演劇や音楽等のアーティスト及びプロの舞台スタッフが集まって、京都市内の右京区という地域に拠点を置き、老若男女、障害の有無等を超え地域を舞台芸術のパワーで盛り上げていこうという目的で2019年に任意団体『シアターウル』立ち上げました。 これまでに人形劇フェスティバル、大衆歌謡お芝居ショー、朗読劇、音楽ライブ、おひとり芸フェス等鑑賞系の事業のほか、地域の子どもたち向けに学校では体験できないような様々なジャンル(演劇、音楽、芸能、ダンス等)の舞台芸術に触れていただくワークショップを開催しております。ワークショップの中でも、地域の子どもたちがおばけになって脅かす『子どもたちが作るお化け屋敷』は特に面白く、プロの演劇人や裏方スタッフのサポートの元、みんなで一緒に作り上げていく経験は、夏の想い出として子どもたちや保護者の方々にも好評価をいただいており、このお化け屋敷をどんどん浸透させていきたいと考えております。 活動拠点を拡げていくため、2020年に団体の代表が沖縄県石垣島に移住し、シアターウル石垣支部として活動を開始いたしました。 離島の子どもたちにも様々な舞台芸術に触れていただく機会をどんどん作っていきたいのですが、まずは京都で開催している「子どもたちが作るお化け屋敷」を石垣島でも浸透させていきたく、2021年10月のハロウィンに『石垣島の子どもたちが作るお化け屋敷』を開催いたしました。プロの演劇人や舞台スタッフと石垣島の子どもたちが「どうやって驚かそうか?」とか「どうやって立ったら怖い?」等、演劇人は演劇目線で、子どもたちは自分たちの目線で意見を出し合いながら一緒に作り上げていき、子どもたちだけではなく、演劇人や舞台スタッフもとても貴重な体験となりました。 石垣島にはお化け屋敷がなく、島の子どもたちはYouTubeでは見たことはあっても、生でお化け屋敷を見たことがなかったため、観客で来てくれた子どもたちからも大好評で、2日間開催いたしましたが延べ800名にご来場いただきました。 このお化け屋敷プロジェクトを毎年続けていき、石垣島のみならず他の離島の子どもたちにも届けられることを団体メンバー一同夢見ております。
お化け屋敷やホラーアトラクション…怖いけど興味深々でなぜか行きたくなる子供たち。石垣島にはそんな娯楽施設がありません。経済的な事情も含めて、体験したことがない島...