【自己紹介】
私たち「雨水ドリンクプロジェクト」は、水に関わる事業者、研究者、市民のグループです。普段は、水質、水道、環境、防災などそれぞれに異なる活動をしていますが、今回「雨水」を共通項にプロジェクトを立ち上げました。

左から 辻谷貴文、山村寛、笹川みちる、尾崎昂嗣、鈴木渉

<参加メンバー>
N P O法人雨水市民の会 笹川みちる
中央大学人間総合理工学科水代謝システム研究室 山村寛
合同会社アールアンドユー・レゾリューションズ 尾崎昂嗣
株式会社アクアサポーターズ 辻谷貴文、鈴木渉

【このプロジェクトで実現したいこと】
雨水(あまみず)は天からの恵み。
東京の雨水100%のクラフトビールを作って、身近な水資源としての雨の価値を発信します!
日本には、世界の平均降水量の2倍近くの雨が降ります。しかし、東京を始めとした都市部では、降ってきた雨をなるべくはやく排除するまちづくりが行われてきており、降雨の半分以上が下水道へと流れ込みます。気候変動の影響で短時間の集中豪雨が増えたことで、一気に下水道に流れ込んだ雨がまちの浸水や河川の水質汚濁の原因にもなっています。
本来、雨は天然の蒸留水ともいわれ、地上に降る前に正しく貯めれば、超軟水の良質な水資源です。頭上に降る雨を捨てずに蓄え、クラフトビールを製造することで、美味しく、楽しく、レジリエントなまちづくりに貢献します。

雨水タンク設置の様子
膜ろ過システム設置の様子

【私たちの活動】
水は、すべての生命に欠かすことができません。
安全で安心な水を届けること、地域の水質・水量に応じて適切に水を供給し、その排水も処理すること、そして次世代にも雨を起点とした水循環が健やかに維持されることをめざして、それぞれに活動を行う中で、分野を超えてこれからの水循環と私たちの生活のあり方、それを支える制度や技術のあり方を考える仲間が集まりました。
議論やデータだけではなく、水の大切さ、美味しさ、楽しさを五感で感じて共有したいという想いから、まずは自分達の課外活動として、「雨水ドリンクプロジェクト」をスタートしました。2022年6月に東京都文京区のビルのテラスに雨水タンクとろ過装置を設置し、屋上からの雨を集めて処理するシステムを作りました。貯めた雨水は、水道水と同じ項目の水質検査を行なって、飲用に問題がないことを確認し、「雨水バー」という不定期イベントで、雨水炭酸水と雨氷を使ったハイボール、ウイスキーや焼酎の雨水割、雨湯ハーブティーやコーヒーなどを楽しんでいます。

採水した雨水と雨水で作った氷

イベントにも出展歴史ともに、水を楽しむ
【私たちの想い】
美味しい雨の地産地消をもっと広げたい!
約2年の雨水ドリンクプロジェクトの活動で、より多くの人に雨水の魅力を伝え、頭上に降ってきた雨を省エネルギーで資源として活用することの意義と楽しさを知ってほしいと考えるようになりました。そこで、東京の雨水を原料にホップと酵母だけを加えたクラフトビールを製造し、多くの人に味わってもらうことで私たちの取り組みを知ってもらいたいと考えています。初回となる今回は、文京区産の雨を使って限定160リットルを製造しますが、今後も雨水を集める拠点を増やすなどして地産地消の雨水ビールの製造を継続したいと考えています。

【雨水ビール醸造に協力して下さる株式会社サカヤジャパン 能村さん】
不定期ながらも「雨水バー」を開催し、身近な水資源としての雨を発信し続けてきた「雨水ドリンクプロジェクト」。
雨水バーでは「雨って美味しい!」という嬉しい声をたくさん頂いてきました。
嬉しい声に支えられ、私たちの次なる野望を抱きます。それは…

「雨水でビールを作りたい!」
 
雨水ハイボールをはじめ「美味しい!」の声の実績が出ているのであれば、きっとビールでも美味しいはず。
そんな私たちの更なるチャレンジに協力して下さるのが、株式会社サカヤジャパンの能村夏丘さん。
旅先で出会った、小さな個人ビール醸造所。ビール好きだった能村さんは、ビールを個人で作れることに衝撃を受けると同時に「これだ!」と確信し、ビール屋さんになることを決意。

能村さん
「パンを買う時の選択肢は色々。スーパーで売ってる大企業のパン製品もあれば、街のパン屋さんの焼きたてパンもありますよね。同じようにビールにも選択肢があっていいはず。私たちは「その街で作った出来立てのビール」という選択肢を当たり前にしたい。更に言うと「その街のビール屋さんが、その街で作ったビールを、その街の人たちが気軽に楽しむ」という《新しいビール文化》を定着させたい。」

そんな日常的に楽しむ《新しいビール文化》に挑む能村さんが今回の雨水ビール醸造に協力して下さいます。

<ビール工房さんのホームページ>
https://www.beerkobo.com/about/

【プロジェクトへの応援コメント】
・沖大幹氏(東京大学大学院工学系研究科 教授、水文学者)
夕立ち、土砂降り、小糠雨。霧雨、五月雨、時雨に氷雨。雨にもいろいろあるけれど、東京沙漠に降る雨は、水平線の向こうから、海を乗り越えやってくる。真っ白な雲をくっきりと輝かせた天からの手紙がとけて、地球にひかれ、大地に触れる直前にそっとすくわれた天からの恵みでできたビールはどんな味だろう。何億年もの間、いのちからいのちへと駆け巡っていた記憶をそっと教えてくれるだろうか。日本初の雨水ビール。もったいないけれど、浴びるように飲みたい。

【スケジュール】
3月下旬〜4月 雨水集水:少し降雨が増える春先の雨を蓄えます
4月10日 クラフトビール味決め会:雨水の試飲、数種類のクラフトビールの試飲を基に、今回のビールの味決めを行います
4月下旬 雨水ろ過・ビール仕込:雨水ろ過後すぐにビール製造工程に入ります
5月31日 クラウドファンディング終了
6月中旬 雨水ビール完成
6月23日  雨水ビールで乾杯イベント開催
6月下旬〜 リターン発送

【資金の使い道について】
本プロジェクトにご支援いただいた資金は、下記の用途に活用させていただきます。
<資金用途>
・雨水クラフトビール製造費
・返礼品製作費(オリジナルグラス、ステッカー、コースター)
・イベント開催費(味決め会&乾杯イベント)
・CAMPFIRE手数料など

【ロゴデザインについて】

雨水ドリンクプロジェクトのロゴデザインが完成しました!
このデザインには、「雨を飲む」ことで雨水を身近に感じほしい!また、大地と天からの恵みを美味しく楽しく飲むことが災害を防ぎ、未来を守ることにも繋がる。そんな価値観の転換(=新たな気付き)を得て欲しいという思いがこもっています!
このロゴを使ってグラス・ステッカー・コースターなどの返礼品を制作していていきます!
※画像は企画段階のものです。出来上がりの際には印刷色の変更などがございます。

【リターンについてのお願い】
各ほろ酔いコース・乾杯コースへお申込みいただく場合、人数集約のためお申込み備考欄に6/23の参加可否をご記入をお願い申しあげます。

【会場変更のお知らせ】
4月10日に開催します味決め会の会場ですが、店舗の事情により変更させていただくこととなりました。
会場はビール工房新宿店さまとなります。

日時:4月10日18:00~
場所:ビール工房新宿店
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビルB2

【最後に】
6/23(日)、東京産雨水100%のクラフトビールで乾杯しませんか?
雨水は誰の上にも降る貴重な水資源です。厄介者としてまちから追い出すのではなく、その性質を知り、楽しみながら雨を活かして生活しましょう。
そして、ぜひあなたのまちの雨でも雨水ドリンクを楽しんでください。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/05/01 12:00

    雨水ドリンクプロジェクトのロゴデザインが完成しました!このデザインには、「雨を飲む」ことで雨水を身近に感じほしい!また、大地と天からの恵みを美味しく楽しく飲むことが災害を防ぎ、未来を守ることにも繋がる。そんな価値観の転換(=新たな気付き)を得て欲しいという思いがこもっています!このロゴを使って...

  • 2024/03/29 09:22

    スタートから1週間、昨日までに18人の方からご支援を頂けました!ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。初めてチャレンジするクラウドファンディングですが、こうしてたくさんの方からご支援いただけると「応援してもらえてる!」と強く感じます。東京は偶然にもビールの材料となる雨も降っており...

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