


Maeshin / 本名:前田慎司 芸術家/現代アーティスト 1984年大阪府生まれ 転勤属の家庭に生まれ地元というものを知らずに育ったこともあり、ルーツやアイデンティティというものに興味を持つ。 社会学、進化人類学や心理学、動物学などルーツを掘り下げる学問からも多くの影響を受け、現代社会と写真の役割やその関係性をテーマにした作品を制作、写真が持ち得る芸術的価値を探求する作品を制作している。 アイデンティティやルーツをテーマにしていることもあり、 "技法=写真" を採用しその作品の多くは証明写真や肖像画の構図を用いたものとなっている。 またコンセプトとしてMaeshinの作品はその制作過程において、情報記録や情報伝達、感情共有や存在証明など写真が登場して以来の役割や無限の複製性や平面性など、写真が持つ特徴や役割の全ての要素を取り去るように制作されている。 19世紀、写真が発明されたことにより絵画はそれまでの"記録"としての役割を奪われた。 写真の発明と誕生が絵画の存在意義の再定義やその価値の再構築と創造を促し、印象派やキュビズム、シュルレアリスムなどの試みを経て今日の現代アートへと文脈を進めるきっかけとなった。 時を経て21世紀の現代、スマホやAI技術の発達、加工アプリなどの影響により写真の定義や役割は足元から揺らぎつつある。 "今、写真は進化圧の真っ只中にある" かつての絵画がその生き残りのため芸術性を探求する方へ加速して行ったように、 写真もより芸術的価値を追求する方へその姿を変えていく必要があると考えている。 Maeshinは今、現代の技術を用いて新たな芸術作品の概念を提示している。 代表作となるNo Colorsシリーズでは、 スマートフォンやデジタル加工、AIやアプリなどの影響により 写真がその本質的役割(IDの証明や歴史記録、情報伝達や感情共有など)を維持できなくなった時、果たしてそれはまだ写真と呼べるものなのか、、 という問いのもと【 NO LONGER PHOTOGRAPHY 】というジャンル確立を目指している。 ※ NO LONGER=『 もはや~ではない。』
投稿したプロジェクトはまだありません。