プロジェクトの実行者について
はじめまして!
舞台を通して「愛と感動」をお届けする
THE REVUE TOKAI の 極望 蘭(きわみ らん)と申します。
〈プロジェクトについて〉
この度、私と仲間たちで立ち上げた「地元で新しいエンタメを生み出す劇団」について、運営資金をご支援していただきたく、このクラウドファンディングを立ち上げました。
厳しいお声があることも重々承知しておりますが、
私は、このプロジェクトを実現させたい強い想いと理念があります。
〈私について〉
私自身に関しましては、日本の伝統である「民謡」の唄の日本一でありながら、音楽科ミュージカル専攻を主席で卒業したという、和洋折衷な経歴を持ち、THE・音楽家系に生まれ育った「そこら辺にたくさんいる舞台を志す人間」です。
そんなまだ何者でもない私でも、夢を夢で終わらせないことを実現できると信じ、日々邁進しています。
このプロジェクトで実現したいこと
地元を拠点とした『まるでムーラン・ルージュのような、華やかで煌びやかなミュージカル&ショーを定期的に公演する、新しいエンターテイメントを取り入れた劇団』を作りたい。
・名古屋を代表する劇団を目指し、街づくりに貢献する
・この業界で避けては通れない問題点「賃金」についての改革を行う
・舞台を志す仲間たちの居場所を作ることで「好きなことを仕事にする」を叶える
主に大きくこの3つの目標を叶えるべく、まずは運営するために必要である活動資金を、ご支援のご協力を賜りたい思っております。
3つの目標に基づいた、このプロジェクト立ち上げの理由と背景
ー 名古屋を代表する劇団を目指し、街づくりに貢献する ー
私が『まるでムーラン・ルージュのような、華やかで煌びやかなミュージカル&ショーを定期的に公演する、新しいエンターテイメントを取り入れた劇団』を地元に作りたい1番の理由は、地元名古屋を拠点とする有名な舞台のエンターテイメントがないからです。
例えば、
関東には「東宝」
関西には「宝塚歌劇団」
全国に劇場を構える「劇団四季」
が代表であるとし、各地方を拠点としているまたは展開していると考えるならば、
中部地方で最も人口の多い市である名古屋には、代表とする「舞台のエンタメ」がほぼありません。
少なくとも、上記の劇団に並ぶような「名の知れた劇団」はないに等しいと言えるでしょう。
なぜ、地元名古屋を拠点とする有名な舞台のエンターテイメントがないのか?
それは「県民性」だけでなく「立地」などの問題があると感じています。
県民性においては、あくまでも傾向ですが、「この劇団、観たことないけどどうなの?」というような先入観が強く、物の本質をしっかりと見極めてから足を踏み入れる可能性が高いというところがあります。
「なんとなく面白そうだから観てみようか!」となることは少なく、「知り合いが出てるならお金を払ってでも観るけど、よく知らないスタジオや公演はちょっとね。」という声が全国的にもあると思いますが、名古屋は特に強い印象です。(個人的な意見です。)
”名古屋飛ばし”という言葉が存在するほど、名古屋で公演を行うのは難しい一面が少なからずあります。
立地においても、特に旅行先などを選ぶ際に「名古屋はまた今度でいっか」となってしまう事が多く、名古屋は芸術的な魅力を感じてもらう機会がどんどんと減ってしまうのです。
また、
名古屋在住・出身で「舞台芸術を本気で志す人(演劇・ミュージカル)」の多くは、
「上京して舞台や俳優に強い事務所に入ろう!」
「有名な劇団で、入りたい劇団は他県にある。」
「名古屋にいても、舞台だけで食べていける代表的な劇団はないし…どうしよう。」
と思う人がほとんどで、地元の劇団に入ることを諦める人が多数存在するのです。
名古屋発の劇団や舞台芸術は他県の人に知られる機会が少なく、全国的な知名度や、SNSにおいても拡散率が下がり、名のある劇団で舞台に立ちたいやる気のみなぎる優秀な人材は他県に行ってしまうことで、
名古屋にエンタメを「創る人」も「観る人」も少ない。
これが、地元名古屋を拠点とした劇団の運営が難しい現状であると思います。
でも、そんな現状だからこそ、私は名古屋を代表とする、拠点とする劇団を作りたいです。
そして少しでも、名古屋に生まれ育った人間として、地元の街づくりに貢献したいのです。
ー この業界で避けては通れない問題点「賃金」についての改革を行う ー
また、大きな目標として、業界の問題点でもある「労働基準や賃金に対しての扱いが現代的ではない問題」を改善したいと思っています。
日本の舞台では、何ヶ月も行うお稽古期間のお給料はなく、交通費は実費、衣装も自前で用意するなんてことは昔の話ではなく、この令和の時代も当たり前にあります。
なんなら「チケットノルマ」を突きつけられてしまうこともあります。
※チケットノルマ…出演者が決まったチケット枚数をまとめて主催団体から買取り、自分で売ること。
また、有名な事務所に入っていても、劇団に所属していても、「オーディションに受からないと役がもらえない」=「仕事がない」なんてことはザラにあります。
一変、海外には舞台芸術を創る舞台人たちを公務員とする国もあれば、舞台人だからと長時間稽古をさせることはなく、むしろ短時間で素晴らしい舞台を作っている国もあります。
確かに、その国の芸術に対する価値観や相場も違うので、日本も「そうなればいいな」とは思いますが、そうしなければいけないとまでは思いません。
(もちろん、価値観自体をもっと身近なものにできたら素晴らしいと思っています。)
ですが、舞台人としての扱いに関しては、日本と海外では格差がありすぎることが分かります。
正直、国からの支援や援助が少ない日本の舞台では、チケットや、グッズの売り上げだけでは儲けられないというのも事実です。
お金がないから、充実した舞台演出ができない…
将来のことを考えたら、舞台だけでは生活できない…
プライベートとの両立は難しく、朝から晩まで丸一日稽古生活は人生プランにおける将来的に厳しい…
そんなことを減らすために、無くすために、労働時間や基準、そして「賃金」の扱い方について改革し、メインアクターだけでなく、キャスト全員が生活できるくらいのお給料をもらえるビジネスモデルを作りたいと考えています。
「舞台に立ちたい」と根底に隠し持つ人が、勇気を出して堂々と言える未来をつくりたい。
ー 舞台を志す仲間たちの居場所を作ることで「好きなことを仕事にする」を叶える ー
・舞台人に対する「賃金」の扱いを改めること
・地元を代表する大きな(有名な)劇団を作ること
それらを実現した先にあるのは、
舞台を志す仲間たちの「居場所」を作ることができる
「好きなことを仕事にする」ことを叶えやすくなる未来です。
実際私も、芸能関係の両親のもとに生まれ、音楽や芸術の世界は、一般職と同じように「職業」として成り立ち、「この職業に就きたい」と思い努力すれば、すぐに活動できると思っていました。
それは、確かに私の幼い妄想だったかもしれません。
でも、実際に将来の岐路を決めなければいけない時、地元の劇団には、就職先の「選択肢」すら私にとってはほとんどありませんでした。
当時所属していた、地元名古屋の『舞台人になるための養成所』で同じ夢を志していた仲間たちも、大半の人が「他県にある有名な劇団」を目指す人で、たとえ夢破れても他の劇団に入団を試みる人が多いですが、地元名古屋の劇団に入った人は0人でした。
「上京すれば」「他県の有名なところに行けば」
もちろんたくさんの劇団があります。
過去には、私自身、他県が拠点である某有名劇団を受験したこともあります。
他県に「ここで就職したい」と思える劇団があることは、それはそれで素敵なことです。
ですが、私は「地元に、ここに就職したいと思える劇団がない」つまり「地元に舞台エンタメで生きたいと思える居場所がない」という現実に疑問を抱きました。
地元名古屋で私ができるエンターテイメントで何か貢献できないか、必死に考えました。
私と同じ思いをして、「名古屋に行きたい劇団がないから」「名古屋じゃ生活できるほどの、仕事として舞台に立てる劇団がないから」という理由で、地元を諦める人を少しでも減らしたい。
名古屋を代表する新しいエンターテイメントを生み出す劇団を作り、地元で輝ける「居場所」を作りたい。
そんな思いが込められた今回のクラウドファンディングです。
劇団のリアルな現状と、今後の目標
今私が仲間達と立ち上げた、今はまだまだ小さな劇団「THE REVUE TOKAI」では、当たり前ですがたくさんの目の前の大きな壁にぶち当たっています。
試行錯誤して必死に戦っています。
今までは社会人メンバーの数人で、本業と両立しながら、有難いことにイベントに特別出演をさせていただいたりして、なんとか劇団として活動して参りました。
でもやっぱり、舞台だけで生活ができる劇団へと成長したい。
それがこのクラウドファンディングを立ち上げた、素直な気持ちです。
世の中の、特に日本の、各地方の小さな劇団の方々は皆、同じことを夢見ている団員の方が少なからずいると思います。
元々「なんでもないそこらへんの舞台を志す人間」である私が、そんな人たちをも勇気づけられるような、第一歩を踏み出したい。
そう思っています。
それらを実現することが、私たちの劇団の目標であり、最終的には、「名古屋」に劇場を構えられるような、大きな劇団へと成長したいと思っています。
どうか、「名古屋」そして「日本」のエンタメに少しでも貢献できる劇団を立ち上げるために、皆様のお力をお貸しください。
また、最高の舞台をお届けすることをお約束します。
よろしくお願いいたします。
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