プロジェクトの実行者について
キャリ―ケースを引っ張るのが、重くて大変と思ったことはありませんか?
キャリ―ケースを身体の前で押し歩きできれば、便利だと思いませんか?
大変を解消し、便利を実現したのが複合型キャリーケース『らくぱる』です!
本プロジェクトを立ち上げた私は、イベント企画に携わる中で移動や出張旅行が生活の一部となり、時折スケジュールが過密な時にいつも気になったのが、大量の荷物が入ったキャリ―ケースの重さでした。
この度、私どもが数年前から開発を進めておりました、階段などの段差を乗り越えることができる介助用車いすのハンドルシステムを、キャリーケースに特化した製品開発に転換したことで、実用性、機能性、機動性を備えた、他に類を見ない理想的なキャリーケースシステム『らくぱる』の構築に成功しました。
一般的なキャリ―ケースは、本体に収納しているハンドルを垂直に伸ばして使用しますが、『らくぱる』は緻密で独特な構造(特許申請中)により、角度を変えられるハンドルとケースが一体になっており、ケースが直立したままで引き歩きや押し歩きがしやすいのが特徴です。
もちろん!従来どおりのケースを斜めに傾ける操作も可能です。
キャリーケースは日本で誕生して半世紀余り、身体への負担が少ないスーツケースとして、今も変わることなく世界中の人々に愛用されていますが、複合型キャリーケース『らくぱる』はキャリーケースの歴史に新たな1ページを刻み、従来型に替わるスタンダードとして多くの人々に愛用されるものと考えています。
このプロジェクトで実現したいこと
常時直立移動 従来のキャリーケースは、でこぼこした点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)や2cm程度の段差がある歩道を移動する場合など、路面の状況によりケースを斜めに傾けて引き歩くことが一般的ですが、荷物の重さで腕や肩などに大きな負担がかかることがあります。
複合型キャリーケース『らくぱる』は独自の直立移動システムにより、ケースを斜めに傾けることもなく、点字ブロックや小さな段差のある歩道の移動を容易にします。また、ケースが自立していますから腕や肩にかかる負担が軽くなり、移動が楽になります。
安全押し歩き
従来のキャリーケースで混雑エリアを引き歩く場合、キャリーケースの底部が後ろを歩く人の死角となり、接触トラブルの原因になります。
また、キャリーケースを押し歩く場合は身体の横に位置するため、移動幅を広げてしまうことから対向者とのすれ違いには細心の注意を払う必要があります。
混雑エリアを安全に移動するには、キャリーケースを前にして押し歩く方が他人との接触を避けやすいのですが、従来のキャリ―ケースでは現実的には困難です。
複合型キャリーケース『らくぱる』は4つの車輪がついたケースが自立しており、ハンドルを押すだけでベビーカーのように安全な押し歩きを可能にします。
段差・階段・エスカレーター昇降
『らくぱる』の伸縮ハンドルの支点は、地面から24cmの位置に設置しています。
従来のキャリーケースによる階段移動は、ケースを持ち上げる必要があり、二輪タイプの大型キャスターを備えたキャリーケースであっても、キャスターの高さが階段より低い場合は、おなじくケースを持ち上げる必要があります。
階段の蹴上げ(けあげ/階段の高さ)は建築基準法で23cm以下に定められており、『らくぱる』は伸縮ハンドルの支点を地面から24cmの位置に設置することで、階段の角に接触することがなく、直立の姿勢を保ちながら階段を昇り降りする動作を可能としたことで、ケース本体を傷つけることなく安全で身体の負担が少ない移動を実現しました。
【階段昇り】
伸縮ハンドルの角度を22°にセットして階段を引っ張って昇る動作により、大型キャスターが階段の蹴込み面(けこみ/階段の段の立ち上がり部分)を転がりながら上昇します。この動作は、体重の前進移動と脚力により引く力を伸縮ハンドルの支点に伝えることで、ケース全体を引き上げる力となります。よって、伸縮ハンドルのグリップをしっかりとにぎるだけで、腕や肩に大きな負担をかけずに移動することが可能となります。
【階段降り】
伸縮ハンドルの角度を22°にセットして階段を押して降りる動作により、大型キャスターが階段の踏面(ふみづら/足を乗せる踏板)から蹴込み面を転がりながら下降します。この動作は、大型キャスターが階段の踏面から蹴込み面に移動する際、ケース全体が急激に下降する動きを抑えるため、伸縮ハンドルのグリップをしっかりとにぎり、ゆっくりとした動作で降ろすことにより、腕や肩に大きな負担をかけずに移動することが可能となります。
連結システム 荷物が多いために『らくぱる』に併せて、やむを得ずもう一つのキャリーケースを使用する場合、『らくぱる』に設置された連結システムにより、2つのケースを1つにして片手で操作が可能となるため、空いた片手で傘をさすなど他の動きができます。
キャリーケース史上最高水準の静音技術 『らくぱる』は直径10cm以上で振動吸収型の大型二輪キャスターと特許取得の世界最高水準の静音性を誇る通常二輪キャスターを採用した四輪方式です。もともと大型キャスターは摩擦音が小さいため騒音に感じることがなく、この組み合わせにより静粛性に優れた世界最高レベルのキャリーケースとなります。
製品Size
【外寸】H/66cm・W/44cm・D/27cm 【内寸】H/60cm・W/42cm・D/27
ケースの容量は60Lサイズで3泊~4泊が目安となります。カラーにつきましてはホワイト系で予定しておりますが、正式に決まり次第お知らせ致します。
プロジェクト立ち上げの背景
今から2年ほど前に、一般的に販売されているキャリーケースに対応するため、引き歩きや押し歩きをしやすくする外付け型キャリーハンドルの開発に着手しました。機能性・耐久性・安全性を考慮しながら改良と実装検証を経て商品化に成功し、商品名を「らくぱるミニ」として販売を開始しました。
ところが間もなく、ビルトインタイプ(システム内蔵一体型キャリーケース)の販売を希望される声や発売時期等の想定外の問い合わせが多く寄せられました。当初ビルトインタイプの『らくぱる』は、「らくぱるミニ」の販売開始後2年目に第2弾として製品化を予定していましたが、直ちに計画を繰り上げ開発に着手することにしました。
現在の準備状況
現在まで、特許に関わるオリジナルシステムの開発を主体とする設計・製造・量産を担当する機構系企業、およびキャリーケース本体の設計・製造・量産を担当するかばん製造専門企業との取引業務契約を締結しており、第一試作の設計まで完了しています。
リターンについて
支援者の皆様には、プロジェクト成功のお礼として、先行販売となります複合型キャリーケース「らくぱる」をご支援限定価格にてご提供させていただきます。また、商品開発の進行状況を定期的にお知らせする限定アクセス特典をご用意しております。さらに、プロジェクトの成功を共に喜んでいただける特別なプランを検討しております。
実施スケジュール
年内商品化に向け今年12月までに第3試作による検証を終えると同時にデザインを確定し量産工程に入ります。以降、品質確認や販売準備を整えたうえで来年2月~3月にかけて完成品の出荷を予定しております。
支援者の皆様には、スケジュール通りに商品をお届けできるよう取り組んでまいります。
最後に
キャリーケース史上半世紀の歴史と常識を超えた「らくぱる」プロジェクトは、キャリーケース移動に新たなスタイルを提案し、身体の負担を軽減する革新的なキャリーケースを世界の人々にお届けすることを目指しております。皆様の温かいご支援と共感をいただき、プロジェクトを成功に導いていただけることを心から願っております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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