プロジェクトの実行者について
こんにちは!株式会社カフェイネイチュー代表の吉岡順平(よしおか じゅんぺい)です。プロジェクトにご興味を持っていただきありがとうございます。僕たちは、埼玉県草加市でecoma coffee(エコマコーヒー)というスペシャルティコーヒーのロースタリー兼カフェを運営しています。お店は個人開業してから数えて現在6年目となります。まず私たちのことをお話しします。
「We caffeinate your life〜コーヒーで日々を刺激的に〜」
私たちのコンセプトは美味しいコーヒーで関わる全ての人々の生活をより豊かで刺激的なものecoma coffeeにしていくことです。
Everyday coffee makes you alright.
店名のecomaはこの文章の頭文字を取って名付けました。毎日飲むコーヒーが日々をちょっと良くしてくれる。不安な気持ちを”大丈夫”な状態にしてくれる。嫌なことが少し忘れられるような、沈んだ気持ちが少し軽くなるような。そんな気持ちになってもらえるような場所になるように名前をつけました。
またecoma coffeeは埼玉県草加市のリノベーションプロジェクトに参加し店舗をオープンしました。草加といえば草加煎餅が有名ですが、その次に今はリノベーションも熱いまちです。その次の次の次くらいには人によっては名前が上がるようになってきたのが今のecoma coffeeです。ご参考までに僕が参加した「第2回リノベーションスクール@そうか」の動画を載せておきます。1:29:00くらいから僕のグループです。
コーヒーについて
私たちが扱うコーヒーは俗にスペシャルティコーヒーと呼ばれる簡単にいうと「高品質で美味しい、誰が作ったかわかるコーヒー」です。昔のコーヒーはブルマンとかキリマンジャロとか、トラジャとかモカとかざっくり地域をさした名前の物がほとんどでした。これだとどこの誰が作って誰がこのコーヒーを売って生活しているのかわからないですよね。歴史的に発展途上国で作られてきた歴史のあるコーヒーは安く買い叩かれることが多かったのが現状です。それって持続可能な生産じゃなくない?という流れとアメリカのエルナ・クヌッセンさんが提唱した『特別な気象・地理的条件が、ユニークな(特別な)風味(フレーバー/Taset +Aroma)を有するコーヒーを生む』という考え方が広がり生まれたのがスペシャルティコーヒーです。長くなりましたが、コーヒーも農作物なので、他の野菜と同じです。やっぱり生産者さんの顔が見えるっていうことが近年ではとても重要視されています。私たちが扱うコーヒーはそんなコーヒーです。
美味しいのはもちろんですがコーヒーを取り巻くストーリーも含めてみなさんのカップに注いでいます。
オープンした翌年にはエルサルバドルを訪問し、実際に農園をいくつか訪ねました。その時出会った生産者さんのコーヒーを毎年買い付けています。
<ラグーナ農園のアントニオさんと>
代表吉岡(旧姓安部)順平について
大学生時代にスターバックスでアルバイトをスタートしたところからコーヒーのキャリアをスタートしました。スターバックスに7年間勤めた後、クラフトビールを扱う飲食店CRAFT BEER MARKETを運営する株式会社ステディワークスに入社し1年半で3店舗を経験します。最後の店舗では新店の立ち上げ副店長として新店立ち上げ、店舗運営を経験しました。その後コーヒーの世界に戻ろう!と決意したタイミングで退職とともに当時最も行ってみたかったコーヒーショップ、アメリカポートランドのSTUMPTOWN COFFEE ROASTERSを訪問し、4ヶ月間ポートランドのまちを回ってサードウェーブの発信地のコーヒーショップを巡りました。その後帰国し現在のecoma coffeeを開業するに至ります。アメリカポートランドで体験してきたコーヒーシーン、そして食の豊かさや楽しさを日本で表現しています。
取引先であるTYPICAさんのインタビューがあるのでより詳しく知りたい方はぜひこちらをご覧ください。
<ポートランドのheart coffeeのクリスと>
このプロジェクトで実現したいこと
この度、ご縁をいただきまして今年4月に東京、押上・業平にオープンする”ことまちベース”の1Fに新たに「スペシャルティコーヒー×アメリカンブレックファスト」のお店をオープンします。
アメリカのコーヒー屋さんって朝が早いんですよ。やっぱり朝飲むコーヒーが一番美味しいからだと思うんです。ecoma coffeeも草加の街で朝7:00にオープンしています。押上でも朝7:00から美味しいコーヒーを届けるお店をオープンします。そこに美味しい朝食があればそれだけで1日いい気分で過ごせるはず。朝から美味しいコーヒーと美味しい朝食が食べられるお店。それが
『The Morning Folks Oshiage』
店名は「朝に集う人々」という意味でこの名前をつけました。
平日の朝仕事前にコーヒーを一杯...
お休みの日の朝にゆっくりと朝食を...
旅行のちょっぴり贅沢な朝ごはんに...
犬のお散歩の途中でちょっと一息...
などなど。美味しい朝食と共に、美味しいコーヒーのあるシーンを提供していきます。
アメリカンブレックファスト
今回のメインであるアメリカンブレックファストとはその名の通りアメリカで一般的に食べられる朝食のことです。特にアメリカンブレックファストというと火が入った食べ物がメインです。パンケーキ、バターミルクビスケット、目玉焼き、スクランブル、ソーセージ、ベーコン、ハッシュブラウン、etc...
僕は7年前にアメリカのポートランドに留学していました。その際に訪れたさまざまなお店で体験してきた朝食のシーンをこのお店で表現します。
○バターミルクビスケット&バターミルクパンケーキ
みなさんバターミルクってご存知ですか?バターとミルクで響きはなんだか美味しそうですよね。でも実はこれバターを作る過程で副次的に出来上がる白濁した酸っぱい液体なんです。ヨーグルトのホエーに少し似てるかもです。これが重曹と反応するとビスケットやパンケーキがふっくらそしてしっとりと仕上がるのです!
<サクサクフワッとなバターミルクビスケット>
そして今回このバターミルクは栃木県の森林ノ牧場さんで作られているジャージー牛のバターミルクを使用します!このバターミルクを使ったバターミルクフライドチキンもランチで提供予定です。
<ポートランドのPinestate Biscuits>
○グリルドチーズサンドイッチ、自家製ハムのグリルチーズサンドイッチ
草加のリノベーション仲間で最高に美味しいパンを作っているおーぐぱんさんに特別に作ってもらったサワードーを使用したグリルサンドイッチです。アメリカではスーパーの食パンコーナーのようなところにサワードーブレッドが普通に陳列されていて、当時うっかり買ってしまった僕はあまりの酸っぱさに衝撃を受けました。この酸っぱいパン大丈夫なん!?って。笑 ですがこのサワーさがチーズとの相性が抜群でまた衝撃でした。また油との相性もいいのでグリルするサンドイッチにぴったり。
○ゴールデンハッシュブラウン
これをぜひ食べてもらいたいんです。みんな大好きハッシュドポテトを鉄板で焼いて作る金色のポテト料理。油で揚げてある某ハンバーガーチェーンのハッシュドポテトや冷凍食品のハッシュドポテトとは一線を画する料理です。ジャガイモは草加のChavi Peltoさんのオーガニックのジャガイモを中心にそれがない季節には自然栽培や特別栽培のジャガイモを使用します!
<モーニングハッシュブラウン>
○新鮮な卵を使ったブレックファストプレート
長野県産の抗生物質・ホルモン剤などを使用せずに育てられた自然食品向けのさくらたまごを使用した目玉焼きや上述のものをワンプレートに。これさえあればもう何もいらないやつです。美味しいコーヒーを除いてね。
○新鮮な野菜
草加のオーガニック農家Chavi Peltoさんから毎週仕入れる新鮮な野菜を豊富に使ったランチメニューも。チャヴィさんの野菜は本当に味が濃くて美味しい。オーガニックなだけじゃなくて美味しいんだからもうそれを選ばない理由はないよね。
このクラウドファンディングプロジェクトでは、私たちの店舗で使用するコーヒー関連機器や冷蔵設備に必要な資金を調達することを目指しています。コーヒー関連の道具ってとってもお金がかかるんです...エスプレッソマシンやコーヒーグラインダー、業務用のコーヒーメーカーそれだけで300万円は超えます。またそれ以外にも厨房機器や冷蔵設備を導入するために皆様のご支援をお願いします!
The Morning Folks Oshiage出店地について
2024年4月オープン予定
東京都墨田区業平1-10-6
押上駅A2出口より徒歩2分
店舗はことまちベースという複合コミュニティ施設内にテナントとして入ります。ことまちベースにはThe Morning Folks Oshiageの他に東陽町のクラフトビールブルワリーガハハビールの系列店『クラフトビール居酒屋GAHAHOUSE』や東武不動産が運営するコワーキングやイベントスペースの『ことまちラボ』が入ります。そしてカフェの外には広場が広がり、空には東京スカイツリー®を望む憩いの場所です。
ことまちベースへの出店のきっかけ
本プロジェクトは東武不動産が進めている押上地区のまちづくりプロジェクトである”ことまちプロジェクト”におけるコア施設の案件である”ことまちベース”へのテナント出店の打診を受けたことから端を発しました。
ことまちプロジェクトとは
『”こと”が起きる”まちに”であう』
新しい「こと=文化・活動・体験」を取り入れ、持続的に発展していく「まち」を「ことまち」と呼び、より暮らしやすくするために、ことまちプロジェクト推進会議を発足し、まちの未来を見据えた活動「ことまちプロジェクト」が2023年春からスタートしました。(ことまちプロジェクトHPより抜粋)
ことまちベースとは
「ことまちベース」は、2020年頃からその構想案づくりを行い、2023年春より活動を始めた「ことまちプロジェクト」のコア施設として、「ことまちラボ」「こと庭(広場)」「にぎわい施設」の3つの機能で構成された施設となります。
Local Base
草加市のリノベーションスクールに参加し、ecoma coffeeをオープンしてから特に”まち”との関係性がお店をやる上でとても重要なファクターになると実感するとともに、アメリカポートランドで体験してきたお店の在り方が”Local Base(ローカルベース)”だったということを再度認識しました。それは「地域に根ざした商いをする」ということです。そのお店があるからそのまちが好きになる、自分の住んでいる場所が好きになる、そんな場所を創出したいと思っています。また、そのお店の周りで採れた野菜や作られたものを使ってお店で提供するのも我々の役割だと思っています。それ以外にもecoma coffeeでは月替わりでお店界隈に住んでいるアーティストが店内展示を行なっていたり、コーヒーのラベルパッケージを地元アーティストに依頼しています。お店が地域と繋がることで、そのお店を利用する人々もまちとより深く繋がることができるのです。The Morning Folks Oshiageも押上地区でそんなお店を目指します。
サブコンセプト『草加〜押上間の沿線活性化』
本プロジェクトにおいて草加で作られた素晴らしいものを押上で紹介することで、「へー、草加ってなかなか面白そうじゃん。行ってみよう!」や逆に草加の人々が「え、エコマって押上にもお店出したの?行ってみよ!」というシーンが創出されることで相互に人々が回遊するような人の流れを生み出したいと考えています。
・草加オーガニック野菜 Chavi Pelto
ここの野菜を食べたら他の野菜が食べれなくなります。味が濃くて栄養満点。ぜひ全ての方に召し上がってもらいたい野菜です。
・ベーカリー おーぐぱん
実はパン屋激戦区の草加で人気のパン屋さん。何を食べても美味しいオグラさんのパンを是非皆さんにも召し上がっていただきたい。
・ロゴ Toshiki Okada Design Firm
ecoma coffeeの5周年ブレンド”Game Changer”のラベルデザインを担当していただいた草加在住のグラフィックデザイナーさんです。今回のロゴデザインも制作いただいています。
・カップ kousha ceramic works
草加のedahaさんを通して北越谷に窯を構える飯高幸作さんのedaha限定マグカップとラテカップを制作していただいております。軽くて丈夫で口当たりの良いカップでぜひコーヒーをお召し上がりください。
・コーヒー豆パッケージデザイン 草加市在住、元在住アーティストとのコラボ
Rikken Factory シングルオリジン各種
Pelekas books キャットストリートブレンド
Kiyoc. コマイヌブレンド
Toshiki Okada Design Farm ゲームチェンジャーブレンド
資金の使い道
今回のクラウドファンディングでは集まったご支援は主に設備資金へと充てさせていただきます。
エスプレッソマシン、コーヒー関連器具・・・約300万円
厨房機器設備・・・約100万円
CAMPFIRE 手数料・・・93万5千円
リターンについて
このプロジェクトはAll in方式を採用しております。支援目標金額を達成していなくてもリターンを実行いたします。
実施スケジュール
プロジェクトの実施スケジュールは以下の通りです。
2024年2月23日:クラウドファンディングの開始
2024年3月31日:資金の調達完了
2024年3月25日〜:コーヒー関連機器や冷蔵設備の導入
2024年4月16日:店舗の準備完了
2024年4月17日:グランドオープン
最後に
気づけば人が集まり。気づけばその中でコミュニティが生まれていました。
草加のecoma coffeeはそんな場所です。
まちの中で人と知り合うきっかけってあまりないですよね。そこで出会った人がいつしか他人でなくなって別の場所で会っても声を交わすようになる。
そんな瞬間を押上でも新たに作り出していきます。
コーヒーを飲みに来て、なんとなく居心地が良くて何度か通っていたら、顔見知りが増えた。毎朝見るみんなの顔がいつしかないと物足りなくなった。友達とは言えなくても言葉を交わす顔見知りが少しいるだけでもいいんです。なんでもない会話が心を少し整えてくれることもあります。
コロナ禍で浮き彫りになった現代のコミュニティの希薄さと寄る辺ないまちの軽薄さに僕たちは少し参ってしまっているのかもしれません。年配者の少しお節介なところも、若者の使うよくわからない言葉も、挨拶が苦手な子どもたちも、全てが愛おしく感じる場所がどのまちにも必要です。
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