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 第1回高専起業家サミット エントリープロジェクト

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~はじめに~

はじめまして!今回のプロジェクトを起案しました、蔭山朱鷺(かげやま とき)です。私は沼津工業高等専門学校の専攻科でロボティクスと環境エネルギー工学を学んでいる学生です!このプロジェクトは、同校の専攻科生2名(蔭山・小河)で発足しました。


活動経歴

第1回高専起業家サミットにて、本プロジェクトがプラチナ協賛企業賞をダブル受賞いたしました!(2024/3/11)
・JT賞
(提供:日本たばこ産業株式会社様)
・Honda IGNITION賞
(提供:本田技研工業株式会社様)


プロジェクトの概要

近未来型のビオトープをつくりながら環境問題に貢献できる、子ども用の自然体験教材をつくります!


プロジェクトの背景① ー 教育の在り方を見つめ直したい

ー「好奇心を失わぬ限り、人は永遠の学びの旅を続ける。」

「自分が将来何をしたいのかわからない」 そんな子どもが増えています。

受動的に学ぶことが多くなりがちな学校教育では、標準化されたカリキュラムや評価が重視され、個々の興味や才能に対する柔軟な支援が不足している現状があります。その結果、子どもたちが自己発見や自己肯定を十分に行えず、将来の方向性を見つけることが難しくなっているのです。「やりたいことがわからない...」そう思うよりも、心からワクワクする気持ちを原動力に歩み続ける人生の方がちょっぴり楽しいはずです。私たちの人生は、好奇心なしで歩めるほど短くはないのです。

ー 好奇心を原動力に。今こそ、家での学び方をアップデートする時だ。

子どもひとりひとりの好奇心に対する柔軟な支援は学校では難しい。だから、家でそのきっかけを作りたい。

私たちは、子どもの好奇心やワクワクを育む新しい体験を提供することで、子ども自らがその先の将来にわたって好奇心を原動力に行動できるようになってほしい。そんな思いをもってこのプロジェクトを進めています。


プロジェクトの背景② ー ひとりひとりが自然を生み出せるようにしたい

現在の地球では、自然からの搾取を減らさなければいけない一方、人間の活動は今後さらに拡大していき、およそ30年後には世界人口は100億人に迫るといわれています。(現在は約80億人)
私たちは人間の経済活動と環境保全を両立するために自然との関わり方を変える必要があると考えます。

私たちは、企業の慈善事業やボランティアに任せきりではなく、一人一人が自然を生み出す社会の実現を目指し、まずは子どもの教育へ働きかけます。未来の社会をつくるプレイヤーである子どもの意識を醸成し周囲の大人の行動変容につなげていきたいと考えています。


プロダクトの構想

Biotop (ビオトープ)  + Robot (ロボット) = Robiotop(ロビオトープ)!

構想スケッチ

目指すこと

特徴

- 手のひらサイズのユニットでロビオトープをつくろう!
・立方体タイプのユニットは一辺10cm!
・A4用紙一枚分の面積で6つのユニットを置くことが出来ます。

- 自由な組み合わせと拡張!レイアウトは無限大!
・複数種類のユニットを組み合わせて自分だけのロビオトープをつくれます。
・ユニット同士は接続でき、ロビオトープ全体で水を共有します。

- 体験を取り逃さない!
・小さなかわいいロボットが植物の成長を記録し、タイムラプス撮影やセンサによって植物の動物的な動き・反応を記録します。
・音声や動きでユーザーとのコミュニケーションを創出します。

レイアウト例


できる体験

・楽しみながら環境サイクルについて学ぼう!(水耕用ユニット)

水耕野菜とメダカを一緒に育てられるように設計されたユニットで、植物と動物の栄養循環を体験的に学べます!

魚に与えるエサは、魚のフンとなり、微生物が分解して、植物の栄養となります。魚・微生物・植物の三者が生態系をつくり、バランスよく循環する仕組みを自分の手でつくってみる そんな体験を提供します。育てられる野菜は、レタス、ルッコラ、早生水菜・ターサイ・レッド小松菜・レッドロメイン、バジル、大葉など多種多様!

*水耕栽培と魚の生育を同時に行う農法はアクアポニックスと呼ばれ、国内でもこの農法が広がりつつあります!参考 

・ゼロから木を育てて植林に貢献してみよう!(土耕用ユニット)

土耕用のユニットでは、野菜や観葉植物のほかに、植林に寄付するための苗木を育てることが出来ます!

もし子どもが、どんぐりや松ぼっくりを拾ってきて苗木を育ててくれたなら、私たちはその苗木を責任をもって植林活動に寄付します。もちろん愛着が湧いてしまったら庭に植えるのも良いかもしれません。自らが自然を生み出す経験は子どもにとって忘れられない思い出となるはずです。

・小さいロボットはあなたのパートナー(コミュニケーションロボット)

ロビオトープのユニットに内蔵されているセンサは、水位や日光量などを感知できます。その情報をロボットに伝達し、ロボットは音声と挙動で私たちに教えてくれます。また、ロボットは、タイムラプス撮影で植物の成長を記録してくれます。そして、暇なときは机の上を自由に探検したり、植物を観察したり、見守っていたいかわいさを与えてくれます。

水耕用ユニット・土耕用ユニット・コミュニケーションロボットが、新しい体験を生み出します。

我々の目指す未来

*ESG投資とは
環境(Environment)、社会(Social)、およびガバナンス(Governance)の観点から企業や投資対象を評価し、持続可能性や社会的責任を考慮して投資を行う取り組みです。

家庭にロビオトープがあると、家族の新しいコミュニケーションが生まれます!

・めっちゃかっこいいロビオトープを作るぞ!
 いつの間にか親の方が本気になってる!

・休日はホームセンターに種を買いに行こう!
 どんな野菜が水耕で育つのかな?わかんないから全部やってみよう!

・育てた野菜をつかって料理しよう!
 バジルソースって作れるらしいよ。やってみようよ!
 自分で作った野菜なら食べられるかも!


子どもの頃のワクワクを大人も取り戻してみませんか?

小さい頃、秘密基地をつくった時のようなあのワクワクを、子どもと一緒にもう一度体感してみませんか?


ご支援金の使い道

・ロビオトープの設計・開発費
・プロトタイプの作製費
・植物生育の実証実験費
・広報活動費


自然の美しさを次世代に伝えたい

私たちはただ自然を愛するだけでなく、その美しさや豊かさを次世代に伝える責任を強く感じています。私たちはビオトープを家庭で再現するユニットを通じて、子供たちが科学、技術、工学、芸術、数学の各分野に触れながら、自然の神秘を探求する機会を提供します。


魚と植物の共生 ー実証実験中!

ルッコラ・早生水菜・ターサイ・レッド小松菜・レッドロメインなどを混合播種して、水を循環させながら淡水魚と共に育てています。冬場でも、室温(15℃~18℃ほど)であればわずか20日ほどで収穫できるようになりました!混合播種しているので、摘み取った野菜たちをそのままサラダボウルに入れれば、サラダが完成します!

今後はセンサを用いて水の pH や、水中のアンモニアの量、日光量や室温などをモニタリングして、より良い生育環境は何なのかを分析し、プロダクトの開発を進めていきます!

水耕栽培の様子

FAQ

<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/13 20:17

    皆様本当にありがとうございました!本プロジェクトは、目標金額である30万円を集め無事 SUCCESS いたしました!この度、皆様にSUCCESSの報告ができることを大変うれしく思っております。大変多くの方々に温かいご支援をいただけたことで、本プロジェクトをより一層前進させることが出来ます。これ...

  • 2024/04/08 13:36

    先日の高専起業家サミットの「Honda IGNITION賞」の副賞として、電動モビリティ「Striemo(ストリーモ)」が届きました!ストリーモは、Hondaの新事業創出プログラム「Honda IGNITION」にて事業化した 株式会社ストリーモ が提供するモビリティです。我々は現在、このHo...

  • 2024/03/12 20:57

    プラチナ協賛企業賞■JT賞(提供:日本たばこ産業株式会社様)■Honda IGNITION賞(提供:本田技研工業株式会社様)プロジェクト公開初期から多くの方にご支援いただき、大変ありがたく思います。皆様からのご支援が、プロジェクトの評価に大きくつながりました!(3/12現在、198,000円ご...

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