①自己紹介
北信越ラボ代表の平原です。北陸新幹線の上越妙高駅の開業をきっかけに、地域活性化を目指して上越妙高駅前にコンテナ商店街「フルサット」を開設し、運営しています。最近ではスタートアップ支援拠点としての役割も担い、地域資源を活かした体験プログラムの企画も行っています。2017年に大動脈解離を患い、足が不自由になりましたが、杖を使って歩けるまで回復しました。知人の紹介で出会ったパーソナルモビリティ(電動車椅子)「WHILL」により、移動が格段に楽になり、職場復帰も果たすことができました。本プロジェクトでは、この移動の楽さを多くの方に体験していただきたいと考えています。
参考 平原匡note WHILLとの生活について
参考 フルサトで始めたフルサットの話
参考 大動脈解離からの生還
②このプロジェクトで実現したいこと
新潟県上越市の高田城址公園にて、パーソナルモビリティ(電動車椅子)WHILLを利用した公園散策の実証調査を専門家・大学生とともに行います。高齢社会に伴い、足が不自由なために外出をためらい、旅行だけでなくちょっとした散策さえ諦める人が増えています。私自身も病気を機にそのような経験をしました。「散歩を諦めない」をテーマに、電動車椅子WHILLを補助的に利用し、足腰に不安を抱える人たちでも楽しく観光できる公共空間づくりを目指します。コロナ禍で外出に対して制限のある期間が続きました。出かけることを躊躇することはフレイル(虚弱)を進めることになってしまいます。アフターコロナで心身ともに健康を維持するためにも、出かけることが重要で、パーソナルモビリティはその一助になります。
今回の実証調査では、バリアの確認、課題調査、アンケートを実施し、「WHILLでの散策」が新しいアクティビティとして認知され、老若男女多くの方に利用していただき、より普及されるきっかけとなることを目指しています。パーソナルモビリティの活用により、全ての人がいつまでも安心して散策を楽しむことができる公共空間を実現。そして、パーソナルモビリティによる散策が新しいアクティビティとして認知されることで、気軽で楽しい新たな散策・観光スタイルとして広く普及されるきっかけとなることを目指しています。
③プロジェクト実施場所の紹介
新潟県上越市の高田城址公園は、四季折々の美しい風景が楽しめる名所です。春には約4,000本の桜が咲き誇り、「日本三大夜桜」のひとつとして多くの観光客が訪れます。桜の季節には夜になるとライトアップされ、幻想的な光景が広がります。
➡上越市HP 高田城址公園
夏には蓮の花が見頃を迎え、一面に広がる蓮池は圧巻です。蓮の花の美しさはもちろん、その香りも楽しむことができます。早朝に訪れると、涼しげな雰囲気の中で蓮の花が咲く瞬間を目にすることができるでしょう。
秋には公園内の木々が紅葉し、鮮やかな赤や黄色の葉が広がります。散策路を歩きながら紅葉を楽しむのは格別です。静かな秋の空気の中で、心安らぐひとときを過ごすことができます。
そんな上越市きっての観光名所で、全ての人がいつまでも散策を楽しむことが出来る環境を実現し、新しい観光スタイルを確立するために取り組みます。
④プロジェクト立ち上げの背景
高齢化に伴い、歩行が困難なため外出を控える方が増えています。テクノロジーの進歩により、近距離モビリティ(電動、電動アシスト機能付き)が開発され、高齢者や長距離歩行が難しい方々の移動範囲の拡大が期待されています。従来型の観光地では車椅子の貸し出しが行われていますが、介助なしでの利用は難しい場合が多く、主体的な移動手段とはなっていません。そこで、桜の名所であり、市民の憩いの場である高田城址公園で、多世代・障がいの有無に関わらず、多様な方々が利用できる環境を作りたいと思いいたりました。私自身足が不自由になったこともあり、パーソナルモビリティでの散策の重要性について痛感しており、そのような環境の実現がされることを願っています。この取り組みを行うにあたり城西国際大の金子祐介助教に相談したところ、本件に協力してくださることになり、実際の実証調査をするまでに至りました。
⑤現在の準備状況
ユニバーサルツーリズムの実現に向け、近距離モビリティ(電動車椅子、シニアカー)を誰もが快適に利用できる新たな観光モビリティとして位置付け、歩行機能の拡張による新しい観光の楽しみ方を定着させていきたいと考え、城西国際大学でパーソナルモビリティの研究をしている金子祐介助教や株式会社WHILLの協力も頂くことになり、実験の意義を共有し、上越市の後援も得ての実施となります。
参考 これまでの城西国際大学の取り組み
城西国際大学の金子祐介助教の監修を頂きます。
城西国際大学の金子ゼミではパーソナルモビリティの観光利用に関する研究を行ってきました。
これまでも私(平原)も調査に協力してきました。
⑥リターンについて
高田城址公園に所縁のある品、上越妙高ならではの御礼品をご用意しました。
■1,000円 お礼メール+活動報告メール
■3,000円 お礼メール+活動報告メール
■5,000円 お礼メール+高田公園ポストカード5枚組セット(写真はイメージです)
■5000円 お礼メール+雪蓮茶
■10,000円 お礼メール+高田城址公園はす手拭い
■20,000円 お礼メール+ガイド付き 高田城址公園散策ツアー参加券(※2025年4月、日付限定)
⑦スケジュール
●第一期
2024年7月30日 実験実施(観蓮会期間中にて)
8月4日 終了
●第二期
10月 夏の調査をもとにコース設定を行った上での再確認次年度に向けたプログラム化、一般向けの実施への準備
10月中 第二期終了
12月 リターン発送
2025年春の観桜ツアー実施
⑧資金の使い道
専門家旅費:約60,000円(3回分)
サポーター謝礼:5,000円×12人=60,000円
機器レンタル費(WHILL他):100,000円(WHILL モデルSとモデルC2を1台ずつ含む)
目標金額 計220,000円
※使用WHILL モデルS と モデルC2
⑨最後に
病気をきっかけに出会った電動車椅子WHILLは、現在の私のライフスタイルに大きな影響を与えています。通常の車椅子は自分で漕ぐか、介助者に押してもらう必要がありますが、WHILLはスティックで操作するパーソナルモビリティなので、気軽に自走が可能です。電動車椅子というより「ラストワンマイル」を埋める次世代型モビリティツールとして注目されています。シニアカーという分類もありますが、WHILLは「椅子」に近く、気軽さは「自転車」のような感覚です。私は当初それを介護用品として借りることになりましたので、正直に言えば、この身体にならなければ出会うことはなかったと思いますから、人生の中で転換期でした。
WHILLは身体の不自由な人にとって大変役立つツールですが、歩くのが少し億劫だと感じている人にとっても最適なツールです。例えば、美術館や博物館で「私はここで待っているから」と家族や同伴者に気を使うおじいちゃんやおばあちゃんはいませんか?実は、私自身も今はそのような感じです(笑)。動きが遅く、体力も使うので家族や周囲に遠慮する。また、車椅子を押してもらうのも気を遣わせてしまうと考え、遠慮していました。しかし、WHILLならばこの状況を解決できます。
一般の車椅子では、自走か誰かに押してもらう必要がありますが、WHILLは自分で操作できるので遠慮せずに移動できます。これにより、不自由さからくる「遠慮」から解放され、コミュニケーションが円滑になります。WHILLはパーソナルモビリティとして分類されていますが、私はセミパーソナルなものと考えています。レンタサイクルのように、その場所で楽しめるツールですので、「シェアできる」意識も醸成されると良いと思っています。
市内各地や全国各地にWHILLが配置されれば、外出がもっと楽しくなるでしょう。我が町の高田城址公園にもそのような環境が整えば素晴らしいと思います。この実証実験にご協力いただき、ユニバーサルツーリズムに対応した街になるようご支援をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見るローカル資源とパーソナルモビリティの組み合わせ
2024/10/27 11:06上越市安塚区のヤナギバひまわりの中を散策ローカル資源とパーソナルモビリティの組み合わせですWHILLなら親和性が高く、新しい「散歩」を試みることが出来ます動画はこちら もっと見る
【御礼】ありがとうございました!
2024/10/01 09:08この度は御支援頂きありがとうございました。来春に向けてさらに準備を進めて行きます。お楽しみに! もっと見る
【追記】こんな春をイメージしています!
2024/09/30 11:49本日最終日!最後の一押し宜しくお願いします!の続きです。こんな春をイメージして過ごしています。是非共有下さい!! もっと見る
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