◇◆◇ご挨拶◇◆◇

皆さんはじめまして!平明弘と申します。福岡県八女市の山あいの小さな集落で「たいら農園」という農園を妻と営んでいます。

農家の長男として生まれ育っていましたが、農業を取り巻く環境は厳しいものがあり農業高校を卒業したものの就農せずテレビ報道の世界で働いていました。実家の家業である農業はもっぱら両親と妻まかせとなっていたのですが、仕事柄、昼夜を問わずの報道現場にカラダが悲鳴を上げ、次第に糖尿病予備軍の仲間入りとなってきていました。

そんな中、キクイモという健康野菜の存在を知り、10キロばかりの種芋を購入し栽培を始めました。当初は報道と農業という二束のわらじでしたが、50歳を機に報道現場から農業一本で生計を立てるようになりました。

菊芋はまだまだマイナー野菜の部類ですが、昨今の健康野菜ブームに加えメディアで大きく取り上げられたことをキッカケに一気に人気野菜となってきています。

現在は菊芋栽培が9割を占め、地元の農産物直売所やスーパー、ネット販売が中心ですが、買ってくださる方々の顔が見えず、皆さんと直接触れ合える機会がありません。そこで、今回皆様にご支援いただく資金で、たいら農園初となる『農家直営の菊芋専門店』をオープンさせ、同じ病気で悩んでいる人たちに農家直伝の食べ方レシピや集いの場となるような店舗づくりを展開していきます。キクイモを通じてもっと人と繋がる販売の形を作り上げるため、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします!

◇◆◇このプロジェクトで実現したいこと◇◆◇

私が農業の世界に足を踏み入れたのは9年前、50歳の時です。

高校卒業後、地元テレビ局で報道カメラマンをしていました。報道の現場は昼夜を問わず事件・事故があればカメラを担いで飛び出していくという毎日でしたが、「若い」ということもあり苦にもなっていませんでした。ニュース取材は事件や事故ばかりではなく、取材先の方々と大自然の中で土や木に触れながら、食や文化、将来の夢などたくさんのことを語り合えるという面白みもたくさんありました。

しかしながら、年を重ねるに伴いカメラが重たく感じ始め「あと一歩前へ」が出来なくなっている自分がそこにいて、体にも異変を感じ始めていたのが五十路前の頃です。

就農当初は筍とみかん栽培が主産物で、今では各地に農産物直売所が存在していますが、当時は直売所の存在は珍しく、試行錯誤で販売に繋げていました。農家は作ることには長けていますが、いざ「売る」となるとまったくの苦手分野。JAや市場まかせという、なんとお粗末なことであったのかということを今でもよく覚えています。

農産物直売所の存在が大きな起点となり、そして大自然の中で新しく出会う仲間と共有する限られた時間の中で、たくさんのことを考えさせられ、感じることがありました。そしてこの経験が”自分がやりたいこと”を明確にしてくれました。

菊芋栽培のきっかけは私が糖尿病患者であり、毎日菊芋を食べたりお茶にして飲んでいくに従い血糖値の数値が横ばいとなってなっていったという体験をもとに、同じ病気や症状に悩んでいる人たちにも共有してほしいと想い菊芋の本格的な栽培をはじめました。

菊芋は「糖尿病にいい」ということは多くの人たちが認識していますが、スーパーや直売所ではあまり見かけないマイナーな存在でもあり、そもそも「どうやって食べるの?」といい人たちが多い事にビックリ。食べ方レシピをPOPで紹介したり対面販売で直接食べ方を説明したりとPRに努めていましたが、毎日の食事で無理なく菊芋特有のイヌリン成分を手軽に摂りこめる「菊芋パウダー」を考案し、生の菊芋販売から菊芋の加工品販売へと大きくシフトしていきました。

生の菊芋は日持ちがしないのが大きな弱点です。

新鮮な時はサラダでも手軽に味わえ、ごぼうのような風味のシャキシャキ感がありますが、3日もすれば水分が抜けぱさぱさとなってしまいます。これでは生産性に伴う販売に繋がらず大きな弊害となってしまうことに気づきました。菊芋特有のイヌリン成分は過熱しても成分量が減らず、なおかつ食べたいときに食べれるという大きな特徴を活かした加工品づくりを行っています。

菊芋は新芽(葉っぱ)や成長過程の茎も食用として食べれることはご存知でしょうか。

菊芋の収穫は秋から冬にかけてとなりますが、春から初夏にかけての新芽も食用として食べることができます。菊芋の新芽や茎は普通の野菜のように柔らかく、キクイモ特有の栄養素が含まれていますので一度味わってみてください。お浸しや野菜炒め、汁物の具材、てんぷらなど普段の野菜料理のようにお料理の一品に加えてください。菊芋パウダーのように、毎日の食事の際に手軽にキクイモの栄養素を摂って頂けるよう、菊芋の新芽だけをパウダー加工し「きくいも茶パウダーパック」も製造しています。

自分の作った菊芋で、人と人がつながる場所を作りたい。農業を通して、誰かの思い出に残るような温かい場所を作りたい

現在は農産物直売所の販売スペースで陳列販売していますが、同じ悩みを抱えている人たちの体験や食べ方を共有してもらい、菊芋の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたいとの想いから農家直営店舗オープンプロジェクトを起案しました。

しかし、現在たいら農園には、直接お客様と触れ合える場所もありません。そこで、菊芋を通じて人と人がリアルで触れ合う場を作る一歩目として、たいら農園直営の菊芋専門店を作ることを決めました。

昔ながらの薬屋さんの雰囲気でいい。まるでマイホームのような、人と人がつながる心温まる場所に

菊芋は糖尿病に良いと言われている健康野菜ですが、薬ではありません。北米原産のキク科ヒマワリ属の植物で、イヌリンという水溶性の食物繊維を豊富に含むことが知られています。イヌリンは、普段から炭水化物や甘いものの摂取を制限されている方、カロリーの摂りすぎや運動不足が気になっている方、トイレが不規則な方、さらにはダイエットされている方に注目されています。

キクイモとは…日本には江戸末期から明治時代に伝わり、戦後の食糧難の時にはよく食べられていましたが、類まれな繁殖力から近隣の畑を荒らすなど、その対応に苦慮したため影を潜めていました。しかし、近年になってキクイモが有する健康効果に注目が集まり、その存在感が増しています! 

厚生労働省の発表によると、全国には糖尿病に苦しんでいる人が316万人おり、予備軍まで含めると2,000万人を超えるといわれております。(※平成26年患者調査)

多くの人にとって、菊芋はまだ身近な食材ではないかもしれません。しかし、普段の食事に取り入れていただくことで、糖尿病のリスクは減るかもしれません。糖尿病と戦っている人にも、糖尿病予備軍と言われている人たちにも、「菊芋栽培農家の直営店だから安心」「あそこにいったらいつでも菊芋がある」というような店舗運営で提案したいと思っております。

菊芋は身体にイイって聞いたけど、どうやって食べたらいいんだろうかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。毎日の食事にムリなく菊芋特有のイヌリン成分を摂り入れる簡単な方法をご紹介します。

菊芋パウダーは微粉末のパウダー状なので、野菜炒めや煮物、汁物、麺類など日常の食事の際、パパっとお好みの分量を振りかけてやるだけ。菊芋パウダーは水溶性なので、料理に混ぜてもサッと溶けてしまい気にすることなく食事を楽しんでいただけます。

毎日の料理に菊芋をどう使おうかと悩まず、いつも通りの料理に調味料感覚で活用していけば、自然と菊芋特有である有効成分のイヌリンを摂り入れていくことができます。

かつての私がそうだったように、病気になりたくてなる方はいないと思います。周りの方と一緒に笑顔で、食卓を囲んで食事を楽しんで欲しい。そして糖尿病の治療を辛い治療ではなく、美味しい食事として手助けしてくれた菊芋を広めていきたいと考えております。

このプロジェクトを実現することによって、人が集まる場所ができ、お世話になっている集落の皆様にも、『ここがあってよかったね』と言ってもらえるようなものを作りたいと思っています。

農産物直売所やネット販売だけではできない、たいら農園の菊芋を食べてくださる方々との触れ合いを今からとても楽しみにしています。さらに、菊芋の収穫体験や春の植え付けから収穫までの菊芋を作ろうキャンペーンなど農家直営だからできることにも大いにチャレンジしていき、もっともっと菊芋の深い部分を伝えていきたいと考えています。

どうかみなさま、このプロジェクトにご協力をよろしくお願いいたします!

 

◇◆◇ご支援金の使い道について◇◆◇

ご支援金の使い道は、店舗としてのリフォーム代、新商品の開発(約25品目)と成分分析(その内10品目程度)にかかる費用および、リターン準備費・手数料などに充てさせていただきます。

◇◆◇リターンについて◇◆◇

ご支援いただいたみなさまには、「感謝の気持ちを詰め込んだお手紙」や「シャキシャキ感が違う!たいら農園のどでかい菊芋」「菊芋新芽パウダー&菊芋茶」「菊芋三兄弟」をお届けいたします。

菊芋の収穫は秋から冬にかけてとなりますが、たいら農園の菊芋畑で作った新鮮な菊芋です。まだ食べたことがないという方にも、この機会にぜひ召し上がって頂きたいです。

また、菊芋専門店舗オープンを記念してオープニングパーティーを開催いたします。今回5万円のご支援をいただく方には、特別にご招待するチケットをお届けします!皆様と一緒に触れ合えるイベントにできればと思いますので、お友達やご家族をお誘い合わせの上お越しください!(ただし、先着10名様のペアチケットとさせていただきます。※お一人様でもお越しいただけます)

団体様向けとはなりますが、菊芋の植え付けや収穫体験にご招待いたします。収穫体験終了後、菊芋を使った試食会も予定しています。

どうか皆さま、よろしくお願いいたします!

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