NHKの報道ディレクターであった清水康之が、取材で「自死遺児」と出会ったことをきっかけに、2004年にNHKを退職、社会全体で自殺対策を進めていくべく、同年ライフリンクを設立。 ライフリンクは、自殺対策を「生きる支援」と捉え、誰も自殺に追い込まれることのない「生き心地の良い社会」の実現をめざしています。具体的には、地域で格差なく効果的な自殺対策が実施されるための基盤づくりや実態調査、実態を踏まえた対策の立案やモデル構築、効果検証等を通じて、社会全体で自殺対策のPDCAを回すための推進役を担っています。
突然家族を亡くした喪失感や、救えなかったという自責感、自殺に対する社会の偏見への怯えなど。交流会は「自死遺児」たちにとって、人知れず封じ込めてきた声に出せない痛...