みなさん、こんにちは!

はじめまして、サニーリスクマネジメントの田中ひなたです!現役大学生として都内の大学でサイバーセキュリティや防災、安全保障などの危機管理を学びながら、大学3年次の2023年7月に個人事業として東京で「サニーリスクマネジメント」を立ち上げ、東京と長崎の2拠点でBCP(事業継続計画)策定支援をはじめとした危機管理コンサルティング事業ブログ・SNSを通した危機管理についての広報活動、「リスク」をキーワードにした協業を実施したり、都内で開催される危機管理・防災系イベントに参加したり、世田谷区の「せたがやボランティアコーディネーター」として災害時ボランティアの受入や地域ボランティアなどの地域貢献活動を行ったりしています。今回初めてクラウドファンディングのプロジェクト立ち上げであり、サニーリスクマネジメントについての広報の機会にできればと意気込んでおります。



プロジェクトのゴールについて

このプロジェクトのゴールは、サニーリスクマネジメントの理念や、私が危機管理を通してできる地域貢献や課題解決についてより多くの方に知っていただくことです。当プロジェクトでご支援いただきました資金につきましては、サニーリスクマネジメントの法人化手続のための費用として活用させていただきます(スケジュール及び用途につきましては後述いたします)。


プロジェクト立ち上げにあたって
──サニーリスクマネジメントの提供する危機管理

サニーリスクマネジメントでは、危機管理に対しリスクマネジメント(発災前対応)とクライシスマネジメント(発災後対応)という姿勢を持ち、中でも特に発災前の取り組みであるリスクマネジメントに重きを置いています。危機管理は、事前の計画と日頃の訓練が肝要です。だからこそ、多様なリスクに対応可能で日頃から企業活動を支えることができるリスクマネジメントであるBCP(事業継続計画)の策定及びBCM(事業継続マネジメント)の運用の普及に着目し、中小企業におけるBCP策定の停滞や、策定しても運用されていないという課題を解決し、地域のレジリエンス向上に貢献したいと考えています。また、災害だけでなく、サイバーセキュリティや感染症、テロなど幅広い危機に対応できるマルチな危機管理を提供しています。


──思わぬ危機で倒産する中小企業を1社でも減らしたい

BCP策定・BCM運用支援事業開始のきっかけは、2011年の東日本大震災でした。相次ぐ地震と大津波で東北を中心に甚大な被害が出たほか、原子力発電所事故に伴う風評被害などにより大きな経済的打撃が発生したこの災害では、被災地の企業の倒産だけでなく、サプライチェーンの寸断による被災地外の企業の倒産東日本大震災関連倒産)も深刻でした。また、発災から10年以上経った現在でも、被災地の企業のうち約30%は売上高が一度も発災前の水準に届いていないという現状もあります、日本各地で毎年様々な災害が発生している今、企業防災レジリエンスの重要性が問われています。さらに、防災だけでなく大規模火災や事故、新型インフルエンザのような新興感染症/再興感染症、不正アクセスなどのサイバーインシデント、カントリーリスクやテロ等の対策など、幅広い事象に対応することで、多様な危機から中核事業を守り、事業継続や早期復旧が可能な「危機に強い」中小企業を増やすことが地域経済の下支えに繋がります。BCP実行による事業継続の概要図
(オレンジ線: BCPを実行した場合、黒線: BCPを実行しなかった場合)


──効果的な中小企業のBCP策定・BCM運用の推進のために

2023年のBCP策定率は大企業で約36%、中小企業で約15%となっており年々微増しているものの、特に中小企業は大企業と比べて伸び率が低く、停滞している傾向にあります。サニーリスクマネジメントは、この要因を、①危機管理のスキル・ノウハウの不足、②リソース(人材・資金・時間)の不足、③効果の懐疑性と持続性にあると考え、危機管理の理論や専門知識を企業活動に応用することでスキル・ノウハウをアウトソーシングやコンサルティングで提供し、各企業に合わせた柔軟性のある設計と定期的な訓練や計画の見直しなどの伴走により持続可能性のある危機管理を提供しています。サニーリスクマネジメントでは、上記の危機管理を「自社製危機管理」と呼び、「自社製危機管理」をより多くの事業者に提供するというミッションを掲げています。つまり、各社それぞれに合った危機管理を実施することで、企業そのもののレジリエンスと危機意識を強化することを目標にしています。「防災や危機管理に取り組みたいが、何から手をつけて良いか分からない」、「どのような取り組みを行えば効果的なリスクマネジメントができるか分からない」といったお悩みに対して、リスクの認知や選定の段階から危機管理の構築・運用まで、真摯に向き合います。

現状の課題と解決策


──「危機管理ネットワーク」構築で危機に強い社会へ

サニーリスクマネジメントでは、ビジョンとして、企業と社会における危機管理文化の定着を促進することを将来像としています。より多くの中小企業でその企業に最適な危機管理を運用していただき、企業間における災害時協定などの締結等を通じた危機管理ネットワークの構築と強化による危機に強いコミュニティや社会がつくられることを将来的に期待しています。町や業界全体で危機管理に対応できるステークホルダーが繋がり「危機管理ネットワーク」がソーシャルキャピタルとして機能すると、各企業の持つ力が集まり、強固なレジリエンス(回復力)ができあがります。これにより、危機が発生した場合に、企業の事業継続や早期復旧を実現できるだけでなく、地域全体の応急対応や復旧が早まったり、より創造的な復興を実施したりすることができる可能性が高まります。

危機管理ネットワークのイメージ


──事業活動だけでなく、社会教育の側面も持つ存在へ

サニーリスクマネジメントでは、危機管理の普及において社会教育が重要であると考えています。BCP策定・BCM運用支援事業では、ただアウトソーシングとして成果物を提供するだけでなく、企業の危機管理担当者の方とともにBCPを策定したり、BCMを運用したりするコンサルティングの側面も有しています。事業活動として経済的な動流を生み出すことも重要ですが、より多くの企業の方にBCP策定やBCM運用を通じて危機管理に親しんでいただき、ゆくゆくは各企業が自らの力でリスクマネジメントを行うことができる力を育んでいただけることを期待しています。

また、法人化以降は、コンサルティング事業やSNS等での情報発信だけでなく、ニーズに応じて、危機管理に関するセミナーや防災について学んだり意見交換を行ったり、図上演習を行ったりして災害と防災への理解を深める自主防災組織の設立等、社会全体で危機管理を知り考える機会やコミュニティの提供を通して、自助・共助の強化による地域全体のレジリエンス向上に積極的に関わっていきたいと考えています。


──長崎での起業を選んだ理由

長崎での起業を選んだ理由には、次の5点があります: 

①自らの育ったまちにダイレクトに貢献するため
②都市(大企業)と地方(中小企業)の危機管理格差を解消するため
③都市化と持続的な都市運営をソフト面から支えるため
④産業活性化を足元から支えるため
⑤今ある産業をリスクから守るため

最も大きい理由は、①自らの育ったまちにダイレクトに貢献するためです。地場企業として地元・長崎に貢献したいという気持ちが大きく、現在の長崎にある課題を危機管理を通して解決していきたいと考えています。また、②都市(大企業)と地方(中小企業)の危機管理格差を解消するために、地方ベース(ボトムアップ)で行動したいということも地方都市である長崎で起業することに共通しています。③都市化と持続的な都市運営をソフト面から支えるためについては、長崎市が100年に一度の再開発を通じて都市化していることが関係しています。建物や街といったハードが都市化した今、リスクに備える意識(ソフト)を形成することで、より多くの企業がリスクに強くなり、事業者の方々や住民の方々に安心・安全な毎日を過ごしていただける街になると信じています。さらに、長崎市の課題である④産業活性化を足元から支えるためについても、都市全体のレジリエンスを向上することや危機管理コミュニティの構成による新たな事業の可能性を生み出す形で間接的に貢献します。そして⑤今ある産業をリスクから守るため、観光地の防災など新たなリスクマネジメントにも挑戦していきたいと考えています。

まずは長崎市内で起業し、長崎市・長崎県をベースとして事業を展開いたしますが、ゆくゆくは全国の中小企業等事業者の皆様へサービスを提供していきたいです。また、ウェブ会議やブログ・SNSを活用し、長崎から全国へサービスや情報をお届けしたいと考えています。また、将来的にはBtoBだけでなくBtoGとして、自治体の危機管理を支える企業としても事業を展開していく所存です。


プロジェクト達成のための活動状況

【当プロジェクト達成に向けて】
サニーリスクマネジメントでは、当プロジェクトの達成に向けて順次CAMPFIRE・Webサイト・SNSを通して活動進捗の報告や情報発信等、広報活動を実施いたします。各種公式メディアにつきましては、下記に掲載いたします。

<サニーリスクマネジメント公式メディア>
ホームページ: 事業紹介や自己紹介を掲載しています。また、ブログにて最新の危機管理事案に関する分析や危機管理に関する情報を発信しています。


・Instagram(@sunnyrm.biz): 毎週、危機管理に関するコラム等を投稿しています。


・Threads(@sunnyrm.biz): 毎日のニュースや暦とともにリスクに関する情報を提供しています。


・X(@sunnyrm__biz): ブログ更新のお知らせや災害発生時等に発信しています。


【法人化実現に向けて】
2024年1月から2月にかけて、定款等手続に必要な資料等の準備に取り掛かっています。
また、現在提供中のサービス等の事業も継続いたします。


リターンにつきまして

ご支援いただきました皆様には、様々なリターンをご用意しております。「サニーリスクマネジメント」公式サイトにてご支援いただきました皆様のお名前を掲載させていただき、皆様にご支援いただきましたことを共有させていただくプラン、お礼のメッセージや30分のオンラインセッションを提供するプラン等をご用意しております。詳しくはリターンの一覧をご覧ください。


スケジュール

クラウドファンディング終了後は、以下のスケジュールで活動いたします。

2024年3月15日
・当プロジェクト終了
2024年3月下旬
・リターンのお届け開始
・法人化手続等に使用な書類等の取得
2024年4月
・「サニーリスクマネジメント」法人化
(予備費等残額が出た場合は初年度運転資金及び予備資金に組み入れるものとします。)


資金の用途

ご支援いただきました資金は、下記に活用させていただきます。

開業資金(法人化手続費用): 30万円
【内訳】
 - 手続費用: 25万円
 - 法人印作成費用: 3万円
 - 書類取得費用: 5,000円
 - 予備費: 1万5,000円
※CAMPFIREの手数料及び消費税を含みません。

以上


さいごに


先般の地震により、大きな被害を受けられた方々は現在特に大変な日々を過ごされていることと思います。心からお見舞い申し上げますとともに、1日でも早い復旧復興を願っております。もし私に少しでもお役に立つことができることがあるならば、それは、私がこれまでに学び、経験して得た危機管理の知見を活かすことだと思います。迅速な復旧・復興、そして危機に強いまちづくりという側面からお力添えできればと存じております。

サニーリスクマネジメントは、地方経済を支える中小企業のレジリエンス向上に寄与し、様々な人と「リスク」をキーワードに繋がる協業やステークホルダーを繋ぐ「危機管理ネットワーク」の構築による危機に強い地域づくりに貢献することを目指します。また「自社製危機管理」の提供を通じて、より多くの事業者が安全に事業の展開や事業継続ができる環境づくりをサポートし、危機管理文化の定着により地域全体に安心を生み出すために尽力してまいります。

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※募集方式について
このプロジェクトはAll-in方式で実施します。最終日までに目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けいたします。

  • 2024/03/16 09:35

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2024/03/16 00:00

    皆さま、こんにちは!長崎と東京の2拠点で、現役大学生兼危機管理コンサルタントとして活動しております、Sunny Risk Management(サニーリスクマネジメント)と申します。2024年2月7日正午より実施いたしましたプロジェクト『地方の中小企業をあらゆるリスクから守り、地域経済を支える...

  • 2024/03/15 09:00

    たくさんの応援・ご支援、ご協力、ありがとうございました!──皆さま、こんにちは!長崎と東京の2拠点で、現役大学生兼危機管理コンサルタントとして活動しております、Sunny Risk Management(サニーリスクマネジメント)と申します。2024年2月7日正午より、挑戦しておりますクラウド...

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