自己紹介

ベルリンを拠点にドラムの即興演奏をしているKenji Minamiです。

即興ドラマーとして新たな音楽表現の可能性を探っています。

禅ドラミングというコンセプトで、規則的なリズムや標準的なパターンを用いず、静寂に耳を傾けるための演奏を行います。

https://studio-noise.jimdofree.com/

●このプロジェクトで実現したいこと

静寂に耳を傾けてもらうためのZen drumming。

クリアで繊細な音を追求するためにドラムセットを新調することにしました。

楽器本体のみならず、スタンド、パーツの隅々まで、ハイエンドで妥協なしの機材を揃えてヨーロッパでの新たな活動をスタートさせるため、みなさんのご協力を募ります。

●プロジェクト立ち上げの背景

即興演奏を始めてちょうど10年。

今回30年余り使用した楽器をすべて手放し、新調するため皆さんのご協力を募ります。

2014年から、それまでやっていたロック、ポップスの演奏をやめて即興演奏を始め、ヨーロッパでの活動を目指していました。

2019年、ヨーロッパでの活動を実現させるべく日本からベルリンへの陸路の旅を始めました。楽器と身の回りの物すべてを車に積み込み、海を渡ってロシアのウラジオストクに上陸。シベリアを横断してドイツベルリンにやって来ました。

道中のモスクワ赤の広場

スウェーデンの森、Helsingborg近郊。
落ち葉のじゅうたんと森の木々が音をやわらかく響かせてくれる

コロナ禍の活動中断を経て、2021年に活動を再開。2022年には、私が最も影響を受けたドラマー。伝説のグループLed ZeppelinのドラマーであるJohn Bonnhamの墓前で供養の演奏。その後、内なる声に従い、禅僧のごとく西ヨーロッパ12カ国を放浪。海、川辺、森など自然の中で演奏し収録してきました。

ドイツの片田舎 amt wachsenburg でレコーディング

2023年、それまでの放浪の旅を終え、演奏活動をZen drummingのみに専念することにしました。今まで、すべてを共にした楽器。ロックやポップスの演奏。シベリア横断の長旅。ヨーロッパではノルウェーのフィヨルドやスウェーデンの森の中、イタリアの湖畔、ドイツの丘の上、スペインやポルトガルの海辺での演奏。かなり過酷な使い方をしていました。静寂に耳を傾けてもらうためのZen drumming。クリアで繊細な音を追求するためにすべてを手放して新調することにしました。

ポルトガルのエスピーニョ。2023年２月。
海での演奏は、音がすぐに散って消えていきます。サーフィンのできる夕日のきれいなビーチ

イギリスのseven sisters cliffs 2022年６月。柵はないので油断すると落ちます！

私はよく言われます。

『高尚だ』『大衆的じゃない』『ドラムでこんな演奏の仕方があるとは思わなかった』子どもたちや芸術家、犬が足を止めて聴いてくれます。森で演奏すると小鳥もいっしょに歌ってくれます。

2023年は私にとって大きな変化と変容の一年になりました。日本での身辺整理を済ませ、体調を崩しながらも再スタートをしようとしていた矢先の９月。移動中のプラハで盗難に遭い、車内にあった物のほとんどを失いました。

とうとう私は身一つになりました。そして、身一つになることで、自分の奏でる音こそが私の実体であると気付きました。これからは私が出し得る最上の音を世界に届けよう。そう決心したことが今回のプロジェクトのきっかけになりました。

私はたくさんの方々の愛情をいただいて今ここに存在しています。そしてこれからもたくさんの愛をいただくことでしょう。それが私の音の源泉になります。どうか力をお貸しください。その愛の純粋な波動を世界に届けます。

●禅ドラミングとは

Zen drumming は禅の精神を音で表現する。音で静寂が浮かび上がる。静寂に耳を傾けることにより、微細な音に気付く。遠くの音、近くの音。空間の認識。空間に漂う気配を感じる。言葉で表現し得ない体感。意識は身の内に及ぶ。身体があるという感覚。内なる声。

Zen drummingの空間に身を置くことにより、感覚が研ぎ澄まされ、心と身体がゆるんで本来の感覚を取り戻すことができます。

日本：キャンドルの灯りの中で天河神社での演奏

●スケジュール

2023年11月　見積もり、発注済み

2023年12月　スタンド、パーツ類、レンタルドラムセット納品済み

2024年8月以降　ドラム本体納品

受注生産のためドラム本体は納期８〜１０ヶ月。

それまではレンタルドラムを使用。

●資金の使い道

ドラム：11680€ (約186万円)

シンバル：2030€(約32万円)

スタンド・パーツ類：3723€(約59万円)

合計17,433(約278万円)

*1€=160円換算

●最後に

全てを失って、私は改めて気付きました。私は私の出すドラムの音が世界でいちばん大好きだということに。そして何より私自身がいちばんその音に癒されて生きてきました。私がこんなに癒されるのだから、世界に1人ぐらいは同じように癒される人がいるかも知れない。その1人ひとりに音を届けるために旅を続けようと決意しました。

私には楽器が必要です。今、最大のピンチであり最大のチャンスに遭遇している真っ最中です。みなさんの協力が必要です。どうかご支援いただけますよう、よろしくおねがいします。

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