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〜はじめに〜

CAMPFIREをご覧の皆様、初めまして映画「前路」プロデューサーの望月 禅(もちづき ぜん)です。

東日本大震災から今年で13年。被災地である福島12市町村の今と未来を学生の視点から映像として伝えるコンテスト


福島12市町村 学生映像コンテスト“今と未来’’

準グランプリ・オーディエンス賞受賞作品


映画「前路」


東日本大震災から13年

2011年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9.0の巨大地震、10mを超える大津波、そして東京電力福島第1原子力発電所で発生した原子力事故が起こった東日本大震災。震災発生から13年。この未曾有の大震災は日本列島全体を襲いました。特に地震の震源地である東北地方の被害は甚大で、地震・津波・原子力事故全てが襲った福島県の海岸沿いの地域は今でも自分の家に帰ることの出来ない人が多くいます。私も被災地にロケーションハンティングに行った際に、許可証を手に帰宅困難地域に入って行く人を目にしました。13年経った今でも汚染土の処理をしている所を見ました。まだ震災の爪痕が大きく残っているが瓦礫は撤去され道は舗装され新しい建物ができ、復興に向けても大きく前進しているのも目にしました。震災は心へのダメージも大きく何年経っても何十年経っても記憶に残ります。本作品はそんな福島浜通りを舞台に主人公2人の過去と未来を描いた作品です。

参考文献:NHKアーカイブス 震災  東日本大震災 地震発生から72時間


本作は東京工芸大学 TPU映像制作サークルの部員を中心とした加藤組が映画「前路」の企画書をコンテストに応募し、多数の公募の中からファイナリストに選出していただき、実際に福島県浜通りにて撮影を行いました。福島での撮影は4日間に及び、学生ながら商業現場で活躍するスタッフが各部署の技師を担当し、カメラはプロの映画製作で使用されるRED KOMODO 6Kを使用しました。


コンテストでは見事、準グランプリ,オーディエンス賞のW受賞を果たしました!


そんな映画「前路」が震災の記録として、映像作品として幅広い世代に届けたいと思い今回のクラウドファンディングを立ち上げました。


〜映画「前路」主要スタッフ・キャスト紹介〜



プロデューサーの望月 禅(もちづき ぜん)


私は東京生まれ東京育ちで、現在も都心の大学で映像を学んでいます。

震災当時、私は小学一年生であの日は下校途中でした。とても大きな揺れで大通りを走る自動車が跳ねていたのをはっきりと覚えています。また、帰宅してから見たテレビから伝えられる被災地の状況に幼いながら大きくショックを受け、食べ物が喉を通りませんでした。


12月に監督と二人でロケハンへ向かい、実際に福島の市町村を見て、そこに住む人々の意見を聞き、この町の現状を確認するとともに、作品として表現する今と未来を考えました。東京に帰ってからも脚本の一つ一つ矛盾点が無いか確認し、毎週のように会議を行っていたのを覚えています。


撮影には僕と高校時代から関わりのある者や初めましての方に声をかけたり、加藤監督にもご協力いただいてスタッフ集めを行いました。

スタッフ全員がこんなに楽しい撮影は無かったと話してくれたり、撮影最終日の最後の挨拶では涙を流す方もいて、プロデューサーという役職でこの撮影現場を作れたことに誇りを持っています。


惜しくも準グランプリとなってしまいましたが、YouTubeをはじめ様々な業態で活躍されている映像クリエイターのDINさんや、geeks代表取締役社長の山本哲氏などからも直接、賞賛のコメントもいただきました。

明らかに学生の自主制作とは違う、ワンランク上の作品に出来たと自負しております。

是非作品を見ていただき、感想も頂けますと幸いです。



監督:加藤 想(かとう そら)


望月Pから今企画の監督の話をもらった時、複雑な感情を抱いたことを今でも覚えています。


本作品の描き方を少しでも間違えれば、被災地への誤解や偏見に繋がってしまうという責任。

また被災者の心情を非被災者の僕が描けるのか?という不安。でも観客がシンプルに映画として楽しめるものを作らなくては…という義務感。


しばらく悩みましたが、この貴重な機会を逃してはきっと後悔すると思い、監督を受けることにしました。


キャスト・スタッフ一人一人が本作品へ熱い想いを持ち、それをそれぞれの分野の仕事として全力でぶつけてくれた本作品は、”学生の自主映画”の枠を超えた一作に仕上げることができたと信じています。



未希役:いぬづかゆい


記憶から消えた過去に囚われている未希と、あるはずだった未来に囚われるてつや。

記憶とは恐ろしいもので感情と共にずっと自分についてまわる、厄介で尊いものだと思います。

対照的な2人が同じ方向を向いたときに何が生まれるのか。


今回、撮影で帰還困難地域に足を踏み入れさせていただきました。

外から見える家の中はあの日のまま。

日めくりのカレンダーもその日のまま。自然の音以外何も聞こえない。


ですが道路は整備されていて、新しい建物が建っている場所もあり…

ですが人がいない。

今の福島は不思議な街でした。

確実に福島は未来に向けて進んでいると感じました。


そんな今の福島の美しさもお伝えできる映画だと思っています。

今回の企画で福島を訪れることができてよかったです。

このような機会をいただき感謝いたします。



折木 てつや役:山田 荘一朗(やまだ そういちろう)


この作品は東日本大震災を背景に置いた人間の復興をテーマにしています。

震災の影響で記憶を失った少女「未希」と訳アリの男「折木てつや」が出会い、福島中を巡るロードムービーです。


この作品は福島県で撮影を行い、実際に帰宅困難地域に行くこともありました。

人間の復興をテーマにしながらも、環境の大切さも改めて肌で感じました。


私が演じたてつやは東日本大震災を経験はしたものの、どこか自分事にできなかった人間です。

その彼ができることは何か、その答えをこの作品に入れ込んだつもりです。


若いエネルギー溢れるこの映画。ぜひ多くの方にご覧いただけることを願っています。



誘拐犯役:川口 大夢 (かわぐち ひろむ)


今回の作品で誘拐犯を勤めさせて頂きました、川口 大夢【カワグチ ヒロム】です。


誘拐犯の役は初めてでしたが、とても大事なシーンを任せていただきありがたかったです。

共演者の山田さん、いぬづかさんとは撮影裏ではとても楽しくお話をすることができたので、思い出になりました。

役以外では仲良しになれたと思います(笑)


スタッフの皆様にも大変気を遣って頂き、僕のシーンを撮った日はたまたま雪が降るような寒い日でしたが、ホッカイロなどをみなさんに配って頂けて本当にありがたかったです。


監督は常に役者の声を拾ってくれる人で、「ここはこうしたいんですけど、どうですか?」といつも確認していただけたのでとてもありがたかったです。


本当に全体で素敵な作品になっているので、少しでも多くの方に観ていただけたら嬉しく思います。


このプロジェクトで実現したいこと

東日本大震災の被災地である福島県12市町村の今と未来を伝える映像作品を制作すべく、本映画の企画書を応募し、30を超える応募の中からファイナリスト作品として選考していただきました。


テーマである「浜通りの今と未来」に加え撮影の舞台である⼗⼆市町村が元々持っている美しい⾵景に着眼し、作品⾃体の物語だけでは無く現地の景観や⾵情を充分に活⽤できるロードムービー形式の作品を制作しました。本企画の「未来」のイメージは"⼼の中にある⽬標や⽬的に向かってひたすら前に突き進む⻑旅"で、物語で登場する 2 ⼈の「迷い」が主⼈公の⽬的の橋を巡る旅によって未来へと繋がっていき、浜通りの特殊な歴史背景とともに、⼈と⼈の間の思いやりの姿を通して⽐較的軽快でハートフル、かつ、少し⼤袈裟な雰囲気を感じていただければと思っております。

⾒た⼈が福島の未来を前向きに捉えられるような作品に出来ました。


現在の準備状況

1月下旬に福島ですべての撮影を終え、コンテストでW受賞を頂きましたが、実はまだ100%の完成はしていません。
現在VFX編集や最後のカラーグレーディングを行っております!

また、さらに作品を良いものとするため、アフレコ作業や追加の録音素材収録なども計画中です。


最終的な作品は、4KのHDRでのweb公開を目標としています!


リターンについて

WEB限定公開(期間限定)

WEB限定公開(期間限定)+メイキング

映画「前路」 Blu-ray

映画「前路」 Blu-ray +フォトブックセット

映画「前路」 Blu-ray+フォトブック+台本セット

エンドロールお名前掲載プラン

コンプリートプラン(お礼メール付き)

スペシャルプラン(お礼ビデオメッセージ付き)


※web限定公開の映画「前路」は4K,HDRで公開予定


スケジュール

3月上旬            :グレーディング作業・VFX編集・整音作業

3月下旬            :最終版完成上映会(関係者のみ)

4月15日         :クラウドファンディング終了

4月中旬            :Blu-ray,フォトブック発送、web限定公開URLの共有

6月                  :次回作制作開始(予定)


資金の使い道

・映画「前路」 制作費[30万円]

・Blu-ray、フォトブック作成費[10万円]

・手数料+税[15万円]

・次年度開催予定の同コンテスト、制作予算[20万円]

・広報費[5万円]

合計:80万円

※次年度コンテストが開催しなかった場合や参加出来なかった場合は別作品制作予算とします。


最後に

一つの映画作品としてこの作品を制作できたことに誇りを持っています。

帰宅困難地域での撮影や特別に撮影許可をいただいて撮影出来たシーンも数多くあり、とても貴重な経験が出来ました。

しかし、これで完成ではありません。

より多くの方にこの作品を見ていただき、感想を届けていただくことで、次回作へ繋がると考えております。


ぜひ応援いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします!



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/09 12:30

    いよいよ撮影最終日となりました。最終日には、二人が橋を探すジャンプカットのシーンと未希がてつやに自分の過去を打ち明けるシーンを撮影しました。四日間という短い撮影期間で天候も危ぶまれましたが、何とか無事すべてのシーンを撮り終えることが出来ました。

  • 2024/04/08 19:30

    クラウドファンディング終了まで残り7日となりました。今日から毎日、撮影の裏側short動画の投稿を行います。フォローと通知ONをお願いします!! 公式YouTubehttps://youtube.com/channel/UC3v5egB7pLz9k_tir1o1-1g…

  • 2024/03/14 12:00

    私が演じた「折木てつや」は東日本大震災を経験したものの、どこか自分事にできなかったキャラクターです。被災地のことはテレビなどで知っていても遠い話にしていた。その彼が被災者の未希と出会い、少なからず傷跡の残る福島を巡ることになります。私もてつやと気持ちを共有しています。てつやのような人はたくさん...

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