▼ 自己紹介&ご挨拶

皆様、はじめましてMIIROCK2024実行委員長の水野 智数(みずの ともかず)と申します。僕は保育士の資格を持ちながら普段は、「みいろ」という小規模認可保育園を運営したり、SUNNY SUNNY(サニーサニー)という遊び歌グループで音楽活動を行ったり、香川県内の地域イベントの企画、運営のお手伝いをしたりしています。

みいロック2023交流会にて

昨年もみいロック2023を入場無料で開催し無事に終えることができました。ご来場者頂きました皆様、出演者、スタッフ、関係者、ご支援していただいた皆様、本当に感謝しております。そしてみいロック2024を開催するにあたりまして今、僕自身が率直に感じている事と、その想いを今回のクラウドファンディングにぶつけたいと思っています。


▼ みいロック2023を終えて

みいロック2023 チラシ

「大人が遊ぶ 子どもも遊ぶ」というテーマのもと、0歳から参加できる音楽フェス「みいロック」は2019年から毎年10月に開催していて今年で6回目の開催となります。みいロック2023を終えて今、僕自身が素直に感じている事は「みいロック2023は一人ひとりに優しい時間が流れていたなぁ」という事です。

芝生に座り込みステージに温かな眼差しを向ける来場者の皆さん。子ども達もパパやママの側で穏やかな表情です。僕も一人ひとりの優しい表情を見ていてとても嬉しかったです。みいロックを通してこのような空間作りを継続して行いたい!そう思います。そこで2024も開催を決意しました。

▼みいロック2024 開催概要

・日/2024.10.12.sat
・時間/10時~15時
・場所/みいろ芝生グラウンド(香川県高松市香川町浅野668-5)
・アーティスト/おおよそ10組(予定)
・マルシェやワークショップ開催

みいロック2024の開催に向けてクラウドファンディングをする事で実現したい事は3つあります。


▼子ども達の将来の選択肢を広げたい

まず1つ目は「子ども達の将来の選択肢を広げたい」ーーーみいロック開催当初からの僕の願いでもあります。これは僕自身の経験ですが、僕は幼稚園の頃に「大きくなったらバスの運転手になる」と言っていました。小学校低学年の時もクラス文集にはそう書いたのを今でも覚えています。僕の幼少期の事に少し触れます。母親は自家用車の運転免許を持っていませんでしたので母親と一緒に出かける時は、いつもバスに乗って出かけました。僕は運転手のすぐ後ろの席に座ってその様子を憧れの眼差しで眺めていました。整理券を取る、運賃表を見て運賃を払う、ブザーを押すなどの景色は僕にとって日常だったので、友達よりバスに対しての関心は高かったし、よく知っていたと思います。この経験があったから、僕には「バスの運転手になる」という選択肢が生まれたのです。

僕は0歳から参加できる音楽フェス「みいロック」を通して、「音楽」という分野の多様さを子ども達に知ってもらいたいと思っています。キッズやポップス、ジャズやロックなどのジャンルはもちろん、楽器と声とのハーモニー、音楽に合わせて身体を動かして表現すること、アートとのコラボレーションなど、音楽の可能性は無限大です。
人と音楽は切っても切り離せない関係にあると僕は思っています。もちろんこれは子ども達にとっても同様です。僕は保育という仕事に携わってきて感じている事があります。生まれて数か月の乳児もママやパパ、また身近にいる大人から発せられる心地よい歌を耳にすると、顔をそちらに向け泣き止む事もありますし、幼児期になると、音のリズムに合わせて身体を動かしたりします。大人が手あそび歌を始めると笑顔を浮かべながら寄ってきますし、また真似をしてうたったり、メロディに合わせたオリジナルソングを口ずさんだりする事もあります。そんな子ども達のすぐ側にある音楽ですが、その世界の中に、ジャンルや楽器や表現方法などは無限に広がっていることを知ってほしいのです。その豊富さを経験の中で知っておくことが子ども達が近い将来、自分の目標を選択する時に重要になってくると僕は思っています。知らない事は目標を選択する時に、選択肢に挙がらないと思うからです。



子ども達の身近にある事こそ「知ること」に繋がり「興味や関心」となり「やってみたい」の意欲になる。僕はそう思います。そして子ども達の「やってみた」が、小さなチャレンジであったとしても、その子にとっての「大きな自信」となり楽しかった経験や、認められた経験が次の意欲となるでしょう。子ども達にとって、そのきっかけが「みいロック」であればいい。僕はそう思っています。今の子ども達が大きくなって、「パパ・ママにと一緒に行った『みいロック』がきっかけで表現する事が好きになりました」なんて事があったら、、、、。その時に僕の思いは届いていたんだ、間違っていなかったんだ。きっとそう思えるでしょう。子ども達が僕にまた新たな夢を見せてくれそうでーーーそんな事を考えると胸がワクワクしてきます。



▼自分に優しくできる場所と時間を届けたい

2つ目は「自分に優しくできる場所と時間を届けたい」ということです。先日とあるママが話していた事を思い出します。「忙しさもあってかついつい(息子に)怒ってしまうんですよね」って。その後に続けて「でもなぜか許してしまうんです」って。なんだかすごく深いなぁと思いました。子どもを許す事って、同時に怒っていた自分自身も許す、怒っていた自分を責めるのではなくて、そんな自分も許せるという事だなぁと。

僕は、子どもは自分自身を映す鏡だと思っていますきっと子どもが理不尽に怒っている場面に遭遇したら自分自身も理不尽に怒っているだろうし、子どもが無邪気に笑っていたら自分自身も無邪気に笑っている事でしょう。子どもの達の無邪気な表情や何気ないしぐさが、時に大人である自分自身を許してくれる。そんな不思議な魔法があるような気がします。自分を許せるって、自分に優しくできるという事だと思います。自分に優しくできる場所と時間をたくさんの人に届ける。これが6回目を迎えるみいロック2024の方向性だと思っています。




▼みいロックを入場無料で継続して開催したい

そして3つ目は「みいロックを入場無料で継続して開催したい」です。子ども達がすぐ側にいる事って大人にとっても暖かい。そんな場所となるみいロックを継続していかないと!という想いです。そして大人も、子ども明日に期待を膨らませ前向きに進んでいける。そのようなきっかけ作りができたら最高です。どんな人にもそのことを感じてほしいから、みいロックは今年も入場無料で継続したいのです。

以上3つを実現をする為に今年もクラウドファンディングに挑戦します。



▼支援金の使い道と予算



さて、もちろん続けるには課題があります。それはお金の問題です。想いだけでは届けられない。これが現実だと僕は思っています。お金の問題を解決するには、たくさんの方の協力が必要です。昨年購入したステージ用のコンパネや会場に利用したテントは今年も利用できるので、支出としては約10万円ほど削減できます。ですが物価は昨年よりも上がっているので、もろもろの単価は昨年より少し高くなっています。今回のクラウドファンディングでの支援金は「ステージ設営など会場にかかる費用」「ケータリング」「プログラムにかかる費用」として使います。


・ステージ設営(外注)450,000円
・仮設トイレ(レンタル)30,000円
・会場装飾 50,000円
・スタッフ関係者の昼食、飲み物 60,000円
・パフォーマー(旅費交通費含む)おおよそ10組程度 200,000円。
・手数料 約 190,000円(手数料12%+決済手数料5%+消費税)

目標額は980,000円です。

▼スケジュール

6月8日   クラウドファンディング開始
7月中旬  グッズ予約販売(ECサイトなど)
7月28日   クラウドファンディング終了
8月下旬  イベント広告開始
9月中旬  出演者タイムテーブル発表
10月12日 イベント当日
11月~   リターン配送



▼人生において保育士という選択

僕は脱サラをした後に、保育士という道を選択しました。なるべく最短で保育士資格を取得したかった僕は、学校や通信教育は選択せず、アルバイトをしながら本やパソコンを使って学び、保育士資格取得試験に合格する事で保育士になるという道を選びました。しかしそれも簡単な事ではなく、資格取得まではおおよおそ5年間の道のりでした。その後ご縁もあって香川県の保育園で勤務する事となったのは、僕が26歳の時です。初担任は3歳クラスの12名の子ども達でした。学校に通う事もなかったので実習の経験もなく、子ども達の中に入るのは、その保育園が初めての経験となりました。保育士資格取得に必要な知識は詰め込んでいたものの、子ども達との生活は学んだ知識を引き出す間もなく、体当たりな毎日であったような気がします。僕の背中には子ども達がまたがっていましたし、ヒーローごっこも一緒に楽しみました。僕の得意なレゴブロックで遊ぶ時は子ども達よりも夢中になっていたかもしれません。保育者というより、身体の大きな子どもが3歳の子ども達と一緒に過ごしていたイメージでしょうか(笑)

子ども達との日々は毎日が無我夢中で、好き勝手に動き回る子ども達を追いかけながら、ずっといたちごっこをしているみたいでした。その時は受験の為に学んだ知識なんて吹っ飛んでいたと思います。今思えばこれもすごく素敵な思い出ですが、当時の僕は思い通りに動いてくれない子ども達に頭を悩ませていました。

▼価値観を揺るがされる1冊の本との出会い

3度目の年長クラスを受け持つ事となった4月はクラス運営に悩んでいました。子ども達同士のトラブルは頻繁に起こり、オモチャは散らかり放題でどこに何があるかも分からない。僕が思うその当時のクラスの印象は「子ども達同士で遊びを楽しんでいる」というより「個々の世界で子ども達がそれぞれ好き勝手している」というものです。このように悩んでいた時に1冊の書籍に出会いました。「自己肯定感を育む」その為のアドバイスを書いた書籍でした。今まで経験してきた事が重なって書籍の言葉がとても腑に落ちすんなり入りました。そして子ども達が落ち着かない原因は僕自身にあったという事に気づかされました。その書籍を読んでからは僕自身の姿を客観的に見るようになり、日々振り返りを行いました。子ども達を見る視点、言葉や態度、子どもを取り巻く環境、保護者支援を行う際の自分の姿勢なども全部。そのトライ&エラーを繰り返しました。その保育士時代の経験は本プロジェクトにも結び付いています。



まさか!まさか!それから数年後。保育園を開設し音楽フェスを園庭でもある芝生広場で行い、僕自身がステージで歌っている姿なんて、その当時の僕からしたら考えてもなかったでしょう。人生って何があるか分からないものですね。でも自分の思い描いた方に人生は進んでいく。そうも思います。


最後まで読んで下さりありがとうございます。皆様の温かなご支援どうぞよろしくお願い致します!

みいロック実行委員長 水野 智数


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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