輪島高校男子バレー部の自己紹介
チームがバラバラになった能登半島地震
令和6年1月1日、冬休み中に起こった能登半島地震で部員全員が被災しました。全国でも多くのニュースで取り上げられているので輪島市の様子はお分かりいただけていると思います。あの地震で、部員全員が揃って集まることができなくなりました。年末に「また来年もよろしく!」と大掃除した体育館は電気が落ちていて危険なため使用することができません。
部員の現在の状況
私は令和6年能登半島地震で被災しました。家は火事で全焼し、私は全てを失いました。避難所での生活は、決して楽ではありませんでした。食料も無く、当たり前のように使っていた水も電気も使えず、友達にも会えず、とてもしんどかったです。約2週間後に金沢へ2次避難し、そこで新しい家と学校を探して決めるまでにさらに1週間かかりました。今では新しい学校で友達もでき、新しい家での生活にも慣れてきました。久しぶりに輪島の友達に会ったりした時は、とても嬉しかったです。部活は元々輪島高校でしていたバレー部に入り、たまに輪島高校のチームメイト達と他校へ練習試合をしに行ったり、一緒に練習したり。バラバラになってもまた集まり、バレーボールをできるということにとても感謝しています。まだまだ大変な思いをしている人達はいるけど、希望を捨てずに頑張ろうと思いました。(部員H)
クラウドファンディングのきっかけ
報道にあるように学習支援は手厚く、衣食住不自由なく勉強はできます。しかし私たちは勉強と同じくらい部活動も毎日行ってきました。もう一度、部活動のある日常を取り戻したいです。
震災の影響で輪島市外の学校へ転学が決まった部員がいます。転学しても公式試合は輪島高校としてエントリーができる特例が認められるとのことです。希望が見えました。しかし、練習はバラバラ。学校が休みの日に金沢市で集まって練習を積むには、毎回宿泊費や交通費、体育館使用料がかかります。また、家の倒壊や焼失で失った練習着やシューズを揃えるのも困難で、家族も被災している中、活動費の捻出が難しい状況です。
部活動単位でのクラウドファンディングは賛否両論あると思いますが、高校生活で友達と過ごす時間は私たちにとって一生に一度しかありません。あと数ヶ月、バレーボールを通して仲間との思い出を作りたいです。
また、応援してくださる方がたくさんいることを、バレーボールへの力に変えて、被災している家族や地域の方へ、元気なニュースとして届けたいと思っています。
現在の活動状況
学校の体育館は未だ使用できず、近くの体育館は避難所となっており、輪島市内には練習環境がありませんが、金沢市の学校や体育館での練習をしています。
これからの予定
3月〜4月上旬 金沢市内体育館を借り練習、他校との練習試合
4月中旬〜 平日は本校体育館で練習、土日祝日は加賀地区や県外で練習か練習試合
4月下旬 春季大会
6月 高校総体
7月 活動報告書作成、リターン送付
いただいた資金の使い道
体育館使用料:約6万円(1回3,000円×20日分)
借上バス使用料:約30万円(1日10,000円×30日分)
借上バスガソリン代:約15万円(1日5,000円×30日分)
活動費:約14万円(ユニホーム、シューズ、練習着、宿泊費)
手数料(5%+税):約3.5万円
OBより応援メッセージ
私も今回の能登半島地震に輪島の実家で遭うこととなり、その後、避難所の運営に関わっていました。その中でバレー部の後輩が一生懸命に設営や活動に携わっている様子を見て自分自身も頑張ろうと思いました。
私たちの時代はコロナ禍で思うように練習や試合が出来ませんでした。しかし、選手も先生も諦めることなくできることに全力を尽くしたことで、最後には全員で大会に出場することができました。多くの方々に本当に感謝しています。
今は地震でできないことが沢山あるかもしれないけれど、できないと諦めることなく、できることに全力で取り組み、後輩たちには最後の大会に全員で臨んで欲しいと思います。
またどんな状況でも伝統である声と周りから応援されるチームを継続してほしいです。
全員が未経験者だけども、粘り強く諦めなかったことで、昨年石川県高校総体で14年振りベスト8を成し遂げたその諦めない気持ちを今回も発揮してください。
輪島高校男子バレー部のモットーである日々感謝・Enjoy Volleyball(全力バレー)を貫いてください!応援しています!(令和4年度OB T)
リターンについて
大変申し訳ございませんが、私たちにはお返しできるものがありません。全員揃って6月の高校総体に笑顔で出場することをお返しとさせていただきたく思います。試合結果などの活動報告とお礼メッセージをメールにて送付させていただきます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
プロジェクトについて
本プロジェクトは、輪島高校で勤務していましたmizukiが部員や顧問と相談し、学校を通して企画したものです。試合に応援に行くと「勝利の女神が来た!」と、試合中にも関わらず無垢な笑顔でガッツポーズを見せてくれるような男子バレー部。ファンの1人として何か力になりたく、クラウドファンディングを立ち上げました。いただいたご支援は責任を持って輪島高校男子バレー部へお渡しさせていただきます。応援をよろしくお願いいたします。
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