新宿の四谷に、美術に関わるアーティストやその作品に気軽に出会える場所を作ります!名前は「四谷未確認スタジオ」。ここには制作スタジオ、ギャラリースペース、美術図書館サロンスペースの3つの機能があります。元銭湯という空間で、アーティストの自宅にこっそり遊びに行くような感覚が味わえる秘密基地です。

プロジェクト本文

---実現したいこと---

はじめまして、「四谷未確認スタジオ」(https://mikakuninstudio.tumblr.com)を主催する黒坂祐です。

現在東京藝術大学の修士課程に在学中です。

私は美術家として、個人で制作活動をするとともに、アートスペースの運営を作品とすることを目指しています。

今年の酷暑に入る前の春先から、今回のクラウドファンディングで実現を目指す作品「四谷未確認スタジオ」の準備をしてきました。

ここは、新宿区四谷にある元銭湯です。

ここに、制作スタジオ、ギャラリー、美術図書館サロン、の3つの機能を持つ場所を作ります。
元銭湯という空間で、アーティストの自宅にこっそり遊びに行くような感覚が味わえる秘密基地です。

---四谷未確認スタジオで実践する3つの機能---


1 制作スタジオ 〜アーティストが滞在する都心の制作現場〜

アーティストが制作をする場所です。

基本的にはクローズな部分ですが、常にアーティストが滞在し、制作をすることで場所全体によい空気が生まれます。

アーティストの許可が出れば普段は絶対に見られない生の制作現場を見ることができます。

何を考え、何に時間をかけ、何に苦しみ、何を目指しているのか、実際に見ることによって知ってもらうことができます。

 

2 ギャラリー 〜情緒ある銭湯の雰囲気を色濃く残す親しみやすいギャラリー〜

歴史ある銭湯の構造、質を残しつつ、現代の絵画表現に最適化したギャラリースペースです。

ギャラリーというと受付のスタッフが入り口にいて、無機質な白い壁とフラットなコンクリートか木材の床、天井にはLEDの照明がズラリ。という印象を持つかと思います。

しかし四谷未確認スタジオのギャラリーは先述した通り銭湯という構造、質に馴染むような内装を施しています。

高い天井、曇りガラスから差し込むやわらかい光、靴を脱いであがるという日本の伝統的な所作にあったシステム。

受付や作品の解説もアーティスト本人が行います。

ここでは展示された作品を鑑賞しながら、作品のコンセプトをじっくり聞くことができます。

もちろん気に入った作品の購入もすることができます。

 

3 美術図書館サロン 〜若手アーティストが集う元脱衣所の秘密基地的サロン〜

週末の夜、元脱衣所のスペースに美術専門図書がずらっと並び、お酒が飲めて、アーティストと交流ができる会員制サロンを開きます。

会員制なので、そこに集まる人たちは濃密なコミュニケーションをとることができます。

アートだけでなくビジネスや脈絡のない話まで、多様な情報が飛び交う場が理想です。

アーティストの普段の姿に接する機会はあまり多くないように思われます。

このサロンでは作品制作をしている姿や、展示会場にいる姿ではなく、より身近な存在としてアーティストと接することができます。

アーティストとどう接していいかわからないけど、新しく作品を購入したい!アートの世界に入ってみたい!という方向けに勉強会も定期的に開催したいと思っています。

所蔵している本は、アーティストが大切にしてきた本を寄贈してもらっています。中には作品制作のために書き込まれた様々なメモなどが残っている本もあります。ここには、アーティストが読んできた、読みたいという本が集まってきます。

 

そして、このような機能をもつ四谷未確認スタジオをしっかり継続的に運営する為に、考えに賛同してくださった式会社バスユニット(busunit.jp)と共創することが決定しています。

「美術に関わるアーティストの本気の作品」「その作品を一緒に育ててくれる新たなファンの皆様」が出会える場所を作りたくて、この数ヶ月少しずつ改装を行なってきました。

内装の途中ではあったものの、展覧会も1度開催しました。

黒坂祐 個展「荒れた庭、空っぽの部屋からの要請」

しかし、資金不足で改装は本当に少しずつしか進んでいません。

2回目の展覧会もすでに9月14日から開催していますが、まだまだ改装が必要な箇所があります。

少しずつだとしてもこの場所が目標にしているのは、例えば

幼い日に親戚や近所のお兄さんお姉さんが、洋楽などの新しい情報を自分にインストールしてくれた時の、あの身体中に走った衝撃に再び出会えるような場所

です。

思い返せば誰しもが体験しているようなことですが、それをまた味わえると思うとなんだかドキドキしてきます!

目標金額が達成できた際には、改修工事や修繕工事(水道、ガスなど)、サロンスペースの美術図書の増加などを行わせていただきます。

そして、みなさんとこっそりしっかり集える場所を作ります。

 

---なぜ場所が必要なのか---

私がなぜ個人で制作活動をするだけではなく、このような場所の運営を作品にするかというと、私自身のアート業界へのいくつかの問題を解決していきたい。考える場にしたいと思ったからです。

まずはアーティストの分散という問題です。

多くのアーティストは大学の卒業後、アトリエを失います。

アトリエを失うということは、制作する場所を失うということだけではなく、仲間と交流し、高め合う場所を失うということを意味します。

ひとりひとりがそれぞれの場所を持ち、制作するということはそれぞれが自分の表現と向き合う時間にもなりますし、多様な表現を生むとも考えられますが、その表現活動が認知されなければ多様性もなにもないですし、ひとりでやっていると周りとの相対化が遅れていきます。

ですが、アーティストたちはご想像のとおり「縛る」とか「囲う」ということは嫌がるので、自然と集まってきて表現や思想、活動が堆積していく場が必要であると考えています。

改装中の座談会の様子

新しいアイデアが詰まったアーティストが読んでいる美術専門図書

サロンスペースの本棚

 

ここが「スタジオ」という名前を冠してやっていることもすごく大事なことです。

スタジオというのはアトリエとほとんど変わらない意味なのですが、この場所のメインコンセプトとしてアーティストの居場所ということがあり、この場所が最終的に様々な機能を持つ場所になったとしても制作場所であることはなくさないつもりです。

現在の日本のアートシーンは無料で展示させてもらえるオルタナティブスペースや、シェアハウスの増加などによって、以前より展示や生活にかかるコストはだいぶ抑えられてきて、環境はよくなっているようにも見えます。

ですがいまだに解決できていない問題として、制作場所の確保というものがあります。

私はいま大学にアトリエがありますが、すごくよい環境なんです。

天井は高く、壁は広く、光は綺麗で空調も効く。そしてなにより語り合える仲間がいる。

そんな環境からほっぽり出されると急に自宅の6畳間で生活スペースを縮小してまで絵を描いたりしなきゃいけなくなる。

作品のよさは環境にものすごく左右されるものだと思うのでやはりいい環境が必要です。

日本国内でも、芸術祭の普及とともに、滞在制作が可能なアーティストインレジデンスが増えてきています。

条件もよく、旅をしてインプットをしながら制作をできるという点ではすばらしいシステムなのですが、どうしてもその地域に寄り添った表現になってしまうというのが欠点であるように思えます。

行政から資金をもらい、地域と交流し、成果発表をするという流れでは当然脈絡のない表現が許される雰囲気にはなりません。

そこで自由にやろうとなるとどうしても地方の廃屋を借りてスタジオを構えることになる。

地方に制作場所を持つことは全く悪いことだと思わないのですが、やっぱり僕は仲間が近くにいてほしいし、集まってやりたいなと思ったんです。

じゃあどうせなら都内に制作場所を構えて、展示場所も、溜まり場も用意しよう、というのがこの場所です。

アーティストやビジネスマンなどが集まったトークショー

そこでやっぱり障害になるのはお金の問題です。

ここは四谷からも新宿からも近いし、場所も広いし、歴史もあるとてもポテンシャルの高い場所なのですが、その分費用もかさみます。

ここが銭湯であったということは構造以外にも細かなディテールの部分も残しておきたいので、内装は素人ながら丁寧にやらないといけない。

改装の様子

手を入れていく内に修繕が必要な箇所もたくさん出てきました。

廃棄物もたくさんあります

修繕が必要な箇所の一部

建物が築63年と古いのでほとんどのインフラはガタがきていました。

水道、電気、ガスなどはまだまだ整備して直して、必要であれば新たに工事をして取り付けないといけません。

あとは空調の問題が大きいです。

銭湯はお湯を沸かすボイラーを利用して空調を回すのでコストはかからないのですが、ここはもうボイラーが故障してしまっているので、電気工事をしてエアコンを取り付けないといけません。

構造上夏は暑く、冬は寒くなってしまうので、死活問題です。

 

---なぜ資金が必要なのか---

今回資金を集めることができたら、朽ちて解体した備品の廃棄やインフラの修繕、サロンスペース設備の改善、サロンスペースの美術図書の増加に使わせていただきたいと考えております。

徐々に開放し始めてはいるのですが、このスタジオの3つの機能がうまく回り始めるにはまだまだ時間がかかります。

今現在はスタジオの5人のアーティストのメンバーや協力者がそれぞれ借金をしたり、生活費を削りながら施工費や雑費を捻出している状態です。

それぞれがアルバイトをして貯めたお金を家賃を払いつつ使っているので、月ごとに少しずつ手を入れていくしかありません。

四谷未確認スタジオを実現するために、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

---リターンについて---

現在、ギャラリースペース、美術図書館サロンスペースともに入場料をいただき運営をしておりますが、今般はそちらを対象としたリターンを設計させていただきました。

ご支援のお返しとしましては、式会社バスユニットが提案する会員権の付与をメインに考えています。

・3000円のご支援

ギャラリースペース入場無料券1枚+美術図書館サロンスペースのお試し利用券1枚(日本酒、ソフトドリンク飲み放題)

 

・5000円のご支援

ギャラリースペース入場無料券2枚+美術図書館サロンスペースのお試し利用券3枚(日本酒、ソフトドリンク飲み放題)

 

・1万円のご支援

バスユニットENTRY会員権の付与+美術図書館サロンスペースのお試し利用券3枚(日本酒、ソフトドリンク飲み放題)

 

・5万円のご支援

バスユニットBEGINNER会員権の付与+美術図書館サロンスペースのお試し利用券5枚(全ての飲み物が飲み放題)+100名限定!銭湯入り口の靴箱のロッカー使用権とロゴ入り木札鍵

 

・50万円のご支援

バスユニットBASIC会員権の付与+美術図書館サロンスペースのお試し利用券10枚(全ての飲み物が飲み放題)+100名限定!銭湯入り口の靴箱のロッカー使用権とロゴ入り木札鍵

 

【バスユニットの会員プラン】

1万円ENTRY会員:
ギャラリー入場無料、サロン入場無料

5万円BEGINNER会員:
ギャラリー入場無料、サロン入場無料、アートブックプレゼント(作品集)、勉強会参加無料

50万円BASIC会員:
ギャラリー入場無料、サロン入場無料、アートブックプレゼント(作品集)、勉強会参加無料、展示内覧会参加権、オークション参加権

※「アーティストと作品とファンの方の関係性を守りたい」「アート作品や寄贈された大切な本を取り扱わせていただく」ということから、四谷未確認スタジオでは今後、上記の会員制での運営を考えております。

 

---最後に---

この四谷未確認スタジオから始まるプロジェクトはかなり長期に渡る、日本全国を巻き込んだ大掛かりなプロジェクトになっていくことを目指しています。

ご支援をいただいた暁には必ず、この国の文化の発展を約束します。

いまだ我々の生活に馴染みの薄いアートという分野でまだまだ世間知らずですが、是非応援よろしくお願い致します。

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