この世に誕生し、ものごころがついた頃には学校へ進学、のちに就職、そして結婚して家庭を持ってこそ安定、安心。 もうこの時代は終わりを迎えてしまった。 そんな現代を「困難な時代」と世間は言う。 しかし、本当にそうなのだろうか。 世界は常に発展し続け、可能性は無限大に広がっている。 視野を広げ、固定された概念の枠を外し、自由な眼で世界を見れば...なんて楽しい時代! 自由に考え、自由に努力し、自由に生きることが出来る。 限られた時間の中で、人との絆、自身の志しを今一度見直し、 「自分に何が出来るだろう」と今日も問い掛け、 過去の教訓と今の時間を無駄にせず、志す方向に自信を持って行動してゆく。 自分の中に探しても、 「本当の自分」には出会えない。 「社会に関わらないで生きていくんだ」と言っても、水道の蛇口をひねって水を出した時点でもう、社会と関わっている。 人は、社会との関わり無しで生きてゆくことは出来ない。 人間は社会的動物であり、他者との関係において存在している以上、自分を定義するのは自分ではなく、外の世界。 だからこそ、積極的に外へ出て、志しを共にする仲間を探し出会い、社会に関わっていくことによって「本当の自分」=「自分の存在」を見つけることが出来る。 学生の頃など若いうちは、「将来何になりたい?」と聞かれることがよくあった。 たいていは「職業」を答えて終わった。 それでは、イコール、社会や組織にぶら下がることになる。 しかし、本当はもう一歩突っ込んで考えないとダメ。 職業に就いたのなら、自分は一体何をしたいのか、どう社会をよくしていきたいのか、その為に自分が出来ることは何なのかをちゃんと考える必要がある。 自分の為やお金の為に働くのではなく、 みんなが社会や未来のために働こうという志しを持てば、世界は間違いなく素晴らしい方向へ進んで行くと思う。 自分の周りが幸せになってはじめて、自分も幸せになる。 そのことに気付くかどうかで、明らかに行動は変わり、人生の楽しさも変わってくる。 遠い地に「自分に何が出来るだろう」と問うても、答えは中々難しい。 しかし、人生の中で、何かを感じ、何かに打つかり、何時も災いに巻き込まれる可能性が存在するとしても、 過去の歴史には、「今だからこそ出来る、人が生き延びる為の知恵やヒント」は沢山遺されている。 人はしくじる。しくじれば、Paybackがある。 そのPaybackを教訓として、私たちはより良い未来を目指さなくてはならない。 「後ろを振り返るな、前だけを向いて突き進め!」という「自分だけの歳」は終わった。 今こそ、過去をも振り返り、現在の志しを見直すことで、より良い未来を築いていかなくてはならない。 そんな歳を迎えつつある今日、見解に「落差」が見え始め、「生きる」という「愉しさ」をまた一つ覚える。 いよいよ「大人本番」。 社会に甘える側から、責任を持つ側へ。 個人が諦めれば社会にとってマイナスの存在。 自分から出来る更なる成長へのアプローチ。 人との絆、自身の志しを今一度見直し、 「自分に何が出来るだろう」と今日も問い掛け、 過去の教訓と今の時間を無駄にせず、志す方向に行動してゆこう。 未来の為にも、今出来ることを。
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