こんにちは。
今日は鎌倉の工房では蝉の大合唱の中、織りの教室でした。
温かいご支援、ありがとうございます。
現在314,000円、38人の方にご支援いただいております。
ありがとうございます。
引続き、ご支援よろしくお願いいたします。
さて、協力者ご紹介、5人目は、日高保さん。
「大工より現場にいる」ともっぱらのうわさの、きらくなたてものや主宰の建築士さんです。
日高さんは、木組み、竹子舞、土壁など、日本古来の建築法を現代に生かす建物づくりに取り組んでいます。日高さんが手がけるお家では、お施主さんが自ら柱にほぞを刻み、竹子舞を編み、土壁を塗り、すぎ板を焼き、柿渋を塗る・・・のがお約束。「自分でつくると、家に対する愛情が違ってきますからね。」
カジュ・アート・スペースでは、2007〜2008年に家仕事塾と題して、裏庭に日本の古い建築法を体験するワークショップをおこなって、小屋を一軒建てました。
大人だけでなく、子どもにも多くの事が伝えられるすばらしいこの企画を、日高さんがすべて監修してくださいました。
このワークショップを通して、私たちは、日本の古い家が、いかに自然のリズムをとらえてできているかを実感しました。材料はすべて身近なものばかり。そして、壊してもすべてが土に帰る・・・先人の深い知恵を学びました。
そこを起点に日高さんは、環境全体を考える活動も様々に行なっています。
原発に頼らない、循環型クリーンエネルギーを地域で考えるカンファレンス、鎌倉エネルギーカフェは今年で4年目。いろいろなアイディアに触れられて、電気に頼りきりの生活スタイルから脱電気依存へ。生活がより楽しいものになるヒントをたくさん得られる場となっています。
昨年からはみんなの稲村プロジェクトの「たてもの塾」の監修も務め、なんと、ヨイトマケによる基礎づくりからすべて手づくりの、オフグリッドの小屋を建てるワークショップが楽しく進行中。
今日は鎌倉で地域活動、明日は群馬で瓦職人と打ち合わせ、と思えば関西で川下り、あれ、今度は三重に大工さんを訪ねて・・・いったい日高さんは何人いるのでしょう、とうわさになるほどの機動力。その動きを支えているのは、学生時代にラグビーで鍛えた強靭なカラダ!
現在でも鎌倉の子どもたちにラグビーを教えているのです!
日本の気候風土が育てた家の在り方を大切にし、現代人がおろそかにしてきてしまった自然との調和のある暮らしについて、日高さんは、いつも私たちに問いかけてくれます。
これからも末永く、よろしくお願いいたします。
ア、わすれてた。
日高さん、ジャムを作るのも上手です。