【3/24追記】目標であった1,300,000円を達成しました!ご支援本当にありがとうございます!!!
ネクストゴールとして、1,500,000円を目指したく、引き続きご支援・拡散をお願いいたします。

▼資金の内訳
・3ヶ月分の運転資金 150,000円
 ▶▷この資金をもって、2024年いっぱいの喫茶ヘバナの運営が可能になります
・スズキミノリの未来への投資 50,000円
 ▶▷eumo Academy受講料の一部に充当させていただきます

ところでeumo Academyとは、

「共感資本社会」の実現を支える人財が育つ場とネットワークの提供の場。
共感資本社会とは、「共感」という目に見えない、貨幣換算のできない価値を大切に育み、それを基礎(資本)として活動していける社会です。(eumo Academyホームページより抜粋)

たぶん、文字だけだと何を言っているのかわからない方のほうが多いのではないかと思いますし、私もそれが何か、まだ自分の言葉では説明できないと思います。でも新しい社会を創っていきたいという気持ちがあり、その1つのアイデアとして共感資本社会を学ぶべく受講したいと思っています。

喫茶ヘバナの運営は正直言って大変だと思います。地域の常連の方に合わせて営業するために朝は早いし、毎日通えるようにコーヒーの値段は250円と決して儲かるものではありません。それ故、多くの大人から心配されるのだけど、かといってお年寄りのコミュニティや、八戸の文化を簡単に失くしてよいものなのか?というとそうではないと思います。

最近思うのは、私を含め皆、この場所を残した方が良いって思っているけれど、持続可能なベストなやり方が思いつかないのかな?と。

こういった、今の資本主義のもとでは儲からないから手を出さない方がいい、でも人の繋がりや文化の継承って大事だよね、みたいな事象を守る、発展させるには、
今の私たちの常識や、長らく人間が作ってきたルールのもとでは難しく、
人々の価値観のアップデートと、新しい社会を作っていかなければいけないのだと思います。

eumo Academy を受講することで、次なる社会のあり方を考えていきたい。今の時代の常識にとらわれずに、人格的にも思想的にも突き抜けていきたい。

ぜひ引き続き応援いただけますと嬉しいです。よろしくお願い致します!


プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます!
青森県八戸市でゲストハウス「トセノイエ」を運営しているスズキミノリです。

当プロジェクトは、「トセノイエ」近隣にあり、自身が運営している「喫茶へバナ」を移転・リニューアルし、
・「喫茶へバナ」そのものが持つ価値・そこに関わるワクワクを発信し、皆様にも参画していただく
・そして、皆様が地域の方々と繋がり、新しいプロジェクトが自然発生する場所へと昇華させる
そんな地域コミュニティの未来を、皆様と一緒に創っていくためのものです。

■プロフィール
青森県十和田市生まれの28歳。
地元の高校を卒業し、大学で上京。在学中はイタリアでのインターンシップやアメリカ留学など、多様な文化や価値観を持つ人々と活動しました。
卒業後は、国際見本市を主催する会社に勤務。メーカー、卸、輸出入商社などの販路拡大の機会を企画してきました。
2022年春に退職・八戸市へJターン。フリーランスとして働きながら、曽祖母の住んだ空き家を改修し、10月にゲストハウス「トセノイエ」を開業。
2023年12月、33年間地元の方々に愛された「せんべい喫茶」の常連さんを引き継ぎ、「喫茶へバナ」の間借り営業を開始。2024年4月に移転・リニューアルオープンすべく準備中。
これまで44都道府県、19カ国・地域を旅した温泉好き♨️

私が運営する「八戸ゲストハウス トセノイエ」。曽祖母の家をリノベーションし、2022年10月開業
八戸を暮らすように旅できる宿です

「トセノイエ」では定期的にイベントを開催し、ゲストや地域住民をつなぐ機会を提供しています

「トセノイエ」近隣にあり、33年間地元の方々に愛された「せんべい喫茶」
この素敵なコミュニティを守りたいという思いから、常連さんを引き継ぎ「喫茶へバナ」を開店

移転前、間借り営業時の「喫茶へバナ」の様子
街の歴史や人生経験について、人生の先輩から学ばせていただいています

必要資金と、初期の運転資金を皆様からご協力いただき、2つのことを実現していきます。

①「喫茶へバナ」そのものが持つ価値・そこに関わるワクワクを発信

「喫茶へバナ」は、自身が運営するゲストハウス「トセノイエ」の近隣に位置し(八戸市鍛冶町地区)、昨年12月に惣菜屋を間借りする形で開業した、地域の方々が集まる朝限定の喫茶です。33年間地元の方々に愛された「せんべい喫茶」が閉店したことを受け、そのコミュニティを絶やしたくないという思いで開業を決意しました。

「せんべい喫茶」は、近隣で八戸名物・南部せんべいを製造販売する「上館せんべい店」のご夫婦が運営しておりました。今はもうなくなってしまった「片町朝市」の名残で、朝4時半〜8時までの間にたくさんの地元の方々が集います。

「せんべい喫茶」の持つ魅力は、上館ご夫妻とそこに集まる常連の方々によるコミュニティにあったと思います。朝6時半に来店するといつも超満員。店の中に入り切らずに外で飲食をしていたお客さんもいたくらい、そこにはいつもたくさんの方々が集っていました。

お客さんのほとんどが常連さんで、かつ70代以上という少し閉鎖的な場ではありますが、そのコミュニティは私のような若者や、「トセノイエ」に泊まっている県外の方をも受け入れるしなやかさもありました
そんな場が懐かしくて、心地よくて。早起きして、宿泊客を何回もせんべい喫茶へ連れて行きました。
「どちらから来たの?」から始まって、そこには住んだことある、行ってみたい・・・から段々と会話がひろがっていき、八戸の見所や歴史も詳しく教えてくれました。説明しているうちに「何言ってるかわかるか?これでも日本語しゃべってるんだ、ハハハ」と上館さん。ユーモアも交えて話してくれるので、本当にたくさんの方に愛されていました。

持ち前のユーモアから、地域の方に愛される上館さん(写真真ん中)
せんべい喫茶では、上館さんのそんな人柄に魅せられ、たくさんの地域の方々が集まっていました

上館さんは「せんべい喫茶」閉店に際し、この場のことを「生きた事典」のようだったと、各社への取材で話していました。
郷土芸能「南部手踊り」の名人で県知事にも表彰された方や、趣味で描いている絵のレベルが高すぎて季節ごとに店舗に絵を飾ってくれる方、定年後にパラグライダーを始めて77歳になった今でも飛び続けている方、流鏑馬の名人、今でも現役で会社を経営している方、卓球の世界大会でヨーロッパや南米を飛び回っていた方・・・など、八戸のレジェンドたちが毎朝のように集まり、いろんな分野に長けた方達と情報交換をし、常連さん同士でも学び合っていたとのこと。
私自身もこうした人生の先輩から学ぶことは多かったし、朝早くからたくさんのエネルギーをもらうことができました。

たくさんの地元の方、そして県外・海外の方に愛された「せんべい喫茶」と、それを引き継いだ「喫茶へバナ」。
移転・リニューアルに伴い、より多くの方にこの場所のもつポジティブなエネルギーを感じていただきたい。「喫茶へバナ」に行ったからこそわかる魅力や、その場所に関わるワクワク感を発信し、学生・若者、その親世代、さらに外国籍の方々など、八戸を共に創っていく方々にこのコミュニティに参画していただきたい!

今は「生きた事典」には地域のお年寄りの方が多いけれども、一緒にこのコミュニティを創り上げる仲間を増やし、事典のページを刻んでいきたいと思っています。


②多様な人と人とが繋がり、新しいプロジェクトが自然発生する場所にしたい

新店舗では、国際交流イベントやアートワークショップなど、定期的にイベントを開催することで人と人とが繋がり、新しい取り組みが生まれる機会を提供したいです。

1月に開催した国際交流餅つきは大好評!
このようなイベントを通じて人と人とが繋がり、新たな取り組みが生まれるようなきっかけを「喫茶ヘバナ」から作っていきたい

実際に「喫茶へバナ」の営業を始めてから、地元の20-30代の若者が運営に関わるようになり、上の世代と交流することで生まれた自主企画が3つありました。

1つは、70代パラグライダー乗りの方が開催した「十和田湖飛行の不思議と小さな体験」「はちのへ今昔空中散歩」。
特に地元の若者に「自身の経験や郷土の歴史を伝えていきたい」という思いから、今昔の空中写真や動画を発表してくださいました。若者にとっても非常に勉強になり、高齢の方々も昔の写真を見て懐かしく穏やかな気持ちになっていました。
企画の宣伝に際し、写真や編集が得意な常連さんがフライヤー作りを手伝っていたのも印象的でした。

パラグライダー乗りの70代男性が自主的に企画した「はちのへ今昔空中散歩」イベントの様子
若者にとって非常に勉強になり、高齢の方々も昔の写真を見て懐かしく穏やかな気持ちになっていました

2つ目は、元学校の先生だった方と一緒に七草粥作り。
常連の方々の無病息災を願い、お振舞いしました。この日はアメリカ人のスタッフがお店に立ってくれていたので、日本の文化を知る良い機会になりました。

3つ目は、地元企業でまちづくりを担う20代若者による、朝8時からの手話落語会。
多文化・多世代共生のコミュニティづくりを既に実践されている林家とんでん平師匠にきていただきました。
落語が面白いのはもちろんのこと、師匠にインスパイアされて、常連の方も笑いをとろうとしていたのが印象的でした。
障がいのある方も、そうでない方も、あらゆるお客様が笑いあって楽しめる場を追求する姿勢を学ぶことができました。

八戸で働く新卒の若者が企画した林家とんでん平師匠の手話落語会の様子
障がいのある方も、そうでない方も、あらゆるお客様が笑いあって楽しめる場を追求する姿勢を学びました

このように、喫茶立ち上げから移転までの2ヶ月という短い期間で、関わる方々による自主企画が3回も開催されました。
全て誰かが強制したわけではなく、自然発生的に、自主性をもって生み出されたものです。
こういった自然発生的な取り組みを通じて、関わる人が自分たちの手で、自分たちの街を作っていくという感覚を大事にしたいと思っています。

実はこの「自然発生的」というのは、八戸の地域性を表す言葉の1つであると思っています。

八戸で一番最初にできたといわれる「片町(かたまち)朝市」。
戦後すぐ、農家に嫁いだ娘が街へ野菜を売りに出かけたがまったく売れず、泣いて座り込んだのが朝市をやっていた場所だと言われています。そこに通りかかった方が野菜を買ってくれ、そうしているうちに別の娘も並んで売り始め・・・その規模が大きくなったのが片町朝市だそうです。

その一角で、1991年より始まったのが「せんべい喫茶」。店主の人柄によって、自然発生的に八戸のレジェンドたちが集い始め、素敵な地域コミュニティとなりました。

「せんべい喫茶」が閉店になる時、常連さんの1人が自主的に移転先を見つけてくれて、私が仲間たちと「喫茶へバナ」を立ち上げることになりました。

「喫茶へバナ」に以前から通っている地域のお年寄りや若者に加え、多様なスキルや思いをもった人が繋がることで、自然と新しい取り組みが生まれる場所へと昇華させてきます。


私の心の奥底から、自然と湧き出てくるエネルギー。
それは私を大切に育ててくれた家族や、曽祖母・祖父母との思い出がある八戸という街、そしてその街を作ってきた「喫茶へバナ」の常連の方々や祖先への感謝の気持ちです。
街の歴史や、先人の知恵、上の世代が作り上げてきたレガシーを、次の世代にも伝えていきたいと強く思います。

八戸地方には、その年の豊作を予祝するお祭り「えんぶり」というものがあります。
約800年もの間、地域の方々の口伝によって、お囃子や踊りが今まで受け継がれてきたと言われています。
えんぶりのお披露目の際、お年寄りや働き盛りの世代、そして子供達が一同に並び、それぞれの舞を披露するのですが、私はいつもそれを見て自然と涙が出てきます。これこそが、私の理想とする地域コミュニティのあり方なんだろうな、と。

八戸地方で2月に行われる、その年の豊作を予祝する「えんぶり」
小さな子供たちから大人までが舞を披露し、お年寄りは唄とお囃子で下の世代をサポートします
このような地域の歴史やDNA、先人の知恵が受け継がれていく、そのための交流を「喫茶へバナ」で生み出していきたい

地方都市においても核家族化と、少子高齢化が進み、昔ほど多世代が触れ合う機会が減っています。
一方で、この土地に昔から住んでいる高齢者の方は、八戸という厳しい寒さを乗り越えるための知恵や、歴史や文化など郷土の知識をたくさん持っています。お祭りはそういった知識・知恵が受け継がれる場ですが、それすらも参加する子供たちが少なくなってきています。
地域の歴史やDNA、そして先人の知恵が受け継がれていく、そのための日常的な交流を「喫茶へバナ」で生み出していきたいです。

「喫茶へバナ」の運営は、そう簡単ではありません。
朝早くからお店を開けないといけないし、地域の方が毎日集いやすいように低価格でコーヒーの値段を設定しています。

ですが儲からないからといって、八戸の地域コミュニティや、その場がもつ文化的価値を失くしてしまっても良いのでしょうか?セーフティネットとしての機能もあわせもつ、地域の方が健康で長生きするための憩いの場。加えて、若者や外国人など新しい人をも受け入れるしなやかなさ。私はこの地域コミュニティが、今後どうポジティブに進化していくのか、見続けていきたいです。

今後最低2年間は、トセノイエでの利益と、私の人生の時間の約5%を「喫茶へバナ」の運営に充てる形で、なんとしてでも継続させていくと覚悟も決めました。一緒に参画し、関わってくださる方、ぜひ応援よろしくお願いいたします。

お客さんとして、そして運営・企画者として、お年寄りや若者だけでなく
親子や外国人など、多様な方に喫茶へバナに関わっていただき、交流を生み出したい
多様な個の集まりが街を面白くする
「喫茶へバナ」に関わることで、一緒に自分たちの住む街を作っていきましょう

※「喫茶へバナ」のもつ価値について、こちらのnoteにより詳しく記載しておりますので、よければご参照ください。


1月末日、新店舗の契約をしました。

2月4日には20-30代の仲間が述べ11名集まり、旧店舗から新店舗へ荷物を移動しました。

喫茶へバナをサポートしてくれる地元の20-30代の仲間が、新店舗への荷物移動を手伝ってくれました
退去前の間借り店舗で最後にとった写真です

新店舗の古い床材を割いてゴミに捨てようとしていたところ、「タイルみたいでかわいい!」と話が盛り上がり。オープン前に床装飾のアートワークショップを開催することに決定しました!これもまた、自然発生的ですね。

2月中旬より、水道工事に取り掛かっております。4月オープンを目指して準備を進めています!!!

子どもたちにも来店し、多様な大人たちを交流できるきっかけを作るために、子ども食堂も検討しています。
食事を無償提供するのではなく、地域の大人と子どもが集い、郷土料理を中心に一緒にクッキングするスタイルで開催することにより、将来的な子どもたちの自立をサポートします!

朝は喫茶としての営業、昼は自主企画はじめ皆様からのイベント開催も受け入れたいと思いますので、お気軽にお声がけください!



3月中旬 DIY&アートワークショプの実施
3月31日 クラウドファンディング終了、営業許可取得、リターン順次発送
4月上旬 新店舗にて営業開始
4月7日  支援者限定オープニングパーティーの実施
5月18日 「喫茶へバナ」活動報告オンラインミーティング&交流会


DIY&アートワークショップ費用:30万円
電気・ガス工事:20万円
営業許可:約2万円
ロゴ作成:5万円
必要機材等購入:20万円
へバナ運営のための半年分の運転資金:30万円
クラウドファンディング手数料(17%+税):約25万円


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

八戸にJターンして約1年半、たくさんの良い仲間に恵まれて本当に幸せです。いつもお世話になっている皆様、本当にありがとうございます。

特に昨年の夏頃から、自営業や、所属する会社での事業、それからボランティア活動などさまざまな形で街を盛り上げようとしている仲間との繋がりが一気に増えました。なんだか、言葉ではうまく表現ができないのですが、八戸に大きなムーブメントが起きそうな予感がしています。

価値ある地域コミュニティを受け継ぎ、多世代・多国籍の住民も交わることでその価値を最大化していきたい。そこに集まった多様な個が、街を面白くしていく。
そんなことを皆様に体感いただける場所として、「喫茶へバナ」を一緒に作っていければと思っております。

ぜひ応援よろしくお願いいたします!

せんべい喫茶・最終営業日の様子
地域の方が集う、価値あるコミュニティを受け継ぎ、新たな住民も交わることでその価値を最大化していきます!!!!


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/03/31 10:21

    いつも応援いただき、ありがとうございます。\オープニング日が決まりました!/4/3(水)-5(金) 6:30-8:30 プレオープン来ていただいた皆様にご意見を伺い、改善しながら営業する3日間。4/6(土) 6:30-8:30 グランドオープンより多くの皆様に来ていただき、盛大に開業します!リ...

  • 2024/03/30 13:36

    いつもご支援ありがとうございます。皆様のおかげでネクストゴールである1,500,000円を達成することができました。ご支援、拡散いただいた皆様、ありがとうございました!!クラウドファンディング締め切りは明日ですが、この後いただけた支援金は喫茶ヘバナの運転資金として大事に活用させていただきます。...

  • 2024/03/25 18:26

    こんにちは。喫茶ヘバナの鈴木です。おかげさまで先日、目標金額の1,300,000円を達成することができました!ここまでご支援いただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。大変ありがとうございます。皆様のご支援に感謝しつつ、残り6日でネクストゴール1,500,000円を目指します。【資金の内訳】・...

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