はじめまして。
「犀(サイ)の角(ツノ)のように唯独り歩め」監督の白石です。
今作の出演者は私自身が尊敬できる「自分の信念を貫いて表現を続ける作家達」です。それぞれモノづくりの形や表現は異なりますが、その作家の1ページを記録しそれらの作品に魅了されるファンへ普段見ることのできない創作の裏側を届ける。
そして、まだこの世界のことを知らない人がこのドキュメンタリーを通して摩訶不思議な世界への入り口になってくれたらと思います。



大阪・群馬・名古屋・茨城・台湾など、約3年に渡り出演者の方々と交流を続け、感動と驚きを体験できるこのカルチャーを映像として記録し、上映数は少なくとも映画館で劇場公開したいという思いを作家の皆さまに伝える事からこのプロジェクトはスタートしました。出演を許諾して頂いた出演者皆様に感謝致します。



今作はメジャーと呼ばれる映画制作会社や宣伝・配給会社のバックアップは現在付いておりません。
「有名な出演者や役者、タレントが出演していない」「題材の世間的認知は低く、リターンやヒットは望めない」など、映画を作って売るという世界において真っ当な回答を関係各位から頂く中で、今作は私の責任において自主制作としてゼロから始める道を選択しました。

とはいえ、今作への理解者がゼロなわけではありません。
今作に出演する作家へリスペクトを送る粋なファンや、エキシビジョンや販売会にてお会いする狂人とも呼べる愛好家も各地に潜伏している事かと思います。
既にこのカルチャーの魅力に両足浸かっている全国の皆様のご支援・サポートをはじめの1歩としてスタートできたら心強く、一緒に盛り上げていただけたら嬉しい限りです。



・KINOCO

TRUNKWARE(植物×鉢)と名付けた作品をInstagramや展示イベントを通してその魅力を発信している。
山下正治と小川広祐の2名の感性によって厳選し育てられたアフリカを中心とする植物の仕立ては日本の文化である「盆栽」とは違う新しい植物の見方として認知を広め続けている。2023年には「渋谷 PARCO MUSEUM TOKYO」での大型エキシビジョンを開催。来場者数6000人を超える大盛況となり、台湾でのエキシビジョンには各国の目利きが足を運び会場は熱気に包まれた。

植物と鉢の掛け合わせで世界中にファンを生み出している最重要ユニット。  



・RAW LIFE FACTORY
群馬県出身の陶芸家、田島浩司・友紀子。
世界中、歴史上に無いモノを植物と一緒に創る。
楽しんで 歓喜しながら まごころを込めて植木鉢を作陶している。

2012年 笠間、寺本守氏に師事
2016年 群馬県太田市に築窯

田島氏が作り出す陶器鉢はビジュアルだけではなく、手に取った時に感動を与えるほどの完成度の高さを誇る。
オリジナルの釉薬配合から生まれる奥深い黒の圧倒的世界観は日本だけでなく世界中のコレクターから熱狂的支持を受ける陶芸家であり、愛犬家。           

                         


    


・グラ王国
GRA KINGDOM(グラ王国)は金属彫刻家 茂木康一の提案する「アーティストによるアーティストのための自治国家構想」である

1991年 自宅前に捨てられていた鉄屑に恋してしまい独自に金属加工を開始。毎日鉄と戯れる
1998年 群馬県榛東村にアトリエ GRANKITSCH を開く
2006年 GRA王国建国 国王となる

日本国内にとどまらず、アメリカ・ヨーロッパ・アジア各国で作品発表。芸術文化賞、デザイン賞、アートコンペ大賞等を受賞。メディア出演多数。

教育や師事を受けること無く独自に制作された独創的な作品は高い評価を受け、公的モニュメント等も制作する。




・ぺんぺん草
群馬県在住の椎名等氏が経営する群馬県のフラワーショップ。 巨大な敷地に建てられたハウスの中には椎名氏の「行き過ぎた趣味」とも呼べる遊び心によって独自の世界が作られている。アガベやサボテンを中心に溶岩石を使用したドライガーデンは日々手が加えられ、普通のフラワーショップと違う自由で実験的な空間から椎名氏の人柄が伺える。「 商売だけじゃつまんないからさ 」と言いながら作品販売やイベント会場を探している若者へ場所を提供したり、仲間と一緒にハウスをシェアしたり、長年にわたって植物と接してきた椎名氏の「遊び」はまだ終わらない。



・OZWRT
立体造形作家 OZWRT(オズワート)

主に植物や昆虫等、魅力的な形状をしている自然物をテーマに作品を制作。 愛くるしいキャラクターと造形の美しさ、こだわりのネーミングなど、植物愛好家と親和性の高いフィギュアという表現で多くのファンを獲得する。
韓国、台湾でも販売が行われ、海外のファンも多く存在する為、常に生産が追いつかない多忙を極める立体造形作家。




・はせがわナーセリー
茨城県の最東北端、北茨城市を拠点にする花き農家。夏は涼しく冬は強い冷え込みの少ない地域でクレマチス、シクラメン、クリスマスローズを中心に、多肉植物等を育成している。
種や苗の生産や育種にも力を入れ、時間をかけて育種を続け販売に至ったオリジナル品種はシクラメンで約5品種、クレマチスは約10品種に及ぶ。

植物の中でも先代から受け継がれた亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)は樹齢40年を超える株から交配された種子で毎年自社生産されており、日本で数少ない亀甲竜の生産業者である。
長谷川園芸で産まれた「長谷川さんの亀甲竜」は愛嬌のある樹形と質が人気となり、数量限定ながら毎年多くのファンが抽選販売を楽しみにしている。



・Robin Ceramic Studio

もしも別の世界で、人類が現在のように進化しなかった場合、代わりに植物が独自の形態と文明を発展させた場合、どんな幻想的な光景が広がるでしょうか?


現代のアーティスト、羅本(ローベン、Roben)は、陶芸の経験と植物への愛情を組み合わせ、自然の要素、陶芸アート、デザインのトレンドを完璧に融合させ、独自の世界観を持つ植物陶芸の作品を制作しています。彼の「植体文明:羅本個展」では、彼の作品が表現する微妙な感情を探索し、異なる植物キャラクターのデザインの巧妙さ、および相互に絡み合う関係を発見し、彼の内に築かれた奇想のユートピアを明らかにします。

パキポディウム、ステファニア エレクタ、亀甲牡丹、ユーフォルビア デシドゥアなど、羅本は塊根植物やサボテンなどの乾燥地の植物を、鮮やかな個性を持つキャラクターに変身させ、時には植物のように集団で生息し、時には人間のように思考と感情を持っています。作品では、骸骨、花などのディテールが性格を描写するだけでなく、陶磁器の質感と釉薬の変化を通じてキャラクターの感情を微妙に伝え、植物に豊かで魅力的な感情の変化を与えています。あなたを招待し、植物文明の新しい世界に一緒に入り、植物と自然の共生と癒しを感じてみてください。

羅本黃(ローベン・フアン、Roben Huang)は、本名が黄靖斌(Jingbin Huang)で、2018年に「植物文化」を主題とする5人のチームの陶芸工房「羅本製所」を設立しました。作品は初期の植木鉢デザインから、現在の彫刻アートに焦点を当てたものへと展開し、近年は異分野のクリエイターとの協力に尽力し、さまざまなメディアとアプローチを通じて「植物を感じる」生活を創造することを目指しています。植物彫刻シリーズは、野獣化と文明化に分類され、植物の世界への幻想をさまざまな顔とスタイルの作品で具現化しています。彼は台北の植物トレンドショップ0343 Conservatory、香港の海港城美術館で展示を行い、香港の植物トレンドユニットPlants of gods、POH POH STUDIO、ファッションブランドplain-me、韓国のWETTROOMなど、色々なコラボを行っています。





・Plants Hype
Ph.spaceは植栽・生活・アートを融合させた全く新しいプロジェクト。 コンテンポラリーアートとストリートファッションを融合させたスペースを展開している。Ph.space 代表は「実は植物を売りたいのではなく、植物を知ってもらいたいのです」と語る。過去に特別な植物を数多く扱い、鉢選びから植え替え、水やりなど、少しずつ植物が成長していく様子を見てきたことを話してくれた。鉢を揃えることを出発点として、それにふさわしい植物の選定と見せ方、作品のセレクトが人々の生活にスパイスと喜びを加える存在になっていると感じたという。

Ph.spaceは物理的な空間展示を通して消費者やコレクターに想像力を提供することもできる唯一無二の空間なのである。





・G-FREAK FACTORY


1997年地元群馬にて結成。

デビュー前にもかかわらずKottonmauth KingsやBAD BRAINSの来日公演のサポートアクトに抜擢され、その存在をシーンに決定づけた。結成当初はミクスチャーサウンドだったが、その後レゲエサウンドを基軸に、ロック、ダブを取り入れたサウンド「DREAD ROCK」を日本で初めて形にして衝撃を与える。

2012年9月に「GUNMA ROCK FESTIVAL 2012」をグリーンドーム前橋で開催し、ソールドアウトし大成功をおさめる。その後2013年、2014年と2年連続で開催するも、2015年は諸事情により開催が見送られた。名称を「GUNMA ROCK FESTIVAL」から「山人音楽祭」と変え、2016年〜2019年と4年連続でヤマダグリーンドーム前橋にて開催したが、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響の為、中止となった。2020年7月15日最新アルバム「VINTAGE」を発売。

2020年11月18日ライブDVD「“FLARE/Fire” TOUR 2019-Final- 2020.2.2 Shibuya TSUTAYA O-EAST」を発売。これは2020年2月2日渋谷TSUTAYA O-EASTで開催された“FLARE/Fire”TOURファイナルを完全映像化した作品となっている。

2020年7月15日発売した最新アルバム「VINTAGE」の全国ツアーを新型コロナウイルス感染拡大の為、2021年1月からの開催予定が前半は中止となるが感染症対策を行いつつ再開し、2021年6月26日にZepp DiverCity(TOKYO)にてツアーファイナルを開催した。2022年に結成25周年を迎え、VINTAGE TOURで中止になった箇所を回るVINTAGE TOUR 2022-REVENGE-を開催。2022年9月14日にはNEW SINGLE「Dandy Lion」を発売して25周年記念ワンマンライブを10月23日に日比谷野外大音楽堂にて開催しSOLD OUT、そして高崎芸術劇場にて12月3日山人音楽祭2022、12月4日Dandy Lion TOUR 2022を開催して大成功をおさめた。この公演をもって、ドラムの渡部“P×O×N”寛之が脱退した。 

2023年3月 LIVE DVD「25th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE 2022.10.23 日比谷野外大音楽堂」 を発売 。

2023年9月6日NEW SINGLE「RED EYE BLUES」発売決定。
今シングルからサポートドラマーだった Leo が正式メンバーとして加入。

G-FREAK FACTORY / OFFICIAL HP 





2024年、技術の革新によって日常の様々な事は簡単・便利になりました。映像をはじめクリエイティブにおける全ても例外ではありません。SNS や動画配信サイト、無料で楽しめるプラットフォームは世界中に多く存在します。

しかし、今作に映されるモノづくりにおける過程は簡単・便利ではないモノがほとんどです。アイデアは多くの実体験によって生まれ、職人の技は何年もの研究から磨き上げられた誰にも奪う事のできない技術です。

映像はスマホでなんとなく流し見する時代ですが、足を運んで大きなスクリーンで見てもらってこそ、伝わるモノがあると信じます。





・白石剛浩

旅と音楽、正義と不条理。世界を放浪する途中に出会った様々な文化や人、それぞれの土地に根付く奥深きモノづくりに対する思想技術の「吸収と放出」を同時に繰り返すという超現場体験により独自の演出法を獲得してきた。

2004年に監督・脚本・撮影・編集を手掛けた映画「親思う」からキャリアをスタートさせ、緻密で繊細な画をダイナミックに展開し破壊させる独創美に富んだ映像表現はADFEST(アジア太平洋広告祭)、カンヌライオンズ、shots Awards Asia Pacific、Video Music Awards Japanなどで数々のAWARDを受賞する。

脳内を蜘蛛の巣のように蔓延るwi-fiと煩悩との戦いに決着をつけるべく、
土と炎、光と風、おいしい水を用いてカテゴリーを超えた創作を続ける映像作家。

TAKAHIRO SHIRAISHI OFFICIAL HP  

2024年 2月 クラウドファンディング開始
2024年 5月 クラウドファンディング終了
2024年 5月〜9月 各出演者撮影
2024年 7月〜9月 編集作業
2024年 秋以降 映画館にて公開
※東京・大阪・名古屋・群馬・福岡を予定

・資金の使い道

皆様から頂いた支援金は映画制作における制作費と劇場公開スクリーンのレンタル料として使用させて頂きます。
主な使い道としては撮影費(東京・群馬・名古屋・大阪)、台湾での海外撮影諸経費、編集費、音楽制作費、公開における諸経費となります。


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