私たち 長良川鉄道株式会社 は、1986年(昭和61年)に国鉄の不採算路線が
第三セクター方式で転換された鉄道会社です。
路線は岐阜県の美濃加茂市、富加町、関市、美濃市、郡上市をつなぐ72.1Km。
その約7割を、清流長良川や美しい里山沿いに走るのが自慢のローカル鉄道です。
主に毎日の通勤通学等の生活利用のための鉄道として親しまれてきました。
近年は地域外からも観光のお客様を増やしたいと考え、2016年4月に
JR九州のななつ星等の観光列車のデザインを手掛けた工業デザイナー
水戸岡鋭治先生デザインの観光列車「ながら」鮎号と森号を導入しました。
これらの列車では「ランチプラン」や「スイーツプラン」をご提供していますが、
内装に岐阜県産の木材を用いて沿線市町の産品(堂上蜂屋柿サンプルや関の刃物、
美濃和紙、郡上染め等)をあしらい、上質な空間で地元食材を利用した料理や
地元蔵元のお酒をご提供しております。
おかげさまで、多くのお客様に大変ご好評をいただいております。
しかし近年はコロナ禍の影響もありご利用のお客様は大幅に減少してしまいました。
また昨今の物価上昇の影響もあり料金をアップさせて頂きましたが、その一方で
乗車定員を25名から15名に減らし、また2023年4月からは料理もリニューアルを行い
サービスの向上に努めております。しかし、コロナ前の水準までは回復はしておりません。
このような状況の中、「ながら」の付加価値を上げ、ご利用のお客様に
より心地良い空間をご提供するにはどうすれば良いかを考えました。
そこで最初に改善したいと考えたのが、車両へのトイレ設備の導入でした。
「ながら」をご利用のお客様はシニア層の方が多いのですが、かねてより
列車にトイレが無いことを不安に感じておられる方のお声がありました。
他社の多くの観光列車には当然トイレがあるということで、とある番組では
「観光列車なのにトイレが無い!」と大きく取り上げられたこともあります。
※現在は途中の駅で停車しトイレ休憩をとって頂いております。
たしかに、それなりの長距離路線である当社の観光列車にはトイレがあって
しかるべきですが、当初は費用的にも期間的にも観光列車立ち上げのみで手一杯でした。
また、車両にトイレを設置するということは、車両基地内に下水処理の為の
配管工事等もセットで必要になります。
上記のトイレ問題を解決するために以下プロジェクトを開始しました。
安心して食事や飲み物をお楽しみいただけるような、より素敵な観光列車にいたします。
①トイレの設置関連
・トイレユニット購入
・トイレ内外装デザイン(統一感をもたせるため水戸岡先生に依頼)
・取付工事
ながら鮎号の以下の場所(赤枠)等の既存設備を取り外し、トイレを設置する予定です。
②下水管の敷設
車両基地から離れた場所にある汚水桝まで地下下水管を新たに敷設します。
以上の「ながら」鮎号のバージョンアップに皆様もぜひご協力頂けませんでしょうか。
以下スケジュールを予定をしています。
・1月~2月下旬まで 車両へのトイレ設置工事
・1月中 車両基地への下水管敷設工事
・2月29日(木) クラウドファンディング募集終了
・3月中に「ながら」鮎号 運行開始予定
・3月中旬以降 リターン品準備開始
総事業費は以下の通り約1750万円で約9割は補助事業を活用します。
今回頂いたお金は、その残りの費用とクラウドファンディング経費
(手数料・リターン経費)に充てさせて頂きます。
・製作費 約600万円
(トイレユニット費一式、トイレ内装・外装デザイン費)
・工事費 約1000万円
(取付工事費、既存の車両設備撤去・改造工事を含む)
・下水管工事 約150万円
車両基地への下水管敷設工事
当鉄道はローカル鉄道として、地域の皆様に支えられて成長してきました。
今後もわれわれの地域の魅力を発信しながら、今まで以上に誇れる観光鉄道としても
進化し、全国の方々に訪れて頂けるように努力していきたいと考えています。
ぜひご一緒に、ご協力をお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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