
ブラジルではポルトガル語が話されていますが、「s.e.a.」は「ser um eterno aprendiz(永遠に学ぶもの)」から来ています。ブラジルの歌の歌詞(ゴンザギーニャの歌)に由来しています。新しい知識や経験を受け入れながら常に成長し続ける ― それが私たちの姿勢です。新しいもの、異なるものに対してオープンであることで、人も社会も豊かに変わっていくと信じています。 数年前、私たちは、定額配信(サブスクリプション)が普及した現在でも日本でブラジル映画に触れる機会がなお限られている現状を踏まえ、上映の場を自らつくれないかと話し合いを重ねてきました。これまでの経験を礎に、新しい形の映画祭、「場所と時間を問わずに観ることも、劇場の一体感の中で観ることも、どちらも叶える映画祭」の立ち上げに向けて動き出し、今年、2025年、任意団体「s.e.a.」を設立しました。映画を愛するアドバイザーとの出会いがあり、テアトルシネマグループにご賛同いただいたことで、劇場での開催が実現可能となりました。また、オンライン配信プラットフォーム「Lumière」の技術によって、日本全国にブラジル映画を届ける環境が整いました。加えて、字幕翻訳やビジュアル制作、広報の面でも多くの方々からご協力の申し出をいただいています。こうして現在、2026年1月の「ブラジル映画祭+」開催に向けて準備を進めています。
ブラジル映画を上映する新しい映画祭「ブラジル映画祭+」の実施。 2025年1月に実施し、劇場(渋谷)とオンラインのハイブリッド型で実施。