自己紹介
喜界島に文楽を繋ぐ会と申します。
千年を超え今蘇る喜界島の俊寛と銘打ち
史上初、喜界島での文楽俊寛の初奉納を行います!

平家打倒の陰謀が露見し、平清盛により絶海の孤島「鬼界ケ島」に流罪となった、俊寛僧都。「俊寛終焉の地」伝説を持つ島として、現在有名なのは硫黄島ですが、実は喜界島にも同様の伝説が残されているのです。

今回、文楽を代表する方々にお願いして、喜界島にて文楽「俊寛」を初奉納していただくのは、自然豊かで美しい島というイメージの喜界島にも、平安時代には都と繋がっているなど長い歴史や文化があることを全国の皆さんに知って欲しい、という思いからです。

そして、喜界島だけでなく、鹿児島や日本の歴史・文化に想いを馳せながら、改めて喜界島という豊かな土地の魅力を皆さんと分かち合いたいと思っています。

千年の時を超えて、俊寛の魂が縁を結んでくれたこのプロジェクトを是非とも成功させたいと考えていますので、何とぞご賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。


喜界島に文楽を繋ぐ会

このプロジェクトで実現したいこと


「喜界島に文楽を繋ぐ会」メンバーの熱い思いに応え、
文楽を代表する
【太夫】六代 豊竹 呂太夫(4月以降 十一代 豊竹 若太夫) 
【三味線】鶴澤 清介
【人形】吉田 玉男(人間国宝)

が、喜界島の「俊寛」所縁の場所で、初めて、文楽「俊寛」の奉納を行います。

俊寛像の前での奉納演技の他、文楽「俊寛」の舞台公演や、子ども達へのワークショップ等、喜界島の人たちと「俊寛」を通じた交流が実現します!

〇イベント実施:2024年7月5日(金)~7月7日(日)

1日目)7月5日(金)夕方:文楽ご一行喜界島入り 夜:食事会

2日目)7月6日(土)

午前中 喜界島の子供たちに、歴史や文楽についてのワークショップ

午後 ・「俊寛像」前にて、文楽「俊寛」奉納

   ・喜界町公民館にて文楽「俊寛」公演(子供たちは招待)

夜  ・喜界島の皆さんや、島外からのお客様との懇親パーティ


プロジェクト立ち上げの背景

話の発端は、デザインがご専門の藤本英子先生(当時京都市立芸術大学教授) に喜界島をご案内した時、藤本先生がふと口にした「俊寛の像がなぜ喜界島にあるのですか?」という言葉でした。

平家物語に描かれた俊寛僧都流刑の島は、鹿児島県「硫黄島」、鹿児島県「喜界島」、長崎県「伊王島」と3つの説があると言われています。

藤本先生は「硫黄島説は知っていたが、喜界島は知らなかった」と驚かれました。

さらに私が「この喜界島の俊寛像近くの墓から、高貴な人と思われる古い人骨が出てきた」ことを説明するうち、「これは是非、文楽の方にお話して、喜界島を舞台に俊寛を公演することで、俊寛終焉の地としての喜界島を改めて世の中に発信したら面白いのでは?」ということとなり、驚くべきスピードで、文楽の最高峰である豊竹呂太夫師匠にまでお話が繋がっていきました。

私は喜界島の出身で、喜界島に貢献したいとずっと念じていましたが、観光業を志しながらも様々なことから半ば諦めかけていたそのタイミングでの、まさに「俊寛」が繋いだ縁だったのです。

そこからプロジェクトが一気に立ちあがり、一時は断念していた旅行の国家資格にも再チャレンジ、晴れて奇跡的に合格となりました。

俊寛が喜界島に文楽を繋いでくれて、このプロジェクトを進めてくれているような気がしてなりません。

(「喜界島に文楽を繋ぐ会」吉田照倫)

喜界島ご紹介

喜界島は鹿児島から南に約380km、奄美大島の東に約25km。島の大半が隆起サンゴ礁で、今でも年間平均2mmという驚異的なスピードで隆起し続けており、学術的にも貴重な島です。総面積は56.94km2、周囲48.6km。気候は亜熱帯海洋性で、年間平均気温22℃と、年間を通して温暖な気候です。

 基幹産業は農業で、島一面にサトウキビ畑が広がり、サトウキビから作られる黒糖、黒糖焼酎は島の特産品となっています。また国内最大のゴマの産地としても知られています。

自然豊かな喜界島は蝶の島としても有名です。また、百之台公園を始め、美しいスギラビーチやハワイビーチ、古くから残るサンゴの石垣など数々の名所があります。近年はダイビングスポットとしても注目をされています。

また、歴史的にも重要な史跡が残り、12世紀、平家追討の密儀を謀った俊寛の流刑の地という伝説が残るほか、近年発掘された城久遺跡群の調査では、古代から中世にかけての遺跡や遺物が多数見つかっており、日本史を覆す可能性もあるとも言われ、いま考古学・歴史学者の熱い視線を浴びるスポットです。

・俊寛像は、喜界空港から徒歩10分に位置します。

俊寛の像


俊寛像の奥に、墓石が立っています。墓地について、地元の人々は長年「ボーズンメ(坊主前)」と呼び、俊寛の墓とされていました。  

・墓の下から人骨と木片などが見つかり、地元自治体は1975年、中尊寺の奥州藤原氏のミイラや徳川歴代将軍墓の調査などにもたずさわった国立科学博物館人類研究部長の鈴木尚氏に鑑定を依頼。鑑定の結果、かなり古い時代のもので、島外の相当身分の高い人物だとされました。島外の人物というのは、木片が木棺の一部で、本州の木曽地方のクロベ(ネズコとも呼ばれる)材だったことから判断されました。この鑑定結果により、地元では俊寛が最後を迎えた島は喜界島であると考えています。

・喜界島はサンゴ礁が隆起した島で、火山島ではありません。このため、平家物語などの記述(硫黄がとれる島など)と合致はしません。

ただ、喜界島も有名な流刑地で琉球王国、薩摩藩の統治時代を通じて流人がたびたび流されていました。その事を考えると俊寛がここに流されていた事もかなり高い可能性があります。


文楽の俊寛

「平家女護島」(近松門左衛門・作)

享保4(1719)年に竹本座にて初演。近松門左衛門の自筆草稿も残る名作です。

『平家物語』から様々な材を取って構成されたストーリーで、特に俊寛僧都が一人で島に取り残されるエピソードを中心にした 「鬼界が島の段」は、文楽や歌舞伎でも人気の高い見せ場となっています。

平家滅亡を企てた鹿ケ谷の陰謀が露見し、首謀者の俊寛僧都、平判官康頼、丹波少将成経の三人は「鬼界が島」に流罪となりました。成経は、島で千鳥という海女と出会い、恋人となっています。その千鳥を俊寛に紹介し、互いに親子となる誓いの杯を交わしているところに、都からの船が到着。そこには、流人たちの帰京を許す赦免状を携えた使者が乗っていました。喜ぶ三人。

が、赦免状には俊寛の名前のみ記されていませんでした。泣き伏す俊寛でしたが、赦免使のうちの一人・丹左衛門が、俊寛に、九州までの帰参が許されたことを告げます。喜びも束の間、意地の悪い赦免使・瀬尾太郎は、関所の通行手形には三人と記されており、千鳥の乗船は許されぬ、と取りつく島もありません。

成経と別れることを悲しみ、死のうとする千鳥。しかし、瀬尾から妻・東屋が平清盛に逆らって殺されたことを知らされた俊寛は、もはや都に未練はなく、自分が島に残る替りに千鳥を船へ乗せることを決意します。

瀬尾を殺し、再び罪を犯したことを理由に、島に残る俊寛でしたが、皆の乗った船が遠ざかっていくにつれ、小高い丘に駆け上り、船影が見えなくなるまで見送りつつ、涙を流すのでした。

提供:国立文楽劇場提供

当日公演舞台 ~喜界島公民館〜

 


現在の準備状況

文楽を代表する三人による、喜界島「俊寛」奉納公演

「平家女護島」で絶海の孤島に流された俊寛を遣う吉田玉男師=令和4年2月国立劇場小劇場にて

提供:国立文楽劇場提供

【人形】二代 吉田 玉男(人間国宝)

昭和43年 吉田玉男に入門、吉田玉女と名のる

平成27年 4月 大阪・国立文楽劇場、 5月 東京・国立劇場において、二代目吉田玉男を襲名「一谷嫰軍記・熊谷陣屋の段」の熊谷次郎直実で披露

令和 5年10月 重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定

撮影:佐藤 美幸

【太夫】十一代 豊竹 若太夫

昭和42年 8月 三代竹本春子太夫に入門 祖父十代豊竹若太夫の幼名の豊竹英太夫と名のる

平成29年 4月 六代豊竹呂太夫を襲名

令和 4年 4月 切語りに昇格(重要な場を語る太夫に与えられる最高の資格)

令和 6年 4月 大阪・国立文楽劇場、 5月 東京・シアター1010において、十一代豊竹若太夫を襲名「和田合戦女舞鶴・市若初陣の段」で披露


リターンについて

1,応援メッセージ 1,000円 ~応援感謝メッセージを各師匠よりメールでリターン

2, Youtube生配信視聴券  5,000円 ~イベント生配信の視聴をリターン

3,豊竹若太夫師匠厳選グッズ4点セット/襲名記念品(手ぬぐい・扇子)、書籍、座右の銘のサイン色紙  20,000円

4,喜界島文楽「俊寛」イベント参加割引券 100,000円
喜界島での今回のイベント参加はもちろん2泊3日の宿泊割引券・食事等の特別割引券1名様分


スケジュール

2024年5月30日が最終となります



資金の使い道

1, 文楽(8人)※出演費 800,000円

2, 文楽(8人)渡航費・滞在費 800,000円

3, 運営スタッフ(5人)の費用 渡航費・滞在費込み 500,000円

4, イベント当日撮影費用 カメラマン1名分 100,000円

5, HP作成、告知ポスター・チラシ作成印刷費 50,000円

6, 当日生配信Youtube配信機材wifi費用 50,000円

7, 返礼品経費 500,000円 

8, クラウドファンディング経費17%

合計3,276,000円


最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
文楽と繋がることで喜界島・俊寛が益々有名になる事を期待しています。



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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  • 2024/05/02 09:46

    おはようございます。もうクラウドファンデイングも5月に入り後30日を切りました!まだまだ足りませんのでご支援よろしくお願いします。様々なマスコミに乗せて頂いております。YAHOOニュース様https://news.yahoo.co.jp/articles/c9991f8e567e66ccaf5...

  • 2024/04/26 14:49

    皆様お元気ですか!クラウドファンディングも中盤よりややすぎました!まだまだ、クラウドファンディングは達成道半ばです。何としても達成するために、ここから大量にリターンを追加しまーす。喜界島酒造さんの「俊寛」タル焼酎、朝日酒造さんからビンテージ焼酎!結さんより喜界島の名産ゴマさらに、いつもお世話に...

  • 2024/04/22 07:34

    おはようございます。皆様の暖かい支援のおかげで、50%170万円をこの時点で達成することができました!ありがとうございます。皆様に御報告です。これから新しい「リターン」を次々お出しします!喜界島の特産品をリターン大量放出します。以前からご協力いただいている、喜界島の地域おこし協力隊谷川さんのご...

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