ご挨拶

はじめまして。札幌市中央区で「一人焼き鳥B」を経営していました只野知紀(愛称:ベン)です。

20年以上の焼き鳥店勤務から、40才で夢の独立。「一人焼き鳥B」をOPENしたのは2018年4月15日。

店名の由来は「一人でやっている店」「一人のお客様にも気軽に来てほしい店」など、様々な意味があります。

契約したのは何もない6坪の真四角のスケルトン物件。
一人でも動きやすい動線で、小さな店でもお客様に圧迫感が無いようにと考えに考え抜いた9席の小さな店。お客様の服に匂いも付きにくいようにダクトにもこだわり、その分費用も掛かりましたが、死ぬまでこの店の店主でいるぞ!という意気込みでの開業。

焼き鳥に合うクラフトビール、全国各地の日本酒を取り揃え、焼き鳥だけではなくサイドメニューも季節等に応じて変更しながら、お客様に喜んでいただけるように、一人でできること、一人だからできることを実行し、日々やりがいを感じ楽しく仕事をさせていただいていました。

コロナ禍も乗り越え、常連のお客様も増え、一人のお客様も複数人も、仕事終わりの飲食店スタッフさんも、色々な方に来ていただけるお店となりました。そしてお客様同士が仲良くなったり、笑顔に溢れる理想のお店でした。


真四角の何もない一室から工事が始まりました

青い壁と木目で落ち着いた雰囲気に仕上がりました

すべて一人で串打ちしている焼き鳥の他、低温調理したレバ刺しも大人気でした

一人焼き鳥B 第2章(の計画中でした…)

せっかくたくさんのお客様にご来店いただいても、来店時間が重なったりすると料理提供に時間がかかったり、入店をお断りすることも増えてきました。
そこで、「一人焼き鳥B」という店名ではありますが、妻がホールスタッフとして働く事を決断。
12年働いた会社に退職を申し出、上司も応援してくれると言ってくださり、2人体制について準備をしていた数日後のことです→

まさかの火災!ビル全焼!店舗も全焼!

2024年1月19日午前9時半頃、ビル1階店舗で火災発生。

幸い、自分は自宅にいたので無事でしたが、瞬く間に燃え広がり、木造の地下1階、地上3階の延べ床面積約87坪(290㎡)が全焼。
消防車24台が出動し、鎮火は8時間半後。ものすごい火事に巻き込まれてしまったと本人が知るのは出火から数時間後でした。

街中の大きな火事。道路も通行止め。火事の状況はすぐさま道内ニュース全局で流れ、Yahoo!のTOPニュースにもなり、様々な方が心配して連絡をくれ、ようやく現場に駆け付けました。

ものすごい数の消防車。正面からでは火が消えず、上からの消火活動。ただただ茫然と見守りました。

当日のニュース映像↓

正面から見た感じ、ビル外観は大きく崩れることなく、また、2階奥の自店は見ることが出来なかったのでもしかしたら機材等使えるものが残っているかな…という淡い期待もむなしく、消防の実況見分後ようやく入れた店内は壁、床、天井の一部が無くなり、全て真っ黒に焼けており、唯一取り出せたのは1階壁に設置していた「B」の文字だけでした…

食器、グラス、調理器具、家具。OPENから継ぎ足ししてきたタレ。お客様から頂いた物、厨房に貼っていた他の飲食店やSHOPからいただいた大量のステッカー。OPENからの思い出。全て失いました。

ただただ見守るしかなかった消火活動。
何か残っているかもという期待も虚しく、全てが燃えてしまいました。

このプロジェクトで実現したいこと

今までも困難はありましたがその度なんとか乗り越えてきました。しかし、今回の火災によりビルはすでに取り壊され、同じ場所でのお店の再開は不可能となってしまいました。
今回は自分達の力だけでは、どうにもならないのです。

自店で加入していた設備・什器にかけていた保険と自己資金、公庫の融資で新店舗を作ろうと思っていましたが、店舗運営に関する全てのものを購入しないとならないこと、ここ数年の物価高で資材、建築費も値上げ…何度も試算しましたが、想定していた金額での再開は難しいことを思い知りました。

それでも多くのお客様、知人からたくさんの再開を望む声をいただき、生きていればやり直すことはできる!と強く思いました。皆様のご協力の元、1日でも早く新店舗を作りたいと思い、今回への運びとなりました。

また、この投稿を見て、火事の恐ろしさと愛すべき店を失う悲しみ、再起への強い想いを少しでも多くの方に知っていただきたい、という気持ちもあります。

新店舗について

「一人焼き鳥B」は自分の考えたレイアウト、使いやすさを求めたテーブルや椅子、6坪の狭い店内にパウダールーム付きトイレ設置と、考えに考え抜いて作ったお店でした。

また、小さな「B」の看板、青い提灯、階段の奥にあるので、外からは確認できない店内。

まさに隠れ家的焼き鳥屋。

同じお店を作ることはできないと思いますが、もっともっといいお店を作りたい!

火事から数日後には次のお店のレイアウトなど考え、テナント探しを始めました。飲食仲間の紹介もあり、ありがたいことに火災から約1か月後というスピードで新店舗も決まりました。

札幌市中央区南3条西4丁目9(都通り)
カミヤビル3階

地下鉄すすきの駅から徒歩1分、地下鉄大通駅から徒歩6分、
前のお店からも徒歩3分という好立地で、人気店がたくさん入っているビルです。

11坪と今までよりは少し広い店になりますが、居心地の良さはそのままで。

5月OPEN予定で、日々奔走しています。

OPEN日等、詳細決まり次第SNSで発信します。

インスタ:https://www.instagram.com/hitori_yakitori.b/

Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100063524531658

前のお店は人気YouTuberさんにも取り上げていただきました。
再開後の様子もぜひ皆さんに見ていただきたいです。
(YouTube「北海道グルメ ローとサトユーのSapporo Life」)

今後のスケジュール

2024年2月下旬 物件契約完了
2024年4月15日 クラウドファンディング終了
2024年5月 新店舗オープン予定
2024年5月 店舗にてリターンお渡し開始予定

リターンについて

・全てのコースは税込み価格です。
・CAMPFIREの仕様上、複数コースのご購入が可能です。
・お申し込み後のコース変更は出来ません。
・本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

資金の使い道

ご支援下さる資金は

・新店舗改装、設備費
・設備資金(調理機器、調理器具、食器やグラス等購入)
・CAMPFIRE手数料(17%)

に使わせて頂きたいと思います。

最後に

沢山の方々の再開を待ち侘びる声を頂き、とても嬉しかったですし、前向きに動き出す力になりました。

今の現状を精査し迅速かつ効率的にお店を再開させる為に、周りからクラウドファンディングを勧められ、悩みに悩み、この度開始することにしました。

色々なご意見があると思いますが、ご理解頂き、御支援頂けると幸いです。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/04 14:12

    一人焼き鳥Bの只野です。店内で使用していた食器類はお客様から頂いたもの、友人が作ってくれたもの、お気に入りの店で購入したもの。料理に合うように、少しずつ増えてきていたものでしたが、全て失ってしまいました。なので最近は、食器屋巡りをしながら少しずつ買い揃えています。実は、今までのお店でも自身で陶...

  • 2024/03/19 11:21

    3月1日から新店舗の内装工事が始まっています。以前の「一人焼き鳥B」の雰囲気を出すことも重要としていますが、せっかく少し広い店になったので、ゆったりと過ごせる空間も考えながら。店主も少し工事作業のお手伝いもしています。「一人焼き鳥B」の第2章がスタートしたんだなという実感しています。これも皆様...

  • 2024/03/11 15:31

    皆様のご支援のおかげで、プロジェクト公開初日で目標金額達成し、心から感謝しています。メール連絡が止まらず、SNSシェア通知も止まらず、ドキドキの時間を過ごしました。この日のことを、忘れることはないと思います。支援してくださった方、拡散してくださった方、本当にありがとうございます。応援メッセージ...

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