「厨房設備を充実させて、お菓子がくれる幸せな“菓子時間”を日本全国に届けたい!」


仙台の焼菓子店『焼菓子とごはん カフェムギ』です。(https://cafemugi.jp/)自家製マフィンやチーズケーキはじめとした、様々な焼菓子を製造・販売しています。2017年にオープンして今年で7年目を迎え、「ムギ」というブランドをもっと育てていくために、リブランディングを行い、店舗を大規模リニューアルすることにしました。忙しい日々でもお菓子という存在がくれる幸せな“菓子時間”を、日本全国のお客さまへお届けするために、厨房設備を充実させたいと考えています。どうか、皆さまのご支援をお願いします!




はじめまして、カフェムギの荒川です


はじめまして。宮城県仙台市にある焼菓子店『焼菓子とごはん カフェムギ』でオーナーをしている、荒川瞳です。このページを目に留めていただき、ありがとうございます。まずは、私自身の自己紹介をさせていただきます。


1985年生まれの38歳。山形県米沢市出身です。自動車板金の自営業のもとに生まれ、子供の頃から自分で商売することへの憧れをもっていました。幼少期は絵を描くことと、料理や工作など自分で手を動かしてつくるということが大好きで、進学した農業高校で野菜や果樹を作ったり服を作ったりしながら山形で過ごしました。その後、18歳でデザイン専門学校に進学のため仙台に移住。


専門学校卒業後、初めて勤めたのはデザイン会社。憧れの業界に足を踏み入れるも4年経験したのち、不規則な生活を繰り返す中で将来への不安を感じて、転職を決意しました。ずっと目指してきたデザイン業から離脱し、じゃあ次にやりたいことは何だろう、と考える中で、仕事でも私生活でもいつも相棒だった「コーヒー」の仕事に就いてみたいと思い、飲食業に転職することにしました。


その後、従業員として宮城県内のコーヒー屋・菓子屋で約10年働きました。店長・マネージャーを任せてもらい、実務的なこと、経営的なこと、人事的なことなど、あらゆる業務を経験。その頃から、いつしか自分のお店を持つことが目標になり、フリーのデザイナーだった夫とも事業計画を共創して、2017年に仙台市内の空きビルを1棟丸々リノベーションして、1TO2BLDG.(イチトニビル)および、カフェムギを開業しました。それから約6年営業を続けて、現在に至ります。


1棟まるごとリノベーションした「1TO2BLDG」。カフェムギは1.2Fに入っています。


これまでのカフェムギのこと


ムギの店舗があるのは、仙台市の中心部から少し離れた、西側のゆったりと落ち着いた片平エリア。仙台城跡もほど近く、歴史ある緑豊かなこの場所が大好きです。しかし、仙台市の繁華街から少し離れた場所であることから、なかなか見つけてもらいにくく、オープン当初はまだまだ認知度も低かったため、店舗営業の他、東北を中心に小さなマルシェイベント等にたくさん出店させていただきました。オープンしてから1,2年の間は、とにかく知ってもらうことに必死で…。少しずつムギというお店の存在を知っていただけるように種まきをしていました。


3年目、やっと芽が出始めたかな〜という頃。売上も上がり少しずつ安定して営業できるようになってきた2020年春、コロナウイルスが流行。飲食店に限らずどんな業態の方も困難な時期だったかと思いますが、急な営業自粛要請により店舗営業がまともにできず、各地のイベントも自粛。そこで近場の仙台駅前を中心に地道に催事出店を続けたところ、ありがたいことに一気に認知度が上がり、たくさんのお客さまに知っていただきお店にも来ていただけるようになりました。また、コロナウイルスの流行によりお家で過ごされる方も増え、おうち時間のお供にとお菓子の需要が増加したことも、私たちを後押ししてくれました。ムギを知ってくださったたくさんのお客さまのおかげで、コロナ禍であっても営業を続けることができ、私たちのお菓子を求めてくださる方のためにお菓子を作り続けることに感謝しながら毎日を過ごしています。


1F店内は小さな厨房と焼菓子の販売スペース。


立ちはだかる生産能力の壁


しかし、売れるお菓子の個数が増えるたびに、お菓子を製造する時間が足りずにスタッフの残業が増えていき、生産能力の限界にぶつかってしまいました。6年前のオープン時には想像できなかったほど大量の菓子製造をこなすには、今の厨房では小さすぎたのです。ミキサーやオーブンなどの厨房設備も小型で、同じ作業を1日に何十回、何百回と繰り返し、勤務時間も超過。特に催事出店の時には、店舗の営業をしながら大量のお菓子を製造することは不可能で、店舗をお休みして出店のための製造に専念しなければならないという矛盾が生じる事態に。せっかく遠くのお店まで足を運んでいただいたにも関わらず、出店のため臨時休業でお客さまをがっかりさせてしまうというシーンもたくさんありました。ここ数年は、とにかく生産性の課題が山積み。



ムギは2017年にオープンして今年で7年目。最初は私が小さくはじめたカフェでしたが、今では心強い仲間とたくさんのお客さまに支えられて今を迎えられています。製造が追いつかない!なんて、本当に贅沢でありがたい悩みだと思っています。最近では、東京への出店やオンラインショップを通して、地元の宮城県に限らず全国にムギのファンの方々の輪が広がってきている事を実感でき、ありがたい気持ちと、もっともっとたくさんのお客さまにムギのお菓子を届けて喜んでいただけるお店にしたい!という気持ちでいっぱいです。


このタイミングでムギというブランドを見直すこと。それは、私たちがより良く成長するための大切なターニングポイントとなり、良いところは伸ばして、改善が必要なことは整え直す。それが今後に大きく繋がっていくことを信じて、今一旦立ち止まってリニューアルすることを考え始めました。


2023年「東京蚤の市」初出店でドキドキの中、150人にもおよぶたくさんのお客様にお並びいただき大盛況だった。


7年目の大規模リニューアル


オープンからの6年間、たくさん紆余曲折しながら、これからのこと、お店のこと、これからも一緒に働く仲間のこと、そして何よりお客さまのこと。ずーーーっと考えてきました。高まる需要に応えるためには、この小さな厨房で作り続けることが難しいため、製造場所を増やすことは絶対的に必要。新たにもう一店舗をはじめる?郊外にゼロから建てる?ブライトというブランディングデザイン会社が経営する「ムギ」というブランドをもっと育てていくために、ムギが目指すお店のかたちってどんなだろうと、将来を見据えて真剣に考えていました。


いろんな方法を考えて、考えて、考えまくりましたが、オープンからこれまでの間、スタッフみんなで力を合わせてたっくさんのお菓子を作ってきた、この小さな厨房。大変な事もたくさんありましたが、いつも一緒に乗り越えてきました。



いろんなご縁で出会った今の店舗の場所・環境で、これまで一緒に働いてきてくれたスタッフのみんなに恩返ししたいな。もっと快適に仕事ができ、私生活ももっと充実した時間を増やせるようにしたいな。そう考え、巡り巡って、7年目を迎えたこのタイミングで、もう一度この場所をゼロから再構築することに決めました。



変わるのは厨房だけではありません。店名を『菓子時間ムギ』に一新してのリスタートです!店名から「焼菓子」も「ごはん」も「カフェ」も取って、“時間”をテーマにした背景には、お菓子という存在がくれる幸せなひとときを、私たちは“菓子時間”と表し、お客さまの日常がより良い1日になるような菓子時間を提供していきたい。そんな想いが込められています。みんなでたくさん考えた大切な名前だから、初めて商標も登録しました。



“菓子時間”に込めた私たちの想い


“菓子時間”をテーマにした理由。それは、私たちが知らず知らずのうちに大切にしていた日課にあります。私自身コーヒーが大好きで、一日に2、3杯飲んでいるのですが、仕事の日にはみんなと一緒にコーヒーを淹れて、今日もよろしくね!って毎日乾杯しています。みんなでちょっとしたお菓子を囲んで、ほんの数分話すだけですが、この時間がとても和やかで好きなんです。


これはオープン当初からやっている事で、今ではムギに欠かせない日課となっているように思います。お店のみんなも大好きな時間と言ってくれていて、わたしたちの仲の良さや空気感はこの時間から生まれているような気がしています。この時間は自然とみんな笑顔が増えるんです。忙しい日常の中でも、お菓子がある日は、ちょっと手をとめてお菓子をつまみながら、コーヒーやお茶を淹れたりして、いつもより少しだけ時間がゆったりと流れている気がします。きっと“お菓子”の存在が、心をほぐしてくれていると思うのです。



ムギが大切にしたい“菓子時間”とは、いわゆる「3時のおやつ」のことではなく、お菓子を中心に生まれるゆったりとした空気感や余韻=「間」のこと。お菓子を食べている時間も、コーヒーやお茶を淹れている時間も、みんなで集まってお菓子を囲んでいる時間も、あのお菓子早く食べたいなーってワクワクしながら帰る時間も、だれかにお菓子を贈りたくてあの人はどれが好きかなーってその人を想っている時間も、すべてが菓子時間。


この菓子時間は、一人ひとりのライフスタイルのいろんな時間帯に存在していて、日頃から大切にしている方もきっと多いんじゃないかと思います。その「間」があるから、気持ちにちょっと余裕ができたり、明日もがんばろうって切り替えられたり、普段よりも人との距離が縮まったり、なんだか気持ちが前向きになる。だから『菓子時間ムギ』では、“お菓子”がくれる幸せなひとときを“菓子時間”と表し、ムギのお菓子の存在が、みなさんの菓子時間を増やすきっかけになればと思っています。


そのために現在、ムギがおすすめする菓子時間セット(お菓子の詰め合わせや店内で提供するメニュー)を考案しています!どれにしようか選ぶ時間も菓子時間と考え、選ぶのが楽しくなるようなラインナップを目指して、日々試作を重ねています。



このプロジェクトについて


クラウドファンディングに挑戦するのは初めての試みです。7年目に入ったこのタイミングで、もう一段階ギアをあげて未来への投資をすべく、これまでの生産面の課題を解決するために厨房拡大工事をします!


これまでは1階の一部分のみだった厨房を、1階のほぼ全てに菓子製造場所を拡大。そして、これまで客席のみだった2階に調理用の厨房を新設し、菓子製造と調理の作業動線がバッティングせず、互いに集中して製造ができる環境に整えることにしました。厨房が広くなれば大型オーブンや大型ミキサーなど、生産性を上げる機器も新たに導入できるようになり、同じ時間でも倍以上の商品を製造することが可能になります。そして、このプロジェクトでみなさんにご支援いただきたいのが、「ブラストチラー」の導入費用です。この設備を入れることによって、衛生的かつ効率良く、たくさんのお菓子を製造することが可能になります!


HOSHIZAKI様のWEBサイトより抜粋


「ブラストチラー」とは?


今回、クラウドファンディングで集まった支援金は、食品を急速冷却できる機器「ブラストチラー」の購入費にあてさせていただきます。ブラストチラーという設備、なかなか聞き馴染みのない方も多いと思いますが、一言でいうと、衛生的に食品の品質管理をするための機器です。


ご家庭で料理を作ったときも同様ですが、温かい食品を冷ましている途中に、微生物が増えやすく食中毒などの危険性が高まる「危険温度帯(10〜60℃)」を通過します。ただ冷ましている時には、危険温度帯を通過するのに時間がかかってしまうのですが、ブラストチラーはお菓子が焼き上がってすぐ熱々の状態からそのまま急速に冷やすことが可能なので、短時間(※)で危険温度帯を通過するため、新鮮な美味しさをキープしたまま品質管理ができるようになり、とても衛生的です。

※例えば、通常は70℃で調理したものを10℃まで温度を下げるために通常90分かかるのに対し、ブラストチラーを使うと30分で冷ますことができる、すごい機器なのです。ブラストチラーについて、詳しくはこちらをご覧ください。

ブラストチラーについて


HOSHIZAKI様のWEBサイトより抜粋


ムギでブラストチラーを導入したい理由は、食品の品質管理のほかにもあります。催事出店中、たくさんのお菓子を製造し販売する時、催事場の売り場ではどんどんお菓子が売れていき在庫が少なくなっている中、お店でもどんどん追加で焼き上げているにも関わらず、焼き上がったお菓子を冷ます時間が長くかかってしまい、売り場に持っていくまでの待ち時間が発生してしまっていました。売り場で追加商品を待ってくれているお客さまのもとに早くお届けしたいのに、なかなか持っていけないもどかしさ…。ブラストチラーがあれば、冷まし時間をグッと短縮できるため、時間ロスを削減し、焼きたての商品を今までよりも早くお客さまのもとへ届けられるようになります!品質を保って衛生的に、そして効率良く、たくさんのお菓子を製造して日本全国のお客さまへ“菓子時間”をお届けするために、みなさんのお力をお借りできたらうれしく思います。


HOSHIZAKI様のWEBサイトより抜粋


今回、リニューアル工事に伴う工事費及び設備費は下記の通りです。

・内外装工事費用 1900万円
・厨房設備導入費用 800万円
・その他購入備品・パッケージ印刷費 200万円


今回のプロジェクトのクラウドファウンディング目標額は150万円。
集まった支援金は、厨房設備導入費用に含まれる「ブラストチラー」の取得費(設置に伴う付帯工事も含む)に当てさせていただきます。
150万円の内訳は、150万円の中からCANPFIREへの手数料を12%、決済手数料を5%を引いた金額が、ブラストチラーの取得費用へとあてられます。



ご支援いただいた方へのリターンについて


このプロジェクトを支援していただいた方々へ、感謝の気持ちをこめて、下記のようなリターンを準備しています。リニューアルオープン後にご利用いただける割引券やオリジナルバッグのほか、おうちでゆっくりとした菓子時間を過ごしていただきたいという想いから、お菓子詰め合わせのサブスクリプションをご用意します!


【1,000円】御礼のお手紙

【5,000円】リニューアルオープン後の「菓子時間ムギ」の店舗で使える1,000円割引券×2枚+御礼のお手紙

【5,000円】ムギのお菓子詰合せ(1回のみのお届け)+御礼のお手紙

【10,000円】リニューアルオープン後の「菓子時間ムギ」の店舗で使える1,000円割引券×4枚+御礼のお手紙

【10,000円】ムギのお菓子詰合せ&ナガノチサトさんイラスト入りオリジナルバッグ(1回のみのお届け)+御礼のお手紙

【15,000円】リニューアルオープン後の「菓子時間ムギ」の店舗で使える1,000円割引券×6枚+御礼のお手紙

【25,000円】ムギのお菓子詰合せのサブスクリプション(3回分)+御礼のお手紙

【50,000円】ムギのお菓子詰合せのサブスクリプション(6回分)+御礼のお手紙

【100,000円】ムギのお菓子詰合せのサブスクリプション(12回分)+御礼のお手紙


※ムギのお菓子詰合せに入るお菓子はその時期の当店おすすめの内容で詰め合わさせていただきます。原材料及び添加物等の食品表示は、お届け商品のラベルに表記されます。 



今後のスケジュール


2023年11月からスタートしたリニューアル工事。2024年2月末〜3月初旬のオープンに向けて、下記のようなスケジュールで進んでいく予定です。


2023.11月 リニューアル工事スタート

2024.1月下旬 クラウドファンディング開始

2024.2月末 クラウドファンディング終了

2024.2月末頃 工事完了予定

2024.2月末〜3月初旬 リニューアルオープン予定

2024.3月〜6月 リターンチケットを順次発送予定


最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。私たちムギが考えるしあわせな「菓子時間」を、たくさんの人にお届けするために、みなさんにご支援をいただくことができたらうれしく思います。どうぞよろしくお願いいたします!


焼菓子とごはん カフェムギ

仙台市青葉区片平1丁目3番地35号 1to2bldg.

WEB https://cafemugi.jp/

SNS https://www.instagram.com/mugi_1to2/

TEL 022-724-7420


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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