プロジェクトの実行者紹介

このプロジェクトを手がけるのは、2021年福岡発の3DプリントキットメーカーのCHINO MODELです。CHINO MODELは模型好きが高じて個人で立ち上げたメーカーで、ミリタリー系を中心に小物からフィギュア、車輌のキットまで幅広く世に送り出してきました。今回はこれまでの経験と技術を活かし、1/35のカ式機銃車のスケールモデルを3Dプリンターでキット化するというプロジェクトに挑んでいます。


このプロジェクトで実現したいこと

1/35のカ式機銃車のスケールモデルを3Dプリンターでキット化し、特に旧日本軍車両の愛好家の方に楽しんでいただければと考えています。カ式機銃車は上海海軍特別陸戦隊に配備されカーデン・ロイドMK6bから多少の改修を施された車両です。そもそものカーデン・ロイドMK6bの1/35キットも存在しないため、今回のキット開発で購入者の選択肢が増え、スケールモデル界への一つの貢献になれば幸いです。


プロジェクト立ち上げの背景

車輌丸々一つのキットの開発には多くの困難があります。小物と比べ、設計にかかる時間も、3Dプリントの際の試行錯誤も、膨大になります。3Dプリント樹脂では弊害の多い薄物パーツにはエッチングパーツを併用する場合もあり、その試作から量産まででも多くの費用が掛かります。

過去、当メーカーで2023年にリリースした1/35九二式歩兵砲では設計開始からリリースまで1年弱かかりました。

幸いにも、お陰様で九二式歩兵砲は2次増産分まで無事に捌くことが出来ましたが、この時の経験から、開発に非常にコストが掛かるものは、売れ行きが良くなかった際の痛手が個人経営の零細メーカーには荷が重いと分かりました。この先も末永く運営を続けていくうえで、博打は連発せずにこのようなリスクはなるべく抑えることが重要です。


これまでの経緯と準備状況

これまで多くの製品化リクエストを頂き、それを製品化してきました。その中で、”上海海軍特別陸戦隊”には一定の愛好家が存在するが、それらの需要を満たすアイテムが非常に少ないということが分かりました。上海海軍特別陸戦隊の兵士のフィギュア化オーダーメイドのご依頼も頂いたほどです。カ式機銃車は表立ってリクエストを頂いたものではありませんが、私自身豆戦車が好きなこともあり、上海海軍特別陸戦隊を調べるうちに惹かれていた車両です。SNS上の反応でも、一定数の需要がありそうだということも分かりました。ただし、兵士のフィギュアのようにすぐ開発が済むものではない上、需要があるとはいえドイツ軍やアメリカ軍モノと比べると非常にニッチなアイテムと言わざるを得ず、開発コストに見合うのかという疑問があり保留を続けていたものになります。

とはいえ、作りたいということは私の本心であり、車体概形や履帯の3Dモデリングには既に着手しており、資料の収集も着実に進めているため、今すぐにでも始められる準備が整っています。


目標金額と使い道について

目標額は80万円です。集まった支援金は、カ式機銃車キット開発のため、具体的には以下のような使いみちで使用させていただきます。

・3Dデータの制作費用

・開発期間中の活動費用

・資料収集費等を含むクオリティアップのためのあらゆる活動費用

・箱絵イラスト依頼費用

・リターン品準備・発送費用

・プロモーション費用

(+CAMPFIRE手数料)


目標額は、開発期間が2か月~3か月程度かかると見込み、その間新製品開発が滞るためその減収を打ち消すことができるであろう額として試算しています。当メーカー初めての取り組みであることに加え、少しの赤字くらいであればキット化に踏み切りたいという思いがあり、試算額は控えめとしています。

ご支援が目標額を超えた場合、ストレッチ・ゴールとして乗員フィギュアの制作、カーデン・ロイドMK6b版のバリエーション制作、1/144や1/72等のミニスケール制作等を計画しています。

本プロジェクトはAll or Nothing 方式ですので、ご支援が目標額に到達しなかった場合はプロジェクトは実行されず、ご支援金は返金されます。


リターンについて

支援者の皆さまには、このプロジェクトの成功に賛同していただいたことへの感謝を込めて、特別なリターンをご用意しています。例えば、開発中のキットに対するご意見箱など能動的に参加していただく場所などをご提供いたします。また、既製品をお得に購入できるプランや限定アイテムなど様々な特典をご用意しています。

〇リターン品に関する補足

<限定版キットについて>

クラウドファンディング限定版キットは、架空世界観の兵器イラスト等を数多く手掛ける蒼衣わっふる氏による描き下ろしの箱絵風イラストが付いたパッケージとなる予定です。

↓イラストのイメージ。こちらは実際に箱絵となるものではございませんが、現段階で雰囲気を掴んでいただくために掲載しております。

イラストが出来上がり次第いち早くご支援者様向けにご報告いたします。


<プラン17 完成品ヴィネットについて>

先着1個限定で、完成した1/35カ式機銃車キットを使用したヴィネットをお届けするプランです。

数多くの模型コンテストで受賞歴(直近:ファレホペイントコンテスト2 最優秀賞!)を持つ、じおらま製作所代表 眞田謙一氏のご厚意により制作していただけることとなりました。現在のところは箱絵を再現する方向で進めております。

眞田氏の作例↓

キット完成後の作業となりますので、お届けにはお時間を要します。

ヴィネットの内容に関するご指定はできません。あらかじめご了承ください。


実施スケジュール

無事に目標金額を達成した場合の、プロジェクトの進行状況や予定は以下の通りです。
- 2024年7月:データ作成完了
- 2024年8月:試作開始
- 2024年9月~:キットの完成、リターン品発送
ご支援いただいた皆様には、進捗状況を随時お知らせしていきます。キット開発には想定外のことが起こることもございます。また、別件でオーダーメイドの案件が入った場合、並行しての作業となります。そのため、予定のスケジュールより遅延が発生する可能性もございますが、その場合も適宜お知らせして、必ず完成まで開発を進めます。

また、プロジェクトの完遂後はキットの通常版を一般販売する予定です。ただし、お得に入手可能な機会はこのプロジェクトのリターンのみですので、是非この機会にご支援を頂ければと思います。


最後に

このプロジェクトは、製品開発の前段階としてクラウドファンディングを挟むという私にとって初めての取り組みとなります。このプロジェクトの成否によって、カ式機銃車のキット化が実現するかどうかが決まります。皆さまの温かいご支援と共に、1/35のカ式機銃車のスケールモデルを3Dプリンターで実現する夢を共に叶えましょう。どうぞよろしくお願い致します。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • 制作外注費など

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

  • 2024/04/27 14:56

    4/21に島根県松江にて開催された第22回中四国AFVの会に、協賛メーカーとして参加してきました。会場ではアウトレット品や先行販売品の販売を行ったほか、本クラウドファンディングのチラシを頒布し、情報拡散へ尽力してまいりました!そして、本クラウドファンディングのヴィネットプランの製作を担当してい...

  • 2024/04/12 22:14

    先日は2回目の支援を投入してくださった方が!いつもありがとうございます。一度ご支援くださった方でも、同じプラン、または別のプランに後から追加でご支援いただくことは可能です!今日は【プラン17 カ式機銃車完成品ヴィネット】についてのご紹介です。詳細については本文リターンについての項目で記載してお...

  • 2024/04/11 13:58

    まずは25%達成の感謝を! ご支援いただいた皆様ありがとうございます!残り75%、ゴールはまだ遠いですが、じわじわと増えていくと信じています。さて、実はクラファンを始める前にリターン品に関しての意見を募っていました。そこで挙がったのが優先リクエスト権でした。作るのがどうしても難しいものもあるの...

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