**竹事業への転身とその想い** 私は約10年間、母と共にカフェを経営してきました。飲食業界での経験を通じて、人材育成やリーダーシップを任され、責任あるポジションを築いてきました。しかし、コロナ禍の影響もあり、地域の方々に惜しまれながらもカフェを閉店することになりました。 新たな道を模索していたとき、滋賀県の竹林農家の方と出会いました。それまで竹に関する知識は全くありませんでしたが、その方のお話に心を揺さぶられました。竹が1日に1メートルも成長する驚異的な力を持ちながら、適切な管理がされないと「竹害」と呼ばれる問題を引き起こしてしまうこと。そして、放置された竹林が環境に深刻な影響を与えていることを知ったのです。 しかし同時に、竹は持続可能な資源としても注目されており、竹の需要が増えれば、放置竹林の整備につながり、未来の世代に美しい環境を残せる可能性があることにも気づきました。この「竹害」を「竹財」に変えることができるのではないか――その思いが私の中で強くなりました。 竹林農家の方々の活動や情熱に共感し、何か私にもできることはないかと考え、直接お話を伺いました。そして、「竹のことをもっと知りたい」「何か力になりたい」とお伝えしたところ、 竹林農家さんから私の想いに本気で応えたいとお力添えをいただけることになり、「竹のSUMiKA」が誕生しました。 竹の伐採や整備の技術は持っていませんが、飲食店経営で培った経験を活かし、竹製品の企画・開発に取り組んでいます。もちろん、最初からすべてがうまくいったわけではなく、試行錯誤を繰り返しながら、友人や知人へのテスト販売を通じて改良を重ねてきました。 そして、ついに一般販売の第一歩として「竹灯」をご紹介できることになりました。竹灯は、お部屋のインテリアとして、玄関の飾りや施設でのイベント装飾など、さまざまなシーンで美しい空間を演出します。 この竹灯をきっかけに、竹製品の持つ素晴らしさや、環境への貢献を一人でも多くの方に知っていただければと願っています。私一人の力は微力かもしれませんが、竹製品を通じて、持続可能な未来を目指していきたいと思っています。 応援していただけると嬉しいです。
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