ブラジル音楽作品集のアルバムは無事、皆さまのお陰で完成いたしました。ありがとうございました。それから大変お待たせしてしまい、事情を知るほとんどの支援者の方々はご理解いただきましたが、中にはヤキモキされた方もいらっしゃったのではと思います。大変申し訳ありませんでした。
私はクラシックギタリストですが、初めてのブラジリアン・ポピュラー音楽の試み、全曲のうち約7割が自身の編曲、また全く無学でのアドリヴの挑戦など、全てが慣れないことの連続で1年という短い間になんとか完成までたどり着けたのも、ブラジル音楽に長年あこがれていた強い想い、待ってくださっていたご支援者さまへの使命感、そしてCD完成までに携わってくださった方々のご協力があって、完成したものだと思います。
また一方で、このCDを通して気軽にクラシックギターというマニアな分野を知って頂きたいという気持ちもありましたが、それよりも更に強かった想いはこのアルバムを通して、皆さまのあらゆる生活シーンで楽しんで頂けたらという気持ちから始まりました。
皆さまにCDをお届けしてしばらく経ちましたが、「1曲1曲それぞれの良さがあり、どれも選び難いほど楽しめました。」「9曲という時間があっという間だった。」(短いという意味ではなく、楽しめたのであっという間だったという意味合いです。)そして一番多かったのは「何度も何度も繰り返し聴いている。」という反響でした。
このプロジェクトのタイトル「耳欲をそそるブラジル音楽CDを制作します。」と言い切ったプレッシャーが実を結んでホッとしています。
制作費は数十万のオーバーになりましたが、このCDを通して、共演者、エンジニア、写真家、デザイナー・・・沢山の素晴らしい方々と一緒に携わっていけたこと、そして何しろCDをお届けした方々が心から喜んでくださいましたので、予算オーバーのことは何も気にしていません。
これで本当に良かったと思っています。ご協力くださった全ての皆様に感謝いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
竹之内美穂