12月12日に、各大学のプロジェクトメンバーを集めて、ハンドブックのコンテンツについて話し合いをしました。
参加者は、中央大学・創価大学・東京大学・ICU・SFCの5つの大学から計8人で、中にはシドニー大学からオンラインで参加してくれたメンバーも!!
どんなハンドブックにするのか?どんな知識を届けたいのか?というのを話し合いました。
まずはじめは自己紹介から。なぜこの活動に関わっているのか?この活動で楽しみにしていることは何か?というお題のもと、それぞれのストーリーや思いをシェアしました。大学やバックグランドは違っていても、みんな同じ価値観を持って活動している…と実感できる瞬間でした。
話し合いの結果、内容についてはこんな感じで決まりました:
①セクシュアル・コンセント(性的同意)について
・同意とは何か?なぜ同意が必要なのか?
・何がイエスで、何がノーなのか?
・同意ができる状態とは?
②性暴力について
・何が性暴力なのか?データやストーリーを交えて伝える
・性暴力の背景にあるジェンダー観とは?
・性暴力神話(性暴力に関して広く信じられている嘘)って何?それらがどのように間違っているのか?
・セカンドレイプって何?無意識にやっていないか?
③性的バウンダリー、性的自己決定権について
④同意が大切にされるコミュニケーションについて
・実際どのようなコミュニケーションを取れば良いのか?
⑤「第三者介入」の紹介
・性暴力を未然に防ぐために、第三者の役割は?どう介入できるか?
・性被害について相談されたら、周りの人たちがどう対応すれば良いのか?
⑥インフォメーション
・相談先の紹介(被害者側、加害者側、第三者としての相談先)
・同意、性暴力、その他性に関するリソースの紹介
⑦About us
・私たちは誰なのか?なぜ私たちがこの活動を始めたのか?
それぞれの大学が、パーツを一つ担当して、周りの学生を巻き込みながら内容を詰めて行きます。
コンテンツについての議論の中で、
「セックスはいけないなど、性はネガティブなイメージを持たれやすいが、本当はハッピーなものとして伝えたい!」
「友人に性被害を相談された時に、どんな言葉をかければ良いのか、知りたい」
「同意と一緒に、学ぶ機会があまりない避妊についての正しい知識も紹介したい」
「性で嫌な思いをしてもそれが性暴力だと気づいていない学生にどう気づいてもらえるんだろうか?」
というように、大学生としての当事者の視点からそれぞれの意見が飛び交いました。
そして、皆で特に全員合致したのは、
大学生が、同じ立場の学生のために作っているハンドブックであるということを、大切にしたい!
という思いでした。
自分たちも、同意について学ぶまでは、知らなかった。
でもその大切さを知っている今だからこそ、周りの多くの大学生に分かってもらいたい。友達に、性によって傷ついたり、相手を傷つけたりしてほしくない。みんな、そんな思いを持っています。
大学生メンバーは普段各大学で活動を行っていて集まって顔をあわせる機会がなかったので、こうしてジェンダーや性に興味のある学生が集まって同志として感じられました。
これから4月の新入生歓迎の時期に合わせて内容を詰め、ハンドブックとして新入生たちの手に届けていくことが本当に楽しみです!
クラウドファンディング終了まで、残り9日間となります!誰もが性暴力の被害者にも加害者にもならず、全ての人の性的健康・性的安全が守られる社会に向けて、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。