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沢山のご支援本当にありがとうございます。ネクストゴール100万円に挑戦中です。
さらに、なんかんぎおんさんを全国へ発信いたします!引き続き応援よろしくお願いします。
なんかん夏祭りぎおんさん実行委員会紹介
「南関あげ」「南関そうめん」が有名な熊本県玉名郡南関町。そんな南関町で活動している、なんかん夏祭りぎおんさん実行委員会です。
八剱会のメンバー、地元の商工業者、谷・丹保区の皆様、町民有志で構成されています。活動内容は、例年8月に行われる祭りの企画運営、補助金等に頼らず運営を続けてきました。運営も外部委託に頼らず、町の担い手のみで完全なる手作り運営です。3月、山の竹切から始まり、8月の祭りにむけて連日製作や企画運営会議を行っています。なんかんぎおんさんとは
主神であるスサノオノミコトが出雲の国の肥の川上において大蛇を退治された神話を縁起として、祭神の和魂を戒め、魂心を奉したのが明正天皇の御代寛永17年(1640年)と伝えられ、その頃から商売繁盛と五穀豊穣、無病息災を願い、このまつりが始められたと伝えられています。
そのまつりが南関町に伝承されたのは、記録が残る限りで96年前。商業的に交流のあった南関と渡瀬(現みやま市)。渡瀬で行われていたぎおんさんを、南関の発展を願い、南関町の谷・丹保区の方により始められました。
このまつりでは高さが3mもある、いかめしい形相の大蛇の山車が主役で、祭独特の鉦や太鼓の囃しを乗せた山車を、昼間は子どもたちが、夜は若者たちが引き手となり旧南関地区の関町商店街一帯を練り歩きます。
この大蛇は3月竹林から現地の竹を切り出し、わらなどと共に骨組みを作成し、紙を4回重ね色を塗る、作り手の手作業です。
夜になると、首を振りながら進む大蛇の口から火花が撒き散らされ、より一層祭り気分に火を付けます。まつりでは花火大会も行われ、南関の夏の風物詩として定着しています。(引用南関町商工会HP)
子どもの無病息災を願う「かませ」
大蛇の大きな口の前で、「さっさー!」の掛け声とともに担ぎ上げられる子ども。その子どもが泣くと「元気に健康に過ごせる」そんな言い伝えがあります。まつりのピークには「かませ」を待つ行列ができるほど。未来を担う子どもの健やかな成長を願うのもこのまつりの特徴です。子どもが誕生した夏、まつりのころには「〇〇ちゃんは、かませばさせなんたい」こんな会話が聞こえてきます。
ショックな光景
2020年以降、なんかんぎおんさんは縮小版での実施が続いています。
縮小したものを戻すことは難しく、巡行が2年なかった間に、巡行している大蛇を引く子どもの姿はかなり減りました。
実行委員長はこれを「ショックな光景」と感情を語りました。昔は大人の入る隙間がないほどに、子どもたちが大蛇を引き、まつりに参加している様子が写真からわかります。
さらに、主な資金源となっていた商店街のお店が、昨今のニーズの変化により廃業や事業を継承できずに高齢化、まつりへの協力がしたくても出来なくなっている状態です。
社会的に見ても、南関町は過疎化高齢化の状況です。1年間に町で誕生する子どもの数が年間1/3減り(令和4年65人→令和5年46人)、出生数の急な減少により学校運営の検討も始まりました。社人研が発表した人口ビジョンよりも人口減少率が早いのが現状です。
現在の問題を解決できずに待っている未来は…
- ・大蛇の巡行の変化 (神社内、周辺だけの短区間へ変更/最悪なくなる)
- ・花火大会の廃止
- ・若者が参加したいと思えるまつりにできず、未来の担い手不足(まつりの存続不可)
わたしたちはこのまつりを地域にとって価値のあるものだと伝えていきたい
わたしたちの記憶の中や写真にある活気あふれる南関を次世代に繋げたい
「大蛇の日は親戚の家にわいわい集まり、夜になるとみんなでぎおんさんに行く」
こんな思い出をこれからの子どもたちにも残したい
クラウドファンディングへの挑戦を悩み、勉強会を開催したり、沢山意見を交わしました。
今発信しなければいつまでも問題は解決できません。全国に発信することで、沢山の方に知ってもらうこと、同じ悩みや課題を抱える地域と繋がること、そしてひとりでも多くの方に応援していだけるよう、今年の祭りに向け動き出しています。
クラウドファンディングでは最終的に100万円を目標にしていますが、ファーストステップとして50万円を目指します。
リターンにある大蛇の目玉や宝剣、牙などは、今年巡行のものを【縁起物】としてまつり後に商店や個人宅に飾られています。普段は地元の方の元へ届くことがほとんどなのですが、クラウドファンディングという機会を通し、全国のご支援いただいた方の元へお届けします。
クラウドファンディングだけでなく、次の担い手を集めたり、祭りに関心をもちながら参加してもらう工夫も同時に行います。活動報告も順次更新いたします。
現在の準備状況、予定スケジュール
2024.3.21 竹切り、大蛇製作開始 (祭りまで週1日以上続く)
2024.4.4 クラウドファンディングプロジェクト立案
2024.6 プロジェクトスタート
2024.7 太鼓と踊り(子ども達) 練習スタート
2024.7 プロジェクト終了
2024.8.3 なんかんぎおんさん 実施
2024.8 リターン発送
資金の使い道
会場経費・花火経費:20万円
リターン経費:15万円
広報費:5万円
手数料(17%+税):10万円
プロジェクト参画者からのメッセージ
八劔会は、南関ぎおんさんのメインである大蛇山の制作から当日の大蛇山巡行を担っている会です。
会員は約70名ほどで、祭当日は東京や金沢からも地元に帰り参加する会員もいます。
約30年程前の主催者、(以前は商工会)の後継者不足等で、まつりが担い手不足や衰退傾向にあった時
先人の皆さんが作られたこんな良い祭りをなくしてはならないという思いで立ち上げました。
コロナ前までは以前にもまして盛大になったという思いでしたが、コロナ後は状況が一変。
日本全国地方の祭り関係者は同じ状況だと思います。
こんな小さな町の小さな祭りですが私、私達にとっては一番の祭りです。
この伝統を将来につなげるため、応援よろしくお願いします。
八劔会 会長 小出 祐二
Instagramで南関町の魅力を発信している「よか、なんかん」。
もちろん夏になれば「ぎおんさん」の投稿であふれるのですが、毎年『南関にも大蛇のまつりがあるなんて知らなった!』とメッセージをいただいていました。個々の情報の取り方が急激に変化している昨今、古くて良いものの発信力が問われている気がします。そして私は、その伝承を大切にしたいと考えています。
クラウドファンディングへの挑戦は、実行委員会の皆様にとってもとても大きな覚悟が必要なプロジェクト。「伝える力」で少しだけお手伝いさせていただいております。昔のまつりの様子を教えていただいたり、写真や動画の撮影を行ったり、新たな発見と勉強の日々です。
まずはこのプロジェクトを成功させ、そして全国の話題にし、大蛇の魂がこれからもずっと受け継がれていくことを願っています。応援よろしくお願いいたします!
よか、なんかん 酒見夕貴
応援メッセージ
株式会社ヤマチク 専務取締役 山﨑 彰悟 様より
幼い頃から南関町に住む私にとって「ぎおんさん」は、夏がくれば必ず訪れる「風景」のようなものです。そんな「当たり前」と思えてしまうほどの歴史あるお祭りも、長い歴史の中で多くの人の情熱と工夫が紡がれた結果です。このプレジェクトページの言葉や写真がそれをものがたっています。
南関町も、そしてぎおんさんも、人口減少、少子化の問題は避けられません。
「続けていく」
地方都市ではこんなシンプルなことだけに、多大な努力と工夫が不可欠な時代です。
このクラウドファンディングは、50年後に「あの時クラファンがあったから」と語られる伝統を紡ぐ欠かせない挑戦の1つだと確信しています。ぜひ成功してほしいです。
最後に
南関にたくさんある竹林。そこから竹を切り出し、ひとつひとつ魂をこめて組み上げる大蛇。
まつりが終われば「山くずし」という名のもと解体し燃やして灰にし魂を抜きます。そして、また新たに生まれる。大蛇はこの先の100年もずっと生まれ変わりながら、わたしたちの町にやってきてくれることを強く願います。
なんかんぎおんさんの進むべき方向へ、皆様とつながり、ご縁をいただきながら次世代にバトンを渡せるよう、今年も大蛇に魂を込めて。本気で本物のまつりを次世代に伝えたいです。
たくさんの方々にご賛同頂き、クラウドファンディング へのご協力をお願いいたします。
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