた魚が乾かないよう樽に入った海水をこまめにかけるといった細やかな心配りが喜ばれ、お店は繁盛。やがて10人兄弟の末っ子がお店を手伝うように。それが二代目で現会長であり、私の祖父・小野崎英雄(ひでお)です。

当時の1号店(鎌田町)。初代・ウメが切り盛り。

祖父は1955年に会社を継承し、1973年に有限会社小野崎商店として法人化。
高校を中退して家業を手伝ったことから「勉強で1位になれなかったから、魚屋で1位になることを志した」そう。気概を持って臨んだ祖父によって事業は拡大され、「おのざき」は徐々に店舗数を増やしていきます。

「山側に住む人にもカツオを食べさせたい」と、まだ珍しかった発泡スチロールで梱包して宅配で送るなど、新しいアイデアにも積極的に取り組みました。

お客さまに新鮮で美味しい魚を届けたいという祖父の強い信念と、新しいことへの挑戦心は、「おのざき」の礎になっています。

1980年代の鎌田店と2代目・小野崎英雄(ひでお)

2009年には私の父、小野崎幸雄が三代目に就任。
しかし、2年後に東日本大震災が発生。「おのざき」でも津波で店舗が被災。原発事故の影響もあり、水産業関係者だけではなく福島で暮らす全ての方が甚大な被害に言葉をなくしました。

希望を見いだすことが難しい中、父は、被災した取引先(丸又蒲鉾製造有限会社様)で唯一津波の被害から免れた製造ライン「厚揚げソフトかまぼこ」を携えて首都圏のイベントに何度も足を運んで、美味しさを伝えました。今では「おのざき」を代表する人気商品の一つです。

人気商品「厚揚げソフトかまぼこ」と3代目・小野崎幸雄

そして四代目が私です。姉2人がいる末っ子の長男で、いつかは家業を継ぐ身だと思いながらも、東京での生活に憧れて大学進学でを機に上京。卒業後はそのまま東京で就職しました。しかし、地元への想いがエスカレートし、2019年夏に思い切ってUターン。

どこを旅してもチェーン店だらけで“街の均質化”が進んでいることに課題を感じており、地元・いわき市はそうはなってほしくなかった。そこで、いわき・小名浜でカレーと古着のお店を開業することを決意(今振り返れば論理の飛躍が大きすぎる)。なんとか物件を見つけてお店OPENに向けて内装工事をしているとき、父から「おのざき」の危機を知らされ、思いもよらないタイミングで家業に入ることに……。
新商品「金曜日の煮凝り」と4代目・小野崎雄一(私)

そうこうしているうちに「おのざき」は2023年に100周年を迎え、現在は4つの鮮魚店、2つの飲食店「潮目食堂」「寿司おのざき」を経営しています。

お客さまとの1日1日を大事にし、挑戦を繰り返して、三代にわたって築きあげた信頼。創業の精神をもう一度「おのざき」のスタッフが心に刻み、これまでとは異なる発想を取り入れながら、いわきの個性として際立たせ、福島県沿岸部を“人が集まる街”にしたい。

このリモデルプロジェクトを通じて、おのざきは「商店」から「会社」へと生まれ変わり、次の100年に向けて1日1日を積み重ねていきます。

ここからは、リモデルプロジェクトの具体的な内容をお話しします。

リニューアルではなく、なぜ「リモデル」なのか。
それは「鮮場やっちゃば平店」を改装して、ただ新しくきれいにするわけではないから。

店舗の造り(ハード面)を新しくするだけでなく、そこで働く私たちの在り方や考え方(ソフト面)をも見つめ直します。だからこそ、「リモデル」なのです。

鮮魚売場では「常磐もの」の魅せ方を工夫し、「常磐もの」の世界観を強く表現します。
さらには、お客様と会話できる対面販売コーナーを設けて、初めての人でもわかりやすいよう魚の調理方法を丁寧にご案内します。

鮮魚売場は「常磐もの」を全力訴求し、さらには対面販売を強化

ありがたいことにお昼時には行列ができる「潮目食堂」を増床し、より多くのお客さまに楽しんでいただける空間に整えます。また、コンセプトそのものを見直し、ふくしまが誇る「常磐もの」をその場で味わえる、体験価値の高い食堂へと刷新します。潮目食堂はコンセプトやメニューを見直し、さらには面積を拡張


「おのざき」らしさの原点や、お客さまが何を求めているのかについて、スタッフ一人ひとりが考え100の課題を浮き彫りにしました。お客さま視点で考えるきっかけをつくることで、各自のサービスレベルの向上を図り、旗艦店を“足を運ぶ価値の高い店”へと深化させます。

また、100の改善の柱となるのが、創業以来「おのざき」が大事にしてきた“接客”の向上。多店舗展開によって薄れてしまった接客への意識を再び全スタッフに根付かせ、お客さまとの会話が自然に生まれる本来の魚屋の姿に戻します。

今回のリモデルで一番変えたいのは、「接客」

お客さま一人ひとりの真理をつかんだ提案や接客で期待を超えることができれば、ワクワクや感動を生み、「また来たい」と思っていただける魚屋になれる。これは「人」でしか叶えられません。

そして「おのざき」がふくしまの街の個性の一つになって、この街を面白くできる。地元の人が誇りに思える街。観光に訪れた人がまた来たいと思える街。私たち「おのざき」は、街を背負う魚屋へと変わっていきます。

今回のリモデルプロジェクトは、その原動力となる重要な一歩になります。私たちのチャレンジはこの場で順次報告していきますので、皆さんと一緒に次の100年を築いていけるとうれしいです。

1980年代のやっちゃば。

♦スケジュール
2024年
3月24日 店舗閉店
3月25日 工事開始
3月26日 店舗簡易営業開始
4月7日 クラウドファンディング終了
4月中   リターン発送開始
4月下旬 店舗リモデルオープン

♦支援金の使い道
皆さまからのご支援は全額、店舗改装費用に充てたいと考えています。

♦All-in方式
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


【希少動画を公開しています。】

最後までページをご覧いただきありがとうございました。社長(父)が大事にしてきたこと、専務の本音、自分が会社を変えていかなければいけないことへの葛藤、妻と語る業界の未来。 様々な感情が交差する中で、おのざきは、原点回帰しながら新しい魚屋へと舵を切っています。 閉店後の暗い店内で、経営陣1人1人と話しました。まるで暗い洞窟の中でこれからの未来を語りあうように。ご覧いただけるとよりおのざきを深くご理解いただけるのでは、と思います。


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