すっぽこを未来へつなげるプロジェクト
すっぽこ再興!! すっぽこ最高!!

はじめまして。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部3年の細谷芽生です。高校時代は探究活動という総合的な学習の時間を活用した地域活動に一生懸命でした。活動を通して地元の山形市が大好きになった私は、山形で一人前として地域づくり活動をしたいと思い今の大学を見つけ、今に至ります。

私も知らなかった、、すっぽこ。自分で調べ、関係する人や歴史、その面白さを知ると知らなかった山形を垣間見している気がして胸が躍りました。そんな体験をはじめて山形を訪れる方。山形に愛着がある方。様々な方にとどけるプロジェクトにします。まずは、面白いプロジェクトがスタートしますよ!とお知らせする意味も込めまして、クラウドファンディングに挑戦します。

このプロジェクトで実現したいこと

プロジェクトを通して、山形県内の人が※おもしゃがる郷土料理に「すっぽこ」を磨きあげようとしています。そのために以下3つのことを行う予定です。

※これいいね、奥深いね、楽しいねと熱心になって「すっぽこ」に魅せられる様子

①すっぽこを知ってもらうための『すっぽこ』に関するイベントを開催する。【2024年9月と2025年1月の2回を予定】

②すっぽこのレトルト商品を物産品として開発する。【10月までに商品を完成させ、販路も同時に開拓する。10月には各店舗で販売開始!】

③すっぽこ新作落語会【創作落語会】をイベントとして開催する。【10月頃を予定】

プロジェクト立ち上げの背景
おみ漬けとルーツが似てる⁉
「すっぽこ」とは、あつあつ濃厚あんかけうどん

端的にいうと「あんかけうどん」です。どこのすっぽこにも

必ず入っているのが、「どんこ」と呼ばれる干しシイタケをまるごと戻したものと、かまぼこセリエビです。昔は「ばらこ」という醤油漬けする前のすじこを入れていたそうです。麺は普通の玉うどん。汁無しで、あんを上からかけただけのものです。

引用:山形経済新聞/2015.03.13/山形の謎の食べ物「すっぽこ」その過去と未来に迫るーすっぽこ研究所所長・長岡信也さんインタビュー

山形の人ならお気づきでしょうか。どうにも、山形の料理ではなさそうな見た目と具材なのです。あんかけの透き通った感じといい、シイタケやエビなどお出汁の風味を大切にしていることといい、どことなく京都、上方の雰囲気を持つ料理なんですね。

それもそのはず、すっぽこ研究所さんの調査によると、江戸時代、紅花などを求めて滋賀県からやってきた近江商人が山形市で定住し、現在の山形の商業の基盤をつくった。そんな近江商人が、故郷の味を懐かしみできた料理が「すっぽこ」だそう。具材が上方風豪華なものであったことと、うどんよりもそば派の山形だったため商家の旦那衆には広まったが、大衆化には至らなかった。調理の手間がかかり、価格も中華そば650円、ざるそば700円と比べると割高な1150円と割高なメニューのため戦後衰退していった。

※値段は2024年3月そば処品川家メニュー表より
参考:河北新報ONLINE/山形のレアメニュー「すっぽこ」、ルーツは近江商人? 地元ライター、謎に迫る /2021年12月16日 6:00

歴史的背景をまとめると以下と通りです。

  京都・滋賀の「しっぽく」うどんが、近江商人により山形に伝えられ、
  土着する過程で同じく京都の"餡文化"が混入された。
  また、高級椎茸をはじめとする贅沢な食材を用い、
  商いで富を築いたセレブ層の食べ物であったために広く大衆化せず、
  近江商人のお膝元である、山形市内旧市街にのみ普及が留まった。

すっぽこ研究所所長のブログより、引用:FROM*YAMAGATA shinya nagaoka すっぽこ通信 '09 11/14号 【TB】

現在は、冬季限定で、山形市で2店舗のみで提供されている絶滅危惧種的な郷土料理です。地元タウン誌でとったアンケートによると県民の9割が知らないと回答。

飲食店のメニュー表には「すっぽこ、しっぽこ」しか書かれてないため、おや?と疑問を持たなければ、気づかないそんな謎のベールに「すっぽこ」はここ100年で包まれてしまったのでした。でも、山形の厳しい冬をあつあつの濃厚なあんかけうどんで江戸時代の仕事人、旦那衆が暖をとって乗り越えていた背景と考えるとまさに江戸時代にタイムスリップできる郷土料理と言えます。ベールに包まれていたからこそ面白いと思いませんか?

プロジェクトのはじまり「すっぽこ」との数奇な出会い

2月18日、山形市東部公民館で開催された『山形市の伝統料理「すっぽこ」の歴史』講座にこのプロジェクトの発起人伊藤一之(以下伊藤さん)が参加したことが全てのはじまりでした。この日、初めて「すっぽこ」を知り実食した伊藤さんは感動し、その一日ですっぽこは未来に残さなければいけない、残すとおもしろい可能性があると感じたそう。後日講師であったすっぽこ研究所の長岡氏と山形市の担当者と熱く議論を交わしたとのこと。

その後、縁あり私と伊藤さんが出会い意気投合。
縁に関してはYouTubeをご覧ください。https://www.youtube.com/live/rgxYdMazD-w?feature=shared

以下伊藤さんのコメントです。

私は初めて食べて感動した!! 美味しいだけでなく、江戸時代から続く歴史やストーリーが面白い!! 観光客は味や料理の内容だけでなく『ストーリー』を買っていきます。 これは、観光客向けの商品になるだけでなく、山形のおみ漬と並ぶ特産品になると確信し、可能性を感じました! また山形県内に熱烈ファンも一定数おり、歴史の研究なども進められている。 現在提供している店舗は、2 店舗の飲食店のみとなっているが、山形の新しい観光商品として仕上げていきたい。

 ←山形県の郷土料理「おみ漬け」青菜漬け
  近江漬けから訛っておみ漬けとして定着。
  すっぽこと同じく、山形市に定住した近
  江商人が河川に捨てられた家庭ででた野
  菜の切れ端をもったいないと感じ集めて
  漬物をつくったという起源をもつ。お土
  産としても人気の高い商品で、一般家庭
  でも普及している。

2024年地域プロジェクトのプロフェッショナル伊藤一之と地域ビジネスを学ぶ大学生細谷芽生が中心となりすっぽこ振興推進プロジェクトを本格始動します。

ご支援とご協力何卒宜しくお願い致します。

何でレトルト食品をつくるの?レトルト商品からの復活劇を

伊藤さんは中山町の地域おこし協力隊として、北前芋煮のレトルト商品化事業に携わってきました。商品化には様々な困難がありましたが、一昨年商品化に成功し、民間自走2年目を迎えます。商品ができたことによって、徐々に中山町の魅力が県内外に伝わるようになっていきました。

芋煮会発祥の地として認知されたほか今年は、芋煮会の日まで制定されました。北前芋煮というレトルト商品が世に出たことで、商品が一人歩き、自立して町を変えようとしています。そこですっぽこではどうかと私たちは考えます。おみ漬けと同じルーツ(※下記参照)を持つすっぽこは、お土産物需要とばっちりマッチすると思います。お土産としてのすっぽこから、山形市の歴史がちょっとわかりやすく伝わる未来がつくれるかもしれません。そして、その未来は、山形がおもしろい文化の融合によってうまれた土地だという証になり、未来のまちづくりにも生かされる魅力になるかもしれません。

現在の準備状況→すでに取り組んだこと。

◎すっぽこ研究所、すっぽこ提供飲食店への取材【2023年3月〜2024年4月】

◎すっぽこ料理教室の開催【2024年1月】

◎すっぽこ新作落語短縮版作成【2024年2月】

 

◎YouTubeチャンネル「みらくるラジオ中山」にてプロジェクト始動を宣言。【2024年4月19日】
https://www.youtube.com/live/rgxYdMazD-w?feature=shared


リターンについて

①出来上がったすっぽこ商品  【10月頃】

②オリジナルすっぽこグッズ  【10月頃】

③新作落語会参加招待券    【10月頃】

④すっぽこ商品開発時のメンバーになれる券 【随時】

①~④に追加してご寄付いただいた方全員にもれなく
→すっぽこの作り方料理教室DVDとレシピをプレゼント。

⑤お礼メッセージ【随時】※ただただ応援したいという方向け

金額について

・50,000円⇒返礼品「すっぽこ商品開発に携われる参加券&すっぽこを題材にした新 作落語会参加招待券」 
・25,000円⇒返礼品「すっぽこを題材にした新作落語会参加招待券&新しく開発され るすっぽこおみやげ商品&オリジナル限定すっぽこグッズ」 
・10,000円⇒返礼品「新しく開発されるすっぽこおみやげ商品&オリジナル限定すっ ぽこグッズ」
・5,000円⇒返礼品「オリジナル限定すっぽこグッズ」
・3,000円⇒返礼品「お礼メッセージ」

最後に

すっぽこが面白い!!可能性結構あるんじゃねの!?と感じる仲間を探しています。

ご協力よろしくお願いします。

過去のすっぽこに関連する関連記事リンク集

テレビ朝日「モーニングバード」で紹介/2015/04/27
gatta!新年号(2015|02) 未来に残したい、山形市旧市街のローカルフード『すっぽこ再興。』
JR「大人の休日倶楽部」(2015|01)
山形経済新聞/2015.03.13/山形の謎の食べ物「すっぽこ」その過去と未来に迫るーすっぽこ研究所所長・長岡信也さんインタビュー
河北新報ONLINE/山形のレアメニュー「すっぽこ」、ルーツは近江商人? 地元ライター、謎に迫る /2021年12月16日 6:00

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • ◎すっぽこレトルト商品【観光物産品】のレシピ・パッケージ等の開発費と商品の製造費→47万円。
    ◎持続可能な商品への磨き上げ【すっぽこレトルト商品のテスト販売&アンケート調査】→10万円。
    ◎広報/宣伝費→7万円。
    ◎イベント運営費※会場費・PR備品代など【年2回】→10万円。
    ◎すっぽこ新作落語会の開催費※落語新作づくりの費用・会場費など【10月開催予定】→10万円。

    ◎ご寄付いただいた方への返礼品等→17万円。
    ◎その他 手数料+税

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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