能は、室町~江戸時代に作られた演目が200あまり今に伝わっています。一方、今は演じられなくなった草創期の室町時代の演目の中には、人情味あふれる広く庶民に愛された演目が数多くあります。そのような、現代に上演する価値の高い演目をよみがえらせることを「復曲」といいます。私たちが目指している復曲活動は、埋もれた貴重な文化遺産の発掘です。
10月29日に伊勢崎市で上演する「新皇将門」は日本の近代化をけん引してきた、群馬県の養蚕をテーマに作られた新作能です。みなさまと一緒に養蚕県・群馬を再認識し、子...