ページをご覧くださいましてありがとうございます。冨田尚子(とみた・なおこ)と申します。

私は、小学校4年生で茶道に出会いました。きっかけは『秀吉と利休』という小説。この本で茶道の深い魅力に魅せられ道を歩み始めました。

そして裏千家·表千家という代表的な2つの流派を経験し、これまで国内外16カ国、のべ2100名以上に流派の垣根をこえたテーブル茶道を指導してきました。

大きな仕事もしてきました。例えば大使館主催のセミナーやお茶会に登壇したこともあります。手前味噌ではありますが各国大使夫人に茶道指導をした人間としては日本有数の実績を持っています。(一例までにイタリア大使夫人、ギリシャ大使夫人、イラン大使夫人、スロヴェニア大使夫人に個人指導を行なってきました)

他にも「いけばなインターナショナル2019」という大きなイベントに登壇し、総裁 高円宮妃殿下、当時の安倍内閣閣僚夫人方にご臨席賜るなど、追求してきた茶道をベースに様々な活動を行ってきました。

このような形でお茶の心と技術、作法をお伝えするという活動を続けてきたのですがこのたび、念願叶ってついに私の処女作となる本が出版されることになりました。


初出版本のタイトルは「暮らしのなかで手軽に愉しむ テーブル茶道」。


テーブル茶道というのは、端的にいうと茶道の「お茶を点てる」というところのみに焦点をあてて切り取ったものです。つまり堅苦しい「お作法」の部分をカットして、お茶にフォーカス!というわけです。テーブル茶道は正座やきものも必要なく、お茶室にはアクセスしなくてもご自宅や友人宅、旅先など暮らしの延長線上でいつでも愉しむことができるのが魅力です。

*いわゆる「茶道」になるとこれが難しく、環境(お茶室)はもちろん、道具や作法など必要なものがすごく増えます。気軽にカジュアルに、という世界線とは違うからこそハイカルチャーではあるのですが現代の日常の中に気軽に取り込むというのは難しいのです。

茶道は深めるほどに決まりが増えて堅苦しくて厳しい世界です。正座やきものでなくても、テーブルで洋服のまま、茶道のエッセンスを軽やかに愉しめることがいまの時代の感性には広がりやすいのかと思っています。

それが私が「茶道」も知った上であえて「テーブル茶道」に着目し、これを広める活動をしている理由でもあります。

テーブル茶道ならば、人をお茶室にお呼びしなくても、茶道具を持ちこむことで、どこででも誰とでも「一期一会」の時間を共有できることに途轍もなく感動したのです。

この本の一番の目的は「この本を読んだ方が 毎朝お点前を実践できること」

その結果、お茶のこころ「他者への心くばり」「所作」や「ことば」の魅せ方を手に入れる。そして茶道にまつわる知識や和文化の教養の糸口につながることを目指して執筆しました。

ある意味で私にとっての集大成的な1冊になっていると思います。

例えば「これからお茶の世界に足を踏み入れたい」というような感じで少しでもお茶文化に興味がある方でしたら、お役にたてるのではないかと思います。ぜひ1冊試しに手にとってみてください。


この本のテーマでもある「テーブル茶道」を日本文化の大きな要素でもある「お茶」そのもの魅力、そして「茶道」という茶を媒介とした日本独自のコミュニケーションの奥深さを含め、茶でできる可能性をみなさまにも知っていただきたく本クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げることにいたしました。

出版を記念してテーブル茶道を世界に広げるべく、活動をさらに本格化させていきます。

大きくは2つ焦点を設けています。

1つ目は出版した処女作「暮らしのなかで手軽に愉しむ テーブル茶道」を広めること。そのために出版記念パーティーや広告宣伝などを行なっていきます。

2つ目は、老若男女誰もが点てやすく飲みやすく美味しい「オリジナル抹茶 SUI」を開発すること。

はじめての出版が決まった2年前、令和4年は日本茶の輸出額が過去最高の219億円となりました。以降も日本茶の輸出先の国や地域も拡大し続けています。

抹茶ブームでもある昨今、抹茶ラテやスイーツではなく、飲みものとのしての「本物志向のお抹茶」、老若男女誰にとっても「ほんとうに美味しいお抹茶」を海外にも広く深く伝えていくために、暮らしに根ざしたお抹茶の概念と共に、『オリジナル特選抹茶 SUI』を開発することになりました。

通常、みなさんがスーパーなどで目にする「抹茶」はその大半が製菓用のものです。つまりいわゆる「お茶を点てる」というときに用いるものとは全くの別物。にも関わらず、何も知らない一般の方はそれを使って家庭で抹茶を点ててしまう···

結果「何この苦くてまずいのは···」と絶望。

私から言わせるとこの抹茶体験というのは非常に勿体ないのです。

本物の抹茶の良さを知ってもらいたい。限られた専門店に赴かなくても良質な抹茶が手に入るように、専門家でもある私自身が開発に乗り出し納得のいく品質の抹茶を全国のお茶の間に届けられるように作ることにしたのです。当然それには開発費用が相応にかかります。

そのすべてをみなさまからの支援に頼るわけではありません。私の活動に賛同していただける方に一部でも構いませんので協賛·支援いただけたら幸いです。

タイトルにも掲げたとおり、テーブル茶道を広めることを通じて日本人の人生のQOLを全方位で底上げできたらいいなと考えています。

この機会に、新しいお茶体験をみなさんにも共有したいと考えています。

いろいろな形でリターンを考えましたので、どうぞご協力お願いいたします。 


横浜生まれ。小学校4年生で茶道に出会う。小説『秀吉と利休』で茶道の深い魅力に魅せられ裏千家に入門し、基本を学ぶ。その後、表千家に入門し本格的に茶道の道へ。これまで国内外16カ国、のべ2100名以上に流派の垣根をこえたテーブル茶道を指導。日本文化の発信として、イタリア大使館主催のセミナー、お茶会に登壇。ほか、イタリア大使夫人、ギリシャ大使夫人、イラン大使夫人、スロヴェニア大使夫人に個人指導を行なう。いけばなインターナショナル2019ではカジュアル茶席を担当し、総裁·高円宮妃殿下、安倍内閣閣僚夫人方にご臨席賜る。2024年台湾台北にてお茶会に登壇。テーブル茶道セミナーが好評を博し、『家庭画報特選 きものサロン』『美st』掲載など各メディアで注目を集める。2023年より、歳を重ねながらエレガントな在り方を実現する「エレガントビーイングプログラム」を主宰。

各種リターンを取り揃えております。リターンページからご確認くださいませ。

ぜひ私が体験していただきたいのは今回オリジナル開発する抹茶「SUI」がついたリターンです。茶道、テーブル茶道を追求した末に自分自身が納得できる普段遣いの抹茶を、ということで開発して参ります。

6月10日にスタートし、7月末までクラウドファンディングを実施。並行して抹茶の開発をスタートします。クラファン終了後、すみやかに8月上旬よりリターンの発送・提供などを行ってまいります。その他、無形リターンの実施などは各リターンごとに詳細を記しておりますのでそちらをご確認ください。

6月10日 クラファンスタート
6月10日 対談ライブ配信開始
6月初旬 オリジナル懐紙の発注及びオリジナル抹茶開発開始
7月初旬 試作品(抹茶)のテイスティング
7月21日 出版記念パーティー開催(六本木)
7月31日 クラウドファンディング終了
8月上旬 リターン発送

すでに記載したとおり、今回のクラウドファンディングの目的は大きく2つあります。1つ目は、処女作を広めることを通じて「テーブル茶道」という文化を広めること。もう1つは、オリジナル抹茶の開発を行うことです。そのための至近拠出はもちろん自身の負担分も含めて考えているのですが現時点で下記のようなコスト分を吸収できればと考えております。今回ご支援いただく資金は下記のような項目にそれぞれ任意按分にて充てさせていただければ幸いです。(不足分は自己資金にて充当して行います)

・出版記念パーティー会場費用 250万円程度
・抹茶用懐紙制作費用    20万円程度
・抹茶開発費  200万円程度
・リターン送料   30万円程度
・書籍代、リターンのイベント開催会場費用など 80万円程度 
・諸経費 
・CAMPFIRE手数料


 すべては高校交換留学時代の成功体験から始まりました。でも当時の私は「何を伝えられるのか」よくわかっていませんでした。

むかしむかしむかし、とある暑い夏の日に。私は母と祖母と電車で北鎌倉を訪れました。帽子の向こう側には眩しすぎる陽射しがあって、アスファルトからの照り返しにも目を細めるほど。当時の電車にはエアコンがなくて、首のうしろは既に汗まみれでした。喉の渇きをおさえられずに、駅前にある茶寮に足を踏み入れると

そこは薄暗くひんやりとしていて、静謐な空間は、外の世界との対比を浮き彫りにするようでした。

いまも駅前に構える和菓子の名店なのですが、その非日常の世界に幼いながらワクワクが抑えらずにいました。そして、そちらで出していただいた、小さくて美しい和菓子の愛らしさを目を丸くしながら、ふわふわの抹茶の香り、広がる苦味の心地よさを味わいながら、ホッとした時間を過ごしたこと。いまも強烈に覚えています。

あれから40年以上の時を経て、いま大好きなお抹茶をお伝えする立場となり、国内外のべ2100名以上をご指導。認定講師も50名をこえるテーブル茶道SUI 代表となりました。継続くださる社中メンバーと、毎期新しい企画を試み、愉しんでいます。

テーブル茶道の仕事を通して、これまで想像すらしなかったご縁が繋がり広がり、大使夫人がフェア委員長を務めるイベントで妃殿下にご臨席を賜り、お茶を召し上がっていただき、お言葉を交わした記憶は私の一生の宝ものとなりました。

茶道には知識の出会いと感動に溢れています。これまで、ただの景色であった文様についても、背景にある意味やストーリーを得ていく喜びは掛け替えのないものです。こころのひだが豊かに震える感動を味わえる喜びって!大人ならではのな愉しみなのです。


「わたしが求めていた日常の豊かさってこういうことでした!」

「職場でのふるまい、ホスピタリティが評価されて昇進しました!」

「見えないものに満たされるってこういうことなのですね!」


嬉しそうに報告くださる笑顔に感動しています。

わたしの記憶に残るお抹茶は北鎌倉から始まりが、それからまた時は流れて小4の春に兄と地元のこども茶道倶楽部に入りました。

和のお稽古への憧れもありましたが、当時は単なる和菓子目当て。

昭和の時代でしたので、それは厳しかったこと!思い出しても冷や汗がでてしまいます。そして和菓子とお抹茶がそれは美味しかったこと、最初は「ふくさ捌き」に四苦八苦しながら、楽しい時間でした。

そして異文化交流を目的として高校時代をアメリカで過ごしてみたい。無限の可能性を信じて、高校交換留学にアプライしました。中学の頃からアメリカ留学に憧れ続けて、両親を説得すること1年、考査から留学準備まで1年。2年ちかく万全の準備をしたつもりになり、アメリカのハイスクールライフに憧れ渡米して、わたしに待ち受けいたものはまさかの圧倒的挫折感でした!!!!

一つうえのホストシスターの計らいで、学校のきらきらグループに入ってしまったわたし。上げ膳据え膳で大切に扱われた1週間を過ぎると、ただのしゃべれない日本人留学生になっていました。皆んなが盛り上がり爆笑するなか、意味もわからず微笑む日本人…ついには輪に入るのもいたたまれず、トイレでサンドイッチを齧るような日々もありました。

そんななか、学校で交換留学生が自国文化を紹介するイベントがあったのです。わたしは準備していた浴衣に袖を通して、必要最低限の道具でなんちゃって茶道のデモンストレーションをすることにしました。究極のわび茶パフォーマンス!

わたしのいつになく真剣な面持ちや振る舞いに感動してくれたのか、翌朝から人生が一変しました。

「なおこ!パフォーマンス最高だった!」

廊下ですれ違うこれまで知らなかった生徒からも無数に声をかけてもらい、私の留学生活は一変したのです。またしく抹茶がブレイクスルーとなるきっかけとなりました。その後は地元のCMに出演したり、器械体操が得意だったことからチアリーディングのトライアウトにも合格したり、得難い体験を数えきれないほど体験することができました。

当時アメリカは不景気でジャパンバッシングの最中、ニュースでは日本車が叩き壊される映像が流れるようななかにあっても、和文化は両手をひろげて受け入れられることに感動したのです。

いつか美しい日本の文化をなにかしらの形で伝えられる存在になりたい!これまで国を代表する大使夫人へのレッスンや大使館でのイベントを通して、草の根ながらも日本の美しさを大切にお伝えしてきました。イタリア大使館のイベントではHPにも掲載していただき、大使夫人からも「きっとこの日のことは生涯忘れないと思うわ!」と感動していただきました。

はじめての本が出版されるにあたり、これまで他人事であった方にもより身近な存在として、お抹茶に触れる時間や暮らしのなかで愉しむ時間をもっていただきたいと思っています。

グローバル化が進むいま、「和のおもてなし」はいつかきっと常識になると信じてきました。グローバル化に向けてまず行動できることって、自分の中のアイデンティティを理解して整理すること。

まさに【お抹茶】とか【真の心の交流】とか、そんなことなのではないでしょうか。ご自宅にお茶室がなくても、お抹茶のおもてなしならば、どなたにでもかなうのです!

イギリス人が美味しいミルクティーを淹れられなかったらちょっと残念じゃありませんか?生粋の英国紳士人が紅茶についてなにも知識がなかったら、少し評価がさがってしまったりしませんか?

海外の方は、日本人なら誰しもお抹茶を点てられると思っています。(大いなる勘違いなのですが 笑)

そのくらい勘違いしているのが通常の外国人から見た日本人像ですから「禅的な精神性」をまったく知らないとやはり少しがっかりされてしまうかもしれません。

お煎茶を淹れるようにコーヒーをドリップするように、美味しいお抹茶が点てられるようになって、簡単なお作法やいただき方、愉しみ方、茶の湯の簡単な背景まであなたなりの言葉で伝えることができたら、きっと世界はもっともっと広がります!

紅茶だって、その背景を知れば、興味も湧きます。美味しさだって倍増します。

【お抹茶】をグローバルな視点をもつ日本人の常識にしていきたい

そんな想いも強く抱きながら、2024年は社会貢献、国際親善の色濃く活動してまいります。

 皆さまどうぞお力をお貸しくださいませ。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

エンタメ領域特化型クラファン
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  • 2024/06/26 22:36

    連日たくさんのご支援をいただきありがとうございます!!昨日 クラファンリターンを初開催しましたのでご報告させていただきます。1100万部編集長 長倉頭太さんと数寄屋造りで名高い建築家 村野藤吾氏設計のお茶室体験!体験後はホテルラウンジでおひとり一問一答の珠玉のコンサルタイムは、おひとりおひとり...

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