タベボラ。みなさん意味はお分かりでしょうか。<食べるボランティア>の略です。
では、食べることがなぜボランティアになるのでしょうか。
フェアトレードという言葉を聞いたことはありますか?
フェアトレード、言葉はそのままの意味なんです。フェアなトレード。
公平な貿易のことを言います。激しい国際競争の世界では、利益を増やすために生産コストをできるだけ低く抑えようとすると、実際に働いている人たちに支払われる賃金が非常に少なくなるという問題が起きます。
これらの問題を解決するために始まったのが<フェアトレード>運動です。
発展途上国で作られた作物や製品を「適正な価格」で「継続的に取引」することによって、発展途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指します。
一番身近で簡単にできる国際協力とも言えます。
タベボラができること
●タベボラの目的
「フェアトレードの啓発活動」です。こんな現状があるんだよとか、フェアトレードの存在を少しでも多くの人に発信したい。
タベボラを、消費者として私たちは誰からどんな商品を買うのかを考える場にしたいと考えております。その観点から、タベボラは地産地消にもとりくんでいます!
●なんでフェアトレードと地産地消関係あるの?
国内でもフェアトレードと似ている状況はあります。
有機栽培、オーガニック、多くの環境・人に配慮した取り組みがあります。しかし経済的な問題により苦しんでいるのがんじょうです。
タベボラはそんな方を見逃したくはありません。
●具体的には
コーヒーや、紅茶、その他飲食物などを販売しております。
タベボラの歴史
2014年から開始したプロジェクト、食べるボランティア<タベボラ>
カフェをスタート。
その後学内外でフェアトレードを啓発する様ざな活動において、成果を残してきた。
新聞、テレビなどメディアにも継続的に多数実績を残す。
その中で、熱量が高く、国際協力への関心、カフェへの熱意のあるメンバーのみが、有志で集まり、2015年、浜松駅前にて<タベボラカフェ>の第一店舗が誕生。
大学生のみで、フェアアトレードカフェを経営する。
社会での反響が大きく、メンバーの熱意もさらに高まり、
もっと社会に知ってほしいという想いから、
タベボラ2号店のプロジェクトを決定。
タベボラ総合代表の立ち上げた料理系サークル『SUACkitchen』、
友人が元代表を務めていたフェアトレード推進サークル『りとるあーす』
この2つのコラボ企画が源流となっています。さらにデザイン学部が大学にあり、工房が使えることで、店舗を全て手作りで作っています。国際xデザインという大学の特徴を体現した活動でもあります。
総勢約60人のスタッフで運営し、学内だけの運営だったにもかかわらず、
2日間の集客は約400人でした。これはもっと社会に広めるべきだとして、有志メンバーを内外から召集して大学を飛び出したのが現在のタベボラカフェです!
それでは、『タベボラ』ついてもう少しご紹介します。
タベボラは、シンプルに『食べるボランティア』です。オープンカフェスタイルで、フェアトレードで入手した材料を加工して商品にしています。
現在のメニューは、紅茶、コーヒー、CUPPAN<カップスイーツ>が毎回あり、その他日曜日限定でラタトュイユも販売しております。
原産国は南アフリカ、ペルー、エクアドル、スリランカなどです。
今回は売り上げを生産者に、というのが目的というより、フェアトレードという言葉それ自体を知ってほしい。そんな思いで活動しています。
通学、通勤、お散歩するおじいちゃんおばあちゃん、小さい子まで誰もが対象です。フェアトレード活動は、その分野を勉強している人や詳しい人だけではなく社会全体で行なう方が明らかに効果が高いのです。
いままでの形はボランティアをしようという意識のもとに活動がありました。今回の多くは、カフェを利用した後に『ボランティアだった』と意識させられる活動です。もちろん、意識してすることも大切です。
道行く人のさりげない購買活動が、とても大きな啓発になります。
これから、色んな方法でフェアトレードにアプローチしていきますのでどうぞご期待下さい。
▼資金の使い道
タベボラでの活動は、正直なところ収益を第一目的としていないため、お金がありません。
カフェとしての側面からデザインにこだわったり、お客様により良質なサービスを提供したいです。具体的には、カウンターや、椅子の製作、看板や、小屋の改修費用などに充てたいです。
そして何よりも、
フェアトレード活動をもっと普及させるために、ポスターやチラシ、動画製作、講演会、イベントなどをたくさん行いたいです!
タベボラの社会的価値
とてもお金のかかることですが、社会的に大きな価値を創出できると考えております。
この啓発活動は、第1期2015/12~2016/3までの結果だけで見てもかなり効果は高かったです。具体的な結果としては、直接的にフェアトレードを伝えた方が約800人、SNS等を通して知っていただいた方が約3000人、合計で約4000人の方に確実に広まっています。
この<フェアアトレード>という消費活動を通して、
社会の人々は今一度、消費すること、買うこと、売ること、お金を得ることとは何かを考え直します。
その手助けとして、タベボラが存在することは社会的に大きな価値があるといえるでしょう。
リターンについては、メンバー手書きのサンクスレター、コーヒー豆、コーヒーセット、タベボラパンフレット、コーヒーチケット等を考えております。
コメント
もっと見る