12月6日に少年院内でのパソコン講座を行いました。11月ごろから週に1度、タイピングや基本的なオフィススキルを教えるための時間をいただいております。
今回の講座の実施には理事長の工藤も参加しており、内容について記事をまとめています。
漢字、アルファベットが理解できない少年院の子どもたち
連続して受けている子どもと途中から参加し始めて子どもが混在するクラスで1時間半程度、タイピングやエクセル、ワードなどいくつかの内容を実施しています。
エクセルで自動的に計算をしてくれることやタイピングが回を重ねて上達することで喜びを表現してくれる姿を見ていると「ここが少年院の中」であるということは、すっかり頭から消えていました。
もちろん、週に1度だけ会う私たちに対して外向きの顔を使っているのかもしれません。そうだとしても、笑顔は嘘偽りなく、本物であったと感じました。
来週には仮退院式が行われ、そこにお迎えに行く予定です。その後、私たちがご支援を差し上げるまでには本人と保護者の同意があれば良いということではなく、多くのステークホルダーの方からのお力をお借りすることで初めて成立します。
ぜひ、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
【参考記事】
公的支援の枠組みだけでは難しい。少年院から退院した子どもの支援に民間団体も取り組むことの意義。
(育て上げネット広報担当 山崎)