知育インテリア『クラベランス』とは?
『クラベランス』は、ダイカスト製の亜鉛合金で作られた“知育インテリア”です。
子どもたちが楽しめるように、金型メーカーしか創れない、指先を使う金属のおもちゃを作りたい。その想いを込めて開発いたしました。
くらべながら遊ぶ
指先でつまみ上げると、見た目の印象よりズッシリとした重みを感じていただける『クラベランス』。ゆるゆるとずっと触っていたくなるサイズと質感です。パッケージを使ってバランスゲームで遊ぶ、金属製の小さなおもちゃとして積み上げて遊ぶなど、自由な発想で楽しんでみてください。
インテリアとして飾る
『クラベランス』は、上質でスタイリッシュなフォルム。部屋の片隅に置きたくなる、精巧でやわらかな雰囲気のデザインとなっています。繰り返し遊んでも長期間に渡って輝きが保たれますので、お子さまと一緒に遊んだ想い出とともに飾っていただけます。
一緒におでかけする
『クラベランス』のどうぶつたちは、ポケットに入れてどこへでも連れて行けるサイズ感です。お気に入りの子を連れて行き、写真を撮影するときにそっとどこかに置くと、楽しいおでかけの想い出として記録に残せます。
会社紹介
はじめまして。有限会社大高製作所、代表取締役の大高晃洋と申します。
当社は神奈川県の横浜市都筑区で金型製造業を営んでおり、今年で創業40周年を迎えました。私自身も、鉄を削って金型を作る職人として30年のキャリアになります。
金型とは、大量生産するための道具です。
アルミや亜鉛合金を熱し、ドロドロに溶かして金型に流し込み、冷やして固める形にします。
たい焼きや今川焼きの型をイメージしていただければ、なんとなく雰囲気はつかめるでしょうか。
製品のもととなる金型
鋳造機。この機械で合わさった型を開けたり閉じたりします
当社が製作しているのは、アルミや亜鉛合金が原材料となる『ダイカスト用の金型』です。ダイカスト製品は高い精度で作られるのが特徴で、自動車のエンジン周りやカメラのボディなど、身の回りにある製品に幅広く使用されています。
学ぶ、飾る、連れて行く。『クラベランス』の紹介
このたび、当社が40年間培ってきたダイカスト金型の技術を生かし、知育インテリア『クラベランス』を発売する運びとなりました。開発の経緯については後ほど紹介しますので、まずは商品説明をいたします。
絶滅危惧種をモチーフにした、やわらかなデザイン
『クラベランス』に採用されているキャラクターは4種類。生態系について子どもたちと一緒に考えるきっかけになればとの想いを込め、絶滅危惧種をモチーフにしています。それぞれの個性を生かし、金属でありながら温かみを感じられる、やわらかい雰囲気のデザインに仕上げました。
アフリカゾウ
『クラベランス』の象徴ともいえる、アフリカゾウ。人気投票をすると、毎回ナンバーワン!試作品を渡した方からは「指輪を置くリングスタンドにしています」など、予想していなかった使い方のアイデアの報告もありました。
クロサイ
「メカのような雰囲気があって格好いい」と、男性からの人気が高いクロサイ。特徴的な2本の角も、忠実に再現しています。
マウンテンゴリラ
他のどうぶつと違い、左右対称ではなく手足が前後にあるので、躍動感のある力強いデザインとなっています。
ヒト
どうぶつももちろんですが、人間も同じくらい大切です。争いが耐えず続くと、人間だって絶滅しかねません。「あらためて人間の在り方も考えたい」との想いもあり、ヒトも選びました。仲良く肩を並べているのも、実は手をつないでいるんですよ。
さわってくらべる、バランスゲーム
パッケージの仕切りを外して箱の裏側につけることで2種類の天秤ができ、難易度の異なるバランスゲームとして遊べます。
大きさや形もさまざまな『クラベランス』を指先で触っていると、積み上げたくなってしまうのは、もしかして人間の本能でしょうか?
お酒を飲みながら触っていると、なんとなく積んでみたくなるものです
お部屋の彩りとして、いつまでも一緒に
『クラベランス』はサビにくいようメッキを施しております。表面はどうぶつたちがガチャガチャぶつかっても傷が目立たない工夫をしており、独特の上品な風合いとなっています。
ピカピカし過ぎず、落ち着いた風合い
お子さまが大きくなったら、一緒に遊んだ想い出と共に、お部屋の彩りとして飾っていただきたく思います。
『クラベランス』からインスピレーションを働かせて、サイバーパンクなど、金属ならではの独特な世界観を構築できるかもしれません。
旅は道連れ、おでかけのお供にも
おでかけの際に一緒に連れて行くと『クラベランス』をきっかけに話も弾みます。
日本の原風景にもよく似合います
お子さんと一緒に写真を撮ると楽しい想い出として記録に残せますし、居酒屋やバーでテーブルに置いてみると「これは何だ?」と周りから興味を持ってもらい、会話が膨らむきっかけになるかもしれません。
オリエンタルな雰囲気にもマッチしています
『クラベランス』誕生への想い
「指先を使って重さを感じてほしい。少しでも子どもたちに驚きや感動を与えられるおもちゃを作って届けたい」
小さい頃からタブレットを使う子どもたちをみて、日に日にこのような思いが募ってきました。デジタル社会が急速に進み、小学生でもデジタルガジェットを使うのが当たり前になっている今だからこそ『手で触れて感じる』ことに意味があるのではないか、と。
手先を使う経験がなければ、作り手も育たない。
若い方がものづくりに代表される手先の器用さや指先の感覚を磨く機会が減りだしたのではないかと、以前より危惧していました。
すでに開発されたものは、機械で自動的に作れるかもしれません。しかし、新たに何かを生み出すことは、人間にしかできないものです。デジタル社会のなかで、人間が必要とされる部分は何か。ものづくりに興味を持ってもらうには、どうすればよいのか。
そのように考えた私は、子どもたちの五感を磨ける自社製品の開発に着手します。
最初はアイデアも何もなく「ダイカスト製品で何を作るか?」というところからスタートしました。
「これをやるぞ!」と動いては、技術的に難しく仕様変更を余儀なくされる。デザインをしていざ作ってみても、納得できるものにならない。試行錯誤を重ね、何度も何度も作り直します。
初期モデルではヒトもたった一人。デザイン変更のため作った金型はボツに……
どのような感じになるか3Dプリンタで試作してみましたが、金属の質感がまったく想像できず、完成品のイメージが湧かない。
パソコンの中で試作したものでなく、重たい金属を実際に作って手に持ってこそ、気持ちの入った製品が生まれるものだ。試作を重ねることで、リアルに作り上げる大切さを再認識しました。
3Dプリンタでの試作。質感がまったく想像できない
ゴリラの初期バージョン。ゴリラに見えにくいためデザインし直して金型も作り直す
そして、気づけば開発期間は丸3年!
すべてにおいて一切の妥協はせず、時間も手間も技術も愛情もたっぷり注いで創りあげました。
3年かけてようやく生まれました!
『クラベランス』は「重さをくらべる」をコンセプトに開発しましたが、当社としては型にはまった使い方は望んでいません。五感で楽しんでいただき、自由な発想で“知育インテリア”として長くご愛玩いただけることを願っています。
『クラベランス』を手に取って、ぜひ体感してみてください。
ご支援いただいた資金の使い道
・キャンプファイヤーへの支払い手数料
・リターン品の製作費
・送料
・今後の新たな製品の開発費
※次の知育インテリアも、すでに動いています。
何種類か案があるのですが、順次リリース予定です。
いずれも独創的な形のものになりそうです。ご期待ください。
(一部試作は完了、現在調整中。発売は年末頃予定)
製品情報・仕様
・正式版内容物
ヒト大40g×1ヶ
サイズ4cm×5cm×1cm
ヒト小20g×2ヶ
サイズ3cm×3.5cm×1cm
サイ大40g×1ヶ
サイズ4.5cm×2.5cm×1.5cm
サイ小13.3g×3ヶ
サイズ3cm×1.5cm×1cm
ゾウ大40g×1ヶ
サイズ4cm×3cm×2cm
ゾウ小10g×4ヶ
サイズ3cm×2cm×1cm
ゴリラ大40g×1ヶ
サイズ3.5cm×3cm×1.5cm
ゴリラ小8g×4ヶ
サイズ2cm×1.5cm×1cm
40×8合計320g(目安)
※それぞれ-0~+1gほど若干の誤差があります。
取扱説明書(絶滅危惧種のどうぶつ図鑑つき)
パッケージ箱(天秤になるもの)
・バリなきこと 版
正式版と同一の内容であり、メッキが無いものになります。
またヤスリがけをする度合により、当然重さも変化します。
過度に取り過ぎると想定した重さよりも軽くなります。
・肉球、バナナ、古代魚、サクラ、カエルと肉球の足跡、ハート
サイズ各辺1cm~3cm
(重さの規定は無し)
とても小さいサイズです。
乳幼児を対象にしておらず、これらには安息香酸デナトニウムの塗布も行っていません。
(対象年齢6歳以上)
誤飲など無いよう、取り扱いにはご注意をお願いいたします。
原材料
クラベランス公式版
亜鉛合金・ZDC-2
表面処理メッキあり
クラベランスバリなきこと版
亜鉛合金・ZDC-2
表面処理メッキ無し
デジタルツイン現物
亜鉛合金・ZDC-2
表面処理メッキ無し
幻の天秤
アーム、皿:アルミ合金・ADC-12
土台:亜鉛合金・ZDC-2
表面処理:それぞれメッキ無し
パッケージ箱・取扱説明書:紙
商品不良・誤送による返品、交換
商品の品質には万全を期しておりますが、以下のような場合速やかに連絡をお願いします。
・商品の破損など明らかな品質上問題のある初期不良品
・種類の異なる製品の誤送
早急に返品・交換の対応をさせていただきます。
対象年齢
この製品は6歳以上を対象とします。
特に何でも口にしてしまう、誤飲の恐れのある小さいお子様には絶対に手に触れないようにしてください。
誤飲対策
それでも万が一の対策として、ゾウ・ゴリラ・サイの小さい方にのみ、前足と後足の間の部分にだけ、苦味成分を塗ってあります。
お腹になる部分なので、通常遊んでる際には触れにくい場所です。
安息香酸デナトニウム(赤ちゃんの指しゃぶり防止用などとして、一般に発売してあるものを使用)
メディア掲載実績
テレビ東京・ワールドビジネスサテライトWBSのニュース内で2度、紹介されました。
(2022年7月28日、2024年3月20日放送分)
FAQ
Q:ダイカストって何ですか?
A:鋳造方法の一つです。そもそも鋳造とは、金属を溶かして固めることです。そのうち、機械の力で溶かした金属を水鉄砲のように高速で金型内部に打ち込む方法を、ダイカストと呼びます。幅広い工業製品で使用されており、主に車や精密機器の部品などで使用されます。英語でdaicast。ダイキャストも同じ意味です。
Q:亜鉛合金って何ですか?
A:溶かす金属の原材料は亜鉛を主成分とした特にダイカスト用に開発された亜鉛合金です。ロボット・ミニカーなどのおもちゃ、工業製品などで幅広く使用されています。JIS規格では最も一般的なZDC-2。(鋳造性や強度などをよくするため、少量のアルミや銅など添加されています)
Q:亜鉛と鉛は違うんですか?
A:鉛という同じ漢字が入るため混同されがちですが、そもそも元素が違います。鉛Pbと亜鉛Zn。鉛は常温でも比較的柔らかく、釣りの錘などに使用されます。亜鉛は建築のトタン、真鍮の材料になります。また亜鉛は人間の必須ミネラルの一つです。
Q:超合金と違うんですか?
A:超合金は株式会社バンダイ様の登録商標です。弊社クラベランスでは一般的な呼称である『亜鉛ダイカスト製』と呼んでいます。
Q:製品の中央にある線は何ですか?
A:パーティングラインと呼びます。金型は二つに割って製作してあります。これが合わさり、空洞のところに流し混むことで成形されます。一般的なイメージはたい焼きと同じです。このパーティングラインは金型で作った証として、無理に除去せずできるだけそのままにしてあります。
Q:足の裏にある小さな穴は何ですか?
A:基本的には無いのですが、少数混ざっています。実は金属は熱して溶かし、冷えて固まる行程の中で”ひけ巣”と呼ばれる空間ができることがあります。これは物理的なもので全てゼロにすることはできません。今回も、鋳造で作った証として、埋めたりせずできるだけそのままにしてあります。一般的にはなかなか見ることのないものなので、逆によく観察してみてください。
Q:バリって何ですか?
A:鋳造時パーティングライン上にできた、製品に余分にくっついているものです。本来は工場で全て除去するものであり、一般の方の目にふれることはありません。
(専門用語では、ランナー・オーバーフロー・ゲート痕、などと呼んでいます)
プラモデルで切り離して捨てる部分と全く同じ意味合いのものです。
Q:錆びますか?
A:メッキ品は当然錆に強いですが、亜鉛合金の素地のものは大変錆びやすいです。濡れた手で触ったり、湿気の多いところには置かないでください。錆びると白錆と呼ばれ、白い粉がふいたようになります。もし錆びた場合は、紙やすりなどで簡単に除去できます。そしてこれを防ぐために、通常のものはメッキをしてあります。
Q:廃棄する場合は?
A:一般的な金属ゴミとして処分できます(ミニカーなどと同じです)。お住まいの自治体の処分方法に従ってください。回収後は、精錬工場で鉄やアルミなどと分別され、リサイクル原料となります。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
利用者さまの声
ここで、モニターとして先にご協力いただいた方々のお声を一部紹介します。
子ども小3・小1、父・母40代
子どもたちは箱を開けた瞬間から「これなに?ゾウさん?」と興味津々。
実際に触ると「おお、意外と重い……」「ズッシリと詰まってる感じ」と、クラベランスの重量感に驚いています。
はじめて遊んだ次の日も「またチャレンジしたい!」と朝から遊んでいました!
全部のせに挑戦しています!
インテリアとしてもとても素敵で、シンプルで場所を選ばず飾りやすいと思います。
子ども小5、父・母50代
お友達と一緒に遊ぶ姿
梱包は、シンプルでおしゃれな雰囲気です。
箱を開けて手に取ってみると
「鉄かな?くっつくのかな?磁石?」
「持ってみると重さが全然ちがう!」
「お出かけの時に連れていきたい!」
と、親子でワイワイと盛り上がりました!
娘はバランスゲームとして遊んだり、種類別に箱に載せてみたりと、長時間飽きずに遊んでいます。
友達が遊びに来たときも、一緒になって遊んでいました。
私(母)は、お出かけのときに連れて行くのが楽しみの一つになっています!
バラ園にて
飾る場合でも、サイズが大きすぎずかわいすぎないデザインなので、どんなインテリアでもなじみやすそうです。
現在は、いつでも取り出して遊べるように、リビングの手に届くところに飾っています。
さいごに
日本は、高い技術を持つさまざまな製造業が集まる、数少ない国のひとつです。それぞれの業界がこのままものづくりの力をなくすことなく未来に繋ぎ、さらに発展させるためどうすればよいか考えたとき“子どもたちに目を向けること”が一つの答えになると思いました。
私自身、『メイドインつづき』という横浜市都筑区のものづくり企業が集まった団体に参加しています。そこで、各工場から出た、余ったネジやゴムの廃材などを配って自宅でものづくりを楽しんでもらう“おうちでものづくり”というイベントを毎年行っています。
『メイドインつづき』での夏休み工作ワークショップ
はじめは不思議そうにしている子どもたちも、私が試しに作ったものを見せると目を輝かせるんですね。
中学校での出張授業の様子
将来、もしかしたらこの子どもたちがものづくりに興味をもち、未来の製造業を担ってくれるかもしれない。その道筋を作りたい。その想いを込めて『クラベランス』を開発しました。ぜひ『クラベランス』を手に取って、お子さまと一緒に触って、重さや質感を指先で確かめながら遊んでみてください。
有限会社 大高製作所
代表取締役 大高晃洋
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