toREACH WORKSについて

toREACH WORKSは

革とシルバーを主な素材とした提案工房です。


「和」の知恵×「洋」の文化

「今」の生活×「昔」のアイデア

距離と時間を超えた要素を組み合わせることで

新しい提案をしていきたいと考えます。

そして

その提言した職人が、断裁から組み立てまで

全ての工程を製作していきます。

是非とも皆さんにも

この提案成果をお届けしたい。

今回ご提案の「ベルトフックバッグ」のご紹介

ベルトフックバッグは、その名の通りベルトに引っ掛けて携帯できる小型のバッグです。

スマホやカード類の収納はもちろん、ちょっとポケットには入れづらいものまで気軽に持ち歩けます。
ボクはタバコとジッポ、メガネ、小銭入れなどは常に入れてますね。

開発の出発は、バイカーの方々が愛用するメディスンバッグ。このちょうど良い収納力をより使い勝手良く実現できるかがポイントでした。その起源はネイティブアメリカンの呪術師が使っていたモノだそうです。


そんなメディスンバッグをtoREACH WORKSが考ええると、ちょっと変わったモノができました。

■提案①「スルッと着脱できるといいのになぁ」

日本には、その昔「根付(ねつけ)」という携帯文化がありました。江戸中期から明治にかけてした留め具を帯に引っ掛けて巾着や印籠などの下げ物を携帯する方法です。しかし和装が洋服へ変化していく中で次第に廃れ、今では一部の愛好家の中だけで使用されるのみとなってしまったのです。

これが普段着でできるなら、ベルトの付け外しをしなくてもバッグ側のパーツの付けはずしをしなくても「スルッ」と装着できます。

それを実現させたのが「フックパーツ」

革と芯材や金具などを組み合わせ強度と滑らかさ、そして装飾性などを必要十分な範囲で実現できました。

フックパーツ自体もホックで留まっているので長さの段階を選んだり、場合によっては中央に1本で留めることもできます。

■提案②「中身が増えても手軽に締められる留め具が欲しい」

メディスンバッグに多く用いられている留め具がチョークコンチョ。ボタン状のモノに革紐を巻きつけて留める方式です。これは内容量が増えたり減ったりしても自由な位置でカブセ(ふた)を締められる優れものです。でも複数回巻きつけるので開けたり閉めたりがちょっと面倒。

そこで考案したのか「フレキシブルホック」

ワンタッチで留められるホックを革紐の長さで調節する機構としました。留めた後に革紐を引き絞ることでギュッとk気持ちよく締めることができます。またジャバラベルトをつけることでクルクルねじれず常にホックが正体するようにしました。


ベルトフックバッグができるまで

最初に根付からヒントを得たのは「ATTACH」シリーズと言うスマートフォンホルダーでした。ベルトに挟み込むと言う基本な考え方は一緒でした。ただしこちらはスマホとカードを主に収納するホルダーでした。

このATTACHシリーズも新しい構造を提案した画期的な作品でしたが、使っているうちについつい欲が出てきました。

「メガネやタバコなども常に携帯できたらなぁ‥」

そこで目をつけたのがメディスンバッグ。小物を持ち歩くのに使い勝手はいいし腰につけるので肩に負担がなくて済む。根付文化の継承アイテムとして、うってつけではないか。

そこからが苦難続き。

基本的に開け閉めはカブセ(蓋)を基本としているのでATTACH方式は使えない。新たなベルト留めが必要でした。これによりさらに根付に近いパーツ開発が進むこととなりました。パーツヘッド部は革を複数枚張り合わせ中に芯材やカシメ金具を入れるようになりました。

続いてカブセ留めです。
良く見るメディスンバッグはチョークコンチョと言う形で、コンチョに皮ヒモをグルグル巻いて留める方式でした。ヒモの長さで留める位置を決められるので中身が膨らんでも留められる自由度があります。しかし携帯やカードを収納しておくとかなりの頻度で出し入れがあり、その都グルグルするのが億劫です。

「ホックで簡単の留められたらなぁ。」
ホックは1対1で留まる金具なので自由度がありません。そこで一方を革ヒモにつけて移動できるようにしました。しかし革ヒモだ毛だと外した時にクルクル回って再度留める時に一々正面を確認する必要が出てしまいました。そこでジャバラ状の革ベルトを補助としてつけることでこのクルクル現象は解決できました。

そして全体のデザインです。

旧来のメディスンバッグは起源のネイティブアメリカンの要素を色濃く残したものが多く、
それそれでカッコイイんですがtoREACH WORKSが目指すのはあくまで現代様式とのマッチング。
できるだけ虚飾を排してシンプルさを追求し構造や強度などに必要な機能で彩っていくことでした。
正面もシンプルですがカブセの強度をたもつパーツでオシャレしてみたり、内側の留め帯を固定するリベットでさりげなくキラッとさせてみたりしてます。
数少ない飾りはコンチョのデザインです。このコンチョは当工房のオリジナルコンチョで流し込みを使った技法で作られました。
お手元に届いたら何が絵描かれているか想像を膨らませてお楽しみください。

さらに

「ちょっと手をかけられる把手があると便利なのに」

「ベルトへの付け方を選べればいいのに

「ベルトをしてない時でも持ち歩けるようにストラップがあればいいのに」


「中身を少しでも整理できたらなぁ」

スマホポケットは、h110×w85×d15(mm)
(※ご自身のスマホサイズに不安のある方はご相談ください。)

マチ(横のジャバラ)は最大60mmまで広がります。

※内ポケットはカードやレシートなどの薄いモノを想定してます。


…などと欲(改善点)は果てしなく、それらの希望を一つ一つ解決していきながら、最終的に現状の形にたどり着きました。ここまで来るのに多くの試作品の山を築くこととなりました。その分、完成した時の喜びは大きかったですね。

これからは皆さんにもお使いいただき、更なるご希望(改善点)をお伺いできればと思います。

皆さんのワガママを是非お聞かせいただき、共にベルトフックバッグバッグをより良いモノ育てていければ幸いです。


リターンについて

ベルトフックバッグセット:1点  ※(ブラック or ブラウン)をお選びください。

【内容】

 ■ベルトフックバッグ 1点
 ■ショルダーストラップ   1点
 ■キーチェーン  1点


製品情報・仕様

・本体サイズ:h 190 × w160 × d 60  (mm)
・スマホポケットサイズ:h 110 × w 85 × d 15(mm)
・対応ベルト幅:ショート位置(30mmまで) ロング位置(60mmまで)
・重さ:285g
※一つ一つ手作りになりますので多少の誤差はご容赦ください。

《素材》
・本体およびストラップ:牛革(栃木レザー「オイルドレザー」使用)
・引き締めヒモ:鹿革 
※芯材は豚床革を使用しております。
・コンチョ:silver 925
※その他の金具は、鉄・ニッケルなどになります。


FAQ

A:自分の使っているスマホが入るか心配です。
Q:上記の記載で不安な場合は機種をお伝えください。当工房にて出来る範囲で確認します。多少お時間をいただく場合があります。またケースをご使用の場合や機種など不明の場合は実測数字をお伝えいただければ確認いたします。

A:ベルトの厚さはどこまで対応できますか?
Q:およそ4mm程度までは大丈夫です。それ以上も対応可能ですがフックパーツの負荷にご注意ください。

A:オイルドレザーの革とありましたが、マットな革に思えます。Q:本製品の革は使い込む事で光沢が出てきます。それが判り易いようにオイルドですが未使用時にはマットな革をあえて選んでおります。革製品を育てる喜びをお楽しみください。


《toREACH WORKSのプロダクト紹介》

toREACH WORKSでは今回ご紹介の「ベルトフックバッグ」のほか、同じように根付にインスパイヤされたスマホホルダーやノミ巻きをヒントにしたウォレットなどを制作提案しています。

ご興味がありましたら、当工房のサイトものぞいいて見てください。

https://toreachworks.myshopify.com/




<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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