山﨑千惠子一座は、1993年に旗揚げし、以来大阪を中心に公演活動を行い、今年30周年を迎えます。 大阪では珍しく<お笑い中心の演劇>ではなく、《 真の人の姿を見つめた視点 》で本来人の持つ滑稽さ、おかしみを「聖(セイント)・コメディ」と称し、追求してまいりました。 一座の芝居は、人を人として演じる事。当たり前のようですが、実は多くの芝居はスタイルや型に捉われ、自由な表現を謳いながらも、似通った類型を持っています。(劇団色として同じような表現、ジャンルとして同じような型など) 一座では一作一作、人を主体としているため、登場人物の類型によって、作風も設定も言葉も全然違ったものになっています。これがオリジナル作品の魅力だと考えています。 ですから一座では一人として同じ類型の人物を取り扱っていません。二度と同じ表現形態を取っていません。 この演劇に賭ける心意気をお汲み取り頂き、新たな実験演劇の扉を共に開きたいと願います。
山﨑千惠子一座ではゲラゲラ笑える喜劇ではなく、人の本来の滑稽感・おかしみを表現、それを「聖(セイント)・コメディ」と称しています。本年30年を迎えるその集大成と...