地球沸騰化のただ中で、小浜よっぱらいサバ、
そして日本の全ての養殖サバの復活を懸けた挑戦!
私たちは、産学官で力を合わせ、
「サバ完全養殖の実用化」を目指します‼
【ごあいさつ】
はじめまして。
若狭湾に面した福井県小浜市の田烏という漁村で、サバを養殖する漁師集団を束ねさせていただいている、横山拓也と申します。
元々バイオテクノロジーの研究に従事していましたが、2016年に福井県小浜市の、サバを養殖する「鯖、復活」プロジェクトに研究者として参画しました。その後2019年、地元田烏の漁師たちと共に、田烏水産株式会社という会社を設立。
以来、ブランド養殖サバ「小浜よっぱらいサバ」の養殖を続けてきました。
そして今、養殖研究のための会社、株式会社わかさかなを設立し、産学官の力を合わせ、サバ完全養殖実用化に挑む「さばイバル・プロジェクト」を発足させました。
【小浜よっぱらいサバについて】
私たちが養殖している「小浜よぱらいサバ」は、その名のとおり、よっぱらっています。
若狭の美しい海で、酒粕を餌に加えて食べさせて、育てているからです。
酒粕は、京都の老舗酒蔵松井酒造株式会社さま(享保年間創業!)の銘酒「神蔵」の大吟醸酒などを醸す際のもの。
フルーティーで豊潤な吟醸香に溢れています。
その酒粕をいっぱい食べさせ、愛し慈しんで育てた小浜よっぱらいサバ。
お刺身で召し上がっていただくことができ、若狭の碧い海が広がるような香りと、深い旨味、そして甘味を同時に味わえるサバとして、多くの皆さまに愛されてきました。
それは、生産者としての私たちの誇り…でした。
【全国的なブランド養殖サバブーム】
小浜よっぱらいサバ以外にも、日本には、養殖サバの地域ブランドがたくさんあります。
少し前までは、海でたくさん獲れるので養殖されることのなかったサバ。しかし、2000年代前半から、全国各地で養殖が試みられ、次々に養殖サバが誕生していきました。
2020年頃には、ブランド養殖サバ戦国時代という言葉も生まれるほどになりました。
戦国時代というと穏やかではないですが、実際には、生産者同士お互いに交流し、励まし合い、切磋琢磨する同士のような繋がりを持っています。
2019年には、水産庁水産研究・教育機構の主催、田烏水産の協賛で、初のサバ養殖をテーマにした全国会議『サバ養殖フォーラム2019』が開催され、全国から多くのサバ養殖生産者が集まって意見交換し、交流を深めました。
小浜よっぱらいサバと同じく、お刺身で安心して召し上がっていただくことのできる養殖サバは、多くの方々の支持を受け、市場を広げていきました。
ところが…
2024年現在では、各地のブランド養殖サバの多くは、存続の危機を迎えています。
売れないのではありません。
売りたくても、サバを養殖することが難しくなっているのです。
私たちの小浜よっぱらいサバも例外ではなく、2023年の秋から、ずっと出荷できない状態が続いています。
そう、今、私たちは皆さんに美味しいサバを召し上がっていただくことができなくなっているのです。
【過酷な試練 ~地球沸騰化とサバ養殖〜】
地球温暖化は、昨年の夏、国連のグテーレス事務総長が演説の中で、「もはや温暖化ではない。地球沸騰化だ」とおっしゃったまでに深刻化しています。
この地球沸騰化こそが、小浜よっぱらいサバ、そして日本中の養殖サバが迎える危機の原因なのです。
気温だけでなく、海水の温度も上がるからです。
近年、日本沿岸ではサバの漁獲高が半減しています。
海水温が上昇したため、サバが冷たい深いところに潜ってしまい、漁船の網が届かないのではないかと考えられています。
私たちの小浜よっぱらいサバを含めて、全国の養殖サバの多くは、天然の若いサバを獲って生簀に入れて育てる畜養(ちくよう)という形を主力としています。
サバが不漁だと、育てるための若いサバを調達することができません。
また、高い海水温に耐えられず、全国の養殖場で、サバが大量に死んでいます。
小浜よっぱらいサバも、昨年の夏、3190匹が死んでしまう悲しい出来事がありました。
どんなに苦しくても、養殖生産者は、その現状を叫ぶことを躊躇します。
魚がたくさん死んだことを明かすと、流通の中で常に強いところから事情を省みられずに低い評価を受け、他の仕事にまで支障が出る可能性があるためです。
しかし、サバ以外に失うものがない私一人くらいは、皆さんを代表して、実際に起こっていることを発信しても良いのではないかと思い、新聞、テレビ、ラジオ、SNSなどで「高海水温のためにサバが死んでしまった」と発信を続けていました。
それを目に留めていただき、国連のグテーレス事務総長に代わって、「地球沸騰化」という言葉でユーキャン新語・流行語大賞を受賞させていただきました。
【絶対に諦めることはできない】
地球沸騰化という地球的課題を前にして、もうどうしようもないのではないか…と思うこともありました。
でも、私たちは、絶対にサバの養殖を諦めません。
もし私たちが諦めてしまったら、50年後、いや20年後には、サバだけでなく全ての魚が食卓に上らなくなっているかもしれないと思うからです。
私たちの小浜よっぱらいサバ、そして日本全国の養殖サバの復活を目指す!
そして、魚食文化の未来を拓く‼
その想いを共にしてくれている水産研究者たちと共に、考えました。
そして出た結論が…
ということでした。
完全養殖とは、獲れた魚を育てるのではなく、卵から孵化させて育てる養殖です。
漁獲高の影響を受けることはありません。遺伝的な素質を伸ばしたり、赤ちゃんのころの餌を工夫することで、高い海水温にも耐える強さを身につけさせることもできます。
「サバの完全養殖って成功しているのでは?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
その通り、私たちはサバの完全養殖に成功しています。折々に試験出荷もしてきました。しかし、飼育という意味での成功と、漁業者がそれで生活を営んでいけるという意味の実用化とは、全く次元が異なります。
そこにはまだ、サバの養殖は全く遠いのです。
【さばイバル・プロジェクトの発足!】
私たちは、まず2023年12月に、研究をするための株式会社わかさかなという新会社を設立いたしました。
代表取締役は、青海忠久福井県立大学名誉教授。私はCOOを拝命しています。
そして、サバ完全養殖実用化のための、産学官連携研究トップチーム「さばイバル・プロジェクト」をスタートさせました。
株式会社わかさかなが主体となり、漁業者である田烏水産株式会社、福井県水産試験場とその任意団体であるふくい水産振興センター、水産研究者たちが志を合わせ結成した、産学官連携の研究チーム。
さらに、水産庁の水産研究・教育機構、KDDI株式会社等の研究協力を受けています。
ゼネラルマネージャーは、わかさかな代表取締役の青海忠久。プロジェクトリーダーは私、横山拓也です。
このチームで、5ヶ年をかけサバの完全養殖を実用化し、まず小浜よっぱらいサバで実証試験を行った後、全国のサバ養殖仲間にも成果を横展開ていきます。
【目標はコストを合わせること!】
現状で完全養殖のサバに生産者出荷価格をつけるとしたら、1㎏あたり約10,000円以上にもなります。そこに流通コスト、輸送費などが加わると、飲食店さまなどへの卸価格は1㎏あたり14,000円以上にもなるでしょう(1匹7,000円以上)。
それを私たちは、2024年から5ヶ年をかけ、2029年には生産者出荷価格を1㎏あたり約2,700円、卸価格1㎏あたり3,000円台を実現します。
産業として持続するか否かを左右する、最も明確な目標はコストです。
現役の漁業者が中心となった私たちのプロジェクトは、「素晴らしい着想の研究が成功しました!」というぬるい目標ではなく、そこは単なる起点として、厳密なコスト目標を達成し、必ず採算が採れる実用化を実現します。
【研究内容】
さばイバル・プロジェクトの研究の強みは、「総合力」の一言に尽きます。
どんな産業でも、優れた最先端のひとつの研究だけでは、実用化は達成されません。
私たちさばイバル・プロジェクトには、養殖に必要なあらゆる分野の研究者が集まり、さらに、長年の経験に裏打ちされた漁業技術を持つ、田烏水産の養殖業者も参加しています。「個々の最先端研究」×「全ての課題」に、持続的に取り組むことが可能な体制で、前人未到の実用化に挑みます。
私たちが挑戦するカテゴリは、以下のとおりです。
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1.サバの育種研究
遺伝的に優れた形質を持つ親同士を交配させ、より優秀な形質を残していきます。
①2023年夏に最高32℃にも及んだ海水温に耐え生き残った48匹のサバたちを親として種苗(稚魚)を生ませる。
彼らは、遺伝的に体内外の熱に強い(熱ストレスにさらされた時に細胞を修復するタンパク質をたくさん出せる)可能性が高く、その子どもたちにも形質が受け継がれることを検証しつつ、ゲノム解析によってエビデンスを固めていきます。
②味が好評なマサバと高海水温に強いゴマサバの、ハイブリット種苗(稚魚)を生ませる。
日本近海にも生息するゴマサバは、一般的に鯖と呼ばれるマサバを比較して、熱ストレスに強いとされています。マサバとゴマサバをプロのノウハウで交配させることで、互いの形質の良いところが現れた「美味しくて高海水温に強い」サバを誕生させます。
実は、マサバとゴマサバとのハイブリットは、自然界でもごく当たり前に生まれています。漁獲したサバの群れの10匹に1匹がハイブリットなことも珍しくありません。また、ハイブリットは子孫を遺さないこともわかっています。
つまり、万一生簀から脱走するようなことがあっても、自然の生態系には何ら影響をもたらさないという利点があるのです。
2.陸上養殖施設での種苗(稚魚)生産技術研究
親魚を交配させ、卵を産ませ、受精させた卵を採り、孵化させ、そして丈夫な稚魚として海に送り出すまでのプロセスを「種苗生産」と言います。その技術は、細かく地味であまり知られていませんが、完全養殖においては最も重要です。
また、これらは全て陸上養殖施設において行います。
近年注目を集めている陸上養殖ですが、サバのように運動性の高い魚種では、成魚を大きく健康に育てるにはあまり向いていません。しかしサバと言えど完全養殖では、生まれたばかりの仔魚(赤ちゃん)、そして稚魚の時代は、陸上養殖施設の中で過ごします。
私たちは、外部の研究協力機関のアドバイスも受けつつ、ひとつひとつの技術要素の着実な向上を達成します。
3.餌の内容と与え方の研究
魚を育てるうえで欠かせない餌。特にタンパク質が重要とされています。現在、タンパク質は主に魚粉(漁獲されたマイワシ等から製造される)や、大豆などによります。また、それ以外の様々な栄養素も劣らず重要です。
さらに、餌をどのように与えるかも、魚の健康や成長度合いに大きな影響を及ぼします。
①高騰する魚粉を段階的に減らし、やがてゼロにするための代替タンパク質原料の研究。
(大豆タンパク質、BSF(昆虫タンパク質)等。現在、企業からの受託案件としても取り組んでいる)
②貴重なタンパク質を効率よく消化吸収させるための酵素の研究。
③タウリン、ヒスチジン、アルギニンなどのアミノ酸添加の研究。
➃季節ごとのサバの体の変化に応じた、餌の内容や量の研究。
4.養殖環境のスマート化研究
田烏水産株式会社とKDDI株式会社は、養殖現場のスマート化に取り組んできました。さばイバル・プロジェクトでも研究協力機関として、共同でスマート化を推進していきます。
①常設海中センサーによる、海水温・塩分濃度・溶存酸素濃度のリアルタイムのデータ取得の精度向上。
②漁師がルーチンで使えるアプリケーションの向上。
③取得したデータを、サバのフィジカル管理に応用し得る法則の研究。
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これらを5年間で網羅するために、農林水産省、文科省等による競争的な研究委託事業、また大学等を対象とした技術化支援制度にも挑戦し、必要な資金を獲得していきます。
しかし、スタートアップ時にしなければならないこともたくさんあります。既に私たちは積み上げてきた知見とノウハウに基づき、種苗生産研究などに着手していきます。クラウドファンディングでは、スタートを切るために必要な資金を調達したいと考えています。
【完全養殖で、小浜よっぱらいサバ、そして日本中の養殖サバを復活させる!】
私たちは、必ず目標を達成し、完全養殖で、愛する小浜よっぱらいサバを復活させます。
地元小浜市、福井県、そして全国の皆さまに、召し上がっていただきます。「美味しい!」とおっしゃってくださる、誇りを取り戻します。
そして、研究成果は、日本全国のサバ養殖生産者さまにも共有する計画です。
この苦境の中、互いに励まし合っている仲間でもあるサバ養殖業者の皆が、それぞれの誇りを取り戻していただく一助となるためにも、全力を尽くします。
【「さばイバル・プロジェクト」への応援メッセージ】
株式会社雨風太陽(ECサイトのポケットマルシェ運営)代表取締役 高橋博之氏
「地球温暖化に伴う異常な海水温上昇でサバをはじめとする養殖魚が存亡の危機に瀕しています。
そんな緊急事態を前に、誰かがやらねばならないという切実な思いで立ち上がった横山さんの尊いチャレンジをリスペクトし、心から応援しています。」
https://ame-kaze-taiyo.jp/about/
株式会社どこ・いこ(京都のレストランイベント美食倶楽部主催・運営)
代表取締役 西村康浩氏
「初めて小浜よっぱらいサバを食べたときの感動を再び味わいたく!京都の飲食店との架け橋役として貢献出来るように努めさせていただきます!!
頑張ってください!!」
https://bishoku-kyoto.jp/top
一般社団法人鯖協会(鯖サミット運営)代表理事、全日本さば連合会 会長 小林崇亮氏
「本プロジェクトが成功し共有されることで、日本のサバ食の未来に新たな明かりが灯ります。そしてシン・小浜よっぱらいサバを生み出してくれると信じています!
応援しています!!」
https://38summit.jp/
【リターンについて】
お届け方法や時期・ご注意いただく事項など、リターン説明欄に記載しておりますので、お読みのうえお申込みください。
1.5,000円ご支援の方へ
・未来を目指すサバ応援セット 美味しく応援編
セット内容👇
①研究途上の完全養殖の小浜よっぱらいサバのフィーレ4枚セット(2匹分)
もちろん、松井酒造株式会社「神蔵」の酒粕を餌に与えて育てます。
水揚直後に活〆し、新鮮なまま、中骨を取り、薄皮を剥いて、真空パックして急速冷凍(CAS)します。
解凍後切るだけでお刺身として召し上がっていただけます。
適正に管理された環境で育ち、−60℃以下での急速冷凍なため、アニサキスの心配も一切ありません。
当初はまだ未熟ですが、成長ぶりを味わってくださり、忌憚のないご評価をうかがえれば幸いです。
2.8,000円ご支援の方へ
・未来を目指すサバ応援セット いつでも応援編
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
ご支援によって産まれたサバの子供たちを、いつでもスマホやPCから観察していただけます。
「前に比べてすっかり大きくなってる!」という感動を、ぜひ共に体験してください。
②若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんの絵葉書10枚つづり
福井県小浜市に移住して28年間、若狭の美しい海・山・花々・魚たちを描き続ける、在野の画家、藤田京子さん。
サバの絵を中心とした、絵葉書の10枚つづりをお送りします。 サバたちが育つ美しい風景を、ぜひ味わってください。
・未来を目指すサバ応援セット 若狭を感じながら編
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんデザインのTシャツ 書もたしなまれている藤田京子さんのイラストと書があしらわれた、海に包まれる感覚のTシャツ。
僕たちも、これを来て研究・養殖作業に従事します!
3.10,000円ご支援の方へ
・未来を目指すサバ応援セット 味わいながら編
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②研究途上の完全養殖の小浜よっぱらいサバのフィーレ4枚セット(2匹分)
・未来を目指すサバ応援セット もっと若狭を感じながら編
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんの絵葉書10枚セット
③若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんデザインのTシャツ
4.15,000円ご支援の方へ
・未来を目指すサバ応援セット 養殖体験して味わう編
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②福井県水産試験場陸上水槽見学&福井県小浜市田烏の海面養殖場見学・給餌体験
プロジェクトリーダーの横山拓也のご案内で、漁船に乗っていただき、若狭の碧い海で育つサバたちにご自身で餌を与えていただきます。
陸上水槽にいる赤ちゃんサバたちは、触れ合った後にカメラで成長を実感いただくことができます。
③研究途上の完全養殖の小浜よっぱらいサバのフィーレ4枚セット(2匹分)
・未来を目指すサバ応援セット もっともっと若狭を感じながら編
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんの絵葉書10枚つづりもしくは Tシャツ(いずれかを選択)
③ガラス工房KEiS庵 OBAMAblue器
※小浜よっぱらいサバの骨から石灰を精製して製作
参考 https://keis-an.jp/
福井県小浜市在住のガラス工芸家竹田恵子さんが造る、ガラス食器を3種類から選んでいただきます。
ガラスの主成分はケイ素や石灰ですが、それを、小浜よっぱらいサバの骨や浜の砂、牡蠣殻など、海が生み出す様々なものから抽出して造られたガラスの器が、OBAMAblue(オバマブルー)。
お気に入りのお飲み物を、若狭の美しい海を感じながら召し上がってください。
5.20,000円ご支援の方へ
・未来を目指すサバ応援セット 若狭を感じつつ養殖体験して味わう編
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんの絵葉書10枚つづり もしくは Tシャツ(いずれかを選択)
③福井県水産試験場陸上水槽見学&福井県小浜市田烏の海面養殖場見学・給餌体験
➃研究途上の完全養殖の小浜よっぱらいサバのフィーレ4枚セット(2匹分)
6.30,000円ご支援の方へ
・未来を目指すサバ応援セット お家でも首都圏の名店でも味わう編
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんデザインのTシャツ
④首都圏の名店のお食事券(いずれかのお店をお選びいただきます)
日比谷 鮨大前 10,000円分
参考
https://dancyu.jp/read/2019_00002681.html
産直青魚専門 御厨 10,000円分
参考
https://hitosara.com/0010000871/
・未来を目指すサバ応援セット 皆で楽しむ養殖鯖ナイト編(一般社団法人鯖協会協賛・25組限定)
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんデザインのTシャツ
③研究途上の、完全養殖の小浜よっぱらいサバのフィーレ4枚セット(2匹分)
④一般社団法人鯖協会主催 養殖鯖ナイト 参加チケット 10,000円相当
《内容》
サバ好きの方約40名の限定イベント。養殖サバを知り、味わい、語るイベントです。
各地のブランド養殖サバ料理の食べ比べ、および本プロジェクトのプロジェクトリーダー横山よりプロジェクトへの想いや進捗などをお話しさせていただきます。
もちろん、本プロジェクトで生まれた完全養殖小浜よっぱらいサバも召し上がっていただき、その味わいについて忌憚のないご評価をいただければと考えております。下記期間中に3回程度の開催を予定しております。
イベント詳細および参加ブランド養殖サバ情報などについては開催2ヶ月前を目処にメールにてご案内差し上げるイベントサイトにて発表いたします。
《開催概要(予定)》
期間 2025年11月または2026年1〜3月の土曜 夕方より2〜3時間
場所 東京都内飲食店(サバ刺身、その他サバ料理を提供)
主催 ⼀般社団法⼈鯖協会
7.50,000円ご支援の方へ
・未来を目指すサバ応援セット 史上初サバスクリプション!(25組限定)
鯖協会の小林氏によると、サバスクとはサバとサブスクを掛け合わせた造語で、素敵なサバ商品やサバグッズを定期的にお届けすることだそうです。
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②若狭のサバと命を描き続ける画家藤田京子さんデザインのTシャツ
③ガラス工房KEiS庵 Obamablue器
③2025年秋から2029年春まで秋と春の2回(計10回)、研究途上の完全養殖の小浜よっぱらいサバのフィーレ4枚セット(2匹分)をご提供。 最初の頃の未熟なサバたちがどのように成長していくか、子供たちの姿とも併せて見守ってください。
8.100,000円ご支援の方へ
・未来を目指すサバ応援セット サバスク&藤田京子さん原画!(10組限定)
セット内容👇
①陸上水槽内サバ稚魚の水中カメラ映像アクセス権
②2025年秋から2029年春まで秋と春の2回(計10回)、研究途上の、完全養殖の小浜よっぱらいサバのフィーレ4枚セット(2匹分)をご提供。最初の頃の未熟なサバたちがどのように成長していくか、子供たちの姿とも併せて見守ってください。
③画家藤田京子さんの原画 サバ、魚、風景・室内のもの、花々等の中から、お好きなジャンルをお選びください。 号数は、ご相談に応じます。シンプルな木製パネルに貼り付けた仕様でお届けします。 リビングなどに飾っていただくと、人々とサバたちが暮らす若狭の空気を感じていただるでしょう。
【研究事業スケジュール】
さばイバル・プロジェクトは、第1弾だけでも5ヶ年計画です。
共感し、支援してくださる皆さまには、5年間の私たちの誠実で全力の歩み、そしてサバたちの成長を見守っていただきたいと願っています。
一方、今回のクラウドファンディングでご支援いただきたいのは、スタートアップの期間。
そこにフォーカスし、ご説明いたします。
スタートアップの時期に、特に力を入れるポイントは、2点。
1.サバの育種研究
昨年の過酷な環境の中生き残ったサバたちの遺伝子を引き継ぐこと、そしてマサバとゴマサバのハイブリットを生み出すこと。
2.種苗生産技術研究
さらに、それらの産卵・仔魚の育成をBESTに近づけるための、種苗生産技術の研究です。
2024年3月~ サバ人工採卵・人工授精(早期)
・従来飼育中のサバから
2024年4月~ サバ人工採卵・人工授精(通常期)
・従来飼育中のサバから
・2023年夏の高海水温で生き残った48匹から
・マサバとゴマサバのハイブリット
2024年4月~ 仔魚(赤ちゃん)の飼育研究
・温度や塩分濃度設定
・餌の内容及び与え方
2024年5月~6月 仔魚から稚魚(子ども)になった子たちを海に出す
・稚魚に負担をかけない運搬方法の工夫・確立
・適切な生簀密度(匹数の分配)
2024年7月 福井県立大学海洋生物資源学部と共同研究契約
2024年7月 海面環境モニタリングシステム新製品購入
※2017年からKDDI株式会社と共同で運用中の現行製品が耐用年数を迎えるため。
2024年7月~ 海面での飼育試験
・餌の栄養分の研究
・給餌(餌を与えること)の適正方法の検討
・魚病・寄生虫への対策
・海面モニタリングシステムによる管理
2024年9月 サバ人工採卵・人工授精(秋期)
・従来飼育中のサバから
・2023年夏の高海水温で生き残った48匹から
・マサバとゴマサバのハイブリット
2024年10月 仔魚から稚魚(子ども)になった子たちを海に出す
・稚魚に負担をかけない運搬方法の工夫・確立
・適切な生簀密度(匹数の分配)
・海面モニタリングシステムの実装
※以下、春・秋のサイクルで継続
2025年6月・10月 完全養殖サバ成魚まで成長
※10月分からリターンとして各パターンでご提供
【資金使途】
1.水産研究機関との共同研究契約費用
¥1,200,000
※¥400,000×3研究室。
※育種・種苗生産・餌の栄養成分研究等で、研究室で実際に使われる経費に充当。
2.田烏水産株式会社による現場養殖試験実務費
¥1,000,000
※稚魚を海に出す際以降の養殖試験の実務費・配合飼料費等。
3.新規海面環境モニタリングシステム
¥800,000
※海水温・塩分濃度・溶存酸素濃度を10分ごとに計測し、リアルタイムにネット上で共有するための装置システム。
【最後に】
予想をはるかに超える速度で変化する自然環境。
しかしその中で、 漁業は、未来の私たちの生命を繋いでいくために最も期待できると考えられ、国連食糧農業機関(FAO)が「ブルー・トランスフォーメーション」、すなわち漁業の革新の必要性を訴えています。
漁業の革新とは何でしょうか?それは、漁獲一辺倒から養殖へのシフトチェンジです。
既に今、世界の漁業生産の60%は養殖に転換しています(日本は未だ24%)。
その中でもさらに期待されるのが、海の生命に負荷をかけない卵からの完全養殖。
私たちは、20年後、50年後、100年後の未来、私たちの愛する子孫たちが、ずっと豊かな食卓を囲んでいてほしいと心から願っています。
そのためには今、サバに代表される魚たちの完全養殖実用化に挑まなくてはなりません。
それをするのは、誰かではなく、私たち「さばイバル・プロジェクト」であり、この想いを共にしてくださる皆さまです。
もしかしたら、ドン・キホーテのように、無謀な挑戦と思われる方も多いかも知れない。
けれども、今諦めたら、私たちは漁業を続けていく意義を失うと考えています。
私たちは忘れてしまっていますが、縄文の昔、自然と共存していたご先祖たちは、自然を畏敬し、そこから獲れるだけ獲るようなことをタブーとし、ずっと後の世代まで命が育まれることを願って生きていました。
その大切な想いを、ぜひ皆さまとも共有したいのです。
<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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