「カウンセリング」や「メンタルケア」にはどんなイメージがありますか?
「なにをするのかわからない」
「どこで受けるのかわからない」
「なんか怖い」
「病んでから受けるもの」
「ハードルが高い」
こういった日常から少し遠いイメージがあると思います。
「心が病まないためにメンタルケアをする」
5年半のつらい不妊治療から卒業した私が当時の自分に伝えたいことです。
「カウンセリング」や「メンタルケア」にはどんなイメージがありますか?
「なにをするのかわからない」
「どこで受けるのかわからない」
「なんか怖い」
「病んでから受けるもの」
「ハードルが高い」
こういった日常から少し遠いイメージがあると思います。
「心が病まないためにメンタルケアをする」
5年半のつらい不妊治療から卒業した私が当時の自分に伝えたいことです。
はじめまして!
不妊ピア・カウンセラーの藤岡麻美です。夫婦2人と豆柴1匹で、広島県福山市の築約150年の古民家を手入れしながら暮らしつつ、不妊の悩みに寄り添う「funinno相談室」を主宰しています。
私は大学で土木を学び、地方公務員の土木技師として生活インフラである水道部門に9年、下水道部門に3年所属し、主に設計や現場監督を担当していました。
市民の方と直接接する機会は多くありませんでしたが、水道管を通したその先に、何十万人という市民の方の存在を常に意識して仕事をしていました。
その頃の私は「20代で結婚して産休・育休を取り、子育てしながら復職して定年退職まで勤めあげる」というライフプランを思い描き、その通りに生きていくと信じて疑いませんでした。29歳で結婚し、30歳で妊活を開始。
すぐに妊娠できると思っていたのに、結局5年半もの間不妊治療を続けました。
- 「こんなはずではなかった」
-
不妊治療をしていた当時の私は「不妊である自分」が恥ずかしくて悔しくて、友達や親に相談するなんて選択肢をもっていませんでした。 -
だからといって第三者のカウンセリングを受ける選択肢もなく、ただひとりで耐えてひとりで奮い立たせて、なんとか治療をつづけていたのです。 なぜ、カウンセリングのような第三者へ助けをもとめられなかったのか?
カウンセリングになじみがないし、
カウンセリングを受けたいと思ってもどこで受けられるのかわからない。そもそもカウンセリングが良いことなのかも、確信が持てない…。
でも、おわりの見えない不妊治療に心は悲鳴をあげていました。
いよいよメンタルが崩壊寸前…
とにかくこの気持ちをなんとかしたい、その思いだけでカウンセリングに辿り着きました。
自分でも気づいていなかった気持ちに気づくことができて、心がすっきりしたのを覚えています。「心と頭を整理するために、話を聞いてもらうことが大切なんだ。」
この体験をきっかけに私は公務員を退職し、カウンセラーに転身しました。
私がいま不妊ピア・カウンセラーとして活動しているのは当時の経験があったからです。実際、不妊に悩むひとはたくさんいて不妊治療をがんばっています。
だけど、そのほとんどのひとはメンタルが崩壊寸前のところでなんとか奮い立たせて「妊娠」に向けて治療をしているという状況です。
メンタルケアをしても、妊娠には直結しないかもしれない。
それでも、つらいときにつらいと言える場所があることは大きな救いになると思います。
そう思って不妊ピア・カウンセラーになりました。
-
現在の日本では子どもを授かりたいと思ったときに「不妊治療をする」ことが選択肢の一つとなっています。2021年のデータでは、不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦の割合は、4.4組に1組にのぼりました。
この年に誕生した赤ちゃんの11.6人に1人(8.6%)は体外受精や顕微授精、凍結胚移植での出生児でした(公益社団法人日本産科婦人科学会https://www.jsog.or.jp/activity/art/2021_JSOG-ART.pdf)。
2022年には不妊治療に公的保険が適用され、不妊治療をする夫婦はさらに増加しています。
私は30歳から不妊治療を5年半頑張りましたが、これといった原因もわからないまま、いまも子どもはいません。 不妊治療でやっかいなのは頑張っても妊娠するとは限らないということです。
「あと一回頑張れば、妊娠するかもしれない」と沼のように治療から抜け出せなくなるのです。不妊治療には身体的・時間的・経済的・精神的に大きなストレスがかかることが知られており、体外受精などの高度不妊治療を受ける女性の約半数が治療開始の初期段階で軽度以上の抑うつ症状を抱えているというデータもあります(国立成育医療研究センター研究所社会医学研究部https://www.ncchd.go.jp/press/2021/210415.html)。
また、不妊治療中にカウンセリングが必要だと感じた当事者は76%にのぼったという調査結果も出ています(NPO法人Fine https://counseling.fine-peer.com/peer-csg/)。そして一番問題なのは不妊に悩むひとがこれほどのストレスを抱えながらも、カウンセリングのような第三者へ助けを求められていないということです。「カウンセリングを受ける」ということにハードルの高さを感じている人が多くいるように思います。
これらのデータからも不妊に悩むひとがかなりのストレスを抱え、それでも自分でなんとか頑張っていることがわかります。心が病んでからカウンセリングを受けるのではなく心が病まないようにカウンセリングを利用してほしい。
不妊に悩むひとが気軽にカウンセリングを受けてもいいんだと感じられる社会にしたいです。
私が不妊治療をがんばっていたときは、どうやって不妊専門カウンセラーさんを見つけたらいいのかわからないことが悩みでした。ブラウザの検索エンジン、いろんなSNS、動画サイト...。どのプラットホームでどのように検索すればいいのかわからず、結局は諦めて自分の内側に閉じこもってしまう状態…
しかし、不妊ピア・カウンセラーとして独立し、新たに気づいた課題があります。それは、
「不妊専門カウンセラーはたくさんいるのに、不妊に悩むひととつながれていない」ことです。
そして、「不妊の悩み」と言っても
・治療の段階(タイミング、人工授精、体外受精・顕微授精)
・年齢
・職業
・地域
など人によって悩みもちがいます。そうしたいろいろな悩みに寄り添うカウンセラーさんが実はたくさんいるのです。
仲間のカウンセラーさんたちも、-
などの悩みを抱えていることが分かりました。
不妊に悩むひとにはメンタルケアが必要で、カウンセラーさんもいる。
あとは、つながるだけ。-
今回のクラウドファンディングは不妊に悩むひとと不妊専門カウンセラーが、スマホで気軽につながることができるウェブサイト「妊+(nintasu)」の構築を目的としています。
不妊治療中は妊娠することに一生懸命でメンタルケアは後回しになりがちです。小さな傷つきや悲しみはケアされないまま進んで、気づいたときには心に大きなダメージを受けている状態の人がたくさんいます。
妊+は「妊活にプラス(+)して、気軽にメンタルケアを受けられる場所」をつくります。
-
①メンタルケアの場 「妊+(nintasu)」では不妊専門のカウンセラーさんを登録します。カウンセラーさんの情報を細かく分類して不妊に悩むひとが自分に合ったカウンセラーさんを探しやすくします。
例
・不妊×ピア(不妊経験者)
・不妊×仕事の両立
・不妊×グリーフさらに、カウンセラーさんはサイト内のブログページで自分のことを発信できるので、カウンセラーさんの人柄を確かめたうえで相談を依頼することができます。
- ②知識とモチベーション向上の場
「妊+(nintasu)」ではカウンセラーさん同士で知識とモチベーションの向上をはかります。
「不妊専門カウンセラー」といっても、みなさん強みや得意分野をもっています。例えば私だと、不妊の経験をした「ピア」という特徴をもったカウンセラーです。ファイナンシャルプランナーの資格も取得して不妊治療とお金に関することも得意としています。ほかのカウンセラーさんはキャリアの分野に強かったり栄養の分野に強かったり得意分野はさまざまです。
そうしたカウンセラーさんの得意分野を持ち寄ってセミナーや意見交換会を開催したり、意気投合した仲間と一緒に新しいサービスを考案するビジネスチャンスが広がります。
カウンセラーさん同士のつながりをつくり、不妊に悩むひとのメンタルケアの重要性を広く周知していきます。
- ③不妊関連の情報を集約
-
「妊+(nintasu)」では不妊関連の情報を集約し、不妊に悩むひとやカウンセラーさんが必要な情報にアクセスしやすい環境を整えます。
・不妊治療の基本知識
・ 最新治療の情報
・ 公的保険や先進医療の情報
・ 不妊に関する資格の情報 など -
①サイト手数料はいただきません。
妊+(nintasu)ではサイトを介してカウンセリングを行った場合でも、サイト経由の手数料はいただきません。カウンセリングを予約した方がカウンセラーさんへ直接料金をお支払いしていただき、カウンセリングを身近に感じてもらう環境を整えます。②カウンセラーさんの強みを活かしたサービスを提供します。
マッチングのみをお手伝いすることで、カウンセラーさん自身がカウンセリングのスタイル(対面・オンライン・チャット等)や時間、料金などを自由に設定していただけるサービスを実現します。
③熱心なカウンセラーさんとマッチングできます。
カウンセラーさんには月額980円のサイト利用料をお支払いいただくことで、自己研鑽を積める環境を提供します。
・カウンセリングの機会
・カウンセラー同士のコミュニティ
・セミナー講師やサイト内イベントへの参加また、面談を行ったうえでカウンセラーさんを登録し、不妊に悩むひとが安心してカウンセラーさんとマッチングできるサービスを実現します。
④メンタルケアに特化したサイトにします。
特定の商品やサービス(サプリや妊活グッズ等)をサイト内で広告せず、安心してサイトを利用できる環境を提供します。これらのサービスを提供する基盤を整えるためにみなさまのお力添えが必要であり、今回のクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。
妊+(nintasu)では登録するカウンセラーさんを募集しています。登録をご希望の方はこちらから面談予約へお進みください。
サイト構築システム開発費:1,500,000円(カウンセラー検索、メッセージ送信、カウンセラーのブログ、コラム、登録料決済システム)
デザイン費:100,000円
サイト運営・管理費:200,000円
リターン品費:300,000円(グッズ作成費、配送料、チケット発行・管理費)
合計 2,100,000円今回は2,000,000円をクラウドファンディングの目標金額とします。
目標金額に到達しない場合でも、このサイトは構築し、運用することをお約束いたします。
【不妊に悩むひと向け】
・カウンセリングチケット 3,000円、5,000円
・体験談参加チケット 3,000円
・プロジェクト発起人藤岡麻美カウンセリングチケット 5,000円【不妊専門カウンセラーさん向け】
・サイト利用料6ヶ月チケット 4,000円
・インタビュー記事掲載+サイト利用料6ヶ月チケット 12,000円
・メッセージ動画掲載+サイト利用料6ヶ月チケット 17,000円
・交流会参加チケット 5,000円
※登録審査に通過されなかった場合はTシャツをお送りします。【妊+(nintasu)応援隊さん向け】
・ギフト用カウンセリングチケット 3,000円、5,000円
・「妊+(nintasu)」グッズ(タオル) 3,000円
・「妊+(nintasu)」グッズ(Tシャツ)5,000円
・「妊+(nintasu)」グッズ(タオル+Tシャツ)7,000円
・妊+サポーターとしてお名前掲載 30,000円
・ただただ応援 3,000円〜500,000円
※カウンセリングチケットの有効期限はチケット発送から3ヶ月です。
※カウンセリングチケットは、妊+のサイトでカウンセラーに連絡を取ってご使用ください。
※ギフト用カウンセリングチケットは、応募者の中からランダムに抽選します。発送までのスケジュールは①リターン品の個数を集計(6月上旬)②サイト内でカウンセリングチケット利用者を募集(6月中旬)③抽選・当選者発表(7月上旬)④リターン品の発送(7月中旬)
※Tシャツのサイズ展開はS,M,L,XL,XXL,XXXL、カラーは白です。
3月10日 Instagram運用開始
4月25日 クラウドファンディング開始
4月〜5月 サイト構築開始
5月25日クラウドファンディング終了
6月下旬 サイトオープン
7月中旬 リターン品発送
8月 リターン品のイベント実施
ウェブサイトのアイディアは不妊治療の当事者さんとカウンセラーさん両方の問題意識をヒアリングして練り上げてきました。応援のメッセージを頂いているので、ご紹介します。
【応援メッセージ】
NPO法人Fine認定不妊ピア・カウンセラー 三原さやかさん
「asamiちゃんは、私がNPO法人Fineの不妊ピア・カウンセラー養成講座を受講したときの同期です。広島から新幹線で東京のスクーリングに通われていて、とても勉強熱心で、資格試験に合格したあとは同期の中の一番乗りで自分の相談室を開業されました。今回、新しいサイトのアイディアを最初に打ち明けてもらったとき、単なるマッチングサイトを作るという以上の、コミュニティとしての機能を充実させていく構想を知らされて、とてもワクワクしました。私個人としては、他の不妊カウンセラーさんと交流したり、得意分野が違う人同士でコラボして新しい可能性が開けそうなところが楽しみです。これまで大胆に自分の人生を切り開いてきたasamiちゃんなら、このプロジェクトをきっと実現できると思います。心の底から応援しています。」NPO法人日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー瀬川沙希さん
「不妊に悩んでる人を助けたいけど、どこで繋がればよいか分からない」これは、私とあさみさんが出会った不妊ピアサポーター研修を受けた人の共通の悩みだと思います。不妊で悩んでる人と支えたい人は、沢山いるのに繋がれない現状です。このジレンマを解決できる事業になると思います!1人でも多くの不妊に悩む人の心がラクになることを祈っています。インスタ運用サポートotamaさん
asamiさんとの出会いは大学時代。そのころはこんな未来を想像すらしていなかった。お互い普通に仕事をして、結婚をして、子供ができて、、、平凡な人生を生きていく予定でした。でも、現実はお互い子供がいないという現状。同じ苦しみを経験したasamiさんが、今はその問題の解決に向けて、がむしゃらに頑張っている。これは応援するしかない!当事者の苦しみと、カウンセラーの悩みが少しでも解消できる、悔いのない不妊治療ができる世界を作るお手伝いをさせていただいています。
【最後に】
「不妊」に限らずメンタルケアの必要性をたくさんの人に知ってもらいたいと思い、思い切ってクラウドファンディングに挑戦しました。不妊に悩むひとが孤独にならずに「つらい」と言える場所、サードプレイスのように安心して休める場所をつくります。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る妊+がフェムテックジャパンアワード2024にエントリーしました!
2024/10/25 16:09妊+の発起人、藤岡麻美です!2024年7月31日にサイトリリースして3ヶ月。カウンセラーさんも28名となり、少しずつカウンセリングも入っています!どうもありがとうございます(*´з`)今日はお知らせとお願いです!妊+がフェムテックジャパンアワード2024にエントリーしました!!!投票で受賞が決まる仕組みなので、みなさまのお力を貸していただければうれしいです( ;∀;)投票期間:2024.10.21~11.17知り合いにも投票をお願いしていた中で心に残った言葉があります。不妊を経験して夫婦ふたりで歩んでいる方からの言葉。「テレビで子育てがテーマの番組が流れててチャンネルを替えたんだけど、そんな自分を嫌にならずにさらっと替えられるようになった。しょうもないことだけど時間がかかったよ。そんな人も救ってあげてね。」いま、渦中にいない人にも妊+を届けたいと思った出来事でした。たくさんの人に届くよう、エントリーNo.8「妊+(nintasu)」へ投票お願いします!!( ;∀;)(下記URLから「投票はこちらから」をタップしてNo.8へ投票をお願いします)https://femtech-japan.com/award/entrylist2024/妊+ 藤岡麻美 もっと見る
ギフト用カウンセリングチケットの応募受付を開始しました!
2024/08/20 13:12妊+プロジェクト発起人の藤岡麻美です!サイトオープンからもうすぐ一ヶ月が経とうとしています(*´з`)今回はクラウドファンディングのリターンでお預かりしましたギフト用カウンセリングチケットの応募受付を開始したのでご報告いたします!募集人数3,000円×3名様5,000円×3名様応募条件①妊活・不妊に関する悩みがある方(ステップアップ、パートナーとの温度差、治療のやめどき など)②カウンセリング終了後、アンケートにお答えいただける方応募方法①妊+の無料会員登録をする②応募フォームより申し込む(フォームはこちら)応募締切2024年8月28日(水)23時59分※詳しい応募内容はこちらまた、とてもうれしかったのでギフト用カウンセリングチケットをお選びいただいた支援者の方からの声も紹介させていただきます( ;∀;)温かい支援が不妊に悩んでいる人に届くように、周りの方やSNSなどで広めていただけるとうれしいです( *´艸`)どうぞ、よろしくお願いします!☟妊+のSNSはこちらですX:https://twitter.com/nintasuインスタ:https://www.instagram.com/nintasu_ninkatsu/ もっと見る
妊+がオープンしました!
2024/07/31 09:00妊+プロジェクト発起人の藤岡麻美です!本日2024年7月31日、妊+のサイトがオープンしたことをご報告いたします!!!みなさま、4月25日から見守ってくださり本当にありがとうございます!おそらく、ひやひやしながら見守ってくださった方もいるかと思います( ;∀;)正直、最初の一週間は弱気になることもあり、応援メッセージをいただいているのに不安が募る時間もありました。「人に頼ることが苦手」今回のクラウドファンディングで改めて感じた自分の弱さです。自分と戦う時間でした。新たな出会いがありました。再会もありました。たくさんの人とのつながりを感じる時間でした。応援してもらえることのありがたさを感じました。私の活動が誰かの勇気に繋がっていることを知りました。クラウドファンディングに挑戦して、本当にたくさんのことを学びました。そして、こうしてサイトオープンを迎えられたこと、心より感謝申し上げます!活動報告はこれで最後となりますが、これからも、妊+を見守っていただけるとうれしいです。引き続き、よろしくお願いします(*´з`)https://nintasu.com/妊+ プロジェクト発起人 藤岡麻美 もっと見る
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