▼はじめにご挨拶
はじめまして。野々村聡(さとる)と申します。
私は島根県の雲南市の大東町という場所を拠点に活動しております。
活動というのは主に荒廃した山々の整備、そしてその場所へ果樹を植えて果樹林を作るという活動です。
▼このプロジェクトで実現したいこと
日本の過疎化と少子高齢化について言われるようになって久しいですけれども、この大東町はまさにそんな状況です。子供は少ない、高齢者は多いし働けなくなって労力の割に採算に合わない山林は放置されっぱなしになっている。特にお金になるわけでもないから誰も管理をしようとはしないというのが現状です。
でも敢えてこの状況で山林を徹底的に整備することには大きな意義があると考えています。
詳細は以下の通りです。
①現在山林に植えてある杉やヒノキをほぼ完全に果樹へと植え替える。
②果樹を地域の人に食べてもらえる状況の実現と、その果樹を売ることで地域経済の活性化とが実現可能になる。
③果樹園の整備や新たなる土地の整地のために雇用を生み出すことが可能になる。
④それによって熊やイノシシ、サルや鹿といった獣害を減らしつつ、それにともなって広がるダニ被害を抑制することが可能になる。
⑤そうした地域が拡大されていけば地域の特産品として果樹を売っていくことが可能になる。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
上記のようなことを細々ともう三年くらいやっているんですけれども。実家に杉とヒノキがたくさん植えてある一帯があるんですが。
そこをじゃあ切るかといったら、そこはもう絶対に切れないっていうことが私にはもう非常によくわかるんです。杉やヒノキはもう50年60年以上植えてある。代々子々孫々に渡り受け継がれていくべき財産。それはもう非常によくわかるし親の態度からも伝わってくるわけです。
ところがそれを数年に一回、思い出したように枝打ちとかしているんですけれども。死に節(しにぶし)とかがあって、要するに穴が開いてて物としては完全に売り物になるわけではないんです。
つまり、そんなに大切なら定期的に枝打ちとかしていればいいということと、子孫に受け継がせるべきものという態度とがずれているんですね。その定期的にされないことが積もり積もって完全な山林の放置へと繋がっている。そうした現状があります。これは我が家のみならず日本全国普遍的な現象と化しているのが現状ではないでしょうか。
常識的に、習慣的に考えたら受け継ぐべき杉やヒノキをそうそう切らせたりはしない家が多いと思います。
でも合理的に考えたら、維持費用(枝打ち)などをしなければならないのに定期的に枝打ちなどをしてこなかったがための柱や板にも非常にしづらい、収入としても当てにできない木材よりは、果樹のように定期的な確実な収入が望めるものを植えるという方向に転換していくべきではないでしょうか。
これを各家の人々に押し付けようとは思ってはいません。ただ、そっちのほうがいいね、協力したいねという人たちや山に入っていろいろする労力もないから任せたいという人たちにはぜひとも協力させてもらえたらな、協力をお願いできたらなと考えております。
▼これまでの活動
実家の荒廃した山林を整地して、私は洋梨を植えております。
20種類、計50本。
洋梨といえば東北地方が真っ先に出ると思うんですが、東北地方がじゃあ気候的に向いているかといえばそんなことはないんだそうです。
ならば東北地方と似た気候の(?)中国地方、特にこの大東町でも栽培は可能なんじゃないかと考えました。
三年たちましたが今年ようやく実をつけました。10個ほどですけれども収穫を心待ちにしております。
▼最大の課題
この活動をしていて最大の課題は、結果が即反映されるものではないということが一番の課題です。苗木を植えてから収穫までに最低でも三年はかかる。その間この事業で収入を得ることがまったくできないというその時間差が一番の課題となっております。
ただ、三年から先になれば収穫を期待できる(と思われる)のでそこまで行って事業を軌道に乗せる、それもできる限りたくさん一気に植えて大きくして、事業という形をできる限り早く取るということが求められると思っております。
▼資金の使い道
果樹苗木(今のところ主に洋梨)購入費1500万円・・・苗木一本あたり1000円から2000円なので、間を取って1500円。これを1000本植えることができることで1500万円と致しました。
今回All-In方式を選びましたが、たとえ3000円でも洋梨の苗木は二本から三本は植えることができます。どのような金額でも事業を少しでも推し進めていく。そのために活動し続けていく所存です。
▼リターンについて
支援してもらったお礼に、ル・レクチェとドワイエンヌ・ドゥ・コミス、ラ・フランスの詰め合わせセットを贈ります。
といっても苗木を植えてから成長し、収穫して販売して収入を得ることができるようになるまで三年はかかると思われますので、リターンに関しても三年後以降として考えさせていただければと思います。
▼最後に
兵庫県などで都市部にイノシシが現れて住民が怪我をしたというニュースをよく耳にするようになりました。
日本人誰もが皆安心して心安らかに暮らすためにも、山を整地することは避けては通れない道だと考えます。
鳥獣被害を低減させ、誰もが皆安心して暮らせる社会を実現し、新たなる雇用も生み出す。
そうした多面的な影響力を持つ事業だと自負しております。
よろしければ、賛同していただけるならばぜひこの事業にご協力いただければと思います。
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