目次

1 はじめまして
2 アドベンチャーが始まったきっかけとその思い
3 絵や工作で自己表現するシャイな子供が、洋服作りに目覚める
4 海外チャレンジ、大失敗!
5  大量生産・大量廃棄・ジレンマ
6 オリジナルブランドFREijA ( フレイア )の誕生
7 最後に
8 応援メッセージ・サポートメンバーの紹介
9 リターンについて
10 スケジュールと資金の使い道




ファッションデザイナーのYumiです。
私は現在、地元岐阜県を拠点に自身のオリジナルブランドFREijA ( フレイア ) の活動をしながら、フリーランスとして母と一緒に縫製スタジオを営んでおります。



私のオリジナルアパレルブランドFREijA(フレイア)は、シートベルトやエアバッグ・廃棄素材・古着などの"廃棄物"を素材として積極的に活用し、完全受注生産に近いスタイルで製品を提供する、スローファッションとサスティナビリティの融合を追求しているアパレルブランドです。



ここから、私のアドベンチャーが始まったきっかけや、私の創作のバックグラウンドについて紹介させていただきますので、最後まで読んで頂けましたら幸いです。





14歳から始まった私の服作りの旅は、自己解放の精神からスタートしました。自由な自己表現の場所だった服作り。しかし次第に、他人の期待に応えたり人からの評価ばかりを気にする「他人本位」な物作りをしている自分がいることに、ある時気づきます。

自問自答し葛藤に満ちた日々が長く続く中、その中でまさかの展開が待っていました。
SNSを通じて届いた2024年4月のカナダ・バンクーバーでのファッションショー参加のオファー。

「やってみたい!」
という沸き上がる直感。

しかし瞬時に「無理でしょ」「お金はどうするの?」という現実的な考えが働き、お断りの返信を書き始めたのですが、その時ある壮大な実験をすることが頭に浮かびます。


「楽しさ120%の服作りをして世界中の人に見せたらどんな反応が見れるのだろう?」



結果的に、その時自分が感じたワクワクを信じてバンクーバー行きを決断しました。


この大きな決断は、その他人本位になっていた私の創作活動にピリオドをうつという決心の表れであり、自身のブランドFREijAの活動を多くの人に知ってもらえる大きなキッカケ作りの第一歩になるという確信があります

この新たな章を開いた後どんな風景が待っているのか、応援してくださっている皆さんと一緒に見ていきたいと考えております。

ここからは、私の創作のバックグラウンドや私のオリジナルブランドFREijA(フレイア)について詳しく紹介させていただきます。



私のクリエーションの原点は、極端な人見知りだった幼少期に育まれた、 自身が手掛けた絵画やクラフトワークを通して生まれる他者とのコミュニケーションの楽しさでした。


子供の頃の作品


そして14歳の頃、初めて手にしたファッション雑誌に掲載されていた1枚の写真に心を奪われ、私の服作りの旅は始まります。

言葉でのコミュニケーションが苦手だった幼少期、自分が手がけた絵画やクラフトワークが他者とのコミュニケーションツールになっていた私ですが、私にとって”服を作る”ということは、絵を描くことや工作することの延長線上にあるように感じていたため、次第に自己表現の媒体が洋服作りへと転換していきました。

のちにファッション専門科のある高校に進学し、洋服作りに没頭するあまり徹夜!そんな日々が続いた結果、学校の授業のみではなく自分自身の創作を通じてほぼ独学で洋服作りの技術を身に着けていきました。

そんな私にとって服作りを通した自己表現は、絵を描きながら色を組み合わせたり、ギミックのあるクラフトワークを試行錯誤する、というようなことと同じであり、まさに”遊んでいる”ような感覚といえました。



洋服作りに没頭する高校生活を送る中、17歳の頃から当時自身が通いつめていたセレクトショップで作品の販売を開始し、その後も様々な縁から、友人とのアパレルブランド運営、舞台衣装のデザイン・製作、ファッションショーの開催、オリジナルブランドの立ち上げ、など自己表現の場所に恵まれました。

初めて行ったショーでの一枚

2005年に立ち上げたオリジナルブランドGARA ( ガラ ) の活動を通じて友人たちの大きなサポートを受け、私の創作活動は想像を飛び越えるほど活発になり、ロンドンにあるセレクトショップとの海外取引が決まりました。憧れていた大好きなブランドと同じラックに自分の洋服も並んでいる、信じられない光景が広がりました。
その時、海外(イギリス)に住みながら自身の活動の幅を広げる計画を企てていた私たちでしたが、ここで大失敗が訪れます。

ビザの取得に失敗!

その計画は中止せざるを得なくなりました。

当時、あるジレンマを抱えていた私にとって、夢の舞台での活動が見えなくなっていたという事実もあり、私は一旦海外での創作活動を諦め、活動休止し渡米します。



2013年、私がNYに長期滞在していた頃、ファストファッションが隆盛を極めており、多様なデザインの洋服が手頃な価格で手に入り、一部の人たちの間では使い捨てが日常となっているようにさえ見受けられました。

安価な洋服を購入するための長蛇の列を眺めながら、「このまま今後も洋服作りを続ける意味はあるのだろうか?」という葛藤が頭をよぎります。


そんな葛藤とは裏腹に、直感に従って楽しんで買い物をする人たちを見て、「ファッションはシンプルに楽しむものだ」と再確認し、自分自身がファッションや服作りに興味を持ち始めた頃のフレッシュな気持ちや感覚を思い出し、とても嬉しくなりました。



その経験は、自身の創作活動が活発になる反面多くのプレッシャーから、”作っていて楽しいもの”よりも、”皆が想像する、私らしいもの”という他人本位な物作りに傾倒している自分を痛感する経験になり、「このままではいけない」という気持ちが強くなります。



また、後に観たドキュメンタリー映画「THE TRUE COST」が更に大きな衝撃を与え、身近にもあるファッション業界が抱える様々な問題(廃棄・低賃金・環境問題などアンサスティナブルな環境、状態)から完全に目を背けられなくなりました

シンプルにファッションを楽しむこと=ワクワクをシェアしたい
サスティナブルで無駄の無いものつくりがしたい。

この両者が共存することはできないのだろうか、というジレンマがこの頃から生まれます。




ジレンマを抱えたままの2017年、私の兄が趣味で始めたシートベルトを素材にしたバッグ作り

最初は兄のバッグ作りに対して縫製技術者である母と私がアドバイスをしていく、というものだったのが、2021年冬、自分でもシートベルトやエアバッグを材料にしてバッグを作ってみると、次第に独自の素材感やフォルムに魅了されると同時に、創作活動が自己解放だった頃のまるで”遊んでいる”ような感覚を思い出します
次第に自分の中の点と点がつながって次第に線に変わっていき、これならサスティナブルとワクワクが共存し、それを世の中にシェアできる、という自信がこみあげてきました。

エアバッグとシートベルトを使用したボストンバッグを初めて作った時の製作過程


“ゴミ“と決めた瞬間それは“ゴミ“になるけれど、一度“ゴミ“と定義されたものでも、私たちの手によって再生させ新たな存在に生まれ変わらせることが可能。私たちの創造活動を通じて、これらの対象を第二の人生へと導く架け橋となれるのではないだろうか。
そうした思いから、2022年4月にブランドを設立しました。


ブランド立ち上げ時に製作したバッグバッグ①

ブランド立ち上げ時に製作したバッグ②


FREijAでの創作を通じて、シートベルトやエアバッグ、廃棄素材、古着などの"廃棄物"を素材として積極的に活用し、完全受注生産に近いスタイルで製品を提供するなど、スローファッションとサスティナビリティの融合を追求する新たな旅が始まりました。


20本以上の古着デニムパンツからパーツを取り製作したジャケット

私は、FREijAの活動を通じて、長い間ずっと抱えていたジレンマを解消している最中であり、創作に熱中し洋服作りが”楽しさ成分120%”だったあの頃の感覚をとり戻している過程にあります。


私のアドベンチャーはまだ始まったばかりで、
カナダ・バンクーバーでのイベント参加はそのスタートライン。


楽しさ120%の服作りをした先にはどんな世界が待っているのでしょうか?


※順不同で表示。









【スケジュール】

<2023年>
8月 参加費用入金(デポジット)
12月 参加費用入金(残りの金額)
<2024年>
2月 イベントサイト掲載用資料作成・写真撮影
3月 製作スタート・イベント用PR動画製作・音楽製作・eTA取得・航空券取得・宿泊先予約
4月23〜28日 バンクーバーにてイベント開催
4月25日 渡加予定
4月28日 ファッションショー(イベント参加日)当日
5月上旬 帰国予定
5月15日 クラウドファウンディング終了
5月下旬 愛知県名古屋市アクセサリーのセレクトショップFuligoにてコレクションピース展示&販売会開催予定
6月上旬 Podcastオフ会にて報告会開催予定※場所は都内某所の予定


【資金の使い道】

今回皆さまからいただいた資金は、「イベント参加費用」や「製作費」、バンクーバーへ旅する際の現地滞在費の一部に充てさせていただきます。

◎イベント参加費用 約90万円
◎製作費用 25万円
◎現地滞在費 40万円
◎Campfire手数料(17%+税)




ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

私の、海外チャレンジしたい!という決意表明を喜んでくれた友人、日頃から私の創作活動を応援してくれているみんな、FREijAのバッグや洋服を身につけてくれている皆様、Podcastのリスナーさん、相談させていただいた皆様、取引先の皆様、本当にありがとうございます!

プロジェクトの作成を進めながら、たくさんの人たちに支えられているからこそ現在の創作活動があるということを改めて認識し、感謝の気持ちでいっぱいです。


まだ始まったばかりのアドベンチャー。
是非、みなさまのお力をお借りできますと幸いです。

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【デザイナー略歴】

14歳の頃からほぼ独学で服作りを学び始める
17歳の頃より自身の作品(洋服・アクセサリー)をセレクトショップにて販売開始

2000年〜2005年 
友人と共にアパレルブランド「TEPPEI And Two Go」運営

2005年 
自身のオリジナルブランド「GARA」( ガラ ) 立ち上げ
※その後2020年にGa_Ra ( ガラ ) に改名

〜2021年 
Ga_Raとしての活動(年2回の展示を行い、受注生産に近い生産スタイルを築きあげる)

2021年11月 
Ga_Raブランド終了

2022年 
新ブランド「FREijA」立ち上げ

同ブランドの発端は、デザイナーの兄が2017年に始めたシートベルトを素材 にしたバッグ作りが原点であり、デザイナーYumiもその独自の素材 感やフォルムに魅了され、2022年にブランドとして誕生。
シートベルトやエアバッグ、廃棄素材、古着などの"廃棄物"を素材として積極的に活用し、完全受注生産に近いスタイルで製品を提供するなど、スローフ ァッションとサスティナビリティの融合を追求している。


<ブランド名の由来>

FREijA ( フレイア ) は、FRIDAY ( 金曜日 ) の語源であると言われている。FREijAの服やバッグを見に纏うたび、まるで金曜日のようなワクワクする気持ちになってほしい、というデザイナーの思いを込めて名付けられた。
※金曜日は平日と休日のはざまであり、リラックスと緊張感が共存する特別なひととき。日本語で”華の金曜日”という言葉があるように、英語でも"Thank God It's Friday!! (TGIF)”という慣用句がある。

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<感染症などによる影響が生じた場合について>

今回イベントの延期や、やむを得ず渡航が困難になりイベント参加が出来ない状況が生じた場合でもリターンはお届けさせて頂きます。そのような状況になった場合、リターン内容が一部変更となる場合もございますので、 ご支援頂いた皆様に対し随時ご報告させて頂きます。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします

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