プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

自己紹介

数多くのプロジェクトの中から、私たち【grow_rooms】のプロジェクトをご覧いただき本当に感謝いたします。福岡県福岡市で放課後等デイサービス ルームズを運営しています。まもなく10周年を迎えます。

放課後等デイサービス ルームズは、障害のあるお子さまや発達に特性のあるお子さまをサポートする通所施設です。6~18歳まで(小学生から高校生まで)の障がいや発達に特性のある児童を、放課後や夏休みなどの長期休暇中にお預かりしています。個別の発達支援や集団活動を通して、児童自身ができることを増やし、自己効力感(=「やればできる」という一種の自信のようなもの)を支援します。家庭や学校とも異なる環境で、子ども同士のコミュニケーションを促し、児童それぞれのスタイルで将来の社会参加に向けた準備をおこなっていきます。


●解決したい社会問題

<社会的包摂>・・・障がいのある子供たちが社会のさまざまな側面(教育、芸術、労働市場など)に参加し、受け入れられる社会を作っていきたいです。なぜなら、社会の中に彼らを支援する制度や仕組みができたとしても、自分の考えや感情を表現し、他者とのコミュニケーションを取る手段を持っていなければ、結果として、社会からドロップアウトしてしまう恐れがあるからです。
 逆に、他者とのコミュニケーションが上手でなくても、自分の考えや感情を表現し、コミュニケーションを何とかとることができれば、社会は歩み寄ってくれるものです。自己表現や他者とのコミュニケーションが苦手な子ども達にとって、アートを通じた活動には大変大きな意義があります。
 子ども達が成長し、いわゆる社会に出ていくことになった場合に、基本的に「自分で生きていく」力が求められます。自分で生きていく・・と言っても、全くの一人で生きていかなければならない・・というわけではありません。
 仕事をするなら、A型・B型事業所や就労移行支援、生活の場であれば、入所施設もあります。ある程度の支援は用意されているわけです。

 では、何が問題なのか?それは、「自分らしく生きる」ということが難しいことです。
 それは障がいのあるなしに関わらず、誰だって、難しいことではないか・・と思われるかもしれません。
 確かに、誰にとっても難しいこと・時代ではありますが、障がいという特性を持ちながら、社会に出る‥ということは、健常者でも難しいことを障がい者でも乗り越えなければならない‥ということなのです。
 今日の日本の社会では、求めればある程度の支援を受けることができます。支援をしてくれるスタッフも多くは親身で親切です。
 ところが本人に自信がない、何をしてよいか分からない、何が好きか分からない、それを答えられないことが多いのです。本人が分からなければ、「とりあえず、やってみれば・・」という話になります。でも、やってみて仕事が合わず、辞めてしまう人が多いのも事実です。辞めてしまうと、より自信がなくなり、あきらめ、自宅に籠ってしまうことにもなりかねません。多くの保護者もこれを恐れています。

 では、<社会的包摂>を目指す私たちがすべきことは何でしょうか?それは、子どもの頃から、本人が好きなことを通じて、様々な経験をし、自分の「好き」を磨くことです。障がいを持つ子ども達は、健常者以上にこれを意識する必要があると私たちは思っています。

 では、なぜ「アート」なのか?
 それは、アートには、自己を表現し、人と人をつなぎ、コミュニケーションを生み出し、感動させる力があるからです。
 実際、私たちの事業所では、家庭外では話ができない、口をつぐんでしまう・・という特性をもった児童がいました。その児童は日々、通所する中で少しずつ話すようになりました。そして、大好きな絵を描くことを通じて、外部の学生さんとお話をしながら、作品を作ることまでできるようになりました。
 また、別の児童は、紙粘土で造形を作る際に、私たち支援員は、何もサポートしていないにも関わらず、下絵を描き、どのようなものを作るか、ある程度計画を立てて、取り組みことができていました。小学校2年生です。
いずれも、作品の質ではなく、その過程に大変大きな意味があるのです。


●このプロジェクトで実現したいこと

<社会的包摂>を進めるためには、一人ひとりが一般社会にスムーズに移行していくことが求められます。
 私たちの側からアプローチしていく仕組みを作っていくことも大切です。
 そのためには、「自己効力感」(ある種の自信)を子ども達一人ひとりが持てるように支援することです。自分は「やればできる」という確信です。

 ところが障がいを持つ多くの子ども達は、自分たちの特性によって、そのような確信をなかなか持つことができないでいます。なぜなら、人が多く集まる場所で大きな声で騒ぐ、一旦言い出したら動かない、切り替えができない、友達とトラブルを起こしてしまう、何度言っても言うことを聞かないなど、マイナス面にどうしても注目してしまうからです。さらに、このようなことを恐れるがあまり、保護者は全てにおいて遠慮しがちになってしまいます。

 そうすると、このような特性をもった子ども達が経験する絶対量は一般的な児童に比べて少なくなってしまうことは想像に難くありません。結果、周りの大人や仲間に「心」から認められる機会が少なくなってしまうことも、自信が持てない、何が好きか分からないという問題の一つの原因であると私たちは考えています。
 それをアートの力で解決していきたいのです。
 一方で、アートにも課題があります。子ども達の絵や造形は、それぞれに力があり、個性があり、そのままでも十分に素晴らしいものです。ただ、第三者から認められる絵や造形は、ごく限られたものです。本当に特殊な才能をもっている子どもは、称賛され、その道に自信を持てるでしょう。しかし、その他、大勢はどうでしょうか?結果として、やはり注目されることなく、日々、作っては消えていくことになります。
 私たちは、これを変えていきたいと思っています。
 もし、自分達の作品について、そのきらりと光る側面や、楽しい一面を認めてくれる第三者がいて、コラボすることがあれば、次のような素晴らしいことが起こり始めます!

 放課後等デイサービス ルームズでは、2022年4月から九州産業大学 生活環境デザイン学科の青木幹太 教授のご協力をいただき、九州産業大学の学生の方々と共同での取り組みを始めています。内容としては、子どもたちが作成したイラストや作成物を学生の方々が子ども達と対話し、ルームズの子供たちと学生のインスピレーションのコラボによって、デザインを作成します。

■九州産業大学の学生さんとのコラボすることで、次のような効果を実感しました。

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1.第三者とコラボすることにより、コミュニケーションが生まれます!コラボによって、児童が別の人の人生と接続することにつながり、、「あなた」と「私」という最小の社会を経験することなります!

2.コラボの結果、別のアートやプロダクトとして変換されることがあれば、一緒に作ったものが生み出され、現実としての喜びを実感できます!

3.そのコラボアートや生み出されたプロダクトが、「あなた」と「私」から離れ、他の人に手に渡れば、それは「社会とのつながり」を持てた、かつ社会から認められたという、確固たる客観的な証拠(足跡)となります!

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この3つは、子ども達の自己効力感の醸成、自信につながると考えています。

また、ルームズをご利用いただいている児童の保護者さまからは、
『大学とのコラボで貴重な体験となり、自信になっている』『活動を通して、人との関わりを学ばせてもらっている』等のお声をいただいております。


●具体的な取り組み内容

【子ども達のアート(絵・イラスト・造形など)をデータベース化し、コラボを促進させるプラットフォームを作り上げ、多くのコラボアートを世の中に広げたい!】

【そのコラボアートを様々な形に変換し、社会に受け入れてもらい、一部を子ども達に還元したい!】

【結果、子ども達が自信をつけ、社会に出ていくときに、胸を張って、自己表現ができる・・そんなサイクルを生み出していきたいです。】

◆コラボアート例


◆プロダクト例


●これまでの実績

2022 年4月~
九州産業大学 生活環境デザイン学科の青木幹太 教授のご協力をいただき、学生の方々と共同での取り組みスタート

(1)子ども達のイラスト
「ルームズ美術館」としてポスターというプロダクトに変換

(2)子ども達の造形
造形を写真に撮り、「ルームズ美術館」としてポスターというプロダクトに変換。


2023年2月 
九産大プロデュース展にアート作品として展示


2023年4月~
九州産業大学 生活環境デザイン学科の青木幹太 教授のご協力をいただき、学生の方々と共同での取り組み、第2弾スタート

(1)子ども達のイラスト
イラストの一部もしくは全部を活用し、ポスターというプロダクトに変換。⇒事業所パンフレットの表紙として使用(予定)

(2)子ども達の造形
造形を写真に撮り、それらを活用し、ポスターというプロダクトに変換。


2024年2月
九州産業大学/芸術学部アートギャラリーにて「九産大プロデュース・ファイナル展」にアート作品として展示

 
●リターンについて

ご支援いただいた方々には、感謝の気持ちを込めてさまざまなリターンをご用意しています。

・今回制作予定のホームページへお名前や御会社名を掲載いたします
・子どもたちのからお礼状を送付いたします
・子どもたちが書いた作品をアレンジしたグッズをお送りいたします
・ご希望される方は、施設見学可能です


●資金の使い道

➀障がいを持つ子ども達の作品が、第三者により別のアートやプロダクトに変換されるためのホームページや仕組みづくりの構築
②子どもたちが作品づくりするための材料費
③様々な講師によるアート指導の資金

として活用させていただきます


●実施スケジュール

・2024年3月中旬 クラウドファンディング開始予定

・2024年5月中旬 クラウドファンディング終了予定

・2024年6月~  返礼品を順次準備&発送予定

※クラウドファンディング終了後、プロジェクト内容を実現するための仕組みづくりやホームページを作成し、2024年9月ごろからコラボ受付&実施予定

★HP https://grow-wel.jp/
★Instagram https://www.instagram.com/rooms.fukuoka/
上記サイトにて作品作りや活動の報告しております。ぜひ、ご覧くださいませ。


最後に

このページに興味を持っていただき、また最後までお読みいただき誠にありがとうございます。目を通していただき、想いを知っていただけただけでも光栄です。このプロジェクトは、『放課後等デイサービス ルームズ』の子どもたちの未来につながるものです。また現時点では、自事業所内の子どもたちを対象に実施いたしますが、将来的には、障がいのあるすべての子どもたちの作品を受け入れられるものにしていきたいです。第三者の方々とコラボを促進させるプラットフォームを作り上げ、多くのコラボアートを世の中に広げたいと考えております。

このプロジェクトにご賛同いただき、ご支援、周知のご協力のほどどうぞよろしくお願い申し上げます


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

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