ミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんII」とは
福島原発事故から2年後、「歌を作って発信することで,何かできることを考えたい」と「愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団」が制作した第1作目「バックトゥザ・フーちゃん」の続編です。前作では、小学生のグループ「フーちゃんズ」が、タイムマシンの誤作動で行き着いた1967年の自分たちの住む町で、原発を誘致しようとしている大人たちに誘致反対を訴えました。続編では、成長した「フーちゃんズ」が新たな子どもたちとともに福島を訪れ、事故後の今を知り、大人たちとの交流を通して未来を変えようと奮闘します。
わたしたちについて
このプロジェクトは、「愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団」と「ミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」東京公演実行委員会」が主催しています。
◎愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団(団長:清水則雄/作詞家)
1977年創立。戦後の平和を願う「ぞうれっしゃがやってきた」をはじめ、子どもと大人とでうたう多くの合唱曲・ミュージカルなど創り広げてきました。
http://shiawasechorus.s1007.xrea.com/main/index.html
◎ミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」東京公演実行委員会(実行委員長:礒野弥生/東京経済大学名誉教授,事務局長:藤村記一郎/作曲家)
杉並・練馬・みなとぞうれっしゃ合唱団など東京で活動を続ける合唱団のみなさんほか、事故後の福島で暮らし続ける福島の人たち、支える東京の人たち多くのかたが参加しています。
プロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトで実現したいことは、2024年4月28日(日)に東京都北区の「北とぴあ」でのミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんII」東京公演を成功させることです。
第1作目のミュージカル「バックトゥザ・フーちゃん」は、2013年10月、2014年1月に、さらに続編の「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」は、2021年12月に愛知県内で公演を行い、3千名を超えるお客様に見ていただきました。さらに、2022年10月9日には「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」の福島公演を実現。多くの反響を呼び、その後12月2日には愛知県で再演。多くの皆さまにお届けしてきました。そして、これまでの公演に触れた多くのかたがたからの「この素晴らしい作品をぜひ東京でも多くの方に見ていただきたい!」という声を受けて、東京・愛知・福島と各地から多くのかたがたの参加と協力を得て公演に向けた準備をしています。
今回、クラウドファンディングを利用することで、より多くのかたがたにミュージカル公演を支えていただき、作品を通して福島の今を知っていただきたいと思っています。
リターンについては、支援者の方々にはお礼状や公演のアーカイブ配信をはじめ、報告集や福島の今を知るDVDなど、感謝の気持ちを込めた特典を用意しています。また、公演終了後には、被災地の方々への支援活動の報告会を開催し、支援の成果を共有することも考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
2011年3月11日の東日本大震災、福島原発事故から13年が経ちました。事故後の福島で起きていることは日々のニュースではあまり報じられなくなり、また事故のことを知らない子どもたちは1400万人以上とも言われています。でも、事故はまだ終わっていません。廃炉も除染もまだ終わりが見えず、故郷に帰ることができない人たちもまだ多くいます。
ミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」は、帰還困難区域とされた福島県浪江町津島出身で「ふるさとを返して!」と活動を続ける三瓶春江さんや、福島県二本松市で有機農業を通して未来の福島を作ろうと活動を続ける菅野正寿さんも制作に関わり、福島の今を伝えてくれています。
こうした現実をどう伝え、未来の世代につなげていくか、ミュージカルという歌と演劇という表現だからこそ伝わるものがある、できることがあると私たちは考えています。
リターンの原発事故被災地の津島の映像DVDについて
「ふるさと津島:消えゆくふるさと 最後の7つの物語」(70分):
7名の住民が津島での暮らしの素晴らしさと、すばらしい故郷を承継できない辛さなどを語っています。
「津島の記憶:心のふるさと うつくしまつしま」(No.1 90分、No.2 80分、No.3 80分の3枚セット):住民の代表である8部落の区長さんが地域への思いと奪われた思いを語っています。
スケジュール
2024年
3月11日 クラウドファンディング公開開始
4月28日 クラウドファンディング終了
4月28日 東京公演(東京都北区「北とぴあ」)
6月頃 リターン発送
資金の使い道
会場経費 140万円(東京公演のための会場費や諸設備のためにかかる経費に充てます)
出演者旅費 60万円(各地から集まる出演者のための交通費と宿泊費に充てます)
ミュージカル公演には多くの方がたの協力が欠かせませんが、東京での公演は、これまでの地方公演以上に会場(設備)経費や旅費がかかります。皆さまからご支援いただいた資金によって、これまでと同様の公演を東京でもお届けしたいと考えています。
目標額を越えてご支援いただいた場合は、公演後も本作品を全国に広めるための記録作成や広報のために活用します。
さいごに
ミュージカルをつくる過程では、演じる子どもも大人も、自分事(じぶんごと)として原発事故の問題と真剣に向き合うことを大切にしています。私たちは、さまざまな自然災害があちこちで起きている現在、福島原発事故によって「ふるさと」すべてをなくしてしまうという辛い体験は、他人事(ひとごと)ではない、明日は自分がその場にいるかもしれないことを、このミュージカルを通じて知って思いを巡らせていただきたいと願っています。
原発事故や戦争のない平和な社会を次世代に手渡すこと、みんなが手をつなぎ美しい地球を残すことという「バックトゥザ・フーちゃん」に込められたメッセージをさまざまな方がたに広げていきたいと思います。
皆さんの温かいお心を是非ご協力いただきますようにお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る皆さまの多くのご支援に心より感謝申し上げます!
2024/04/28 22:50無事、公演が終了いたしました。1300席定員の会場を埋め尽くすお客さまに会場まで足を運んで頂いたこと、多くの方々からあたたかな拍手やご感想を頂いたこと、そして目標を超える多くのご寄付を頂きましたこと、望外の喜びです。今回のクラウドファンディングのプロジェクトはまもなく終了いたします。ご支援を頂きました皆様には追って感謝とお礼の品をお送り申し上げます。公演は終了いたしましたが、私たちは、本作品に込められたメッセージをさらに全国のより多くの方に届けていきたいと存じます。本プロジェクトにご支援頂きました皆さまに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました! もっと見る
【本日最終日】いよいよ本番当日です!
2024/04/28 14:50いよいよ公演当日となりました。おかげ様で満席です!本番はただ今進行中。ゲネプロの様子からお届けします。まずは、第1部 平和といのちのステージ〜東京から〜東京都立永山高校和太鼓同好会「永鼓」と東京都立深沢高校和太鼓部卒業生チーム「深沢組」による合同演奏東京のうたごえ合同合唱団の皆さん杉並、みなと、練馬、狛江、上野原ぞうれっしゃ合唱団の皆さんそして、第2部 ミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」皆さん、素晴らしいステージを見せてくれています。本公演は、ご支援頂きました皆さまには、後日アーカイブ動画配信も致します。本日いっぱい、引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます! もっと見る
【あと1日】いよいよ明日は公演本番です!
2024/04/27 14:32目標達成へのさらなるご支援を頂き、心より感謝申し上げます!皆さまからのたくさんのご支援を励みに、出演者、スタッフ一同、明日の本番に向けて準備を進めています。本番までのカウントダウン動画もいよいよ「あと1日」に。今回は明日に向けてリハーサル中の「フーちゃんズ」から元気にお届けします!素晴らしい公演にするために、みんな頑張っています!引き続きの応援よろしくお願いします! もっと見る
コメント
もっと見る